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地図の読めない女




ありましたね~。トンデモ本。


わたしは地図読めるも~ん。どんな街に行っても迷子にならない自信あり。車でも地図があればどこにでも行ける。
我ながら古い話題を持ち出すと思うが、あの手の疑似科学本ってなぜにあれほどまでも売れるのだろう?わたしたちが神を殺したからか(笑)?



ところで、ブルージュの街を歩いているとしばしば観光客に道を訪ねられる。ハイヒールで歩いていること、犬を散歩させていること、軽装の娘を連れていること...地元の人オーラが出ているのかもしれない(道でナンパなどはされたこともないワタクシなのに)。

徒歩の人に道を訪ねられて説明するのはお手のもの。ブルージュは狭い上、どんな裏道にも名前がついているし、観光客が聞いてくるのはたいていが観光スポット、あるいは通りだからだ。

曲者は...車の人。ヨーロッパ各国からは車で観光に来る人々が多く、この場合の質問形式は例外なく「このホテルに行きたいのだけれど...」。

この説明が難しい。なぜならほとんどの道が一方通行なので、一度リングに出てから○○門を入って...2つ目の橋を超えて...と説明が長くなる。長くなるうちに「あれ、あの道って車入れたっけ?」「あの橋は何個目だっけ?」と自問。さらにその車が停車していることによって、後ろにちょっとした渋滞でもでき上がった日にゃ...あせるのである。
説明して別れた後「しまった、あの道は今工事中だった」などと思い出すこともあり、そんな時はなぜかしばらく落ち着かない。
きっと「地図が読めない女」と思われるのが口惜しいのだ(疑似科学と言いながら充分気にしてるやん)。

今朝は車の英国人にメディチ・ホテルはどこかと聞かれ説明したのだが、彼らは悪態をつくことなく辿り着けたかしらん。


友人はラビリンスっぽいのがいいよね~、とのんきだ。徒歩の者にとってはね...







散歩の途中で好んで立ち寄るワルブルガ教会。
この床に惹かれて(迷宮っぽい)。



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面食いとman eater




「Moetのせいでわたしが結婚できない」と友人(日本人)が文句を言っている。


彼女は壮絶な面食いだ。ゆえにわたしとは活動市場が異なっていて、迷惑をかけたことなど一度もないのだが。もちろんこれは八つ当たりである。


わたし「わたしは面食ちがうもん。」
友人「ちょっと、よう言うわ~。自分。」


わたしはたしかに背丈が高く、優雅な男が好きであり、そばに置きたい男性の条件ではあるけれど、顔は...品のある顔立ちでさえあれば美醜にはこだわりはないつもり。

友人「よう言われてたやん。Moetさん、人食い(man eater)。」

それは事実ではなく、まことしやかな悪いウワサにすぎない(笑)。品がなくて迷惑だ。



しかし面食いと人食いか...人間はどこまで恥知らずになれるのだ(笑)?

彼女は面食いの名に恥じることなく、美しい顔に連動したワルい男が好き。
わたしは素直で純粋で善良で大胆な男が好き。悪かったり、屈折していたり、外ヅラと内ヅラが全く違っていたり、まだ20代だったり、そういう複雑な男は苦手だ。つまりラスコーリニコフよりもムイシキン公爵の方が好きである。
あ、分かった。相手が純粋だから、あたかもワタクシが食っているように周囲から勘違いされてきたのかも...そうだ、きっとそうに違いない。


それにしても、わたしにも市場復活の可能性があるかもしれない...と思っているので、そのためには人食いなどいうウワサが、たとえ無根拠であれあった、などということは書かぬ方が良かったのかも。
彼女の場合は面食いであることを世界中に知られたいそうだ(言挙げでもしているつもりらしい)。


まあ、わたしの好きなタイプの善良な男は、そういうつまらないことにこだわらないのだ、と言っておこう。



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Jet Streamの夜





FM東京のJet Streamが40周年を迎えたと、日本の友人からメールあり。


受験勉強をしながら聞き、深夜の高速道路を運転しながら聞き、成長したワタクシ。
もちろんパイロットは城達也さんである。


オープニングとエンディングのナレーションにうっとりしつつ、こういうイメージの大人になりたいと憧れたものだ。

夜間飛行を終えて、しかしくたびれてもいず、さっそうと夜景美しい都会のホテルに向う、1人の似合う人...って感じ。

そのわりには世界を股にかけて華やかに活躍するビジネス・マン(や、smooth operatorとか・笑)ではなくて、オタクな研究者を目指していたので、もうそこで夢と現実のギャップがあらわだが。



わたしにはオードリーとか、ジャッキーとか、具体的な憧れ像がなく、いつもこういうなんとな~く漂う「イメージ」を憧れとしていた。夢は具象すればするほど実現しやすくなる...と言うから、これもきっと敗因ですな(笑)。


大人とは今のワタシと全く違う生き物、と、まるである日突然生まれ変わるように考えていた頃。
受験勉強をしていたあの夜の自分と全然変わっていない自分にがっくり...してもしょうがないので、いつかJet Streamな自分になれるよう、勉強でもしてから寝よう。



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Every cloud has ...




a silver lining.










梅雨のような気候が続き、
気温18度の7月1日。

今日はひさしぶりにやっと晴れ。一人きりの日曜日、午後5時過ぎから北海沿岸の街へ。

生暖かい風に吹かれて、好きでもないアイスクリームを食べ、しばし海をながめる。

と、急に雨が海に降り出したので車に戻り、遠くに金色の光に包まれているように見えてくるブルージュをめざす。ブルージュは晴れているのだ。
そうか、これはただの私雨。大局にはなんでもないこと。


C. Bakerのあの歌声、so always look for the silver lining~and try to find the sunny side of life~が頭から離れない。



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