【突発性難聴☆闘病記録】(44)
★2008年5月29日(木)★
<治療開始47日>
今日は曇り時々晴れ
の一日だった。
昨日、思い切って脳神経外科を受診してよかった。
心の中で不安に思ったことは、
早めに解決したほうがストレスにならなくていい。
「突発性難聴に罹った人の三分の一は完治するが、
残りの三分のニは、残念ながら完治は難しい」
と、一般的に言われている。
発症してから治療開始までの時間や症状で、
個人差はあると思うけれど、
ネットで検索してもそのように書いてある。
では・・・・・
私は?というと・・・
今は、五分五分の気持ち。
2ヶ月近く経った今、深刻な時期にきていることも事実だ。
乳癌が再発したときのことを思い出す。
シコリの大きさは2、2cmで、ステージⅡだった。
最初に、温存療法手術でシコリを切除して、
その後、腋窩(えきか)リンパ節郭清手術のために入院した。
リンパに転移があるかどうかの重要な手術だった。
1週間くらいして、組織検査結果が出て、
「リンパには転移していませんでしたよ!
これで、90%、再発、転移の心配はありません!」
そのように担当医から説明を受けて、
大喜びしたのに・・・・・・・
放射線治療、抗癌剤治療の甲斐もなく・・・
3年目で再発→温存療法手術
4年目で2回目の再発→乳房全摘出手術
そのうえ、全摘出のとき、肺癌(原発性)まで宣告された。
次から次へと悪いことばかりが続き・・・
入院中の私に、外科主任部長が回診で言われた言葉は、
「大変でしたね・・・
リンパに転移がなかったのに、
貴女のような例は滅多にないんですよ」と嘆かれた。
いまだに、その時の状況、その言葉が忘れられない。
それ以降・・・・・・
私は、医師の言われることも半分信じて半分疑うようになり、
病気に関しては、「プラス思考」は通用しなくなった。
90%可能性がなくても、
残りの10%には可能性が十分にあるわけで、
私は、いつもその「最悪」を経験していて、
それ以降、最悪のケースしか考えられない思考になってしまった。
だから・・・・今回の突発性難聴も、最悪のことが頭をかすめる。
希望をもって治療をしたいけれど、
悲観的になっている今日の私・・・。
3月にベルフラワーの苗を2株買って、プランターに植えた。
五月晴れの太陽のもと・・・
今、淡い紫色の小さな花は、株を覆うように咲いていて、
とってもきれいです~♪♪
<ベルフラワー>
☆ 科・属名・・・キキョウ科 カンバニュラ属
☆ 別名・・・ツリガネ草(釣鐘草)、フウリン草、
☆ 和名・・・乙女桔梗(おとめききょう)
☆ 原産地・・・ヨーロッパ
☆ 花期・・・4~5月
☆ 草丈・・・10cm
☆ 色・・・紫色、白色
☆ 繁殖・・・株分け(夏越しした株を9~10月に行う)
☆ 分類・・・耐寒性・多年草
☆ 場所・・・夏は半日陰を好む。
☆ 仲間・・・カンバニュラ、桔梗、ホタルブクロ(みんな薄紫色で花の先が5枚になっている)
☆ 花言葉・・・「感謝」「誠実」
仲間の「カンバニュラ」は、ラテン語で「小さな鐘」だそうですが、
ベルフラワーは、ほんとに「小さな鐘」の形に似ています。
今、満開のベルフラワー・・・
可憐なベルフラワーを眺めていると、心が癒され・・・
突発性難聴のことも忘れそう・・・
以前は夏越しを失敗したので、
今年は、ぜひ、夏越しを成功させて、来年も咲かせたいですー