



「こんこんさま」と呼ばれる北鎌倉の朽ちかけた屋敷に末娘が連れてきたのは、占い師。怪しい闖入者により、てんでばらばらな家族の秘密が思いがけず明かされてゆく―。小さなこどもの瞳から見た、家族再生のささやかなものがたり。

昭和の香りがぷんぷん・・・あとがき読んで なるほど
お屋敷が埃っぽい。お庭も荒れ放題。末娘はさちは子どもなのに親からの愛情のかけらもなくひっそりと暮らしていた。
そのさちが思いがけず母親に晴れ着を着せてもらいお正月のお参りに・・・姉のはなとはぐれ、神社で本を売っていたおじさんを、おじさんは人を幸せにできるんだよね。と連れ帰って来ちゃった。ってことから、色々とね。
実はこのお屋敷は縁切り寺の東慶寺と関連していて、庭の木から藁人形に使ったらしいくぎが何本もみつかっていた。
すでに亡くなっているおばあさん石の呪縛?
さちが笑った。よかったよかった。友達のたっくんのお話も あら、まぁ!とびっくりさせられた。
北鎌倉のささやかな物語
