かりおかの実験室

実(体)験を書き綴っています。買ってみた。作ってみた。やってみた。行ってみた。使ってみた。・・・などなど。

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」を読んでみました。

2013年11月24日 | 日記・エッセイ・コラム

Pb220002_3
久しぶりに小説を読みました。

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」 東野圭吾

いや~、面白かったです(’-’ )

久しぶりに読みがなら目がさえていく本に出会いました。
5つある章のお話の中で、各々に登場する人物の意外な関係にハッとさせられたり、また、現在、または、過去からと、各々の立場からの描写も面白く要所要所で感動もありました。

よく構成されているなぁと関心しました。
しかし、想像力を発揮しつつ前後関係に注力していないと感動も半減かもしれません。
「この人誰だっけ?」なんていう感じで進んでしまうと消化不良になってしまうので、記憶力が試されます。読むときは、短期間に集中した方が良いかも。

全部の相関関係をくまなく把握し、感じることができたかなぁ・・・(。-`ω-)ンー

この本は、時より立ち寄るある店の人から、「面白いから」と勧められ貸してもらったものでした。
小説などからはすっかり距離を置いていた数年でしたが、新しい風を受けた感じがします。
これもナミヤ雑貨店の奇蹟の1つだったのかも(´・ω・`)

コメント (2)
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スイッチ操作ユニットの実験 -その2-

2013年11月17日 | 製作

この記事には、回路図が掲載されていますが、なんら動作を保証するものではありません。
参考にされる場合は、全てにおいて自己責任でお願い致しますぅ~<(_ _)>゛
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あなたは覚えているだろうか(・_・) (・_・ )?
以前、クレーンゲームでゲットしたMP3プレーヤーについて、電源ONとともに自動再生させるための、スイッチ操作回路の実験をしました。
その後、動作を確実にするために、シュミットトリガ回路の追加なども行いましたが、それならばと、今回はオペアンプを使ってみることにしましたっ(`_´)/

●基礎実験回路
20131117a
これは、電源をONすると、少し間をあけてからリレーがON-OFFする回路です。
電源ONとともにLM358の3番の電圧が上がっていき、2番よりも大きくなると急に1番からトランジスタへ電流が流れリレーをONする仕組みです。
オペアンプを使うといっても、コンパレータとして利用しているだけです。ONとOFFの状態がハッキリしているのでシュミットトリガ回路は不要となり、また、2番に繋がる抵抗で動作する電圧の閾(しきい)値を変えたりもできます。
ちなみにこの回路のパラメータでは、電源を入れて約10秒後に、リレーが約1秒間ONとなりました。

●応用実験回路
LM358は、1個のICに2つのオペアンプが内臓されていますので、さらにこんな回路を構成してみました。
20131117b
電源を入れると約10秒後にリレーがON-OFFし、続けて約10秒後にまたリレーがON-OFFするという2回のスイッチングをします。
20131117c
動作の様子を見てやってください。
YouTube: スイッチング回路の実験 ←クリック

なんと地味な動画じゃ(-"_-)
1回目と2回目は、動作時間を少し変えた方が面白かったかもですね(-。-;)

●MP3プレーヤーのスイッチング回路
使用するMP3プレーヤーは、電源ONの後、長くON-OFF(長押しに相当)して、その後、少し間をあけて短くON-OFF(短押しに相当)するスイッチ操作が必要でした。
そこで、構成とパラメータを調整した回路がこれです。
20131117d
1つ目のオペアンプは、電源ONとともにすぐに動作させます。470μFのコンデンサで、約2秒間リレーをONさせます。(オペアンプを使う意味ないスけど)
2つ目のオペアンプは、5番の電圧が6番より大きくなるまで待ってから動作(7番から出力)し、47μFのコンデンサで一瞬リレーをON-OFFさせます。
20131117f 
実際に動作しましたので、ご覧ください。

YouTube: MP3プレーヤーのスイッチング実験その2 ←クリック

オペアンプを使ってみたら、タイマー時間の調整やスイッチングのバリエーションも考え易く、簡単になって良い感じです。なんだか回路もスッキリ(・∀・)

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一見(いちげん)さんお断りスイッチ -2回目にONする回路-

2013年11月09日 | 製作

この記事には、回路図が掲載されていますが、なんら動作を保証するものではありません。
参考にされる場合は、全てにおいて自己責任でお願い致しますぅ~<(_ _)>゛
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20131109_2 ハエトリソウをご存知でしょうか
(-。-) (・_・ )?
先端に真ん中でパタンと折りたためる一対の葉っぱ(捕虫葉)があり、虫がこの中に入ると捕獲されてしまうという食虫植物です。
この捕虫葉の内側には、「感覚毛」と呼ばれる短い毛のようなものがあり、虫がこれを触ると葉が閉じる仕組みです。
さて、この「感覚毛」なのですが、虫が1回触れただけでは葉は閉じず、2回触れたときに閉じるそうです。
1回だけでは、雨や何かゴミが触れただけかもしれませんので、2回で「虫だ」と判断するようになっているとのこと。

自然って、よくできてますね~っ
(゜ο゜ )

”1回では動かず、2回目に初めて動く”という仕組み
は、いろいろと便利に使えるかもしれません。
例えば、以前に製作した音声に反応するスイッチ”音声リレー”で、拍手を2回したときに動くようにさせるとか。また、何かの装置で、不意にスイッチをONしてしまったなどという失敗が無いように、必ず2回のON-OFF操作が必要な仕組みにしておくとかです。

デジタル回路が得意な方は、カウンタ回路などで実現できるでしょうか。
PIC工作なら、2回目の信号をカウントさせるプログラムでも組むのかなと想像します。

しか~し、かりおか的に考えた簡単回路はこれですっ(`_´)/
 ダイオードは不要でした(後述)
20131109b
とりあえず、動作の模様をご覧ください。リレーの動きがわかるようにLEDを光らせています。









YouTube: 一見(いちげん)さんお断りスイッチ

わかりましたでしょうか(・▽・)г
スイッチのON-OFFをゆっくり繰り返しても、LEDは光りません。
スイッチをON-OFFしてからすぐにまたONするとLEDが光り、スイッチONの間は点灯を続けます。
スイッチをOFFすれば、すぐに消灯します。

つまり、最初のON-OFFでは動作せず、ON-OFFのあと、一定時間のうちに再度ONすることで動作するスイッチというわけです。

時限リレーの回路にちょいとリレーのスイッチングを加えただけのものです。最初のON-OFFにより時限リレーを動作させることで、次のONを待つスタンバイ状態を作るという仕組みです。簡単簡単(。´ω`)ノ

リレーからフィードバックしているダイオードを外すと、一定時間で自動的にOFFする回路にもなります。ダイオードと直列にコンデンサを入れても同様です。リレーではなく、他の回路を直接接続するなんてこともありかも。
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<訂正 2013年11月10日>
回路図中、リレーからフィードバックしているダイオードは不要でした。
リレーから直接ベース抵抗へ接続すればOKでした。
いろいろと実験した回路の名残で残ってしまいました(;´д`)ノ
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いろいろとバリエーションが考えられそうな回路ができました。
応用案は募集中で~す(・▽・)г

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この記事には後日談があります。2022年1月15日かりおかここに記すφ(._. )カキカキ

連続した音を感知する回路を考えてみました。

 

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IC555タイマーの待機電力カットの実験

2013年11月07日 | 製作

この記事には、回路図が掲載されていますが、なんら動作を保証するものではありません。
参考にされる場合は、全てにおいて自己責任でお願い致しますぅ~<(_ _)>゛
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タイマーIC555を使った、よくある基本的なタイマー回路
です。

 
一瞬スイッチをON-OFFさせると、しばらくリレーがONになるという”時限リレー”です。

大変便利な回路なのですが、スイッチを入れるまでの間、ICには電流が流れるので待機電力が必要になります。
以前、この解決方法の1つとして、”省エネ時限リレー”という実験記事を書いたことがありました。

さて、スイッチの代わりに何かの小信号をトリガにタイマーを動作させたい場合は、下図のような回路を使っていたのですが、この場合も信号待ちの間にやはり待機電力が必要になってしまいます。

 
そこで、こんな回路を考えてみました。
20131106c
サイリスタのゲートに信号が入ると、サイリスタとともにトランジスタ(2SA1358)が動作し、ここで初めてICに電力が供給されます。
タイマー回路は、パワーオントリガーの形にしてありますので、電源が供給されると同時にリレーがONとなります。
一方、IC555の出力の一部をサイリスタ側へフィードバックし、アノード・カソード間をトランジスタのコレクタ・エミッタ間でバイパスします。
この仕組みでサイリスタの自己保持状態が解除され、タイマーの動作が終了すると同時に電源供給もストップするというわけです。


20131106e 実験しましたので、様子を見てやってください。
タイマー回路の部分は、以前に製作した基盤ユニットを利用しました。
電源供給の確認用に黄色のLED、リレーの動作確認用に赤のLEDを光らせています。


YouTube: IC555タイマーの待機電力カットの実験

サイリスタのゲートに信号を入れると(実験では手動でしたが)、一定時間リレーがONとなり、しばらくすると電源供給も一緒にOFFとさせることができました。
思惑通りです。ウッシッシ(・∀・)

最初は、「小信号で動作するリレー回路を1つ作って、タイマー回路と組み合わせればいいじゃん。」ということを考えたわけですが、リレーを1つで済ませる方法はないかと模索した結果です。

・・・・・と、ここまで書いているうちにもう一つ回路を思いついてしまい・・・。

こんな回路でも同じように動作しました。
20131106d
なんと、サイリスタ無しです・・・・トランジスタ1個だけでも電源供給の保持ができたとは・・・・これまでの実験はいったい・・・・・(;´д`)ノ

でもまぁ、入力側にダイオード(逆電流防止用)を挿入するとなると、信号レベルを下げてしまうでしょうから、全く良しというわけではないかもしれません。

実験してすぐのレポートですので、もしかしたらあとでまた何かアイディアを思いつくかもしれませんが、ま、今回はスピード重視ということでお送りしました(・∀・)b

リレーを使わずに小信号で電源供給のON-OFFを行う仕組みは、今後も何かに使えそうな気がします。

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時限リレーの地味な実験その2 -FET-

2013年11月03日 | 製作

一瞬スイッチをON-OFFすると、しばらくの間リレーがONとなる、”時限リレー”の実験の続きです。

前回は、トランジスタのダーリントン回路でしたが、今回は、FETを使ってみました。
実験回路はこんなものです。
 20131103e
●コンデンサ容量とタイマー時間の関係
抵抗を1MΩに固定して、コンデンサ容量を変化させてみました。
 
う~む、比例しました。1000μFで、18分程度のオーダーでした。

●抵抗値とタイマー時間の関係
コンデンサを220μFに固定して、抵抗値を変化させてみました。
20131103c
こちらも比例しました。
FETでは、ゲートに電流が流れないとあって、抵抗、コンデンサのどちらを変化させても線形的に変化するようですね(・_・)b

●高抵抗10MΩを使ってみたら
220μFで、タイマー時間は約41分にもなりました。
FETでは高抵抗が使えるので、大幅にタイマー時間が稼げますねぇ(^_^)゛

●抵抗を無しにしたら
コンデンサが放電せず、いつまでもONになる・・・なんてぇわけはないと思いましたが、なんと、たったの1μFで、タイマー時間は24分にもなりましたΣ(・ω・ノ)ノ!

●抵抗もコンデンサも無しのとき
スイッチのON-OFFに合わせてリレーもON-OFFするかと思いきや、リレーは約2秒の間ONとなりました。
これは、FETのゲートソース間に存在する静電容量の影響か。はたまたブレッドボード上に既成した何らかの影響か・・・(-"_-)ゞ
不用意にタイマーを働かせないためには、抵抗は付ける必要がありそうです。

●FETを変えてみた
FETを2SK2962から2SK2679に変えてみたところ、同じCとRでも、タイマー時間は2倍以上の差がでました。
20131103d
2SK2962のゲートしきい値電圧は、最大2.0V
2SK2679のゲートしきい値電圧は、最大4.0V
FETの選択は大切なようです。あたりまえたいそう♪(-o-)ヾ(^_^;)

う~む、時限リレーには、FETを使った方が機能的に有利というところでしょうか。

FETとかけまして、冬の布団の中とときます・・・その心は、

あんか(安価)が求められます。<(_ _)>゛ヾ(^_^;)チョットクルシイネ

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