

喫茶店に掛けてあった絵を盗み出す予備校生たち、アルバイトで西瓜を売る高校生、蝶の標本をコレクションする散髪屋―。若さ故の熱気と闇に突き動かされながら、生きることの理由を求め続ける青年たち。永遠に変らぬ青春の美しさ、悲しさ、残酷さを、みごとな物語と透徹したまなざしで描く傑作短篇集。
星々の悲しみ
西瓜トラック
北病棟
火
小旗
蝶
不良馬場








星々の悲しみ
この作品、私にもあった若い頃に読んでいました。
読み始め・・・これ、死んじゃう・・・
読み終わってやはり読んでいた。
弟が亡くなった時に、なんか昔こんなの読んだなぁ~・・・これだったのね。今頃出会えた。
他の作品は・・・覚えていないみたい・・・
短編集だけれど、読み応えあり。
表題作品がとても良かったけれど小旗もよかった。と書いて、どれも良かったのだ。
北病棟の栗山さんのご主人が雨の中奥さんの影絵を見ているシーンにぐっと来た。
蝶がやけに気になった。
どうしたんだろうね?
結核のお話がね・・・今はもう。
いずれ死んじゃうのは皆同じ。
たくさん本を読んでおこうと思った。
