国分寺駅で中央線快速電車を待っているとき、西武線のホームに目を向けると「職業能力開発総合大学校」の看板が!
「大学」と「大学校」の違い、拙ブログの読者ならわかっていると信じています。
そう、文部科学省が所管するのが「大学」で、その他の省庁が所管するのが「大学校」。ゆえに「職業能力開発総合大学校」は文科省ではなく、厚労省が所管しています。
それにしても、「日本で唯一学士号と指導員免許(国家資格)が同時取得可能!」とは大きくでたな~まあ、唯一なのでしょうが、学士号を得るためには、機構で学位を申請しないと無理のはず。なんせ、日本で学位を出せるのは「大学」と「機構」のみで、「大学校」はダメだから。
それはそうと、日本では、かなりの大学で、「学士号」と「××(国家資格)」が同時取得可能です。その最たるものは教育学部。「学士号」と「教員免許(国家資格)」の同時取得が可能です。あるいは化学系の学部を卒業すると「学士号」と「毒物劇物取扱者(国家資格)」の取得が可能ですし、測量士補とか、栄養士とか、色々と国家資格の取得できるルートがあったように記憶しております。
そもそも、大学に行くことは、それなりの専門性をつけるところなので、卒業することである種の国家資格が付与されるのも道理です。というか、資格も取れない学部に行くなんて、何のために学んでいるのか?最低限、医学部や建築学部のように受験資格は頂かないことには、4年間、あるいは6年間学んだことに対する差別化になりませんし。
「学士号自体資格だろう!」って言うこともできないことはないのですが、大学卒業者も多くなってきたため、なかなか「学位」が資格として目を引かなくなっている気がします。まあ、学位を23取得している私が言うのですから・・・といっても、資格を235取得しても、全然目を引かないのも事実でして。。。