憧れの南アルプス縦走
ひとり旅をしたのはダンナ様
今回の記録は私の山旅ではありません
写真はダンナ、本文は私の勝手なひとりごとです。
2018.7.17(火)~21(土)5日間
今年は旦那様が永年勤続祝で1週間のお休みをもらえるという
え?なになに?いつ?・・・7月? ウチは決算だもん、ムリーーーー
どの業種も一緒だと思いますが、とにかく人手不足
私の会社も同様で、昔のように1週間の有給なんていまは無理な話
私を待っていたらいつまでたっても行かれないからね、行っておいでよ(良い嫁だ)と快く送り出した
南アルプスと言えば天気が一番気になるところですが
白山であれだけ暑い思いをしたから、曇りぐらいがいいかも、なんて
幸か不幸か天気予報はこの先一週間ずっと晴れの予報でした
17日(火)電車を乗り継ぎ静岡駅まで行って、しずてつに乗り換え畑薙へ
平日でも15人ほど一緒にバスに揺られたそうです
初日は二軒小屋ロッヂ(素泊まり)まで
(二軒小屋ロッジの豪華ディナーを下山後に頂くのも私の夢である)
18日(水)翌朝、悪沢岳を登って中岳避難小屋泊
途中LINEが来たので「荒川のお花畑、最盛期だってよ!写真撮ってきて~」と言ったら
「もう通り過ぎました」と返ってきた (´ε` )
19日(木)富士山が浮かび上がる稜線
素晴らしい夜明け
快晴の中、中岳・前岳・赤石岳と進む
赤石岳避難小屋には泊まらないのだけど、立ち寄った時オヤジさんが「写真撮ってやるよ」
と撮ってくれたそうで、今回唯一の自分入り写真
やっと行けたよ~(ダンナだけだけど)KJC!
ダンナはカメラは持っていかないので、写真は全部iphone
画質がイマイチですが私と目的は違う
彼は山歩きが目的なのだから、それで十分だよね、と思う
この日は憧れの百間洞山の家のとんかつ、しっかり食べてきたらしい (´ε` ) (´ε` )
・・・その頃、下界は観測記録を塗り替えるほどの連日36度越えの酷暑
南アルプスも暑いんだろうなぁ・・・
と想像してたけど、ダンナは暑いの大丈夫な人で平気らしい
「そんなでもない」と
ますます悔しい(笑)
毎日暑くて暑くて会社行くのがやっとな気分で仕事をしている最中に
時々爽快な山の写真がおくられてくると、羨ましいやら羨ましいやら羨ましいや・・・
仕事中にひとり山旅しているダンナのこと、いろんなこと 考える
結婚してから30年間、ほぼ毎日お弁当を作り続けてきたので
5日間お弁当を作らなくていいのがこんなに楽だなんて!
会社帰りに母の所に寄っても、夕飯の時間を気にしなくて良いし
仕事で疲れて早く寝てしまっても良いし
生まれてこの方、ずっと誰かと暮らしてきた私には 5日間家族がいない生活は初めて
ひとり暮らしの気楽さをそれなりに楽しむも
食事を作る気力が全くなくなり、毎日外食かお弁当生活というのも・・・
私が一人暮らししたら家事をやらないナマケモノになるな、と確信した
(大聖寺平から荒川三山)
電波が届くところで一日一回は連絡が入るので安心だけど
連絡が途絶えると時々よからぬ妄想が膨らみ心配になる
ソロで山に入ってる人の家族は、こんな風に不安に思うものなのかな?
20日(金)今日は聖岳を登り、予定の山は終了
毎日毎日良い天気だった山旅も明日は下山
21日(土)聖平小屋に泊まり、予定より早く下りてきたので白樺荘の温泉に入る
しずてつに乗り換えて無事静岡駅まで戻り、高速バスにてバスタ新宿まで・帰宅
安定した天気の中、120%楽しんだ南アルプスひとり旅でした
ちゃんちゃん。
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南アルプスといえば雨と崩れた林道5時間歩きの強烈な記憶しかない私
ダンナはその記憶をすっかり塗り替え、素晴らしい思い出としてきた
私もいつかその記憶を塗り替えたいと思いながらあれから4年
今の自分にはその時間的余裕はない
最近は1月に始まった石灰沈着性腱板炎からの右腕の痛みが消えず
腕を伸ばした状態で力を入れることが出来なくて
悲しいことに鎖や岩を掴む動作の山には登れない
それがいつか治るのか?ずっとこのままなのかはわからない
(兎岳のタカネビランジ)
この頃は”これやりたい!”と思えば思うだけ、出来ない自分が悲しくなるので
やりたいことを見て見ぬふりしてを諦めるようになってしまったけど
今は与えられた状況の中で
小さな楽しみを見つけながら前向きに生きることが そんなに苦ではなくなった
時々山を歩けるだけでも十分シアワセではないですか
いつかまた、ダンナ様と一緒に南アルプスを歩く夢を見ながら
明日もガンバロウと思った、2018年の夏