次の12月5日(土)、6日(日)は我が母校の受験ラッシュである。
12月5日は武蔵野大学大学院の第1期入試、12月6日は明星大学大学院の第1期入試、産業能率大学大学院の第2期入試となります。いずれの大学院を受験されるにせよ、受験生の皆々様のご健闘を祈念しております。
記述試験があることを前提に、このタイミングで私から皆様へお願いできることはただ一つ。「とにかく、答案用紙に文字を書いて下さい」ということだけです。
白紙で答案を提出すれば入試はオシマイです。真っ白の答案用紙に評価の点数を書き込める試験官はいません。加点したくとも、その美しくも、美白の答案用紙に、受験生の努力を見出すことはできないのです。
とにかく書く。できれば出題に則して書く。でも、どうしても出題に則した回答が書けなければ無理やりに論点をずらしてでも書く。変なプライドを持ちだして「知らないことは書けないぜ」なんて思った瞬間、あなたは不合格に一歩も二歩も近づいてしまうのです。
たかだか、大学を出たくらいの受験生が、何、粋がってんだよ!こちとら、大学院を5回も修了しているのに、10月3日の放送大学大学院の第一次選考では、わからない中にも、必死に、脳内に残っている記憶の断片を無理やりつなげて、本当、ジグソーパズルのように、文章を繋げて書き綴ったのだから(笑)。問いに対する回答になっているかもわからない上、文字数足りなかったのに、よくもまあ、一次試験合格できたもんだな~と背筋が凍る思いです。正直、最後の方なんて、「文字が足りない!時間も足りない!」って、震える手で、ミミズの這ったような字を書きなぐっていましたから。本当、ドブ板の、美しさも優雅さも全くない泥まみれの戦いです。
でもね、試験官が横綱とすれば、社会人大学院の受験生なんて、相撲取りどころか、学生相撲のアマチュアレベル以下。だって、我々の本業は学生じゃなく、別に仕事をもっているですから。ゆえに、試験官は、そんなに高いレベルのものを求めているわけではないのです。そう、皆さんが完璧な回答を書けないことを知っているのです。でも、意地悪ってことではなく、「この程度の問題を出せば、どのように答えてくるだろう!」と期待しているのです。
それに対する答えが、白紙の答案だった場合、どれだけ、アカデミックサイドの人間は絶望するでしょう?「だって、知らないことはかけないじゃん!」って言い訳もしたくなるかもしれませんが、、、
①それなら、知識を蓄えてから受験しろよ!
②わからんぐらいで諦めるなら研究の世界に来るなよ!
③言いたいことを全く言えない輩が院生になろうなんて思うなよ!
ってことなんじゃないかな・・・?
自分の今まで学んできたことを、自分の言葉で、それこそ、自分を見てもらう気持ちで書き綴る。下手な小細工や、飾った言葉はいらないので、よく問題を読んで出題の意図をくみ取り、その中で、自分の考えを伝えること。精一杯、それを実践すれば、結果はどうであれ、悔いはないのでは・・・と思っています。
ということで、受験生の皆々様、今度の土日、頑張って下さいね。