2021.8.28(土)~29(日) 燕岳へ
(2021.8.29 AM4:50)
2021年は燕山荘100周年です
と知ったら行かずにはいられない
だけど土日はいつも満室でなかなか予約が取れない・・・
日に何度もサイトを見に行って、空きが出たら申し込みも、タッチの差でダメだったり
ようやくチャンスが訪れて予約が取れたのが7月、その日から
8月28日、何事もなく行けることを待ち望んでいた
と言うのも、お盆の大雨で中房線が崩れて通行止めになり
通行止め解除になったのが8/21(土)セーフ!
幸い天気予報もほぼ安定して晴れ、楽しみしかない気分で夜行バスに乗る
穂高駅5:10発中房温泉行のバスは大賑わい、6台のバスで到着しました
もともと燕岳には混雑回避で平日絡みでしか行ったことがなかったので
普段の土日はこんな風に混むんだなぁ、といまさら驚く
この日は晴れていても風が強く、樹林帯でも谷から吹き上げる風が冷たく
ベンチに座るとかいた汗が一気に冷えてしまうほど
暑いのが苦手な私にとってはありがたかった、無風だったら辛かったな
眠い、暑い、重い・・・といつものように無言でただただ足を前に出すと合戦小屋まで5分の標識
これ、出てくると嬉しい
合戦小屋も大賑わい
今回はスイカ食べれるぞ!とこれを目指して頑張ってきた(いつも終わっている時期にしか来ていない為)
11年ぶりに食べたけど、やっぱり特別甘くて美味しい!
(以前は¥800だったけど、小さくなって¥500)
合戦小屋から先は気持ちの良い稜線歩きなんだけど、小屋が見えてもなかなか着かないんですよね
三角点からは槍が見えてとっても嬉しいのですが
風は冷たいけど日差しが強烈
スイカのエナジーも30分ほどで切れて、思わず日陰に座り休憩
ようやく小屋手前まで来ると、みんなゆっくりペースになって渋滞・笑
11:40 燕山荘到着 5時間かかった
う~ん、年々時間がかかるようになってるね・・・(涙)
お腹ペコペコなので小屋前のベンチで昼食にするも、やっぱり喉を通らず
仕方ないのでCCレモン買って、持参したぷるんと蒟蒻ゼリーでお腹を満たす
さっき、登り途中で見えた不思議な雲は、やはり天気が崩れる前兆だったのか
チェックインして山頂へ向かおうとしている間にどんどん雲が・・・(;'∀')
カリカリになったコマクサさんが残ってた
大天井岳はすっぽり雲に覆われ、そこをヘリが旋回してた
雨がぽつぽつ降ってきて、風も強いので景色を楽しむのは終わりにして戻ります
小屋と山頂の間では
トリカブト・コゴメグサ・ミヤマコウゾリナ?・ヤマハハコ
アザミ・リンドウ・シナノオトギリ・ミヤマアキノキリンソウ・トウヤクリンドウなど秋の花が咲いていた
去年は時間切れで会えなかったイルカに会えたから、まあいっか。
------------------------------------------------------------
燕山荘では休前日にも関わらず一区切りの部屋(通常4名)を2人で使わせてくれる、これは安心♪
お待ちかね、サンルームに数か月ぶりの生ビールを飲みに行くけどダウン着ないと寒いくらい
燕岳の往復ですっかり冷えてしまったので、1杯しか飲めなかった
ふと食堂に目をやると、え?コンサートって今夜?
存在は以前スロさんのところで知ってはいたけど、まさか今日だったとは・・・
燕山荘100周年、年表や模型などが玄関ホールに掲示されていました
100年も前に人力で資材を歩荷して小屋を建てたんですよね・・・
この本館は1935年建設、ものすごく太い柱があちこち使われて
100kg歩荷していたという先人たちは、どこからそんな力が湧いていたのでしょうか。
私たちは16:30からの一回目
去年は開催できなかったというコンサート、今年は食事中に短く5曲ずつ3回公演だそうです
山の上で聞く生演奏・初体験
音色が澄んだ空気の中、重厚な木造の中で美しく響くせいなのか? 特別な場所で聞くせいなのか?
耳にやさしく、心に沁みる、記憶に残る音色でした
私は竹内まりやの「いのちの歌」でじーーーん・・・いつまでも聞いていたかったなぁ
この鈴木メソードによるクラシックコンサートは1984年から毎年(2020年を除く)開催だそう
夕方はどんより空だったけど、20時を過ぎると晴れて夜空には天の川
生のバイオリンやチェロの心地よい音が頭の中を流れていくなかで就寝
-------------------------------------------------
翌朝
もくもく雲海の向こうに富士山
なんて美しい一日の始まりでしょう
四阿山あたりからのご来光
モルゲンロートの槍ヶ岳と表銀座
今年はもう見れないかも、と思っていたから本当に嬉しかった
名残惜しいほどの良い天気
こんなお天気の中、縦走出来たら最高だったんだけどね、仕事休めないから仕方ない
サンルーム2021年のラインアップ、ハイボールも日本酒もアイスコーヒーもなんでもある
昨日雲がかかっていた裏銀座や水晶岳も全部見えて、
後ろ髪惹かれる思いで山荘を後にしたら、あれあれ??
今年2度目のバッタリ!chiakiさん 今回は忘れずに写真撮りました・笑
chiakiさんはこの後、7時から外での生演奏を見てから下山されたそうで羨ましい!
バスの時間があるので下山開始
バイバイ燕山荘、また来年!
燕岳、またね
下山途中、燕山荘の若い女子スタッフさんがゴミを背負って降りていきました
快適な時間を過ごさせてくれてありがとう
下界では目に見えない圧に頭から押さえつけられている毎日だけど
北アルプスの稜線は 自分の上には空と雲と星だけ 重石は何もない
以前とは違う息苦しさの中で生きていかなければならないからこそ
この時間が自分にとってはとても大切で、今を生かされている事に感謝できる
山からもらった元気や優しさは、日々どこかに恩返しとして繋げていくよ
2021年の夏山を歩けて本当によかった
下山の間、頭の中にはずっと、大好きな山下達郎の”さよなら夏の日”が流れていた
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▽今回の自分へのおみやげ▽
100周年記念バンダナとレトロデザインのエコバック
(右はクラシックコンサートのプログラム)
【行程】バスタ新宿23:15⇒安曇野穂高BS4:10(徒歩5分) JR穂高駅BS5:10⇒中房温泉BS6:05
8/28=中房登山口6:45⇒合戦小屋10:05~10:25⇒燕山荘11:40
8/29=燕山荘6:20⇒合戦小屋7:00⇒中房温泉9:20~入浴
中房温泉BS10:45⇒JR穂高駅11:40/11:54⇒松本12:24/13:10⇒新宿15:41
◎8/28 クラシックコンサートの様子:燕山荘ブログ
◎8/29 コンサート第二部の様子:燕山荘ブログ
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(2021.8.29 AM4:50)
2021年は燕山荘100周年です
と知ったら行かずにはいられない
だけど土日はいつも満室でなかなか予約が取れない・・・
日に何度もサイトを見に行って、空きが出たら申し込みも、タッチの差でダメだったり
ようやくチャンスが訪れて予約が取れたのが7月、その日から
8月28日、何事もなく行けることを待ち望んでいた
と言うのも、お盆の大雨で中房線が崩れて通行止めになり
通行止め解除になったのが8/21(土)セーフ!
幸い天気予報もほぼ安定して晴れ、楽しみしかない気分で夜行バスに乗る
穂高駅5:10発中房温泉行のバスは大賑わい、6台のバスで到着しました
もともと燕岳には混雑回避で平日絡みでしか行ったことがなかったので
普段の土日はこんな風に混むんだなぁ、といまさら驚く
この日は晴れていても風が強く、樹林帯でも谷から吹き上げる風が冷たく
ベンチに座るとかいた汗が一気に冷えてしまうほど
暑いのが苦手な私にとってはありがたかった、無風だったら辛かったな
眠い、暑い、重い・・・といつものように無言でただただ足を前に出すと合戦小屋まで5分の標識
これ、出てくると嬉しい
合戦小屋も大賑わい
今回はスイカ食べれるぞ!とこれを目指して頑張ってきた(いつも終わっている時期にしか来ていない為)
11年ぶりに食べたけど、やっぱり特別甘くて美味しい!
(以前は¥800だったけど、小さくなって¥500)
合戦小屋から先は気持ちの良い稜線歩きなんだけど、小屋が見えてもなかなか着かないんですよね
三角点からは槍が見えてとっても嬉しいのですが
風は冷たいけど日差しが強烈
スイカのエナジーも30分ほどで切れて、思わず日陰に座り休憩
ようやく小屋手前まで来ると、みんなゆっくりペースになって渋滞・笑
11:40 燕山荘到着 5時間かかった
う~ん、年々時間がかかるようになってるね・・・(涙)
お腹ペコペコなので小屋前のベンチで昼食にするも、やっぱり喉を通らず
仕方ないのでCCレモン買って、持参したぷるんと蒟蒻ゼリーでお腹を満たす
さっき、登り途中で見えた不思議な雲は、やはり天気が崩れる前兆だったのか
チェックインして山頂へ向かおうとしている間にどんどん雲が・・・(;'∀')
カリカリになったコマクサさんが残ってた
大天井岳はすっぽり雲に覆われ、そこをヘリが旋回してた
雨がぽつぽつ降ってきて、風も強いので景色を楽しむのは終わりにして戻ります
小屋と山頂の間では
トリカブト・コゴメグサ・ミヤマコウゾリナ?・ヤマハハコ
アザミ・リンドウ・シナノオトギリ・ミヤマアキノキリンソウ・トウヤクリンドウなど秋の花が咲いていた
去年は時間切れで会えなかったイルカに会えたから、まあいっか。
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燕山荘では休前日にも関わらず一区切りの部屋(通常4名)を2人で使わせてくれる、これは安心♪
お待ちかね、サンルームに数か月ぶりの生ビールを飲みに行くけどダウン着ないと寒いくらい
燕岳の往復ですっかり冷えてしまったので、1杯しか飲めなかった
ふと食堂に目をやると、え?コンサートって今夜?
存在は以前スロさんのところで知ってはいたけど、まさか今日だったとは・・・
燕山荘100周年、年表や模型などが玄関ホールに掲示されていました
100年も前に人力で資材を歩荷して小屋を建てたんですよね・・・
この本館は1935年建設、ものすごく太い柱があちこち使われて
100kg歩荷していたという先人たちは、どこからそんな力が湧いていたのでしょうか。
私たちは16:30からの一回目
去年は開催できなかったというコンサート、今年は食事中に短く5曲ずつ3回公演だそうです
山の上で聞く生演奏・初体験
音色が澄んだ空気の中、重厚な木造の中で美しく響くせいなのか? 特別な場所で聞くせいなのか?
耳にやさしく、心に沁みる、記憶に残る音色でした
私は竹内まりやの「いのちの歌」でじーーーん・・・いつまでも聞いていたかったなぁ
この鈴木メソードによるクラシックコンサートは1984年から毎年(2020年を除く)開催だそう
夕方はどんより空だったけど、20時を過ぎると晴れて夜空には天の川
生のバイオリンやチェロの心地よい音が頭の中を流れていくなかで就寝
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翌朝
もくもく雲海の向こうに富士山
なんて美しい一日の始まりでしょう
四阿山あたりからのご来光
モルゲンロートの槍ヶ岳と表銀座
今年はもう見れないかも、と思っていたから本当に嬉しかった
名残惜しいほどの良い天気
こんなお天気の中、縦走出来たら最高だったんだけどね、仕事休めないから仕方ない
サンルーム2021年のラインアップ、ハイボールも日本酒もアイスコーヒーもなんでもある
昨日雲がかかっていた裏銀座や水晶岳も全部見えて、
後ろ髪惹かれる思いで山荘を後にしたら、あれあれ??
今年2度目のバッタリ!chiakiさん 今回は忘れずに写真撮りました・笑
chiakiさんはこの後、7時から外での生演奏を見てから下山されたそうで羨ましい!
バスの時間があるので下山開始
バイバイ燕山荘、また来年!
燕岳、またね
下山途中、燕山荘の若い女子スタッフさんがゴミを背負って降りていきました
快適な時間を過ごさせてくれてありがとう
下界では目に見えない圧に頭から押さえつけられている毎日だけど
北アルプスの稜線は 自分の上には空と雲と星だけ 重石は何もない
以前とは違う息苦しさの中で生きていかなければならないからこそ
この時間が自分にとってはとても大切で、今を生かされている事に感謝できる
山からもらった元気や優しさは、日々どこかに恩返しとして繋げていくよ
2021年の夏山を歩けて本当によかった
下山の間、頭の中にはずっと、大好きな山下達郎の”さよなら夏の日”が流れていた
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▽今回の自分へのおみやげ▽
100周年記念バンダナとレトロデザインのエコバック
(右はクラシックコンサートのプログラム)
【行程】バスタ新宿23:15⇒安曇野穂高BS4:10(徒歩5分) JR穂高駅BS5:10⇒中房温泉BS6:05
8/28=中房登山口6:45⇒合戦小屋10:05~10:25⇒燕山荘11:40
8/29=燕山荘6:20⇒合戦小屋7:00⇒中房温泉9:20~入浴
中房温泉BS10:45⇒JR穂高駅11:40/11:54⇒松本12:24/13:10⇒新宿15:41
◎8/28 クラシックコンサートの様子:燕山荘ブログ
◎8/29 コンサート第二部の様子:燕山荘ブログ
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