★☆ 愛しき時間(とき) ☆★

2007年に乳がんと肺がんを克復しました。
現在 ACTH単独欠損症(特定疾患)、糖尿病の闘病中です☆

突発性難聴(発症37日目)

2008年05月09日 | 突発性難聴(右耳)

【突発性難聴☆闘病記録】(25)

★2008年5月9日(金)★
 <治療開始27日>

今日は耳鼻科の診察日だった。
昨日も書いたように、
私自身、全然改善を感じていないので、
重い足取りで、森山耳鼻科(仮名)に行く。

森山耳鼻科と自宅は、徒歩2、3分の距離。
車の運転ができない今の状況では、
徒歩圏内で通院できるということが、一番のメリットだ。

11時過ぎに行ったら、
患者さんは10人程度で、GW前後のような混雑はなかった。

5分くらいすると、聴覚検査のため呼ばれる。

1週間ぶりの聴覚検査。

今日の私は、体がだるくて、
表情も暗く、
看護師さんと会話するのも億劫だった。

この1ヶ月間は、必死で治そうという気力もあったけれど、
なかなか改善が見られず、
なんだか、疲れて・・・
気分的に落ち込んでいる。


いつものように、聴覚検査を終えて、
中待合で待つ。

10分くらいして、診察室に呼ばれ、入室。

森山先生(仮名)は、カルテに目を通しておられた。

「いかがですか?」

「耳鳴りがひどくて・・・
人ごみでの会話が以前より聞こえにくくなった気がします」

「前回のメニエールの薬は飲まれましたね?」

「はい、飲みました」


先生は今日の聴覚検査結果を私に示して、
説明を始められた。

「今日は、前回より悪くなっています。
メニエールの薬が効いていないようですね。
4月17日ごろ、いったん良くなっていたのですが、
その後、良かったり悪かったりしています。
今日はこの線ですから・・・
ちょっと悪いですね・・・」

私が見ても一目瞭然で、
今日の聴覚曲線はすごく悪くなっていた。

「ほんとに、悪いですね・・・・・」

「今日は50dB前後ですから、
これだと、会話が聞こえにくいと思います」


デシベル(dB)とは?≫(decibelの略)

聞こえの程度を表す単位をデシベル(dB)という。
数字が大きくなればなるほど、悪い状態。
正常聴力の場合は、0~15dB近辺で、
難聴の程度が強くなるほど、この値が大きくなる。
通常、30dB以上が軽度難聴、
50dB以上が中度難聴、
70dB以上が高度難聴、
100dB以上が失聴となる。



今日の私の右耳の聴覚曲線は、50dB前後。
中度の難聴ということになる。


「確かに・・・家の中では支障を感じていなかったのですが、
お店の人との会話が聞き取りにくくて・・・」

「そうですか・・・耳鳴りはいかがですか?」

「耳鳴りも以前よりひどくなっているように思います。
前からずっと申し上げていることなのですが、
水道の水の音で「チリチリ・・チリチリ・・」響いたり、
子供さんの泣き声や大きな声、
カーテンを開けるときの音、
「ジリジリ」「チリチリ」響くので、それが気になるのですが・・・
それは何故ですか?」

「ん~ん・・・鼓膜の振動からきているのでしょう」

ベテランのお医者さんなのに、
私の症状を珍しそうに聞かれるのが
私にとっては不思議だった。

電話の声が聞こえないことや、
水道の水などで「ジリジリ」したりすることを伝えた時、

「あ~そういうことはありますよ。
それは、△□○△□○が原因です」とか、
「心配いりませんよ」とか、
「耳鳴りが治れば改善できますよ」とか、
テキパキ返事が戻れば安心なのに・・・。

「先生、これも内耳性難聴ということですか?」

「そうですね・・・
病名をつけるとすれば、『変動性難聴』でしょう」


えっ!!!
また、病名が変わった!!!
とっさに、blogの訂正のことが頭に浮かび、悩んだ。


「病名をつけるとすれば」と言われるくらいだから、
今の段階では、まだ、はっきり病名はつけれないのだろうか?
耳鳴りや難聴って、本当に厄介な病気だな。

先生は、今後の治療方針を悩んでおられる様子。


「メニエールの薬の効果がありませんでしたから、
今日から、また、集中的に治療をするために、
薬をプレドニン(ステロイド)に変えてみます。
H病院の先生(ACTH単独欠損症の担当医)は、
プレドニンを飲んでも差し支えないということでしたね?」

「はい。大丈夫と言われました」

「では・・・今日から、またプレドニンを飲んでみてください」

「はい・・・」

えっ!またプレドニン!?とがっかりした。

私は、ステロイドを服用することには抵抗があった。
ステロイドはいろいろな病気に良く効くけれど、
結構やっかいな薬で、
『薬の量』が難しい。
『中止』するときはもっと難しい。
止めていく時、急に止めると副作用が起きる。
量が多くても副作用は起きる。
徐々に量を減らして止めていかねばならない。

「ステロイドは長く続ける薬ではない」ことは、
開業医の父が生存中によく話していた。


私の場合、4月12日から1週間服用して、中止。
そして、また、飲み始めていいの?って疑問が残る。


「先生、この病気を少しでも改善していくために、
今、生活面で注意することは何ですか?」

耳に響くこととかはなるべく控えたほうがいいのかと尋ねた。

「ストレス、寝不足、過労を注意してください」

「最初の突発性難聴と言われたときと同じですね」

「はい・・・頑張ってください」


≪今日処方された薬≫

★プレドニン錠5mg 1日3回 毎食後(朝2錠 昼2錠 夕2錠)
 (炎症を抑える薬)
              
★メチコバール錠500 1日3回 毎食後(朝1錠 昼1錠 夕1錠)
 (ビタミンB12。末梢神経の働きを正常にする薬)

★アデホスコーワ顆粒10% 1日3回(朝1包 昼1包 夕1包)
 (血液の流れをよくする薬)

★セルベックスカプセル50mg 1日3回(朝1個 昼1個 夕1個)
 (胃の粘膜を丈夫にする薬)



また、1ヶ月前の振り出しに戻った。
次回は13日の火曜日に受診することになった。

夕方、姉から心配して電話があった。
母も妹も心配していると言っていた。
電話で会話することが私の耳の負担になってはいけないと、
みんな控えているみたい。

家族って温かいな。
疲れていた気持ちが少し和んだ。

このページを開いてくださっている皆様も、
私に負担がかからないように、
今は静観してくださっているのかな・・・・・・。






Comments (6)
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