かりおかの実験室

実(体)験を書き綴っています。買ってみた。作ってみた。やってみた。行ってみた。使ってみた。・・・などなど。

光センサとCRハイパスフィルタを組み合わせる実験

2017年05月22日 | 製作

この記事には、回路図が掲載されていますが、なんら動作を保証するものではありません。
参考にされる場合は、全てにおいて自己責任でお願い致しますぅ~<(_ _)>゛
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クレーンゲームでゲットした、この鳥の景品

人が近づくと首や羽を動かしながら囀(さえず)るという代物で、なかなか良くできてます。

市販のセンサーライト等と同じように、焦電センサを使っているのかな?と思っていたのですが、フレネルレンズらしい部分の裏には、CdS(光センサ)が1つあるだけでした。(・_・) (ー_ー )分解したね?

そこでフト思いました。( ・_・)フト

「これは、センサを影にすると動くという、よくある”遮光スイッチ”のような回路を使っているのだろう・・・
アレ?でも、夕方になって辺りが暗くなってきても、スイッチが入って囀りっぱなしになったりしないのは不思議だな。
もしかしたら、明るさがゆっくりと変化したときには動作せず、チラッと早く変化したときにだけ動く仕組みになっているのかもしれない。
そういうのって、簡単にできるものかな?」

というわけでやってみました。


タイマーICの回路を利用したため、若干複雑に見えるかもしれませんが、CdSでトリガする箇所に、”CRハイパスフィルタ”を追加してみただけです。
時間あたりの変化を信号にするということですから、微分回路を入れたら良いのだろうというわけです。カットオフ周波数は、f=1/2πCR で1.6Hz程度になっています。

うまく動きましたので、見てやってください。

CdSをゆっくり影にしたときにはLEDは光りませんが、サッと瞬間的に影にしたときには光りました。
実験では、タイマーで一定時間だけ点灯させてます。
ちなみに、影にするために動かしているのは、マイナスドライバーの柄です。

う~む、こんな簡単な回路でも実現できるのか。収穫あり(*'ー')
光の明暗だけでなく、変化の早さを動作条件に加えることで、光センサの応用範囲が広がりそうな気がします。

しかし、鳥の景品はもっとずっと感度が良い感じなんですよね~。
あまり近づかず、果たして影になったのかどうかもわからないような状態で反応しますから。
レンズの効果を含め、実は何か別の仕組みがあるのかもしれません。
単に信号を増幅すれば良いのかな?
実験は続く・・・かも。

コメント
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