日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

三沢厚彦 ANIMALS+ 展

2008-01-19 | アートの話

ふくやま美術館に、「三沢厚彦 ANIMALS+」を見に行って来ました。

 三沢厚彦 ANIMALS+

木彫で動物を作っている芸術家さんです。
数年前、田中(でんちゅう)賞を受賞して、岡山の田中美術館で受賞記念展があった時にも見に行きました。
ダイナミックな彫り跡が残る荒々しい形だけど、生き生きとしていて、なんともいえないユーモラスさがあって、面白く感じました。

今回は、地元福山で作品展が見られるということで、楽しみにしていました。
新聞でも作品が紹介されたりしていて、展示方法も遊び心があるらしく、ワクワクしながら美術館へ。

正面玄関が近づくと、美術館の建物の上になにやら…

 
猫科の動物らしきものが乗ってこちらを見ているぞっ

 
携帯カメラでは、ズーム最大でもこれが限界でした
肉眼では、もうちょっとハッキリ見えました
あれって木彫なのに雨ざらしで大丈夫なのかなぁ?と気になりつつ中へ…


中はもちろん撮影禁止なので、写真で説明できないのが残念ですが、入口を入ると
ロビーにドーンと白い大きなお家

お家の中に入ると、チラシになっている(↑の写真です)でっかい白熊さんが立っていました
たぶん実物大です
「肉球でかっ
と、猫好き特有の妙な感心をして、お家を出ようとしてふと上へ目をやると、天井付近に小さなヤモリ君がいました
私 「これ、気づかずにいる人も多いんじゃないかなぁ?」
母 「ほとんどの人はきっと気付かないよ

お家を出て、少し離れて見ると、屋根の上にも猫科の何者か(ヤマネコ系?)が乗っかってました
こちらはよく目立つし、吹き抜けの2階からだと顔もよく見えました

入口に、唯一撮影可のキリンさんがいたので、撮影

 子供のキリンサイズ
 アップで
 もっとアップで

中も、実物大の動物がズラリっと勢ぞろいで、特にゾウは大迫力でした
わんこやにゃんこの集団もいました
可愛らしいペットというより、どこか人間臭さのある独特の雰囲気があります。
また、ヤモリ君を発見
(外の猫といい、ヤモリといい、目立たない所にもいたりするので、見終わってからも「見落とした子(作品)がいるんじゃないかな?」と気になっちゃいました)

十数体がまとまって、ドーンと群れのようなグループで展示されているので、思ったより展示が少ない気がしましたが、数としては多かったんだろうな…

ミュージアムショップで、三沢さんがゾウを作る工程がお話になった「かがくのとも」を見つけ、製作工程が面白かったのと、安かったので(410円)買って帰りました。

 「ぞうをつくる」

思った以上に沢山の木を組み合わせて作られていてビックリ
出来上がりを思い浮かべて、サイズをきちんと測って、家を建てるようなキッチリした計算をしながらじゃないと、きっと途中で狂ってきちゃったりするんだろうな…
展示室で見た、大きな大きなゾウを思い出して、大変さを想像し、ただただ圧倒されました

コメント (10)
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