マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

しゃべれども ②

2010年02月04日 | 喜働

小説の作者は、佐藤多佳子さん。

人気blogランキングへ  ← クリックを御願いします!

内容は、若い噺家の人情話です。

この小説から、一部を抜粋。

落語の一門会を間近にして、焦燥で緊張している主人公(若い噺家)に向かって、茶の湯を教える祖母が諭す場面です。

「一期一会というんだよ。 お茶の心だよ。 同じお茶会というのは決してない。 どの会も生涯でただ一度限りという心得さ。 その年、季節、天候、顔ぶれ、それぞれの心模様、何もかもが違うんだよ。 だからこそ、毎度毎度面倒な手順を踏んで同じことを繰り返し稽古するんだよ。 ただ一度きりの、その場に臨むためにね」

テンポの良い文章ですね。

主人公は、この言葉などを契機に吹っ切れていきます。 そして、師匠を唸らせるような 出来映えで高座を終えるのです。

 

さて。 ここからは、私のこと。

わたしも、この 『一期一会』 は大切にしています。 出来るだけ楽しんでもらおう、とね。

ただし、相手が本当に喜んだかどうか迄はわからない。 押しつけになっていることもある。 かもね。

そうならないためには、やはり 『私欲』 を減らして、本当に相手のことを考えることが大事なのでしょうね。 小手先のワザよりも、心が大切。

と、自分自身への説教ですよ。

人気blogランキングへ

ブログ ランキングに参加中です