今日は二十四節季の「清明」(せいめい)。
「すがすがしく明るい空気が天地に満ちて、花々は咲き初め、緑が萌え出します。」(読売新聞朝刊より)
恥ずかしながらこの言葉も新聞で初めて知りました。
神戸も桜がすばらしい見ごろになりました。
「清明」にぴったりのバースデーケーキをお作りしました。
桜・春のお祝い♪(桜のムースケーキ)
いつもChemin♪のお菓子をごひいきにしてくださっているH様より、お義母さまの「古希」のお祝い。
しかも、サプライズのオーダーです。
果物がお好きで、くどいものが苦手・・・とお聞きしました。
桜が満開を迎えるこの季節。
日本中が桜の開花とともにウキウキと華やぎます。
春爛漫に古希をお迎えになられたお祝いの気持ちを桜の花の塩漬けを使ったムースケーキにこめました。
桜の花とピスタチオを散らして焼きこんだ「ビスキィ・ジョコンド・ショコラ」
和風の桜ムースには「チョコレート生地」のスポンジが意外ですが、実によく合います。
ほんのりしょっぱさを感じる桜のムースをビスキィーをはさんで二段に詰めますが、そこへ、春を代表する果物「イチゴ」を挟んでみました。
桜のムースの味を損なわないように・・・・
ごくごく薄くスライスしたイチゴ。
甘酸っぱいアクセントです。
満開の桜・春爛漫を透明なゼリーに閉じ込めて♪
「大正ロマン」のノスタルジックな着物の小紋柄のイメージ♪
桜の花吹雪にみたてた花びらは、薄くスライスしたイチゴで作りました。
「桜・春のお祝い」の桜のムースケーキは金沢でお菓子教室をしていたときのオリジナルメニューです。
それをいろいろとグレードアップしました。
教室のメニューではムースの仕上げに「フレンチメレンゲ」(卵白にお砂糖を入れて作ったメレンゲ」をあわせました。
今回はあわ立てた卵白に熱いシロップを入れてあわ立てる「イタリアンメレンゲ」をあわせています。
イタリアンメレンゲは卵白に火が通るので衛生面がよいのと、フレンチメレンゲに比べてはるかに舌触りがなめらかでおいしいですよ。
ちょっと和菓子風♪
実は私自身はムースが余り好きではありませんでした。
ムースを口に入れたときの「ボソボソ」っとメレンゲの泡がつぶれるような舌触りが苦手なのです。
でも、イタリアンメレンゲを使ったムースを食べて以来、正確にいうと「パチシエ・イデミ・スギノ」の杉野シェフのムースを食べて以来、ムースってこんなにおいしかったんだ!と感動して、ムースに対する見方が変わりました。
ムースの話はさておき、オーダーくださったHさまからご丁寧なお礼のメールをいただきました。
「春をありがとう♪」
こちらこそありがとうございました♪
オーダーをしてくださったおかげで、ずっと大切にしていたレシピを今一度見直して、グレードアップさせることが出来ました。
次男の入学準備のために、学校へ提出する書類を、山ほど「きちんと」書かなくてはならないという苦手分野と格闘していましたので、とてもいい気分転換にもなり、幸せ~♪
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