退屈な講習も やっと昼食時間が。
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もちろん、各自で自由に摂ります。
講習会には不満はあっても、せっかく博多に来たからね。 ちょっと遠出ば してみよう。 会場だった大名から 徒歩で 『長浜ラーメン』 に向かいます。
途中、懐かしい店が。 『第３共進丸』 。 漁師さんが経営するという居酒屋です。 博多で勤務していたころは、しょっちゅう利用していました。 まだ開店する時刻ではありませんが、表には 「焼酎１杯 百円 自己申告」 の立看板があります。
まだ やっているんだ。 思わずニンマリしてしまいました。 そう。 この店は、焼酎は自分で作って呑んで自己申告するシステムなのです。
好きな銘柄の焼酎を持ってきて、好きな呑み方をします。 そうして、会計の時に呑んだ杯数を自己申告して精算するのです。
ところが。 私たちの場合は、これが出来ない。 途中から 酔っぱらって、何杯呑んだかなんて全く分からなくなるからです。
「焼酎？ 何杯かって？ じぇんじぇん、わかりまっしぇん。 こんぐらい酔うとうっちゃけん、そんくらい分ば取っちゃってん」
ひどい客ですよね。 だけど、これが若い頃の私たち。 って、今でも変わっとらんね（苦笑）
さて、長浜ラーメン。
久々です。 いつ以来なのかも 憶えていません。 替え玉が１００円になってからは初めてです。 ラーメン自販機は知っています。
昼時なので、店の前には二十人くらいが ズラリと並んでいます。 そげん、並ぶ程は美味くはないとよ。 じゃあ、お前は何でテコテコ歩いてきたんかい？
そりゃぁ、味の確認ですがな。
待つこと５分弱で店内へ。 早い！ 「カタ」
横で食べているのは 関西弁の女性たち。 「最初はカタかったけど、だんだん柔らこうなってきたね」 いや、それは食べるのが遅過ぎ。
昔、若かった頃は、ラーメンが置かれた瞬間に 「替え玉」 って 注文しよったけどねぇ。 アッと言う間に食べるけん、それで良かったんやけどねぇ。
などと考える間もなく 無言で ラーメンが置かれます。 よし！ 気合いば入れてっと。 ちょっと薄味ゆうか コクが少なくなったような。 はい、ここで替え玉。 振り向くと 店員が 「替えカタいっちょ～う」 。 「替え玉 カタね」 と、これは私。 店員は腕組みしたままで ちょっと うなずくだけ。
そうか、今の 「替えカタいっちょ～う」 は、私の注文の先取りやったんやね。 手回し良いやんか。 というか、相変わらず 接客の悪さは特筆もんやね。 昔から そうやから、驚きもせんけど。
さて。 ラーメン 四百円、替え玉 百円。 ちょっとコクがないけど、及第点やね。 シンプルで好きやね。 また、来まっせ。
講習会への鬱憤は。 少しだけ薄まりました。
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