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Brugge Style
今年はブリューゲルの冬
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帰りの車の中で「本日、市外のBrugge-Damme間の運河、氷上歩行者(スケートでも徒歩でも可)に開放」のニュースを聞いた時はもう黄昏。
わが家の裏の運河にも、氷上にはくっきりとスケートの跡が。
しかし普段は運河に船を浮かべることは治安上禁止されているのに(なんとなれば運河からの家屋侵入が容易いため)、歩行者は推定無罪ということでいいのだろうか。
この写真では分かりにくいが、ここの水も完全に凍っている。
市内の運河は開放されていないのだが、ここでスケートができたらまさににバレエのLes Patineurs...そんな優美なわけない。
ああ、ブリューゲルのスケートをする人々そのままやん!という感じで、想像(妄想)は広がる(笑)。
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職業としての騎士
娘の通う学校では、時折○HK「はたらくおじさん」リアル版を催している。
つまり父兄が自分の職業を子ども向けにレクチャーに来るわけです。
今までには芸術家、技術者、音楽家、医師とか...
わたくしも学校から要望があればと挺身の構えであるが、いまだ声がかからない。
「主婦」の生態レクチャー、おもしろいと思うんだけど。
さて、今日はフェンシングの選手がいらっしゃったそうだ。
聞くところによると普段は普通のおっさんを装っていらっしゃるあの方である。
あの彼がフェンシングの出で立ちでりりしく立っておられるところを想像すると、うん...それでもやっぱりかっこいい。
守られたくはないけど(頼んでも守ってくれはしないだろうが)、騎士の装束を着せてパシリに使ってみたいねえ(笑)。
ところで、子どもに矢鱈と「誰でも努力すれば必ず報われる。夢を失わずにがんばれ」と能力主義を刷り込むのはどうかと常々思っている。
なぜならば上に挙げたたような芸術家とか医師とかになれる人間は我々の社会において一握りなのであるから。
がんばったのに叶わなかったらどうするの?がんばれない人はどうするの?(誰でも努力「できる」というのは美しすぎるウソである)
最近、日本のニュースやネットで「自己責任」という言葉が太文字で飛び交っており、そのことに関連して強く思うことがあるのでいずれこの続きを書くつもりである。
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Les Patineurs
Frederick Ashtonの振付、Giacomo Meyerbeerの音楽(Constant Lanbert 編曲)...
去年ロイヤルオペラでも見た小さな美しいバレエ。
そんなイメージ。
ブルージュの運河でスケート。
とうとう!
ブルージュに在して10年、とうとう今年実現しそうなのである!(困った!)
ブルージュの運河でスケート。
もし冬のヨーロッパがお好きならばロマンティックな想像をかき立てられるかもしれない(わたしはヨーロッパの冬は嫌いだ・笑)。
中世の町並みをそのまま冷凍保存したようなブルージュ(って、今日はほんまに冷凍されてますがな)に見下ろされ、ふんわりとマフラーを巻いたハンサムでやさしい彼(もちろんスケートが上手くなくてはならない)と手をつなぎ、白い息を吐きながら、行き交う人々もみな輝くような笑顔で、隣町(Damme)へと続く長い並木道は雪の女王の城門のかざりのよう...途中でホットワインを飲みながら休憩...あっ白鳥が氷の上を歩いてる!
めっちゃ寒い妄想(笑)。(なぜにこんなに紋切り型で記号ばかりの妄想しかできないのだ、わたしは?)
今年は秋から寒く、イヤな予感はあった。
今夜から冷え始め(マイナス5度)、明日はマイナス7度?!
運河の氷の厚さが12センチになったらオフィシャルに運河が開放されるのだそうだ。
夫も娘も、夫の友人たちもうれしくて待ち遠しくて、笑いが止まらないらしい。
とうとうわたしの白いスケート靴の出番...
.....
旧年中はご訪問いただき、また素敵なメールを頂戴し、ほんとうにありがたく存じました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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