【突発性難聴☆闘病記録】(38)
★2008年5月23日(金)★
<治療開始41日>
今日は森山耳鼻科(仮名)の診察日だった。
今まで、耳鼻科に行く日は気が重かったのに、
今日は違っていた。
今の私は、
「突発性難聴」をしっかり受け止め、
そして、後悔のないよう、
できる限りの治療を続ける悟りの境地となっている。
3人の耳鼻科の専門医の診察を受けた私の結論でもあった。
『時間』との闘いだった『第一段階』が過ぎ・・・
「何故?」とか、
「治るの?」とか、
もう・・・・・・その次元ではなくなった。
完治の難しい突発性難聴を、
いかにストレスを感じずに、
乗り越えるか・・・・
僅かでも治る可能性があるのなら、
今、投げ出さないで闘うしかない。
森山医師(仮名)との出会い・・・
慣れるまで時間がかかったけれど、
他の先生方と比べて、良い面も見えてきた。
今日も診察前に聴覚検査があった。
「今日は、低音の部分が少しいいですね」
森山医師は、私を慰めるように言われたけれど、
表情は暗かった。
「進行性・・・ということも考えられますね・・・・・」
聴覚曲線を見ながら言われた。
「・・・・・・・・・・・・」
先生が何を言われても、言葉がない。
大きな動揺もない。
今までだったら、
何故、「進行性」と言われたのか、必ず質問をしていたのに、
今は、聞く気力もない。
聞いたところで、なるようにしかならないのだから。
そういえば、今日の聴力<dB(デシベル)>の値も聞かなかった。
聴覚曲線(今日の結果)も積極的には見なかった。
今は、何もかもすべて受け止めて、
やるべきことをやる。
これしか残されていない。
「耳鳴りはしますか?」
「この前出していただいたメリスロンがいいのか、
『ジリジリ』という回数が減ったような気がするのですが」
これに対して、先生の反応は鈍かった。
きっと、「ジリジリ」の耳鳴りは、
専門家にとって大きな問題ではないのだろう、と思った。
もっと、もっと、深いところで、
先生は悩んでおられるのだろうと・・・
「聴こえ方はどうですか?」
「人ごみでは会話が聞き取りにくいです」
「そうですか・・・
薬を前回と同じように出しますから、
引き続き飲んでください。
セルシンはどうしましょう?」
「お願いします。
でも・・・・セルシンを飲んでも、夜中に4、5回目が覚めて、
熟睡できないのですが・・・
もう少し、強いのを出していただけないですか?」
「眠れなかったのは、プレドニンの影響ではないかと思います。
今日からプレドニンを中止しますので、どうしましょうか?」
「そうですね・・・でも、やはりぐっすり眠りたいので、
なにか、安定剤をお願いします」
「えーと、なにがいいですか?」
「他の安定剤をあまり知らないのですが、
セルシン10mgとか・・・」
「10mgは・・・少し強すぎると思います」
「・・・・では・・・・よろしいです。
セルシン5mgで頑張ってみます」
「1週間分出しておきますから、
次は、来週の金曜日に来てください」
「はい、わかりました。ありがとうございました」
≪今日処方された薬≫(7日分)
★メチコバール錠500 1日3回 毎食後(朝1錠 昼1錠 夕1錠)
(ビタミンB12。末梢神経の働きを正常にする薬)
★アデホスコーワ顆粒10% 1日3回毎食後(朝1包 昼1包 夕1包)
(血液の流れをよくする薬)
★メリスロン錠6mg 1日3回毎食後(朝1錠、昼1錠、夕1錠)
(めまいを改善する薬←私の場合耳鳴り改善のための薬)
★セルベックスカプセル50mg 1日3回(朝1個 昼1個 夕1個)
(胃の粘膜を丈夫にする薬)
★セルシン5mg 1日1回 就寝前1錠
(不安や緊張を和らげる薬)
最近、5時間くらい睡眠がとれるようになったけれど、
必ず、4~5回は目が覚めて熟睡できない。
朝まで目が覚めないで、ぐっすり眠りたい。
森山先生は、安定剤について詳しくなかった。
耳鼻科では処方される機会が少ないのだろうか?
ちょっと不思議に思った。
必死で病気を治そうとした以前と比べ、
言葉少なになった私。
今は、先生の指示通り治療をするのみである。
★2008年5月23日(金)★
<治療開始41日>
今日は森山耳鼻科(仮名)の診察日だった。
今まで、耳鼻科に行く日は気が重かったのに、
今日は違っていた。
今の私は、
「突発性難聴」をしっかり受け止め、
そして、後悔のないよう、
できる限りの治療を続ける悟りの境地となっている。
3人の耳鼻科の専門医の診察を受けた私の結論でもあった。
『時間』との闘いだった『第一段階』が過ぎ・・・
「何故?」とか、
「治るの?」とか、
もう・・・・・・その次元ではなくなった。
完治の難しい突発性難聴を、
いかにストレスを感じずに、
乗り越えるか・・・・
僅かでも治る可能性があるのなら、
今、投げ出さないで闘うしかない。
森山医師(仮名)との出会い・・・
慣れるまで時間がかかったけれど、
他の先生方と比べて、良い面も見えてきた。
今日も診察前に聴覚検査があった。
「今日は、低音の部分が少しいいですね」
森山医師は、私を慰めるように言われたけれど、
表情は暗かった。
「進行性・・・ということも考えられますね・・・・・」
聴覚曲線を見ながら言われた。
「・・・・・・・・・・・・」
先生が何を言われても、言葉がない。
大きな動揺もない。
今までだったら、
何故、「進行性」と言われたのか、必ず質問をしていたのに、
今は、聞く気力もない。
聞いたところで、なるようにしかならないのだから。
そういえば、今日の聴力<dB(デシベル)>の値も聞かなかった。
聴覚曲線(今日の結果)も積極的には見なかった。
今は、何もかもすべて受け止めて、
やるべきことをやる。
これしか残されていない。
「耳鳴りはしますか?」
「この前出していただいたメリスロンがいいのか、
『ジリジリ』という回数が減ったような気がするのですが」
これに対して、先生の反応は鈍かった。
きっと、「ジリジリ」の耳鳴りは、
専門家にとって大きな問題ではないのだろう、と思った。
もっと、もっと、深いところで、
先生は悩んでおられるのだろうと・・・
「聴こえ方はどうですか?」
「人ごみでは会話が聞き取りにくいです」
「そうですか・・・
薬を前回と同じように出しますから、
引き続き飲んでください。
セルシンはどうしましょう?」
「お願いします。
でも・・・・セルシンを飲んでも、夜中に4、5回目が覚めて、
熟睡できないのですが・・・
もう少し、強いのを出していただけないですか?」
「眠れなかったのは、プレドニンの影響ではないかと思います。
今日からプレドニンを中止しますので、どうしましょうか?」
「そうですね・・・でも、やはりぐっすり眠りたいので、
なにか、安定剤をお願いします」
「えーと、なにがいいですか?」
「他の安定剤をあまり知らないのですが、
セルシン10mgとか・・・」
「10mgは・・・少し強すぎると思います」
「・・・・では・・・・よろしいです。
セルシン5mgで頑張ってみます」
「1週間分出しておきますから、
次は、来週の金曜日に来てください」
「はい、わかりました。ありがとうございました」
≪今日処方された薬≫(7日分)
★メチコバール錠500 1日3回 毎食後(朝1錠 昼1錠 夕1錠)
(ビタミンB12。末梢神経の働きを正常にする薬)
★アデホスコーワ顆粒10% 1日3回毎食後(朝1包 昼1包 夕1包)
(血液の流れをよくする薬)
★メリスロン錠6mg 1日3回毎食後(朝1錠、昼1錠、夕1錠)
(めまいを改善する薬←私の場合耳鳴り改善のための薬)
★セルベックスカプセル50mg 1日3回(朝1個 昼1個 夕1個)
(胃の粘膜を丈夫にする薬)
★セルシン5mg 1日1回 就寝前1錠
(不安や緊張を和らげる薬)
最近、5時間くらい睡眠がとれるようになったけれど、
必ず、4~5回は目が覚めて熟睡できない。
朝まで目が覚めないで、ぐっすり眠りたい。
森山先生は、安定剤について詳しくなかった。
耳鼻科では処方される機会が少ないのだろうか?
ちょっと不思議に思った。
必死で病気を治そうとした以前と比べ、
言葉少なになった私。
今は、先生の指示通り治療をするのみである。