マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

21年の封印 ②

2010年02月19日 | 家族

乾杯から懇談へ。

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互いに お酒を注ぎ合いながら、談笑も弾みます。

実は、ここからは私の忍耐力を試される時間帯に突入したのです。

先ず、カメラ・ポジションを取りにくいのです。 縦長の部屋で横に狭く、とっても動きにくいのです。 いきおい、壁に くっついて撮ることになります。 同じようなアングルだから、単調な画面になるのが判ります。

一方、参加者の皆さんの視線には暖かみが無いのです。 もうすこし正確に言えば、冷たいと言うか警戒しています。 どうも、『ビデオに撮って後から売りつけようとする業者が入り込んでる』 という風に見られているようです。

本当は、この辺りで母が幹事さんや恩師に 『うちの長男で、今日は記録のために来てるのよ』 とでも紹介してくれたら、皆さんの警戒心も解け、私も動きやすいというものです。

ところが。

懐かしい同窓生と再会した母は、これでもかと舞い上がり、もはや私のことは眼中にありません。 忘れています。

まあ、仕方ないか。 私は、イスの上に立ち、ハイ・アングルから皆さんの表情を追っていきます。 ときおり移動してイスに上がり、あっちの集団、こっちの歓声、そちらの歌声、と撮り続けます。

腹が減ったわ。 ノドが乾いたわ。 そやけど、だ~れも 「何か飲み」 なんていう声を掛けてくれる参加者はおりません。 そやね。 業者と思われとるからね。

母を恨む訳にもいかず、ひたすらガマンやね。

と、ファインダーを覗き続けておりますと。

このあたりで驚くことが! それは。 参加されている方々が変わってきたのです。 さっきまで 爺さん婆さんしてたのが(失礼!)、急に若返ってきました。 目がキラキラしてきて、何十年か前の表情に戻っているのです。

いやぁ、こりゃ たまげた。 人は童心に返ると若くなる。 目の当たりにして、すっかり ビックリ。 疲れも吹き飛び、再び皆さんの表情を追いました。

そうこうする内に、閉会も近づきました。 3年後の再会を約しながら。 中には、「そんな先のこと言わないで、直ぐやろう!明日やろう!」 なんて叫んでいる可愛いオッちゃんも居ました。

皆との名残を惜しむ母は置いといて、恩師の方々にくっついて下に降りました。 ここで、タクシーに乗って帰られる恩師を撮りまして。

最後に、再び黒崎小学校に戻り。 皿倉山をバックに、小学校を撮りましてピッタリテープが終了しました。

それで?

『21年の封印』 はどうなったんや? と 問われる所です。 それは次回に。 そうです。 例によって、ここまでは長い長い 『前説明』 だったのです。

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