帰りのラッシュアワーの中央線。
乗り込んだ電車は快速豊田行き。乗車してしばらくすると、目の前の人が駅で降りたので、座席に座ることができた。腰を掛けて、わずか30秒ほど。新たに乗車してきた中に、妊婦さんがいた。そして、妊婦さんは私の斜め前に流れ着いた。
「座られますか?」
とっさに、私は、妊婦さんに声を掛けた。座ってくださった。よかった。私の傍に流れ着いたのも、弥陀のお導きなのであろう。私は妊婦さんの流れ着いたところで立って、本を読むこととした。
不思議にも、程なく、またもや、私の目の前の席が空いた。座席に座ることができた。そう、妊婦さんのとなりである。一駅座って本を読んでいた。次の駅で、お母さんと子ども2人が私と妊婦さんの目の前に流れ着いた。子どもは3歳児と5歳児ぐらい?私の目の前にいた弟くんの方が、お母さんに語りかけた。「ママ~ちゅぎのえきで、しゅわれるかな?」と。
「ボク・・・イスにすわる?」
にっこり笑って、弟くんに語りかけた。お母さんは「いいえ、大丈夫ですから」と遠慮されたが、弟くんは「うん、しゅわる!」と正直に答えた。で、席を譲ったところ、お兄ちゃんも一緒に座ることができた。妊婦さん、お兄ちゃん、弟くん。私が席を譲った方々が、私の目の前に並んで座っている。喜ばしいことである。
更に、驚いたことに、三鷹駅で、そのまた隣の席があいた。決して、ガラガラの電車ではなく、むしろ混んでいる方なのだが、私の周りの席が、まるで、弥陀の奇跡のごとく、ことごとく、空いていくのである。
座ろうと思えば座れるが、もう、奇跡は十分である。最後は、妊婦さん、お兄ちゃん、弟くん、お母さんの4人が3つの席に掛けることとなった。
下車する際、妊婦さんが「ありがとうございました」と声を掛けてこられた。いえいえ、私は座席を預かっているだけ。必要とする方がいれば、座席を譲るために、刹那、席に掛けさせていただいているだけですから、礼には及びません。でも、ご丁寧なお礼に、しっかりと妊婦さんを応援する一言をかけさせていただきました。
席を譲ることを当然と思っているので、妊婦さんの声掛けに、正直、驚きました。それ以上に、混んでいる中央線で、こんなに私の周りの席が空き続けるのも驚異でした。不思議な力に支配されているような感じがしました。
乗り込んだ電車は快速豊田行き。乗車してしばらくすると、目の前の人が駅で降りたので、座席に座ることができた。腰を掛けて、わずか30秒ほど。新たに乗車してきた中に、妊婦さんがいた。そして、妊婦さんは私の斜め前に流れ着いた。
「座られますか?」
とっさに、私は、妊婦さんに声を掛けた。座ってくださった。よかった。私の傍に流れ着いたのも、弥陀のお導きなのであろう。私は妊婦さんの流れ着いたところで立って、本を読むこととした。
不思議にも、程なく、またもや、私の目の前の席が空いた。座席に座ることができた。そう、妊婦さんのとなりである。一駅座って本を読んでいた。次の駅で、お母さんと子ども2人が私と妊婦さんの目の前に流れ着いた。子どもは3歳児と5歳児ぐらい?私の目の前にいた弟くんの方が、お母さんに語りかけた。「ママ~ちゅぎのえきで、しゅわれるかな?」と。
「ボク・・・イスにすわる?」
にっこり笑って、弟くんに語りかけた。お母さんは「いいえ、大丈夫ですから」と遠慮されたが、弟くんは「うん、しゅわる!」と正直に答えた。で、席を譲ったところ、お兄ちゃんも一緒に座ることができた。妊婦さん、お兄ちゃん、弟くん。私が席を譲った方々が、私の目の前に並んで座っている。喜ばしいことである。
更に、驚いたことに、三鷹駅で、そのまた隣の席があいた。決して、ガラガラの電車ではなく、むしろ混んでいる方なのだが、私の周りの席が、まるで、弥陀の奇跡のごとく、ことごとく、空いていくのである。
座ろうと思えば座れるが、もう、奇跡は十分である。最後は、妊婦さん、お兄ちゃん、弟くん、お母さんの4人が3つの席に掛けることとなった。
下車する際、妊婦さんが「ありがとうございました」と声を掛けてこられた。いえいえ、私は座席を預かっているだけ。必要とする方がいれば、座席を譲るために、刹那、席に掛けさせていただいているだけですから、礼には及びません。でも、ご丁寧なお礼に、しっかりと妊婦さんを応援する一言をかけさせていただきました。
席を譲ることを当然と思っているので、妊婦さんの声掛けに、正直、驚きました。それ以上に、混んでいる中央線で、こんなに私の周りの席が空き続けるのも驚異でした。不思議な力に支配されているような感じがしました。