カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

テント泊・何食べる?

2010-06-27 | タベルこと

山メシがダンナ担当になってからあまり真剣に写真を撮っていなかった私(笑)
何食べてたのか?改めて探してみたけどよく解らないし覚えていない

で、残っていた画像で調査してみました。

注:写真が美味しそうじゃなくてゴメンナサイ。
いつもテント内で食事の時は新聞紙を敷いています(色々こぼすので・・・)
それから、山の上では食器が洗えないので、汁物以外は食器にクッキングシートを敷いています。



これはまだテント初期の頃、2008年GWの尾瀬。
ベースキャンプ方式じゃないと「ユニフレーム マルチロースター」は重くて持って行けない  
そして最近はもうこんな手間のかかることしなくなったな・・・(笑)


 
がっつり食べたい時、我が家でよく出てくるのはラーメン?
左は野菜炒め(もやしとかパックになって売ってるアレ)乗せ、右は乾燥ねぎやわかめ乗せ。奥秩父縦走時昼飯。


 
左:焼きそば(乾めん使用)+野菜ミックス  右:にゅう麺(乾燥)+パック卵スープ+揚げ玉



チャプチュエ(乾燥)の茹でキャベツ巻き、完全にビールのおつまみですね

あ、やっぱり麺類多いですねー。
でも最近は夕飯に酒を飲むと残すので、夜にラーメンはなくなりました。

  

ご飯ものでは・・・


(画像汚くてゴメンナサイ・お酒こぼしてるし・・・)湯の沢峠避難小屋にて

意外に美味しかったのが栗ご飯。
アルファ米の白飯はそのままだと美味しくない。コンビニ等で売っている「甘栗」を一緒に入れてお湯を注ぐ。
食べる直前に塩少々。これがま~~ホントの栗ご飯みたいでGOODでした 


 
粉モノ。奥秩父縦走の時。
山芋入の粉でお好み焼き。和風スープに入れてスープ仕立て。
ソースでも食べれるしアレンジが効くかも。

鍋系はあまり作らない我が家ですが(スープが飲みきれないので)・・・


雪の季節は「おでん」バラで具を買ってきて煮たもの。
ここにもキャベツが・・・(笑)



2010.冬 高見石小屋で自炊。あんかけ焼きそば(皿うどん?)
これは既に揚げてあって軽いし、干ししいたけや乾燥野菜を煮て、
あんかけの基をいれるだけなので重宝しますね。

横にあるのは我が家の定番。
プチトマト・シーチキン缶・マッシュポテト・生キャベツ
は、ほぼ毎回持ち歩いています。
プチトマトの酸味が好き&シーチキンはサラダにもなるし、
生キャベツはサラダからお鍋まで万能選手で傷みにくい&持ちやすいからです。

 
これは先日の屋久島。
マッシュポテト、焼きベーコン、トマト、キャベツとフジッコ昆布の塩もみ。
鍋はパスタかな?だいたい酒のおつまみが主ですね。
おなかが一杯になればそれで終わりの時もあり、締めにご飯&味噌汁の時もあり。
あ、味噌汁は最近は断然「アマノフーズ」です。高いけど美味しい!
「瞬間美食」のカレーはもう絶品ですね


ちなみに右の画像(足元注目★)は同じ日の屋久島:新高塚小屋テン場の団体さんのメニュー。
大皿盛りでウインナーやサラダ、マーボナス?などたくさん合って豪華!
飲み屋?のようでした(笑)思わずシャッターを切ってしまいました。


最近はオサレなものはなくなり、軽くて美味しくて簡単なものになるつつある我が家。


★この頃は私がメニューを考えていて、持ちすぎで怒られた立山メシ
★夏場は暑さでバテる私の為に最適な、冷たくて喉越しの良い「冷やしきつねうどん1」「冷やしきつねうどん2
でもめんつゆを凍らせて持っているので重たいらしいです(~_~;)


以上、全てダンナ作山メシでした。
皆さんはどんな山メシですか~~?ウチはまだまだ試行錯誤、色々お試し中です



13歳

2010-06-26 | ネコ

1週間ぐらい前から調子が悪くて、でもいつものアレルギーだろうと思って、
特に何もしないで過ごしていた。
そしたらだんだん目やにがひどくなり、口の周りがなんだかグズグズしてきて・・・

以前お口の癌でなくなったばーちゃん猫のえりんが、同じような症状だったことを急に思い出し、
水曜日、会社から急いで帰って来てあわてて病院へ

血液検査の結果、貧血があるからどこか体内に腫瘍がないとも言い切れない。
ただ、他の数値は悪くないので取り合えず抗生剤の注射と、
アレルギーの薬を処方してもらった。

早く気付いてやればよかった・・・これでがんだっらどーしようと思って帰ってきた。

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ところが注射をした翌日には、目やにが消え・・・
翌々日にはグズグズだったお口周りもピンク色が戻ってきて引き締まった感じ・・・
そして今日は通院の日だったけど、もうすっかり元に戻ったようで、
先生からも「やっぱりアレルギーだったのか?もう大丈夫そうだね」
と言われホッとした

何歳だっけ?とカルテを調べたら、初診がもう13年も前。
いつの間にか年を越されてた(人間なら70歳前後?)

ちゅーさん、年齢的にもいつか近い将来・・・なんだけど、
いつまでものびのびと、平和な毎日がおくれるといいね



(ちゅーです。ばーさんです。)

病院に連れて行かれるのだけはものすごい速さで察するヤツ。
逃げ出してしばらくして戻ってきたところを背後から捕獲。
手が真っ黒なまま病院に行って先生に笑われました


でもそこの病院には19歳の猫が住んでいるんですよ、すごいですね~~

南高尾山稜で滝行?

2010-06-21 | ヤマのこと

2010.6.19(土)のおはなしです。

本当はこの週末は山梨方面へがっつり歩きに出かけたかったのですが、
天気予報は梅雨なのでしかたないけど雨&曇り。

ところが前日にウェザーニュースみたらなんと八王子&都内は昼間は太陽が覗くとか?
ならば山梨方面は交通費も時間もかかるから、雨でダメだったら悲しいけど、
京王線沿線なら天気予報に裏切られて雨だったとしても楽しめるだろう、
と、急遽予定変更で高尾エリアへ繰り出しました。

 
京王線 高尾山口駅に着いたのが8:30。いつもならごったがえしの駅前も朝の雨でガラガラ。
予報より早く空が明るくなったが、駅に着いたときはまだ霧雨が降っていた。
朝食を食べたりしているうちに日が差してきた
今日は何度も着ていてまだ歩いたことのなかった「南高尾」を歩こう、と決めてきた。
同じ方向へ歩く人はゼロ。

駅前から甲州街道に出て、信号の脇をすぐ左に入ると道標がありました。
実は見逃して先に歩いて行ってしまい戻りました・・・(~_~;)今日は「草戸山」方面へ進みます。



民家の脇、50センチほどの細い通路?のような道を上がるとすぐにうっそうとした裏山の風情。
湿度100%?雨上がりの登山道、早くも汗が噴出します。



(面白すぎる顔をお見せできないのが残念です・・・)
尾根に着くまで15分くらいですが、そこから小さなアップダウンがた~くさん出てきます。
歩き始めて40分程度でもう汗だくヨレヨレ「あづい~~」と座り込み。
お見苦しい写真でスイマセン


 
先は長いので気を取り直し出発。
ほぼ展望の利かない森歩きですが、時折明るくなります。
アップダウンばかりじゃなく、高尾らしいトレランコースのような平坦な道もあり。


 
明るい草戸峠を越え、階段をえっちらおっちら登ると・・・



「草戸山」に着きました。
明るく広いまるで公園のような山頂でした。
すぐ下に「城山湖」があるようですが、展望台に上がっても木々が茂っていて見えませんでした。



 
や~まぁーの畑のくわの実を~~
山育ちのダンナが教えてくれたので食べてみました、甘酸っぱくて美味しい



なんて楽しんだのもつかの間、こういう階段のアップダウンが多いんです・・・
今日は人も少なくて、静かな高尾を味わうには素敵なコースだとは思うのですが、
この梅雨の時期、展望のない蒸し暑い森の中のアップダウン・・・
山を歩くことを楽しみたい人以外にはちと辛いかな・・・

西山峠を過ぎるとまき道が出てきたのでぐんぐん巻きます(笑)
それまでは巻き道がないのでアップダウンするしかありません



ぐんぐん巻き巻き歩いていくと、前方が急に明るくなり・・・
地図にはなかった「見晴台」という所について・・・



わ~!丹沢方面が見えました!眼下には相模川、奥は津久井湖です。  
曇っていますがやっぱり展望があると気持ちが良いです。

尾根歩きだけだと楽しいけどちょっと飽きてしまう・・・刺激になってよかったです。

 
「中沢山」の分岐に着きましたが、お腹がすいたので山頂には寄らずに先へ進むと、
「金比羅山514m」という手書きの道標が。


 
なんとここには手作りの可愛らしい木のテーブルとイスが。
ちょうど木陰でそよ風が吹く絶好の休憩場所。
この先に「大洞山」があるはずですが、そちらが眺めの良い場所かは解らない。
それなら、とこの気持ちの良い森のテラスで昼食をとることにしました。

木の特性を生かした「リュック掛け」楽しいアイデアです。
なんだか気持ちがほっこり。制作してくれた方、ありがとうございます。



 
(暑い季節は柑橘系炭酸飲料♪ でもひと口だけですよ)
テラスの先は少しだけ北側が開け、高尾山方面が見えているのだと思います。
天気はどんどん回復し、木漏れ日が降り注ぐまでになりました。
気持ちが良くてお昼寝したい気分です・・・

そうそう、ここにあったこの看板の意味が解らないのです・・・猿より頭の毛が三本?
誰か教えて~


昼食を済ませ、進むと「大洞山536m」に着きました。
やはり展望はなく暗い山頂だったので、さきほどのテラスで昼食にして正解でした。

 
そこからしばらくは平坦になりましたが・・・。

地図で一旦車道にぶつかるのは解っていたのですが、結構下るんですね・・・
標高約100mほどぐんぐん下って、甲州街道にぶつかり、橋を渡り、一旦車道に出てしまいました。

13:30、車道に出ると下界モード全開  
気持ちが萎えてしまって、もうこのまま帰ろうかな・・・という気分になりました

これから先、さっき100m下ってきたのに、今度は「城山」まで200mの登り返し。
こんな蒸し暑い日に・・・こんなことやってるのって物好きだよね、私
このまま車道を歩いてしまおうか?と一瞬考えたのですが、この暑い時期車道歩きも辛い・・・
いや、歩き始めたからにゃ最後まで行かないと!そうだ!行くっきゃないのだ~!


 
と歩き出したらすぐそばに沢があって。
思わず顔をジャブジャブと洗ってしまいました、キモチイイ

が、その後はすぐに九十九折の登り。
一旦引いた汗がまたスタートに戻った感じで、噴出します。
今日も滝行・・・ 頭から水かぶったような汗です。一体今日は何㍑?



ぶへぇ~~暑くて倒れそうだぁ~~~
もう暑くて途中でスパッツも何も脱ぎ捨てました(笑)



でも途中から青空になって、振り返ると丹沢方面の山々がよく見えるようになりました。
あの三つこぶは多分、先日歩いた「丹沢三峰」うん、やっぱり登ってきてよかった。
眺めが良くなると楽しい、ゲンキンなもんだ


そしていつもの主尾根と合流し、やっと「城山」到着。



やっぱり広々、展望があるって気持ちいい~~


 
茶屋が開いていて、なんと!カキ氷ののぼりが!!迷わず「カキ氷くださ~~い」
と城山名物・山盛りカキ氷¥400で生き返りました!茶屋のありがたさよ・・・

5月末の茶屋全店休業事件(?)聞いてみましたがここ城山は営業していたらしい・・・。
多分天気が悪かったからじゃない?と言われました。それほどでもなかったんだけどな・・・





ダンナがビールで休憩していると、茶屋のまるまる太ったニャンコが
あっちこっちにクレクレ攻撃して廻ってきました。
お気に入りのものがなかったので諦めて不貞寝しちゃいました・・・


あんだよぉ~~


うりうりうり・・・


タダで触ろうなんて甘いわよ~でもきもちいいニャ


ここはあたしんちなんだからね~なんか置いてってね~~~~






と遊んでいたらもう15:00!わ、大変!慌てて相模湖方面へ降りなきゃ!!



東海自然歩道を激走!広くて公園のように整備されている登山道です。
登山口にはちょっとした茶店?があるので、ここでビールを飲んで徒歩5分くらい先のバス停へ行くこともできますが・・・



私たちは「千木良バス停」から徒歩3分(下まで)の”天下茶屋”の温泉へ。
今年初めてこんなに汗かきました、いったい何リットル?かいたのでしょう(笑)
16時ちょっと前だったのですがOKとのことで助かりました。
こんな汗だくなカラダでは帰れませんから・・・

写真は男湯。女湯は檜風呂です。貸切でのびのび~~最高


でも残念ながら城山でニャンコと遊びすぎて時間がなくなり、バスに間に合わず。
タクシーを呼んで相模湖駅まで戻りました(¥1100位)


もうそろそろ低山歩きが辛い季節になったのね・・・なんて思いながら、
無事ワールドカップ日本対オランダ戦の時間までに、家に辿りついた土曜日でした




今日歩いたコース。万歩計28000歩でした。

【行程】高尾山口登山口8:55→草戸山→10:30→三沢峠11:10→見晴台12:00
→金比羅山12:30~13:00→大垂水峠13:30→城山14:30~15:00→千木良バス停15:50
行動時間約6時間(昼食・休憩含む)






プレゼント・・・か?

2010-06-18 | ヒビのこと

今週は体調不良の1週間でした。
毎日満員電車に揺られ会社に行き、ありさんのようにコツコツ仕事をし、
家に帰っては時間との戦い、毎日馬車馬のように家事をこなし、
夜になればぶたさんのようにぶーぶーと、ひたすら寝ていた毎日でした。

んな訳で更新もせずスイマセン・・・あ~辛かった やっと週末ですね。



ところで、月曜日は私の誕生日でした(恥)


日曜日に姉一家にパーチーしてもらいました。


場所は「cafe Reef」
遠くで店をやっていた姪っ子が戻ってきて、最近カフェを開店いたしました。
開店祝いも兼ねたそこでの楽しいパーチーでした。すっかり飲みすぎましたが・・・





くつろげるカフェです、お近くにお越しの再は是非お立ち寄りくださいませ♪
(姪っ子に私のHN=ちゅちゅと言っても何も出ませんし通じません(~_~;)
オバさんのブログで見た、と言えば通じるかも
お向かいの店(ウレシカさん)がまた、魅力的なんです、かわいすぎ。
物欲を刺激されます、ってご近所さんの宣伝もかかさず(笑)


そして誕生日といえば「お誕生日プレゼント」
今年のダンナからのプレゼントは・・・



エコポイント申請していてやっとダンナ名義に届いた「商品券¥10000分」
「これ、プレゼント。使って

って。それだけか~~~い

長年連れ添った夫婦なんてそんなものです・・・か

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梅雨に入りましたが、皆様良い週末を♪




花を求めて・日向沢ノ峰~蕎麦粒山~三ツドッケ②

2010-06-10 | ヤマのこと

続きです

6/6(日)今日は下山だけなので久々に朝寝坊。
小屋の皆さんは東日原から登って、有間ダム方面に降りられる方が多いようです。
のんびりの私たちが最後になりました。

昨日登らなかった三ツドッケには、小屋の裏から登っていきます。



6:00、朝はまだガスっていました。手ぶらで登れるので早朝お散歩気分♪
少し登ると、朝もやの中からピンクと白が・・・
なんとこんな近くにまだわ~っと咲いてました、シロヤシオ
こちらのほうが遅咲きだったのでしょうか?昨日通って来た道よりも多かったです。



山頂目指して進んでいくと尾根が細くなり、岩も増えてきます。
徐々に登るかと思ったら三ツドッケという名の通り一つ小さいピークを越え、
一旦下り、また登り返す事約30分・・・



ひょい、っと視界の広がる場所へ飛び出しました。



素晴らしい展望です!そして山頂にもシロヤシオが
朝のすがすがしい空気の中、青空にピンクと白の競演・・なんて美しいこと。


貸切の山頂で、可憐に咲くシロヤシオを堪能できるなんて思わなかったです。
咲き残っていてくれてありがとう。

 
ここが「三ツドッケ」山頂、7,8人で一杯になりそうに狭いけど眺めの良い場所でした。
まだガスがかかっていましたが、徐々に周りの山々が見えてきて・・・


富士山のてっぺんだけ見えるようになりました。
山座同定するけどなかなか解らず・・・あっちが雲取山方面だろうな~。



所々ガスで見えませんが、離れがたい風景
天気になってくれてよかった、やっぱり山の朝夕は最高ですね。



もう少し待ったらもっと晴れそうだけど、バスの時間が決まっているのでそろそろ帰らなきゃ。
三ツドッケからの下山は反対側に降り、山頂を巻くように小屋まで約20分。
小屋から酉谷山方面へ向かう山肌にも、たくさんのシロヤシオが咲いていました。


8:00、下山開始。いい天気で帰るのもったいないくらいだけど・・・
今日はヨコスズ尾根を下るだけ。最初は緩やかで自然林の美しい尾根道でした。


これ絶対シイタケだ!って言うんだけど・・・怖いから・・・



緩やかに尾根伝いに降りてきましたが「滝入ノ峰」を巻いてしまったようで、
その後はずっと樹林帯の中、右に左に巻くように降りていきます。
狭い登山道、どんどん人が登ってくるのでビックリ、やはり人気があるんですね!
昨日は7,8組しか会わなかったのに、20組くらいはすれ違ったかな?

途中、前を行くダンナが単独のオジサマに声をかけられています。

「三ツドッケ、眺めよかったでしょう~~」「はい」
なにやら会話を交わしていましたが、数歩後ろで話を聞いていた私は「あっ」っと気づきました。
この方は例の伝説の伐採おじさん・・・
展望を良くする為?三ツドッケ山頂の木を無断で伐採し、都に罰金30万円払ったそうです。
そんなこんなの会話、なかなか話が途切れず・・・(汗)

下山CT1時間40分と書いてあったのですが、どうも遅れている感じでここまできたのに、更に・・・マズイ。
会話が途切れたところ、じゃ!と言って別れました。
だんだん焦ってきて、下山でも汗だくになって降りていきます。
途中、いつもこのブログに遊びに来てくださるいっとさんと初バッタリ。
声をかけて頂いたのに、焦っていてあまりお話できなかったのでホントゴメンナサイ!!



続々と登ってくる登山道、登り優先で譲りながらも時計ばかり見て気持ちは焦る。
最後の九十九折の急坂を(気持ちだけ)ダッシュで下りる。
このバスを逃すと次は1時間半後、なんとか家の屋根が見えるところまで降りてきたけど、
あんなに下のほうに停まっているバス発見
ええ~まだこんなに下るの発車時刻まであと8分!・・・間に合わないっ!!


必死で車道まで降りてきたけど、走りたくとも靴が硬いから走れない
ダンナに「先に行って~~バス待っててもらって~~(笑)」と叫びながら小走りに・・・


何とかバス停に着き、「やった!間に合った!セ~~~フ
と、ひーはー言ってるとバスの運転手さんが、
「発車は10分ですからまだ大丈夫ですよ」と冷ややかな目で・・・

3分発だと思っていたのは9時台の事で、10時は10分発だって・・
あと10分もあるじゃない・・・またやってしもた~~
でも間に合ったんだから、いいか^_^;

丹沢よりは多分木の数が少ないと思いますが、静かにシロヤシオを満喫することが出来て、
大満足の2日間でした


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バスに揺られ奥多摩駅到着。
まだ早いのでいつもの温泉は開いてない。「もえぎの湯」は9:30からなので、
あまり行きたくないけど仕方ないかな・・・
と歩き始めたけど、試しに行ったことのないこちらへ電話すると「いいですよー」と優しいお言葉。
今回初めてお邪魔したのは駅から3分の「玉翠荘」さん。

氷川沿いに立つ小さな温泉、川を見下ろし、風が抜ける内湯は露天風呂のような心地よさ。
¥750で貸切朝風呂の贅沢を満喫し・・・(男性のお風呂はイマイチだったらしい・・・)


宿のワンちゃん?になつかれロビーで一休み。カワイイ子でした



温泉の後はいつものヒカステでがっつり昼食を食べ、
電車で昼寝をしながら帰りました。

あー、この気持ち良さが止められない、だから奥多摩大好き


おしまい。


花を求めて・日向沢ノ峰~蕎麦粒山~三ツドッケ①

2010-06-09 | ヤマのこと

いつも参考にさせて頂いているsanpoさんのレポで、奥多摩でシロヤシオが見れることを知った私。
西丹沢のぎゅう詰めバスと混雑が苦手、でもシロヤシオは見たい・・・
だけど旬の時期に所用で行けなかったので、まだ間に合うか?もう遅いのか・・・?

2010.6.5(土)チャンスはこの日だけ。
天気予報が悪いほうに変わり、土曜日は曇&雨。
でも今日を逃したらもう今年は無理、目的は花だから雨でもヨシ!と迷わず行くことにした。

 
事前に電話で花が見れそうな場所を確認した時、言われたのが川乗山~蕎麦粒山の稜線。
ということは、ピンポイントで狙ってそこを歩くしかないでしょう。
川乗山は一回行っているので、今回は違うルートを登りに取る事に。

川井駅7:41発の上日向行きバス、乗客は私たちを入れて5組ほど。
8:00、バスを降り、里山を抜け、清東橋バス停まで20分ほど歩いて朝食にしました。
(バス停にキレイなトイレ・東屋・自販機有)
8:40、奥茶屋キャンプ場を抜け林道歩き・・・これがま~長いこと長いこと・・・
スタートから元気を吸い取られました。


 
バス停からCT1時間10分のところ1時間半かけて9:50、やっと「大丹波川沿い?登山口」に到着。
が、あんなに怪しかった雲行きが?木漏れ日が差し込むようになりテンションUP
大丹波川の清らかな流れと、新緑のみずみずしさが素晴らしい登山道でした。


が、思い出した、私は渓流沿いも苦手だったんだ・・・
2年前の川乗山への渓流沿い歩きで泣きそうになっていたのに、又来ちゃったよ・・・バカバカ。
今回は登りルートを2パターン用意していたのだけれど、
ひとつは「真名井北稜」一般道ではないので不安だったのと、このコース水場がないので、
この時期暑がりの私、水がなかったらマズイ・・・
ということで、涼しくて水が手に入りそうな大丹波川沿いを選びました。

 
あ、濡れた木の橋は滑るんですよね・・・斜めになった橋、朽ちて一撃したら落ちそうな橋・・・
しかも右岸左岸へといったい何回橋を渡ったことか?
10箇所以上あったような・・・もう橋いら~~ん


 
とかなんとか言いながらも結局楽しんだ、美しく清涼感一杯の登山道♪
百尋ノ滝方面よりは、登山道に沢が近いので高度感がなくて安心でした(汗)



沢を離れて30分ほど登ると「獅子口小屋跡」に到着。
歩き始めてから既に3時間50分。さすがに疲れ、広い場所なのでここで昼食にしました。
この分岐をそのまま進むと「曲ケ谷北峰・川乗山」方面、私たちは山頂には寄らず「踊平」方面へ。


 
1/50000の地図にはこの分岐あたりに水場があるはずなんだけど?
結局見つけられなくて(川乗山方面だったらしい)これ以上は沢がないはずので、
わさび田に流れる川の水を汲んでいく事にしました。



(うっしゃ~~~と言ってると思う・・・)
が、この分岐から「踊平」までの九十九折の急斜面が一番きつかった
家から仕込んできた(一人当たり)水3㍑と、ここで汲んだ1㍑、
合計4㍑の重さが肩にずっしり。霧で煙って涼しかったのがせめてもの救いでした。


 
もーれつに汗かいて30分、「踊平」到着。ここからは緩やかな尾根歩き



・・・と思ったら案外ハード
石尾根を上がっているような雰囲気の登山道でした。(巻き道もあります)



でも!巻かずに登った甲斐あって、半分諦めていた「シロヤシオ」に遭遇!
もう終わりかけで茶色くなりかけていましたが、これを求めて来たので嬉しい


 
「日向沢ノ峰1356m」は狭い岩のピーク。ガスで何も見えませんでしたが、
ここまでの尾根筋にシロヤシオの木がたくさんあったので、咲いていたらとても楽しい尾根歩きが出来そうです。
ここは埼玉県の「捧ノ折山」に続いている道ですね。


 
「日向沢ノ峰」から先はしばらく緩やかな散歩道・・・


 
だったんですけど、なんだかんだとアップダウン。
桂谷ノ峰あたりでしょうか?見下ろすと七ツ石山からの下りみたいに急に見えます。
下から登ってくる人も辛そうです。


下りはラクなんですけど、これだけ下ると言うことは、また登り返すわけでして・・・

ひぇ~~とココ登るの?と言いたくなるよう(に見える)な急斜面のてっぺんに人だかり。
だいぶ疲労もたまってきて、肩は痛いし、苦しいし、あえぎながら登ったその先は・・・



「蕎麦粒山1472m」のピークでした。
ずっと前から来て見たかった山だったので、すごく嬉しかった



山頂からの展望はありませんでしたが、山頂に大好きな「サラサドウダン」が目の位置に。
先にいた皆さんとしばし会話をし、20分ほどゆっくりしました。
ミツバツツジとシロヤシオもいました、いい山だな~~。



 
「蕎麦粒山」からは緩やかに下り、あとはほぼ平坦な道。巨木も多いです。

仙元峠あたりの「川俣」への分岐は荒廃著しい為、
2010年度版よりエアリアマップからはずします、と書いてありました。


 
もうお腹も空いてきちゃって、緩やかだけどだいぶヨレヨレ。
前方に一杯水の水場を発見!でもほんのちょろちょろしか出ていませんでした。
小屋の方達の話によると、前日の雨で出ているだけで明日はもう解らないだろう、とのことでした。
やっぱり苦労しても担いで来て良かった、水がないと生きていけないもん、私。



水場があった、ということは小屋が近い・・・16:00、やった~見えた~~!

日没の遅いこの季節なら、このまま東日原に下りる日帰りも可能だけど、
疲れた私たち、無理せず今日はこの避難小屋に泊まることとします。

先客は4人男女のパーティと、ソロの男性がお二人。
ソロの男性の一人は年間80日ほど山にいるそうで、毎週どこかの避難小屋にいるそう(笑)
すごいですね~。


 
(これは翌朝の写真です)
一杯水避難小屋は広くてキレイ。12,3人は寝れそうです。
トイレは同じ建物だけど一旦外に出て入るので、小屋内に匂いがまったくしないのがGOODです。
あ、この小屋携帯もワンセグも受信可能でした。ビックリ。


 
ガスっていますが、外のベンチで夕食タイム。
鹿クンも覗きに来ました・・・


 
夕飯はダンナ作ハーブチキン焼きと冷やしタヌキ蕎麦。
目指したのが「蕎麦粒山」ですから・・・(笑)

小屋の前から天気が良ければ夜景が見えるそう。
残念ながらガスって何も見えませんでしたが、時折鹿の鳴き声しかしない静かな夜でした。
結局一日中雨には降られなかったので贅沢は言えません。シロヤシオにも会えたし十分です。

つづく
(結局今回も長くてゴメンナサイ)


【行程:上日向バス停8:00→大丹波川→日向沢ノ峰→蕎麦粒山→一杯水避難小屋16:00】
行動時間:8時間(食事・休憩時間含む)




雨でも行きたいワケがある。

2010-06-01 | ヤマのこと

5/30(日)天気予報は曇り時々雨。

朝、家を出るときから雨が降っていたらさすがに行かないけど、
歩き出して途中で降るなら、それはそれで仕方ない。
なにより、天気が悪くてもなんでも、どうしても山を歩きたいのだ。
そんな気分の日曜日だった。


家を出るときに見た天気予報は曇りだったのに、駅に着いたらもう小雨が。
スタートからカッパのお世話になる。



カラダを動かしたいだけなら、いつものジョギングコースだって十分だ。
でも、車の排気ガスやクラクションの音、
人のざわめきや足裏に伝わるアスファルトの冷たい響、
それらを感じずに歩きたいなら、やっぱり森に来るしかない。
森はいつだって、そんな私のわがままにも嫌な顔ひとつせず答えてくれる。



自分の息使いの他には、若葉を叩く雨粒の音や、遠くに流れる沢の音しか聞こえてこない。
時折吹く風に、大きく揺れる木々、瞬間落ちてくる大粒の雨。



空を見上げれば霧のベールとともに、いまにも森の精が舞い降りてきそう。


雨のおかげで、余計なものは一切聞こえない。
晴れの日よりも更に、今歩いている山のことしか考えない、幸せな時間が過ぎていく。




いつもは展望を期待して登る頂上だけど、雨に煙る姿だってとてもステキだ。
あれが見えない、これが見たかった、なんて単なる人間の勝手。
天気に左右される、自分の気持ちの持ち方が違うだけじゃないか。
山はいつだってなにも変わってなんかいないのに。



雨の森を楽しむ目で見れば、赤いツツジもシロヤシオに見えてくる・・・・・
わけない



いつもよりずっと静かな森を歩いて、カラダ中の酸素が入れ替わる。
ぐずぐずした気持ちもリセット。
ありがとう、やっぱり来てよかった、この清々しさを感じたかった。
さあ、おなかもすいた、久しぶりのあの子に会いに行こう


登山道は雨でもうぬたぬた。靴底の凹凸がなくなった?と思うほど。
前方が開けてきた、さあ、最後の階段を頑張ってひと登り。





「げ~~んちゃん!」


「・・・・・・・・・・・・」返事がない?



 
前へ廻ってみると青木茶屋が閉まっている。もう一軒の茶屋も。なぜ????
今日はこのエリアの茶屋は全店休業日なの?
陣馬山頂の茶屋も閉まっていた、その時嫌な予感はあったけど、まさか・・・
みぞれが降っていた3月だって開いていたのに
まだ4月からのスタンプラリー期間中なのに
登山客だってこんなにたくさんいるのに
過去10回程度来てるのに、全部閉まってるなんて初めてだ。


天ぷら・・・うどん・・・ビール・・・・影も形もない。
ここまで我慢したこの空腹を満たすものは・・・


そうなのぉ~~~(ヴィンテージ武井風)



茶屋横のいつもの場所で、呆然と立ち尽くす私。
先ほどまでガス一色だった山の景色は、いつしか高尾の町が見えるほどガスが流れて・・・。
雨が止んで眺めが良くなっても、ゆっくりする為の”ブツ”がない。




もしも、のために持っていた少しの食料で超ハラペコをやり過ごし、
そそくさと最短コースで下山した日曜日でした。



【行程:陣馬登山口バス停→新ハイキングコース→陣馬山→明王峠→景信山→小仏バス停】