「震災復興の心得」と副題のついたこの本。
電車の中で行き帰りの時間を使って読みきりました。著者は綜合警備保障の、当時、神戸支社長で、後に代表取締役社長になられた方である。
読んでいるうちに色々なことを思い出した。私は大阪の独身寮に住んでおり、震災直後から、ほぼ1ヶ月間、神戸の支店の応援に派遣されていた。「大阪」は普通なのに、「神戸」は酷い惨状であった。わずかな距離しか違わないにもかかわらず、はっきり言って別世界である。
思えば、「東京」と、今回の地震の被災地も、それほど離れているわけではない。しかし、東京の人々には、被災地の悲惨な状況はなかなか思いが及ばないのであろう。実際、その地に行って仕事をするなり、生活してみないと、認知することは不可能であろう。私も、1ヶ月働いたくらいでは、大きなことはいえないが、今の、マスコミの報道姿勢は首肯できない面が多々ある。
さて、この本には、社内で設置した「対策本部」が111日で解散したとある。そのくらい日が経てば、インフラや交通が整備され、緊急の状況から脱することができるとされている。無論、多くの尊い命が失われ、100日程度では、悲嘆の回復がなされないであろう。しかし、今の厳しい生活環境が、改善されることだけは確かだといえる。
一日も早く、安心して生活できる日が訪れることを祈っております。
電車の中で行き帰りの時間を使って読みきりました。著者は綜合警備保障の、当時、神戸支社長で、後に代表取締役社長になられた方である。
読んでいるうちに色々なことを思い出した。私は大阪の独身寮に住んでおり、震災直後から、ほぼ1ヶ月間、神戸の支店の応援に派遣されていた。「大阪」は普通なのに、「神戸」は酷い惨状であった。わずかな距離しか違わないにもかかわらず、はっきり言って別世界である。
思えば、「東京」と、今回の地震の被災地も、それほど離れているわけではない。しかし、東京の人々には、被災地の悲惨な状況はなかなか思いが及ばないのであろう。実際、その地に行って仕事をするなり、生活してみないと、認知することは不可能であろう。私も、1ヶ月働いたくらいでは、大きなことはいえないが、今の、マスコミの報道姿勢は首肯できない面が多々ある。
さて、この本には、社内で設置した「対策本部」が111日で解散したとある。そのくらい日が経てば、インフラや交通が整備され、緊急の状況から脱することができるとされている。無論、多くの尊い命が失われ、100日程度では、悲嘆の回復がなされないであろう。しかし、今の厳しい生活環境が、改善されることだけは確かだといえる。
一日も早く、安心して生活できる日が訪れることを祈っております。