さいしゅう(最終)日の朝、クリンたちは
すわ(諏訪)神社を、おとずれました
「おすわさん」は、ながさき(長崎)市民の
心のよりどころ
そして、その神事が、かの有名な「長崎くんち」
だそうです
(テレビで、見たことあります)
ながさきっ子が、一年で、もっとも・たのしみにしている
という
「くんち」は、
すわ(諏訪)神社の かいだん(階段)下で、
みこしや、山車を、
ぐるぐるまわす、元気なお祭り
「ここ、すっごい回りやすいぞ」(おにいちゃんもまわりました)
さて、この・「おすわさん(諏訪神社)」ですが、
けい(境)内・奥で、
「長崎公園」
と
つながっていて、
そのまま、あるいて、こうえん(公園)に 入ることが
できます
りんせつ(隣接)の「長崎公園」は、たいへん・れきし(歴史)が
古く、
日本さいこ(最古)の
ふん(噴)水や、
27個もの せきひ(石碑)を見ることが でき、
れきし(歴史)や文学が、好きな人の、さんさく(散策)
には、
うってつけの
こうえん(公園)です
(ピエール・ロチ顕彰碑も、長崎チックです→)
うちのチットも、ここで、お気に入りの「狂歌師」、
おおたしょくさんじん(太田蜀山人)
の
かひ(歌碑)を見つけ、
とても、
もりあがって いました
「 彦山の 上から出(いず)る 月はよか
こんげん月は
えっとなかばい 」
(これが、蜀山人の歌です)
「太田蜀山人」は、江戸後期の ばく(幕)臣で、ながさき(長崎)には
仕事で
やってきました。
その時よんだのが、「長崎弁」をくし(駆使)した、
さっきの
歌です
「・・情緒あるよね~ さすがは、蜀山人 あんなふうに
詠まれると、
その月を
見てみたくなるわ~~
山から上る、『こんげん月』ってやつを
朝見ても、このへん、いい景色だもんね ・・夜見たら、
なおさら、良いんだろうね~
うっとり
ねえ
月が出るまで、ここで待機しない」
と
チットが 言いました。
「・・・今、朝の9時だけど」
(その30、「シーボルトと、銘菓おたくさ」に、つづく)