涸沢編はこちら
翌朝すっきり目覚めると、お天気もスッキリ晴れ
山荘に不要な荷物を預けて身軽になって目指すは蝶ヶ岳。
横尾山荘の脇から登って行きます。
ここは急登と地図にはあるけど、それほどでもないのは前回降りてきて解っているので、
今日はこのルートをピストンします。
槍見台からはくっきり美しい槍様が拝めました♪
さらに進むと、以前は手書きで誰かが勝手に書いた風の「なんちゃって槍見台」
とうとう正式に認められたのでしょうか?りっぱな道標とベンチが設置されていました。
(上の写真は3年前のなんちゃって槍見台)
長塀尾根がいまいち苦手な私たちには、同じ樹林帯でもこちらのほうが好き。
人がいないのでマイペースで快調に足を進め、第三ベンチ過ぎたら頭上が明るくなってきました。
わ~い、予定より早く2時間30分で稜線に出た!
稜線に立てば雲海の向こうにうっすら富士山
いまだに噴煙を上げる御嶽山をみると、胸がきゅっとなるけど。
正面にずらり穂高の峰々
うーーん、やっぱり何度見てもこの迫力と美しさには感動します。
時間はたっぷりあるけれど、蝶ヶ岳山頂のある場所より蝶槍のほうが好きなので、
今回は小屋の方には行きません。
あぁ、美しい、伸びやかなこの稜線の気持ち良さったら
蝶槍に向かって天空散歩~~~
蝶槍に標識がないのが不思議だけど・・・TOPと書かれた岩の上に到着
わーーい!ヤッホー!ヤリホ~♪
槍の脇に顔をのぞかせているのは水晶岳かな?
つい一か月前に歩いた黒部の山々がもう懐かしい。
東鎌尾根の向こうに見えるのは裏銀座の稜線かな?
来年こそはあちらへ行ってみたい、夢は膨らむばかりなり。
この日の稜線は無風でお日様サンサンぽっかぽか
あまりの気持ち良さに稜線に寝転んだりしてたら、気がつけば1時間45分も経ってました。
だっていくら見てても飽きないんですもん。
あっちうろうろこっちうろうろ、きりがない( ̄▽ ̄)
お名残惜しいですが下山しますか。
来た道をまた降りて行きます。
樹林帯では北アルプスの秋を華やかに彩ったナナカマドの真っ赤な葉が
眠りに着く前に会えてよかった(*^_^*)
なんちゃって槍見台で今年最後の槍様にご挨拶
青空のもと、歩かせてくれてありがとうね☆
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預けたザックを背負いなおして徳澤へ向かいます
梓川沿いのカラマツが夕日を浴びてキラキラ
徳澤到着。今夜のお宿は昨年と同じ「徳澤園」
去年楽しかったからまたきちゃいました。
平日来れる時じゃないと予約が取りにくいのでついとってしまったけど、
2泊3日で2日目に徳澤にこなければならない計画をしてしまうと、コース選びが難しいですね
ま、それはそれで楽しかったから良しとしましょう。
去年慌ただしかったので、今日は早めにチェックイン。
通された部屋は「蝶ヶ岳」
登ってきたのを知ってたのでしょうか(笑)
テラスが出来てしまったみちくさ食堂で、お風呂上りに生ビールで乾杯♪
(その油断がいけなかったのか・・・)
静かな晩秋の徳澤で、前穂を眺めながらゆっくりするのはたまらない心地よさ。
ダメだ・・・コレ・・癖になりそ・・・
楽しみにしていた夕食の時間、残念なのは食事内容が全く去年と一緒だったこと!
(なので写真なし!画像は朝のデザート)
時期が同じとはいえ期待していただけに・・・(苦笑)
ま、ぜいたくは言えませんけどね、もちろんとっても美味しかったです。
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翌朝
前穂のモルゲンロートを眺め、ふわふわオムレツを頂き
コーヒーの良い香りが漂うみちくさ食堂で、
旅の終わりを締めくくります。
去年は雨だったけど、今回は帰りも良い天気
小梨平に向かうにつれ、視界がどんどん黄金色になっていった
唐松の紅葉が見事な梓川沿いをゆっくり歩く
何度も何度も振り返りながら。
焼岳にも挨拶して、賑やかな上高地を後にしました。
(車窓より撮影)
バスに乗ったら大正池から沢渡あたりの紅葉がちょうど見頃、
うっとりしながら帰路へ着きました。
目指す頂には登れなかったし、夏以降は自由な時間が取りにくくなってしまったけど、
今年もまた締めくくりにここに来れたことに感謝です。
そして・・・
この日偶然徳澤に来ていたかわみんさんと数年ぶりにバッタリ♪
久しぶりにおしゃべりできて楽しかった~ありがとね♪
また来年会いましょう、Thank you ! JAPAN Alps
■行程■
横尾山荘6:55→槍見台7:15→なんちゃって槍見台8:00→稜線分岐9:25~蝶槍~稜線分岐11:15
→横尾13:40→徳澤園14:45
徳澤園→上高地→新島々→松本→あずさ→新宿
▽おまけ▽
涸沢で限定ナルゲンボトルは(当たり前ですが)売り切れで買えなかったので、
代わりに新作という畦地さん柄のバンダナが唯一の自分へのお土産でした。