コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

京都支部学習会 6月

2010-06-27 11:15:43 | 「聞き方・伝え方」学習会

 

会場となる華光会館の予定と、わたしの予定をすり合わせた結果、今回は平日夜の開催。
土日ならば…と参加してくださる遠方組も、仕事をされてる方々も参加できず、また終了時間が遅くなるため、家庭の事情や体調の面で夜はちょっとという方々も参加できず。
まぁ、予想はしてましたが。

「平日でも夜ならば、学生さんや会社員もいけるかな」という皮算用も、「あまり遅くなると家族の世話されてる方が難しくなる?」なんて”配慮”も入れた「八方美人」の性格が災いし、17時スタート20時終了したことで、どっちつかずに。
いやぁ、勉強させていただきました。


で、参加はわたしを含めて3名。
いわゆる世話役の3人ということで(笑)

なので、予定通りの進め方をしながらも、この一年間でのお互いの成長や気づきを確認する会となった気がします。

2分間の黙想、それぞれの感じの分かち合いと進めた後、今回用意していたちょっとしたワークを三人で。
まずは、”腹底”から湧き上がる感情で震えた”心”の様子を眺め、それを意識して言語化することを説明。
また、そこに”頭”の働きで「いいかっこしたい」「うまく伝えたい」ということが混じって、口から出る言葉が本心と一致していないということの説明。
なので、できるだけ心の感じているメッセージをそのまま口にしてみる練習をしましょうというもの。
それは、話の流れ・つじつまを重視しないで、心に浮かんだ感覚・言葉をそのまま口にしてみるワーク。

たとえば、外を走る救急車の音が気になったら
「あ、救急車の音が聞こえる」
そこで、家で留守番してる家族が気になったら
「家のほうじゃないだろうなぁ」
その瞬間になんかニヤついてる自分を感じたら
「あ、なんでかニヤついてる…」

という具合に、コロコロ変わっていく心を、それまでの話題や思いに固執しないで「とにかく言葉にして出してみる」

今回は設定5分で、一人が思いのまま口にし、後の二人は「救急車の音が聞こえたんですね」とつぶやいていく。
黙って傾聴してもらって気づいていくことも考えたけど、つぶやいてもらうことで自分が発した言葉を意識して、自分にフィードバックしていくほうが刺激があるかなと。

新しい試みは当然不安があるでしょうし、「誰からやりましょう」という言葉にお二人の戸惑いを感じたので、まずはわたしから。
さっきの救急車の音から、ニヤついてる感じまで、その瞬間瞬間を言葉にしてみる。
その瞬間瞬間に放り出したもんだから、今振り返ってもあまり覚えてないけど。

続いてお二人に順番にやってもらうけど、やはり簡単にはいかず、基本「今、話できる話題」を軸に流れていく。
でもその合間合間に「でも、今こう気づきました」とその瞬間に現れたものを言葉にしていかれる。
これだけでもすごいこと。

休憩を挟んで、後半は「聞き手・話し手」の実践をと思ってたけど、休憩からの話の流れでそのまま3人での座談。

「話し手を大事にする」という意識は十分あったまってる面子だったので、そのまま1時間ほど。
その最中でも、この日意識した「今突然感じたことを自由に言葉にしていく」ことも実践されている。

理屈と体験が伴って、深まっていくのが感じられました。

来月は7月25日 日曜日。

お待ちしております。

 


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