昨日の仕事帰りに、電車が止まりやむなく足止めを食らい、仕様が無いので自由が丘で時間を潰しました。
日中、いつも分刻みで動いているので「時間を潰す」という発想が何か新鮮で、どうせならうんと時間を潰そうと、自由が丘散策を試みました。
自由が丘の街は、広い範囲にわたって小さなお店が連なっています。個性的なセレクトショップも多く、ぶらぶら歩くにはうってつきの場所でではあるのですが、古道具や古裂や古書ならワクワク楽しい私が、一人で歩くには、ちょっと手持無沙汰です。そんな私が引き寄せられるように、こんもりとした森へと導かれたのです。
そこは神社でした。熊野神社。
へぇ~、自由が丘に熊野神社があるんだぁ~~
と、思いつつ、境内の横道から入ると、神楽殿が目の前にあり、横をみると本社があり、その社を守るように楠が茂っていました。私はこの楠に導かれたわけです。
自由が丘の熊野神社は、実際には目黒の熊野神社ということで、江戸時代に熊野詣をした人々が、その印として熊野神社から分社していただいたのが始まりだそうです。歴史は百五十年と浅いのですが、目黒の神楽は、ここで見ることができるようです。
住宅街の真ん中にあり、しかもお天気が悪かったので方向が解りにくかったのですが、帰宅し地図で確認すると、江戸時代は鷹狩りの場所であった場所を背に、小高い山に多摩川を見降ろし、本社である熊野神社の方角に向いているように見受けました。
去年の今頃に観た奈良坂の楠は、樹齢千年をとっくに超えていて、多分奈良豆比古神社建立よりも以前に既に御神木であったであろう楠です。それに比べると、まだ若く初々しい楠は、きっとこれからも自由が丘の街を守り続けるのでしょう。
時間潰しで出合った楠に、何となく将来を託す自分の心が合わさったように思いました。
千年先の楠の成長を楽しみに。。。またお参りに伺います。
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自由が丘の街は、広い範囲にわたって小さなお店が連なっています。個性的なセレクトショップも多く、ぶらぶら歩くにはうってつきの場所でではあるのですが、古道具や古裂や古書ならワクワク楽しい私が、一人で歩くには、ちょっと手持無沙汰です。そんな私が引き寄せられるように、こんもりとした森へと導かれたのです。
そこは神社でした。熊野神社。
へぇ~、自由が丘に熊野神社があるんだぁ~~
と、思いつつ、境内の横道から入ると、神楽殿が目の前にあり、横をみると本社があり、その社を守るように楠が茂っていました。私はこの楠に導かれたわけです。
自由が丘の熊野神社は、実際には目黒の熊野神社ということで、江戸時代に熊野詣をした人々が、その印として熊野神社から分社していただいたのが始まりだそうです。歴史は百五十年と浅いのですが、目黒の神楽は、ここで見ることができるようです。
住宅街の真ん中にあり、しかもお天気が悪かったので方向が解りにくかったのですが、帰宅し地図で確認すると、江戸時代は鷹狩りの場所であった場所を背に、小高い山に多摩川を見降ろし、本社である熊野神社の方角に向いているように見受けました。
去年の今頃に観た奈良坂の楠は、樹齢千年をとっくに超えていて、多分奈良豆比古神社建立よりも以前に既に御神木であったであろう楠です。それに比べると、まだ若く初々しい楠は、きっとこれからも自由が丘の街を守り続けるのでしょう。
時間潰しで出合った楠に、何となく将来を託す自分の心が合わさったように思いました。
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