★☆ 愛しき時間(とき) ☆★

2007年に乳がんと肺がんを克復しました。
現在 ACTH単独欠損症(特定疾患)、糖尿病の闘病中です☆

突発性難聴(発症56日目)

2008年05月28日 | 突発性難聴(右耳)

【突発性難聴☆闘病記録】(43)

★2008年5月28日(水)★
 <治療開始46日>

今日は、MRI検査をした脳神経外科を受診した。

5月1日にMRI検査を受け、
「頭部は異常なし」と結果説明を受けているものの・・・・・・

その後も耳鳴りと難聴の症状がなかなか改善されず、
不安で、眠れない日が続くので、
もう一度確認をしておきたいと思った。

私が一番尋ねたかったのは、
ネットで『突発性難聴』を検索すると、
必ず書いてある「内リンパ水腫」のこと。

とても怖そうな病気のイメージがする。

森山耳鼻科(仮名)でその病名が出たことがないため、
余計に取りこし苦労をしてしまう。


その内リンパ水腫について、
この前のMRI検査で検査ができているのか?
それを聞きそびれていたため、
知りたいと思った。

義兄や森山先生(仮名)には今さら聞きにくく、
脳神経外科で確認するのが一番はっきりするかと思った。


院長先生は丁寧に説明をしてくださった。

「リンパにはいつも液体が存在しているので、
MRI検査にはそれは写りません。
『内リンパ水腫』というのは、メニエールのことですよ」

「そうなのですか?
そういえば、メニエールのお薬も1週間飲みましたが・・・
でも、改善されなかったので、すぐに中止しました」

「メニエールのお薬は何を飲まれましたか?」

「『イソバイド』と『ムスカルD』だったと思います」

「あの飲みにくい薬ですね(笑)。
その薬で、メニエールの可能性を調べられたのでしょう。
改善がなかったということは、
『内リンパ水腫』ではなかったと耳鼻科で判断されたと思います」

「よかった・・・・安心しました。
その後、ステロイドを服用したのですが、
発病してすぐにプレドニンを服用して、2週間で中止。
それから間をあけずに再び飲んだので副作用が強く、
2回目は効果がなかったのでその治療も中止しました」

「突発性難聴は、半分の人しか完治しないという辛い病気です」

「私は、このまま治らない可能性が強いのでしょうね」

「症状が出て、3日以内にステロイドを服用すると、
予後もいいようですが、
それを過ぎると・・・・・・
なかなか完治は大変で・・・・・そこで、運命が決まってきますね」

「そうですか・・・・


覚悟はできているはずなのに・・・がっかり!


「先生、今日はすごく安心しました。
心配性なので・・・しつこくお尋ねしてすみません」

「不安があって当然ですよ。
また、なにかあればいらしてください」

「ありがとうございます」


こうして、脳神経外科の診察は終わった。


すっきりしたような・・・
後味が悪いような・・・


先週19日に、セカンドオピニオンをして、
気持ちの整理ができたと思っていたのに、
いまだにグズグズ言うなんて・・・
なんて矛盾しているのだろう?

と、自分を責めつつ・・・・

耳鳴りや難聴と闘っている患者にとって、
理屈や理論で簡単に割り切れないものがある。

気分が良い時もあれば、悪い時もある。

それを「神経質」と言われればそうかもしれないけれど、
24時間耳鳴りが「ウォーンウォーン」鳴っていて、
会話も聞き取りにくく・・・孤独で・・・
それらが生涯治らない症状だとすれば、
誰だって、平気でいれるはずがない。

覚悟をする段階で、こういう混乱した気持ちになるのは当然なのでは?


最近、つくづく思うこと。

それは、どんな病気でもいえるけれど、
「耳鳴り」と「難聴」も、本当に辛くて、
経験した者でなければわからない苦しみがある。

見た感じが普通だし、
私が明るく振舞っているので、
余計に理解をしてもらえない。


脳神経外科を受診したことを姉に伝えておかねばと思い、
(院長先生と義兄が親しいから)
そのいきさつを話したら、

姉は、
「ネットでいろいろ調べない方がいいのでは?
怖い病気とかが書いてあるから、
私だったら、絶対に知りたくないから調べない」
と言った。

でも、私は、自分の病気を知りたい。
理解した上で治療したいし、その病気と闘っていく覚悟をするタイプ。

乳癌、肺癌のときもそうだった。

それは、どちらが正しいとか、間違っているとかではなく、
その人の性格だと思う。

姉も、私のことを心配して、そう言ってくれることはわかるけれど・・・

人それぞれ、姉妹でも、
病気に対する姿勢も違うのだな、と改めて感じている。






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