★☆ 愛しき時間(とき) ☆★

2007年に乳がんと肺がんを克復しました。
現在 ACTH単独欠損症(特定疾患)、糖尿病の闘病中です☆

突発性難聴(発症41日目)

2008年05月13日 | 突発性難聴(右耳)

【突発性難聴☆闘病記録】(28)

★2008年5月13日(火)★
 <治療開始31日>

今日は午後から雨の予報だったので、
森山耳鼻科(仮名)に早めに行った。
(結局は午後からも晴れて雨は降らなかった

思ってたより患者さんが少なく、
すぐに順番がきた。

いつもなら、先に聴覚検査を先にされるはずなのに、
中待合で待つように言われたので、
何故かしら?って不安な気持ちを抱いたが、
1、2分して診察室から声がかかり、入室。

挨拶をしたとき、
先生はカルテに目を通しておられた。

こちらを向いて、

「いかがですか?」

「そうですね・・・
耳鳴りの方は、少しだけ、いいような気がするのですが・・・」

先生はカルテで確認して、

「あ・・・・・今日は聴覚検査がまだですね。
では、検査を先にしましょう」

「やっぱりね」(心の中で呟く)

診察室から出て、
看護師さんと、聴覚検査室に入室。

いつものように、ヘッドフォンをつけられ、
ボタンを渡された。

10分くらいかけて、両耳の検査が終了。

中待合で待つこと5分。

再び診察室に入り、
結果説明が始まった。

カルテに綴じた今日の結果を私に示して、

「今日の結果はこのオレンジの線なのですが、
前回より、また少し悪くなっていますね・・・・」

「えっ? そうですか・・・

「今回は、ステロイドが効きませんでしたね・・・」


私の頭の中には、
「ステロイド依存性難聴」のことがあったので、
予期せぬ言葉にびっくり。
「あーあ、ブログに変なことを書いちゃった」と内心動揺。


「耳鳴りが少しいいかな、と思って、
聴覚検査結果も期待をしていたのですが・・・」

「いいえ・・・悪いです。
この前は、平均すると45~50dB(デシベル)だったのですが、
今日は平均50dB以上になっています」

【デシベル(dB)の説明は5月9日の日記を参考にしてくださいネ】


「そうですか・・・

「会話は聞こえますか?」

「はい、室内での会話はほとんど聞こえます。
人ごみに出ると、今は両耳でも聞き取りにくいことがあります。
そして、電話の声とインターホンの声は、右耳ではまったく聞こえません」


なんだか、毎回同じことを言ってる。

「そうでしょうね・・・この位悪くなると・・・」

「えっ・・電話の件は・・・最初から・・・で・・・・・・
すぐにそのことで、ご報告に来院したはずなのですが」

「内耳のどこかが悪いのでしょう・・・・」

「病名は、変動性難聴でよろしいのですね?」

「内耳」という言葉が出たので確認した。

先生は、えっ?という表情で、
「そういうことになりますね」

9日に、先生自身が、
「病名をつけるとすれば『変動性難聴』と言ったのに・・・・

・・・ということは???
病名は???
また、変わるの???


先生は、頭をかかえ、
どうしたらいいのか悩んでおられる。
今回は、ステロイドもダメだったので・・・
また、振り出しに戻り、
これからの治療方針を考えておられるようだ。


「先生、私のこの耳鳴りや難聴は治らないのでしょうか?」

「いいえ・・・そんなことはありません。
徐々に治っていくこともあります」

「先生、老人性難聴ではないですよね?
個人差があるみたいなので、お聞きするのですが」

先生は、笑いながら・・・

「いいえ・・・違いますよ。
老人性はゆっくり、ゆっくり時間をかけて
両耳が聞こえなくなるのですから」

「そうなんですか?」

私も笑ってしまった。

それより、なにより、森山先生は、
これからの治療方針のことで頭がいっぱいみたい。


「普通、2週間くらいで、薬が効いてくるはずなのですけどね・・・」

「困ったな」という感じ。

「先生、ステロイドの副作用が少し出てきてるのですが・・・」

また、驚いた表情で、私の顔を見られた。

「あっ・・そうですか・・・」

「昨夜あたりから顔がむくんで、
今朝から、手も震えてきたのですが・・・」

先生は、私の手の震えを見て、

「前のステロイドから日にちが経っていないから、
副作用が出たのでしょう。
日にちが空けば、問題なかったのですが」

(私にそんなことを言われても・・・)

前回は、26日までプレドニン(ステロイド)を飲んだので、
2週間あけて、また、処方されたことになる。

「この前は、26日まででしたね」

「はい・・・」

「ステロイドが効かないことになると・・・・・
今日は・・・・(何の薬を出そうかと迷っておられる)
しかし、ステロイドは急には止められないので・・・」

「そうですね・・・」

「では、今日から3日間、プレドニンを1日3回1錠ずつ飲んでください」

「はい、わかりました」(意味のない薬を飲むことになる)


「先生、インターネットで調べていたら、
『ステロイド依存性難聴』という病名があり、
私は、ステロイドに過敏になっているためか、
ちょっと気になったのですが・・・」

「そういう病名もありますが、
貴女の場合は該当しません」

今回、ステロイドが効いていないので、
それは私も納得した。


今日、私の心の中には、
来週、義兄から紹介される病院の医師に、
きちんと診察を受ける予定があるので、
そんなに一生懸命に、
この森山先生(仮名)の言葉に耳を傾ける気持ちがなかった。
今日のような言動だと、余計にそんな気持ちにかられた。


【お詫び・・・義兄の紹介で診察に行く日を、
昨夜の時点では、★今週★と書いていましたが、
病院から丁重に電話があり、その先生の外来日が少なくて、
今週はどうしても予約がとれなくて、来週になったことを訂正いたします


「先生、夜中にどうしても目が覚めて、眠れないので、
お薬を出していただけますか?
○○内科クリニック(近所の内科)で出していただいていたのですが、
それも効き目がなく、もう、無くなるので、
こちらで処方していただきいのですが・・・」

「いいですよ。 何がいいですか?」

「以前はセルシン2mgを1錠飲んでいて、
この耳の病気になり、2錠に増やしていたのです。
寝つきはいいのですが、必ず夜中に目が覚めて困るので、
ちょっと強めの薬を出してほしいのですが・・・」

「では、セルシン5mgにしましょうか?」

私はその薬も飲んだことがあり、知っていたので、

「はい・・・それをお願いします」

「大丈夫ですか?」(不安そう・・・)

「朝、起きにくいということですか?
今は、車の運転もしてませんし、2、3日飲んでみます。
夜、ぐっすり眠りたいので・・・・」

「はい、わかりました。
次は・・・金曜日に来れますか?」


「はい、大丈夫です」


こうして、今日は、診断もあいまいで、
薬もプレドニンを中止するための手段としての3日分で、
なにもかもが中途半端で、
腑に落ちない診察になった。


≪今日処方された薬≫(3日分)

★プレドニン錠5mg 1日3回 毎食後(朝1錠 昼1錠 夕1錠)
 (炎症を抑える薬)
              
★メチコバール錠500 1日3回 毎食後(朝1錠 昼1錠 夕1錠)
 (ビタミンB12。末梢神経の働きを正常にする薬)

★アデホスコーワ顆粒10% 1日3回(朝1包 昼1包 夕1包)
 (血液の流れをよくする薬)

★セルベックスカプセル50mg 1日3回(朝1個 昼1個 夕1個)
 (胃の粘膜を丈夫にする薬)

★セルシン5mg 1日1回 就寝前1錠
 (不安や緊張を和らげる薬)



来週には、実家(義兄)の紹介状を持参して、
きちんとした医師に診察していただくので、
それだけが、今、頼みの綱である。

森山先生(仮名)とH病院のセカンドオピニオン、
お二人の耳鼻科の専門医から「突発性難聴」と診断を受けて、
治療を始めたのに、
今、こんな結果になり、とても残念。

来週診ていただく先生が、どんな診断をされるか、
今までと同じかもしれないし、違うかもしれない。

耳鼻科の診断は、なかなか困難で、
一連の順序を経なければ、診断がつきにくいとすれば、
今の森山医師(仮名)のお気持ちをも察し、
今後も信頼して、お世話になるかもしれない。

これから先のことが全然見えなくなった。





Comments (4)
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