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最終日。南竜ヶ馬場テント場より「別当出合」へ帰ります。
コースとしては別山経由チブリ尾根を通って「市ノ瀬」へ降りるコース、
黒ボコ岩まで登り返して「観光新道」を通って「市ノ瀬」へ降りるコースとあります。
計画時に色んなパターンを考えたのですが(白川郷に下りるのも含め)、
「市ノ瀬」から金沢駅へ向かうシャトルバスは1日に3便しかありません。
そのなかでも一番早い11:45発に乗っても、自宅へ着くのが20:30頃。
翌日はまた6:00に起きて会社・・・それを考えるとせっかくきたのだから、というより、
出来るだけ早く帰ることを考えてしまう軟弱な私です。
チブリ尾根コースの下山は私の足では約8時間、観光新道は約5時間かかります。
行きに暑さとザックの重さでバテバテになったので、帰りは長旅、体力温存を優先し、
観光新道すら諦めて7:00、来た道砂防新道をピストンで帰ります。
テント場から見上げる「別山」方面はものすごい登り返しです
今回もたくさん参考にさせて頂いた「気楽に山歩き」さん(2008年レポ)、
ここをデカザックテント装備で登って帰られたsanae隊は本当にすごい・・・
としみじみ眺めていました。
下りならザックの重さはさほど気になりませんが、それでもよっこらしょで汗はかきます。
3連休最終日でも登ってくる方々はたくさん。すれ違い休憩しながら「中飯場」へ。
ああ、3日前はここからへこたれっぱなしだったっけ・・・(笑)もう懐かしい。
一歩通行の場所まで来ました。下りはぐるっと巻いて降りていきます。
樹林帯は涼しいな~。
吊橋まで戻ってきました。最後の難関です(笑)手に汗かいて渡ると・・・
鳥居をくぐって、9:40、ゴール。
下山でも汗びっしょりでした。自販機のジュースでクールダウン。
シャトルバスは約20分間隔で運転中ですが、この時間帯はあまり人がいないかな?と思ったら大間違い!
あっという間に満員になってしまいました。
20分ほどでビジターセンターのある「市ノ瀬」に到着。
目的はただひとつ、温泉です。これナシでは帰れません。
10時ちょっとすぎだったのですが、もう日帰り入浴OK、とのことで助かりました。
小さな檜の良い香りのする清潔なお風呂。源泉掛け流しと、加水と2つ湯船がありました。
窓から見える真っ青な空を眺めながら、3日間の汗を流したときの気持ちよさは、
山を降りたときにしか感じられない最高の瞬間です。
この温泉も冬場は雪で閉ざされてしまうのですね・・・いい温泉でした
市ノ瀬にはここにしか店はないので、ビールもジュースもお菓子もここで購入。
バスの時間までビジターセンターで、楽しかった白山を振り返りながら待ちました。
入りたかった温泉も入れたし、あとは「はくたか」に乗り、直江津経由、越後湯沢を通って、
新幹線指定席で帰るだけ、全てがうまくいったと思っていた、この時は・・・
バスは一台、満席で金沢駅まで向かいます。
2時間かかるところちょっと早めに着いたのでラッキー★とある場所を往復し、
予約してある指定席の受取に、回数券※(下記参照)を持って金沢駅の「みどりの窓口」へ。
ここでアクシデント発生!!
予約番号が確認できないから、指定席券が発券できない、とのこと。
「なんで~~!」って問い詰めるも、全て私のせいだった・・・
ネット予約したチケットはJR東日本内じゃないと受け取れないシステム。
そんなこと、ずいぶん前から知っていたはずなのに、金沢駅がJR西日本、という意識が全くなかった・・・
新潟は東日本なのに?気づかなかったよぉ、何年電車乗ってんだ?アタシ
だけどさ~じゃ、なんで西日本の列車予約が東日本のNETサイトで出来るのさ!
と怒ったところで仕方ない&焦る。
とにかく出発時刻までにキャンセルできなければ運賃は自動的にクレジットカードから引き落とし。
金沢駅構内NET環境を求めて走り回り、なんとかみつけるも、予約席だけ残しておくということは不可能。
結局NETじゃ解決できなくて、電話で問い合わせするも、予約は全て取消し扱いとなってしまったのだ・・・
頭の中真っ白・・・
ここから最短でも5時間かかる・・・今14:00。どうしても電車じゃなければ間に合わない。
立って帰れる距離じゃない、疲れてるし、暑いし、デカ荷物・・・
大丈夫か?今日中に帰れるのか?東京まで?
冷静に冷静に・・・・
金沢から東京までは「北陸回数券」というものがある。
それを使えば通常¥13,010のところ¥10,650 と@2360円も安くなる。
ただし、東京ではあまり利用されない券らしく都内の金券SHOPでの取り扱いはなかったのだ。
その為、計画の段階で金沢駅から徒歩5分にある金券SHOPで販売しているのを確認していた。
そこで回数券を手に入れ、その回数券を使って再度チケット購入。
(本当はこれで予約した指定席券が発券されるつもりでいた)
三連休最終日だから、はくたか指定席は全て満席だったけど、
「越後湯沢」からの新幹線は「たにがわ」なら確保できた。
NET予約で取消手数料を払っても、まだおつりが来た。ほっ
幸い「はくたか」は金沢駅始発、自由席があるとのことだったので、
とりあえず大急ぎでホームの自由席に並んだ。
このホームが暑いのなんのって・・・でも汗ダラダラ・根性で45分も待って席確保♪
確保できてよかった、この列車の乗車率がすごかった!身動き取れないほどビッチリ立っていた。
ここを立ったまま帰ることを考えたら・・・多分倒れてた
砂防新道下山で、体力温存しておいて良かった、と思った瞬間でした
日本海を見ながら、「はくたか号」は走る~~~
向こうは「立山」があるんだよね?
ここの路線に乗ったのは初めてだったので面白い!富山とか通るんですね(当たり前か)
富山のお米、美味しいんですよね・・・
上越が近づいて見えた、不思議な形の山・・・?あれが妙高山とかでしょうか?
行きたい山リストに入っているので、いつか必ず・・・
と、「はくたか」に揺られること約2時間40分、無事越後湯沢に着くも、
到着が遅れて乗り換えダッシュで大慌て
でもしっかり駅弁だけは買って、電車に乗り込みました。
完璧だ~~と思っていたのに、やっぱり珍道中だった私の初・白山の旅。
さすがに移動時間が長くて疲れたけど、いろんな意味でも心に残る山歩きとなりました。
【3日目・行程】南竜ヶ馬場テント場7:00→砂防新道→別当出合9:40~入浴~バス11:45
→金沢駅13:35 金沢駅15:12(はくたか)→越後湯沢17:52→18:20→東京20:50
初めて出会ったお花たちも含め、たくさんのお花に出会えました。
図鑑等で一生懸命調べたのですが、違っていたら教えてくださいね。
撮り残したお花も合ったみたいですが、またいつか機会があれば訪れたいと思います。
2010.7月 白山で出会ったお花たち
おしまい。