かりおかの実験室

実(体)験を書き綴っています。買ってみた。作ってみた。やってみた。行ってみた。使ってみた。・・・などなど。

ACアダプタの待機電力カットの実験

2023年11月17日 | 製作

実験室では、時計のアラームの出力を信号にして何かを動かすという物をいくつか製作しましたが・・・

こんな風に電源にACアダプタを使用する場合、一日に1回とか2回しか動かさないのに常時電源を入れておくのは待機電力が無駄ではないか?と思っていました (・_・)(・_・ )ソーダネ

そこで、こんな回路を考え実験してみました(`_´)/

●コンデンサ4700μFを充電状態にしておく。
●時計のアラーム信号によりトランジスタがON。
●コンデンサの放電によりサイリスタとリレー(HA1)もONしてACアダプタに電源が供給される。
●ACアダプタからリレーに電力が供給されリレー(HA1)のON状態が保持される。
●同時にコンデンサ4700μFはACアダプタの出力により充電される。
●一定時間経過するとオペアンプの1番がHighになるのでリレー(G5V-2)がONするが、一瞬で回路全体がOFFとなる。
●コンデンサは4700μFは充電されたまま最初に戻る。

うまくいったので見てやってください。
負荷には、分かり易いようにLEDとギヤボックスを接続しました。

アラームが鳴ると数秒動作して停止しました。
動画撮影が難しかったので撮れていませんが、アラームが鳴る度に繰り返し動作することも確認できました。

アラームが鳴ってから初めてACアダプタに電源が入る仕組みなので待機電力は無しというわけです (・_・)b (・o・ )ナルホド

ところで・・・ここで疑問になるのは、次のONまでに起動時の要となるコンデンサ4700μFが放電してしまわないのかというところです。
実験の回路では、1回動作させたあとに放置して、まる2日後にアラームを鳴らしてみましたが動作しました。
よって毎日1回何かを動かすというような用途では十分使えそうです(*´艸`)
(ちなみに3日後だと動いたり動かなかったりという感じでした。)

<よもやま話>
・どれくらい放置しても大丈夫かはコンデンサの容量にもよるでしょうね。
 実際に製作する際は、本当に放電してしまったときに備えて手動で電源を入れるスイッチ等は必要かもです。
・今回の実験ではアラームが鳴り続けてしまわないように手動でアラームを止めていました。
 動作とともにアラームのスイッチを切る仕組みにしたかったところですが、今回使用したリレー(HA1)が1回路のものだったので仕方なく。
・時計のアラーム出力が十分あればサイリスタを直接トリガできたかもしれませんが、今回使用した時計の出力では動かなかったのでトランジスタの回路を追加しました。

コメント
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