【1日目:出発~ミラノ編】
【2日目:ヴェネツィア編】
【3日目:サンジミニャーノ編】
【3日目:シエナ編】
【4日目:フィレンツェ編】
【5日目:アマルフィ編】
【6日目:ポンペイ・ローマ編】
今日は旅の最終日。昨夜ホテルへついたのが遅かったのでちょっと疲れてるけど、
もう今日で終わりかと思うとなんだか寂しい。
ユースホステルのようなホテルにさようなら。毎朝ほぼ同じだったこのメニューも、案外飽きずに食べたなぁ。
ローマ市内から1時間以上も離れたホテルから、また市内へ移動。
案の定朝の渋滞に巻き込まれる。無駄な移動・・・。
だけど昨夜の雨も上がり、きれいな青空がのぞいている。
なんだか最終日だけがすっきり青空だったような
市内に入ると車窓からの観光。
ありゃ、ここは昨日すったもんだしたコロッセオ。
昼間と夜とではやはり大夫違う印象です。
「コロッセオ」は、古代ローマ時代に剣闘士同士や剣闘士対猛獣の戦闘ショーが行われた、
約5万人収容の円形闘技場。
ただ・・・あまりよいイメージのものではない見世物的な使われ方だったそうですけど。
それでも西暦80年、今から1900年以上も前にこんなドでかいものがあったとは。素直にオドロキです。
ただ、昨日のポンペイ遺跡もそうでしたが、ベルルスコーニ政権がなかなか上手く行ってない様で、
この辺の世界遺産の管理もちょっと大変な状況のようです。(現地情報)
2600年以上の歴史を持つローマ。
帝国の都として栄えた「永遠の都ローマ」には、ほかにも神殿パンテオン、コンスタンティヌス帝凱旋門など、
古代がいまこの時代までそのまま残り、ローマ帝国の栄華を今日に伝えています。
バスで走っているだけでも、歴史的建造物がニョキニョキとそこかしこにあり、
街全体が世界遺産登録というのも納得の迫力でした。
さて中心部でバス下車。今日のガイドさんと会います。
「今日は昼までに皆さんを空港まで送らなければなりません。帰国日に観光を入れるなんて無茶です(笑)
急ぎ足で案内しないとなりません!上手く飛行機に乗れるかどうかは皆さんの行動力にかかっています!
身体は60代、心は20代のわたくし。さあ、私の後についてくるので~す」
と超ハイテンションなベテランガイドさんに連れられていきます。
小走り状態で路地に入り・・・
右に左に曲がり、視界が開けたかと思うと巨大な彫刻と豊富な水をたたえる泉が現れた!!
Italianiこれが「トレビの泉」
動きのある特徴的なバロック様式、泉と一体化したような彫刻が素晴らしいです。
ここはもちろんお約束でコインを
Bravo
中央には海の神ネプチューンが、トリトンの操る大理石の馬に引かれた貝殻の馬車に乗っています。
動画でご覧下さい。
まだ朝なので比較的ゆっくり泉を楽しむことが出来ました。
昨日、一緒にハラハラドキドキ行動を共にした3美人達とお別れの記念撮影。
良い思い出が出来ました、ありがとうね~~
映画や映像でしか見たことのない観光名所を見るとシアワセ気分 やっぱりその場に立つと違うものですねー。
そしてまた急ぎ足でガイドさんに連れられていくと・・・
photo:Piazza di Spagna
「スペイン広場」に着きました。
バロック様式の特徴である波打ちながら流れる、というドラマティックなデザインが取り入れられたスペイン階段。
横幅はかなり大きく、登りはじめて中段まで行くと二つに分かれ、
真ん中に広場のような踊り場があります。
空間を上手く利用したデザイン性にも優れたスタイルです。
階段の上にあるフランス教会(トリニタ・デイ・モンティ教会)
教会の前の18世紀のオベリスク、踊場のデザイン・・・何もかもがFantatico
階段を背にした広場の正面には、バルカッチャの噴水。
そこからまっすぐに向こうに延びるのはコンドッティ通り。
これだけ見たら、もう気分はすっかりヘプバーンです。
階段を一番上まで上がって振り返り、遠くを眺めれば、
サン・ピエトロ大聖堂のクーポラが見える・・・(治安がよければ)なんて素敵な街なのでしょう。
さて、いよいよ最後の観光場所は・・・もちろんヴァチカン市国
まずはファサードへ。
国際的な承認を受けている独立国家としては面積・人口ともに世界最小の国、ヴァチカン。
(サンピエトロ広場)
サンピエトロ寺院は聖ペテロの墓の上に造られたカトリック教徒の総本山。
(柱廊の上には140体の聖人像)
入場の列に並び、セキュリティチェックを受けサンピエトロ大聖堂内に入ります。
現在の建物は1626年完成のもの。
スイスの衛兵が守る横を通り、中へと入ります。
衛兵の制服はミケランジェロのデザインらしい。
思わず上を見上げる大きさ。ちなみに聖人像は小さく見えても3mあるとか。
中に入ります。アトリウムの天井。
中に入るとすぐにミケランジェロ・23歳の作品『ピエタ』が。
以前はそのまま見れたそうですが、事件があってからガラス越しにしか見れなくなったそうです。
ごった返していてこれ以上は寄れません。
左はクーポラの内部
右はベルニーニの天蓋・上部(ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ作)この上にローマ法王が立たれるそう。
この主祭壇は地下に聖ペテロが眠る場所にあり、蔦の絡まる柱など華麗な装飾が施されています。
左はアレクサンダーⅦ世の記念碑と司教座の祭壇
右は聖ペトロの司教座(カテドラ・ペトリ)司教座は四人の聖人達に支えられ、
後陣と呼ばれるもっとも神聖な場所にあるそうです。
大事な聖ペテロのブロンズ像は撮り損なった?画像が見つからなかった(汗)
サンピエトロ大聖堂内には、たくさんの礼拝堂があり、
油彩で描かれた祭壇画がたくさんありました。
これはラファエロの祭壇画「キリストの変容」
板に油彩で描かれており、1518年ごろのラファエロの遺作です。
動画で雰囲気だけ
入口から祭壇までの身廊は186mもあり、とにかく何もかもスケールが違いました。
短時間での見学と混雑で写真もろくに撮れませんでしたが、
荘厳な大聖堂内部は圧巻、の一言でした。
大聖堂を出ると、また通り雨が。
オベリスクを眺めながら、今回の観光が全て終わった寂しさを胸に・・・
バスに乗り、空港へ向かいます。
さようなら、ローマ。
帰国便は「フィウミチーノ空港(レオナルドダヴィンチ空港)」から。
入国したミラノのマルペランサ空港と並び、イタリア最大級の空港のひとつです。
結局空港で時間たっぷりだったので最後に空港で買いものしたり。
終わってみればなんだか寂しい・・・8日間長いかと思ったけど、まだ1週間ぐらい滞在していたいかも。
こうして8日間の旅を終えたのでした。
駆け足で通り抜けたイタリア8日間の旅。
8つの世界遺産と10都市の周遊は、かなりハードで最初から「体力勝負ツアー」と言われていたのですが、
遊んでいる時は元気なのは誰も同じ、体調を崩すこともなく楽しめました。
一箇所をじっくり見れないのは最初から解っていたし、もっと時間を!と思うところもたくさんありましたが、
治安の悪い都市部からのんびりとした田園地区、スケールの大きさに目を奪われた海岸線や遺跡など・・・
限られた時間の中で、様々なイタリアの表情の一部を体感できるのがこのツアーの良さ、だったのかも。
今回気に入ったところにまた次回、ゆっくり訪れる旅をするのがいいのかな、と感じました。
(休みくれ~~~)
そして心から・・・イタリアって楽しい また来たいと思ったのでした。
2010.11.13~11.20 8日間 (HIS・ツアー代金@約¥280,000)
長々お付き合い頂きありがとうございました。