3月ですが2月のご報告をもうひとつさせていただきます。
芦屋の光風庵で月ごとに催される近藤宗紀先生主宰「光風庵倶楽部」。
2月は「ジビエの会」でした。
ジビエを愛する皆様のお仲間にいれていただきジビエ料理を堪能させていただきました。
その会に向けて昨年よりご相談をいただいていましたのが「ウィーン菓子」
ジビエの会のお料理に鹿肉の「グラーシュ」が供されるとのこと。
それに合わせてウィーン菓子をお出ししたいとのお話でした。
お話をお聞きして「カーディナル・シュニッテン」をお作りいたしました。
「カーディナル・シュニッテン」はオーストリア・ウィーンの銘菓でカーディナルとは「枢機卿」のことです。
枢機卿はローマカトリック教会の最高位の僧職で法王の補佐を務めます。
卵白で作るヴィントマッセの白と卵黄を多く使うビスクゥイットマッセの黄色はバチカン市国の旗の色を表しています。
大変繊細な生地2枚でコーヒー風味の生クリームを挟んだお菓子の姿は気品にあふれています。
日持ちがしない、ふわっふわで持ち運びもむつかしいお菓子ですがウィーンの伝統を大切にお作りいたしました(*^-^*)
さて、当日は主催の宗紀先生とジビエを愛する皆様が集われ、お料理は糀料理研究家でもある芦田恵美子さんが担当され、飲み物は宗紀先生とワインエキスパートの西村明子さんがセレクトされたワインやシャンパンが並びました。
芦田さんのお料理は鹿肉を中心とした普段はいただく機会がないジビエを、家庭的な親しみやすさも加わって食べやすく、また無駄なく「命をいただく」というジビエ料理の神髄を感じさせてくださいました。
スタートからうっとり(*^-^*)
猪肉やレバー、ハツを使った前菜
鹿肉のパイ、ソーセージ・・どれも美味しくて・・・
こちらが鹿肉のグラーシュ「光風庵オリジナル」
パプリカがたっぷりのソースに柔らかく滋味たっぷりの鹿肉が美味しくてあっという間に完食
もともとはハンガリーの料理で牛肉をつかわれますが、オーストリアやドイツで少しずつ形を変えて家庭やレストランで食べられているそうです。
そえられた「うるい」に春を感じる「猪肉しゃぶ温サラダ碗仕立て」
リゾットもとてもおいしかったです。
食後は別腹でカーディナル・シュニッテンをジビエの会らしく素敵な演出で💓ありがとうございます。
さらにお薄で「富士笠 特注練り切り 鴨」をいただきました。
今年は寒波もあった冬ですが、柚子の筒茶碗に体も心も温まりました。
最初から最後まで美味しく、楽しくジビエを楽しませていただいた一日。
宗紀先生、ご一緒してくださったみなさま、ありがとうございました。
厚かましくも・・・次回のジビエの会も楽しみにしてしまいました(笑)