★☆ 愛しき時間(とき) ☆★

2007年に乳がんと肺がんを克復しました。
現在 ACTH単独欠損症(特定疾患)、糖尿病の闘病中です☆

突発性難聴(発症30日目)

2008年05月02日 | 突発性難聴(右耳)

【突発性難聴☆闘病記録】(19)

★2008年5月2日(金)★
 <治療開始21日>
今日も晴れ、最高気温は25度。

昨日、○○脳神経外科にて、MRI検査をして、
院長先生から、耳鼻科の森山先生(仮名)宛てに、
MRIのフィルムと返事(検査結果)を預かっていたので、
午前中、それを持参して森山耳鼻科に行った。

GW真っ只中の金曜日、
前回の28日以上に、待合室は患者さんであふれていた。
座る席もないほど。

この前出していただいた薬が8日まであるので、
預かってきたものを、受付に渡して、
診察は止めようかと思ったけれど、
やはり、気になり・・・
1時間以上待って、診察を受けた。

いつものように、診察前に聴覚検査をされた。
この検査も6回目。
少し、慣れたかな?


診察室に呼ばれ・・・入室する。

森山先生は、○○脳神経外科からの返事を読んでおられ、

「MRIの結果が良くてよかったですね」

笑顔で声をかけてくださった。

「はい・・・安心しました。ありがとうございました」

「えーっと、今日の聴覚検査の結果ですが・・・
前回より良いですね」

「あ、そうですか・・・」


聴覚検査の曲線を示して説明された。

「この赤色で書いた線が今日の結果です。
前回がこちらですから、今日は少し良いですね」

「・・・・・・」

「耳鳴りはいかがですか?」

「前回とあまり変わりありません」

「軽くなりませんか?」

「そうですねー。
時々、朝晩、静かな時は、
軽くなったのかな?と感じるときはあるのですが、
耳鳴りに慣れたのかな?と思ったり・・・・・。
今、気になるのは、
水道の音や車の騒音、掃除機の音など、
なにかの音に敏感に反応して、
『ジリジリ・・ジリジリ・・』と電気のように耳に響くことです」

下手な説明だな、と自分自身で呆れながらも、
うまく表現できない。

でも、先生は、その症状をカルテに書き込んでおられる。

今までは、
「突発性難聴」だと思い込まれていたのか、
私が症状を話しても全然相手にされなかったのに、
今日はちょっと違った。

「その時だけ、耳鳴りがするのですか?」

「いえ・・耳鳴りは、ずっと24時間ジーン、ジーンとしています」

「聴こえ方はどうですか?」

「そうですね、前回とあまり変わりないのですが・・・
室内の会話は支障ないのに、
人ごみなどでは右側から話しかけられると聞き取りにくいです」

なんだか、いつも同じことを話している。
ずっと訴え続けてきたことなのに・・・・。

でも、今日の先生は、真剣に聞き、
全部、カルテに記入されている。

「肩こりはどうですか?」

「ありません」

「めまいは?」

「ありません」

「吐き気はないですか?」

「ありません」

「・・・今日は、ちょっと・・薬を変えてみましょう。
メニエール病に効く薬を出してみます。
これで、良くなることがありますから」

えっ?と思った。
めまいもしていないのに?
でも、先生はすごく自信がありそうだ。

臨床経験が豊富な先生だから、
もっと信頼しなくては・・・。


「28日に出していただいた薬がまだ残っているのですが、
それは止めていいのですか?」

「いえ、それも続けて飲んでください。
追加で、今日から、飲み薬を1種類、水薬を1種類出します。
水薬は、ちょっと飲みにくいのですが・・・」

「えっ!どんなにですか?」

「味がちょっと飲みにくいみたいです」

「・・・・・・・・・・
先生、私の病気は、突発性難聴ではないのですか?」

「そうですね。違いますね。
突発性難聴は、聴覚検査で良かったり悪かったりすることはないのです。
良くなり始めると、どんどん改善していくのですが、
(私の聴覚検査結果を示して)
このように、聴こえ方が、良い日があったり、悪かったりするのは、
突発性難聴ではないと思います」

「では・・・私の病名は何ですか?」

内耳性難聴でしょうね」

「そうなのですか・・・・」

「次は・・・いつがよろしいですか?」

「いつでもいいのですが・・・
・・・9日にしていただけますか?」

「はい。では、薬を1週間分出しておきます。
次回は、9日に来院してください」


耳鼻科の先生も大変だと思った。
耳鳴りは私だけにしか聴こえなくて、
難聴も私にしかわからない。

でも・・・・
だからこそ・・・・・
患者の申告をきちんと聞いてほしいのに。

最初から訴え続けてきたことを、
今日、やっと、聞いてもらえた気がした。

最初の突発性難聴の可能性はなくなり、
聴神経腫瘍の疑いも晴れて、
次に考えられるのは・・・と、先生も頭を悩ませておられるのだろう。

ACTH単独欠損症の時もそうだったけど、
難病の場合は、
検査を繰り返し、消去法で診断される。

先生を信頼して、
根気よく治療を続けるしかない。


≪今日処方された薬≫(7日分)

★メチコバール500 1日3回 毎食後(朝1錠 昼1錠 夕1錠)
 (ビタミンB12。末梢神経の働きを正常にする薬)

★アデホスコーワ顆粒10% 1日3回(朝1包 昼1包 夕1包)
 (血液の流れをよくする薬)

★イソバイド70% 1日3回 毎食後(朝1目盛 昼1目盛 夕1目盛)
 (めまいを楽にする薬・・・<私の場合は耳鳴りに効く>)

★ムスカルムD100mg 1日3回毎食後(朝1錠、昼1錠、夕1錠)
 (筋肉のこわばりを和らげたり、痛みを和らげる薬)



メチコバールとアデホスコーワ顆粒は、8日まであるので、
1日分、出してもらった。

今日処方されたお薬が効けばいいな・・・。

今日お昼から、追加で処方された薬を飲んでるけれど、
イソバイドという水薬、やはり、飲みにくい!

薬局で、薬剤師さんが
「リンゴジュースで割って、氷をいれて飲むと、
飲みやすいみたいですよ」と教えてくださったので、
そのようにして飲んでいるけれど、
すっごくまずい。
吐きそうになった。
でも、早く、この症状から開放されたいから頑張る。
内耳性難聴を治すためにも頑張らなくては・・・






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MRI検査とは?

2008年05月02日 | 突発性難聴(右耳)

昨日、MRI検査が終了し、
心配していた“聴神経腫瘍”など、
脳には異常がなくてホッとしている私。

検査結果を聞くまでの不安は計り知れないけれど、
改めて、検査の大切さを感じています。

MRI検査を受けたことのない方のために、
脳神経外科の掲示板に書いてあったことなど・・・
ご紹介しますね。


★MRI検査とは何ですか?
大きな円筒の磁石の中に体を入れて、
人体の内部を画像化して診断します。
X線や放射線物質を使わずに体の状態を外部から検査する方法です。
体内の様子が詳しくわかりますので、
病気の診断に大変役立ちます。

★どのようにして画像ができるのでしょうか?
大きな磁石を使って、
人体の中にある元素(特に水素)から発せられる情報を
コンピューターで処理して画像化します。

★検査時間はどの位ですか?
検査によって違いますが、
おおよそ、15分から1時間くらいです。
検査ベッドに静かに寝ているだけで検査が終わります。

★検査は痛くありませんか?
痛くありません。
検査中は、ドンドンとかゴトゴトという音が聞こえますが、
心配はありません。
気持ちを楽にして、ベッドに寝ていてください。
また、検査中は体を動かさないようにしてください。

★他の検査とMRI検査とは違うのですか?
MRI検査は磁石を利用して人体の断面を診断する検査です。
他の検査とは性質の異なる情報を提供しますので、
正しい診断に役立つ大変重要な検査です。

★MRI検査を受けられない人はいますか?
心臓にペースメーカーや刺激電極などを身につけている方はできません。

★その他
① 体内に人工関節などの金属が埋め込まれていますと、
  検査の妨げとなることがあります。
  以前に外科の手術を受けたことのある方は、
  検査担当者にお申し出ください。

② 歯の充填剤や金冠は問題ありませんが、
  入れ歯は取り外しておいてください。

③ 化粧品の中には、顔料として金属を含んでいるものがありますので、
  落としておいてください。

④ 妊娠中の方は、検査担当者にご相談ください。

★補足★
参考までに・・・
昨日、私が検査した
MRIの費用は、
<頭部>のMRIで、初診料、医学管理料、画像診断込みで、
¥6,600円(3割負担金額)でした。
思ってたより<内視鏡(胃・大腸)やCTに比べ>、
費用もかからず安心しました。

☆★=☆★=☆★=☆★=☆★=☆★=☆★

私は、乳癌、肺癌の闘病の経験がありますが、
その10年余りは、あらゆる検査をしました。

放射線科では、
癌の治療として、最も怖い放射線照射もしました。
そして、一般的なレントゲンはもちろん、
マンモグラフィー(乳癌)、CTスキャンMRIなど・・・
検査をしながら、治療を続け、
癌も克服できました。

少しでもなにか、症状があるときは、
早めに検査をされ、
治療されることが大切ではないかと思います。


★マンモグラフィー(Mammography)★
乳房レントゲン撮影法

★CTスキャン(Computerized Tomography)★
コンピューター断層撮影

★MRI(Magnetic Resonance Imaging)★
磁気共鳴影像法・・・磁気共鳴現象を利用して
疾患状態をデジタル画像で映し出す、診断用の撮影方法。




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