かりおかの実験室

実(体)験を書き綴っています。買ってみた。作ってみた。やってみた。行ってみた。使ってみた。・・・などなど。

スマホ用の着信お知らせランプの試作 ~イヤホン出力を検知する装置~

2018年07月28日 | 製作


この記事には、回路図が掲載されていますが、なんら動作を保証するものではありません。
参考にされる場合は、全てにおいて自己責任でお願い致しますぅ~<(_ _)>゛
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スマホに機種変して
からというもの、スマホライフを楽しんでいる、かりおかです(o^ー')v

しかし、以前にガラケー用に製作し、便利に使用していた下記の作品は、使えなくなってしまいました。
不在着お知らせフラッシャー
着信お知らせ外付けランプ

いずれも、携帯に着信があったときに、外付けのLEDが点灯や点滅で分かり易く知らせてくれるというものでした。

というわけで今回、スマホ用にも製作することにしましたっ(`_´)/

スマホカバー等を利用していると、スマホ自身の着信ランプの光を検知するという方式では、光センサーの取り付けが難しくなりそうでしたので、今回は、着信音や通知音のイヤホンジャックからの音声出力を利用することにしました。

動きを見てやってください(^_^)b

通知音を鳴らすと、LED(2色が交互に点滅するもの)が光ります。
ちなみにこのスマホは、イヤホンジャックにプラグが挿入されていても、着信音や通知音は、スピーカーからも同時に出ます。

回路はこんなものになりました。

イヤホンジャックからの音声出力を1段目のオペアンプで増幅し、2段目のオペアンプ(で構成されたコンパレータ)で判定しています。
サイリスタがトリガされると、LEDが光るというわけです。
電源を入れ直せばリセットされます。

・LEDは、100均の「LEDランタン」という商品を分解してゲットしました。派手に点滅してくれるので好都合です。

ちなみに、点滅周期の長い自己点滅LEDでは、サイリスタへの保持電流を維持できないため、止まってしまいます。
・サイリスタのゲートに繋がっている100μFのコンデンサは、電源をONした瞬間の出力で、サイリスタをトリガしてしまわないようにするためのものです。電源を入れ直すときは、3秒ほど間をあけてコンデンサの放電を待ちます。
・通知音の種類や音量により、すぐに反応したり、やや遅延したりすることがありましたが、どの種類の通知音でも、小さめの音量でも十分動作しました。

<良かったところ>
・イヤホンジャックに差し込むだけなので、センサーの扱いが簡単になりました。
・音声出力を利用しているので、他の機種でも使える可能性が高いと思います。
・スマホじゃなくても、イヤホンジャックから音が出るものなら何か応用できるかも?

<改良の余地があるところ>
・オペアンプを使用したので、待機電力が必要となりました。電池持ちや小型化を考慮して、できるだけ定電圧で消費電流の低いオペアンプに変えたほうがよいかも。
・電源のON-OFFをスムーズにするため、スイッチとコンデンサの放電を連動させたらよいかも。

これでまた、「着信に気づかなかったーっ」(゜▽゜)・・・ということが減ることでしょう。
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この記事には続きがあります。
スマホの着信お知らせランプの製作実験 -その2-

改良版の製作記事もあります。
スマホの着信お知らせ装置DXを作ってみました。

さらに改良版の記事もあります。
スマホ用の着信お知らせランプの試作 -改良-

コメント (2)
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