コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

聞き方・伝え方 ~お知らせをかねて~

2009-08-31 00:05:57 | コミュニケーションワーク

来週の日曜日、「華光会 京都支部学習会」を行います。

5月頃から、いやずっと前から何らかの形でやってみたいと思っていた「聞き方・伝え方」を考える集まりです。

年に1回、京都支部法座として主に「聞き方」を中心に担当させてもらっていました。

過去に話題にしたブログなど
2009年
2008年
2007年(この年は気分的にブログを怠けてた時期なんで記録が残ってませんね。)
2006年
2005年

「仏教は聴聞に極まる」ということなので、皆さんの関心の多くは「聞き方」にあります。

どう聞いたらいいのか、悪いのか…
聞き方を変えれば進むんじゃないか…

当然の考え方ですね。
私も、自分が気付かせてももらったところでお話させてもらいました。

しかし、大事なのは、それが上手であろうと下手であろうと、「自分で気付いていく」と言うところにあります。
そのためには、「講義的に聞いて自分のやり方を検証する」のではなく、「何度も失敗しながら経験に学んでいく」事が大事です。
でも、実際に何度も失敗するのを繰り返す時間も余裕もありません。
なので「学習会」というかたちで、できるだけシンプルなところで実践していこうということです。

もう一方で、法座に限らず人間同士の関わりの中では「会話」ということが多くを締めます。
相手に伝えたい、相手に聞いて欲しい。
こういう思いを持ちながら、どうも伝わらないことにもどかしさを感じる。
やがて、聞いてくれない相手に原因を求め、責め、傷つけていく…
あるいは、自分の伝え方に自信をなくし、自分を責め、傷つき、閉じこもっていく…

どちらも、それがそのときの紛れも無い自分ですから、そのことを苦にする必要はありません。
でも、もし今よりほんの少しでも「伝える」事が出来たなら、傷つくことも傷つけることも避ける事が出来たなら。

じつは「伝え方」を意識するのは、「聞き方」を意識することの裏表にあります。
と、ここから先は言葉で学ぶのではなく、経験に学んでいっていただきましょう。

最初に、私が「やっていきたい」と思っていた集まりと書きましたが、実は他の方から「学んでみたい」と言う声をいただきました。
自分の「やってみたい」だけだと、独りよがりの気がして、なかなか一歩が踏み出せなかったんですが、ちょうど良いタイミングで引っ張っていただきました。
その分、責任も増しますが、それを糧にして動いてみようと思います。

日時:9月6日(日)
場所:華光会館
参加費:500円
主催:京都支部

案内を作成しましたので、パソコンからの方はこちらをご覧ください。
学習会案内(pdf)

学習会という名称にしましたが、講義ではなく、その時間と空間といっしょにいる仲間によって”学び習う集まり”です。

さてさて、楽しみです(いや、不安もいっぱいありますが…)