カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

山のおみやげ

2017-10-22 | モノのこと

燕山荘では買い物心を刺激されるいろんなグッズが販売されていますね

山の上での買い物は、ザックが重くなるから・・・と一瞬考えてしまうけど、
それよりも物欲が勝ってしまうと買ってしまうのです。
燕山荘のバッチと手ぬぐいは2個ずつ持っているので、
今回はダンナ用のwoolワンポイントホルン柄Tシャツと、畦地梅太郎さんタオルを購入。
☆気になる方はwebで見てください。


その他に今回連れて帰ってきたのは・・・



大天荘で休憩した時に目に飛び込んできたて手ぬぐい
カワイイ、というよりはデザインがすごく気に入って購入 色は二色

この手ぬぐい、色彩が良いなぁ、と思ったら、

”本品は注染という技法の手染め製品です。機械で刷ったプリント製品とは異なり、
表裏とも同じ様に染まり、色や輪郭に微妙な「ゆれ」「にじみ」「むら」が出て、
それが和手拭いの味を醸し出しています。
本品は【細川染】という工程を二度繰り返す高度な技巧で
色の重なりを作る事により、さらに奥深いものになっています。
松本市島内3714 白木染工場

という説明文が入っていました。


伝統工芸が山の手ぬぐいになるってなんかいいなぁ
ななかまど柄とちょっぴりレトロなフォントも好き。
まだ洗っていませんが、使うのが楽しみです。


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2017年 夏の縦走で買ったおみやげ



野口五郎小屋の雷鳥&こまくさ手ぬぐい
確か・・・500円という安さだったような・笑(何度も洗ってシワシワですいません)



手ぬぐいはどんどん増えてしまうので最近はあまり買わないようにしているのですが、
想い出深い場所のは買ってしまいますね~



縦走途中で重くなるからなぁ・・・と思いつつ買ってしまったのが



水晶小屋Tシャツ
小屋が開いてる時期に来たのが初めてだったので、嬉しくて

通常山で売られている速乾性Tシャツの素材が苦手で(着ると逆に身体が冷えてしまうので)
鑑賞用にしか買えないのですが、これはノースフェイスとのコラボで身体が冷えないもの
高かったけど着心地は◎
またこれを着て黒部源流の山に行くぞ!という希望をもって部屋着にしてます・笑



何鳥さんかな?ホシガラス?
カッコイイデザインだけど、ザックを背負うと見えなくなるのが残念

☆追記☆
ノースフェイスコラボTシャツは色々あるんですね~
「月が登れば」のyakoちゃんが買ってきた立山Tも素敵




燕山荘で宿泊するともらえるカード
左は2010年にもらったもの 右は2017年
畦地梅太郎の絵はみーんな好き



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おまけ



羽を広げると中が冬毛になりかけてた雷鳥さん





撮影裏
こんな近くで撮らせてくれた雷鳥さんたち(・∀・)
あれからもっと白くなっているんでしょうね~



秋の長雨&台風
いやですね・・・
早く青空が見たいです


   

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初雪真夏日パノラマ銀座・3

2017-10-16 | ヤマのこと

2017.10.8(日)最終日


5:30、小屋の外に出れば、月明かりに照らされた槍ヶ岳



常念乗越に日が登る
この瞬間は何度見ても感動しますね



浅間山の右手から今日の日が登ります



赤く染まる槍ヶ岳と影常念



朝の澄んだ空気の中、息を切らしながら山頂へ



常念岳山頂
3日目にしてやっと廻りの峰々を見ることが出来ました



富士山と南アルプス



歩いてきた稜線の向こうには鹿島槍ヶ岳や白馬、立山
今自分の前に見えている山々は、過去に自分の足で歩いてきた山々
楽しかった想い出や苦しかった記憶が蘇る だから何度見ても飽きないのでしょうね



ひとしきり楽しんだら蝶ヶ岳へと進みます。
今日中に下山しなければならないので、ゆっくりもしていられません



ここから見ると前穂のギザギザが良くわかるんだよね
なんて言ってる場合ではありません!
前回は怖がっていたから?かと思ったけどやっぱり常念からの下山CT40分はおかしいって!
また今日も1時間半かかりましたよ?前を行く若いお兄ちゃんたちともほぼ同じペースだったよ?



地図のCTは常念岳山頂から2512地点まで40分
実際は(私は)90分
2512地点から2592地点まで60分は一緒
そこから蝶槍までCT90分 実際は60分
合計すると3時間30分は一緒なんですけどね、2512地点までのCTが違い過ぎて焦るんですよ
今回、忘れないようにしっかり書いておきます。



地味にキツイアップダウン、蝶槍への樹林帯の急坂を登りきれば・・・



私の大好きな蝶槍到着
今回も快晴で嬉しいなぁ
前回はなかった山名板も出来てて良かったね
(足短いね(*´ω`))



なぜここが好きかといえば、高度感がないのに絶景が拝めるから
いつまでたっても、切り立った険しいところは嫌いです。




ゆるゆるとヒュッテまでの道のりを楽しみますが、
なにしろ今日は夏みたいに暑い!
長袖で我慢できなくて、途中の樹林帯で脱いで半袖になって正解



稜線歩きは天気が良い日に限る(笑)



ヒュッテの日蔭でランチタイムにしますが、今日もやっぱり食べれない
山行中にごはんが喉を通らないのもいつまでたっても改善されなくて困ります。

クールダウンしたら、蝶ヶ岳ヒュッテの公衆電話からタクシーを予約して、
今日は初めての三股へのルートで下山します。
横尾へ降りれば紅葉も楽しめるな、とは思ってはいたけれど、
混雑の三連休、もし上高地からの最終バスに乗り遅れたらシャレにならないので断念




12時、下山開始
思ったより歩きやすい道ではなかったし、登ってくる人が多くてすれ違いに時間をとられ焦ります。




時折、前常念が見えたりするのはいい感じ



途中に沢があったのでクールダウン
沢の水が冷たくて気持ちいいなんて、夏ですかー!



途中、しーーんとしていてなんだかクマが出そうな雰囲気で嫌だなぁ・・・と思ったら

ガサガサ!

ひーーーーっ(゚Д゚;)


・・・鹿でした。



皆さんの写真で見ていたゴジラの木が出てきたらもうすぐかな・・・



橋を渡ったら



15:20 ゴーール☆

ですが、タクシーのお迎えはここからまだ20分ほど歩かないとです。
16時に予約してたから間に合って良かった~


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さて、下山後の温泉
今回は”ほりでー湯”は行きません、なぜならゆっくり入浴する時間がない(大糸線が1時間に1本)のと、
ほりでー湯で下車するとまたタクシー呼んで駅まで行かなければならないからです。

そこで事前に色々調べた結果、豊科駅から徒歩10分の場所に一軒だけ銭湯があるらしい
ですが、企画段階で電話をしても誰も出なかったから廃業しちゃったかな、と思いながらも望みをかけ、

「この住所までお願いします」
とタクシーの運転手さんにお願いすると
「え?こんなところに銭湯なんてあったかな?電話しても出ない?大丈夫なの?」
と心配してほりでーゆを勧められましたが初志貫徹。


そしてタクシー停めたら・・・やった~暖簾がかかってた~(*´∀`*)



”菊の湯”
昭和レトロな激渋銭湯

親切な番台のおかみさん、地元の方とおしゃべりしながら入る銭湯、
その土地でしか体験できないようなことにとても幸せ感じる私。
ここに銭湯が合って良かった、こころも温まったよ
経営は大変そうだけど、出来る事なら次に来る時もやっていてほしいな。



朝パン2個とお菓子しか食べてないのにいっぱい歩いたからもう腹ペコすぎて、
駅前の酒屋さんに吸い込まれるように入ってビール
角打できるお店で良かった、おかみさんがおやきを温めてくれたので生き返りました。


また来年も行けますように。北アルプス。





<過去レポ>
1回目:2008年・燕岳
2回目:2010年・燕岳~大天井岳~常念岳

1回目:2013年・蝶ヶ岳
2回目:2014年・常念岳~蝶ヶ岳~上高地
3回目:2015年・蝶ヶ岳







■行程■

常念小屋5:30→常念岳6:50~7:10→地点8:35→2592地点9:20→蝶槍ピーク10:20→蝶ヶ岳12:00→三股登山口15:20
タクシーにて豊科駅(¥6100)

菊の湯 住所/長野県安曇野市豊科4492−18  電話/0263-72-2391


豊科駅17:51→松本18:10/19:21→(あずさ)→新宿22:07

 
  

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初雪真夏日パノラマ銀座・2

2017-10-15 | ヤマのこと

2017.10.7(土)


夜中土砂降りだった雨、今日はどうなるかと思ったら回復が早くなったようで、
9時から曇りの予報に変わった、ほっ。


7時には小雨になったのでしっかり合羽を着こみ出発することにした。



いちばん最初にここに来た時、同じような天気で歩く自信がなく中房登山口に下山した
今はこの程度の雨は普通の事になって(笑)
慣れとは人を成長させるものなのでしょうか・・・



蛙岩、梯子を越え大天井に向かいます



途中、晴れ間が覗くと虹が!
良いことあるかな?と話していた



9:50 大天井荘到着
ベンチで休んでいると燕山荘から一緒だった若いカップルが山頂を踏んで下りてきた。

「ここへの登り途中で雷鳥みましたか?」
「え~?いたんですか、見損なっちゃった」

と会話を交わしてから、私たちも山頂へ向かう。
この天気で何も見えないけど、今回初ピークになるから行かないと、と登って行くと、
先を行くダンナが何か叫んでる。

雷鳥だ!



きゃぁ~~♪5羽の群れが!急げーー



ところが急がなくてもこの雷鳥さん達は私の事などお構いなしについばんでいる。
1mもないくらいの距離で写真を撮らせてくれる、とってもかわいい雷鳥モデルさん
足元が冬毛に変わる途中で、白くてもふもふしてるーー♪
こんな近くで見れるのは初めてだったので嬉しくていなくなるまで離れられなかった。




このところの忙しさのせいか、胃腸の調子が悪くて昨夜もビール350ml一本しか飲めなくて、
今日ももやーーっとした身体で歩いてきたのに、
なぜか雷鳥さんにあったら元気スイッチがONになったみたいで、雷鳥さんありがと♪




山頂から下りてきたら小屋の前にも雷鳥さん6羽の群れがいて、
さっきの若いカップルが私のところに寄ってきて「雷鳥いますよ!」と教えに来てくれた。
見損なった、と言ってたから気にしてくれたようで、そんな人の優しさに触れると心が温かくなる。




大天井荘のベンチでおやつを食べて充電完了
ここでカワイイ手ぬぐいGETして、気分よく再スタート




天気は相変わらず時折晴れ間ものぞいたり、雨が降ったりと合羽を脱げない状況でしたが、
昨日と違い気温が高かったので、のんびり楽しみながら歩けたのは良かった




大天井からの縦走路で、次は3羽の群れ、次は1羽、と
嬉しいことに今日は行く先々で雷鳥さんに会える
こんなにたくさんの雷鳥さんと一緒に歩いたことがなかった、
雨でもガスでも歩けば何かしらの発見がある、やっぱり山は楽しいな、としみじみ。



燃えるような紅葉にはお目にかかれなかったけど、



稜線の紅葉らしい黄色と赤が、秋の山を感じさせてくれました。




赤い屋根の常念小屋が見えたら、今日の山歩きはおしまい

三連休の初日だったので、どんどん登ってきて小屋もにぎわっていましたが、
上高地側の混雑と比べるとやはり静かなもので、布団一枚に一人でゆったりでした。




夕食は・・・二日連続ハンバーーーーーーグ!(´・ω・`)



翌日へ

前日はこちら






■行程■

燕山荘7:10→大天井岳9:50~10:55→常念小屋13:55
 
  

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初雪真夏日パノラマ銀座・1

2017-10-13 | ヤマのこと

2017.10.6(金)~8(日)7年ぶりに北アルプス・パノラマ銀座へ

毎年恒例・だんな様の1週間休みWEEKがやってきました。
ですが、今年は私の会社が人手不足過ぎて有休下さいなんて言える状況ではない
・・・のだけど、なんとか1日だけ確保。

9月の三連休とか今回の三連休とか、本当は上高地方面の山に登りたかったけど、
この時期に上高地に行くのは混雑が苦手な我が家には無理、
でも北アルプスには行きたいので、混雑さけてまずは天気がダメでも行けそうな燕山荘に。




そしてご覧の通りの雨(´・ω・`)



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2017.10.6(金)


連休一日前なのでまだ人もまばらな中房登山口
ここは本当にいろんな思い出が詰まっていて忘れられない場所、
ついこないだだと思っていたけど、あれから7年ですか!年取ったな~



紅葉は・・・
残念ながら終っていました。



第一、第二、第三、富士見ベンチと順調に進み



合戦小屋到着
もちろんスイカはありません。人もいなくてスタッフの方々お掃除中でした。





さてもうひと頑張り
あと1週間早ければ、この辺りの紅葉もきれいだったのでしょうけどね




燕山荘が見えてからが長いんだよね・・・
青空だったらさぞかし美しい眺めなのでしょうけれど、さきほどから怪しい黒い雲と冷たい空気が。




と思ったら



とうとうキター!



天気予報が雪マークだったけどあたったみたい、大粒のみぞれが横殴り



ハイマツちゃんもびっくり



燕山荘の前も白くなってたけど、たいして濡れないうちに着いて何より。
この日が北アルプスの初雪だったそう。





手続きをして(web予約の場合は電話番号を入力すると自動で宿帳が出来上がるシステム!)部屋へ
あったかくてシアワセ



平日の特権、個室タイプにゆったり二人だけ
部屋ごとに違う畦地梅太郎の絵が飾ってあるのも嬉しい



サンルームのストーブにあたりながら濡れた髪を乾かします。
さすがに生ビール!という気分にはならずめずらしくケーキセット♪
いやほんと、ここは山の上のホテルですね。




ケーキを食べ始めると、先ほどまでのみぞれは雨に変わり、しかも土砂降り。
時折小降りになり燕岳が見えるものの、山頂行ったらずぶ濡れになりそうなので残念ながら今回はパス。
小屋で本を読んだり、昼寝をしたりとゆっくり過ごす。

でも明日の天気予報も朝の時点では雨。
あまりにザーザー降るので、明日もこんな天気だったら延泊かしら・・・
二泊だとさすがに暇を持て余しそうだからどうしましょ・・・なんて考えていた。


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18時からは楽しみな夕飯の時間
平日なので一回戦のみ、50名くらいだったでしょうか




食後はオーナーのお話。
三回目の燕山荘でようやくオーナーさんに会うことが出来て、それだけでも来た甲斐があった。

色々興味深いお話を伺う
・高山病や山での体調不良はだいたいが水分摂取不足
1時間あたり体重×4ccが必要 50kgの人なら200cc

なるほど、思い当たる節が・・・

その中でも勉強になったのが
「気温と風速と低体温症の関係」
今日のような”麓は雨で山の上は吹雪いている”状況での稜線歩きは危険と隣り合わせ、
最高気温と風速の差が10以上ある日は、低体温症のリスクがとても高くなる。

そうなのか!

最高気温がマイナス2度で、風速10mなんていう日はよくある訳で。
過去には何度もそういう日に登って痛い目に合ってたわ・・・

今更って言われそうだけど、低体温症のリスクを感覚でしか捉えていなかったわたし、
こうしてはっきりと数字でわかると、今後の山歩きの時に事前準備ができる、
危険意識を持って行動できる。
ぼやっとしている私の頭にも、今回しっかりインプットされました。

そして楽しみなオーナーのアルペンホルン
・・・だったのですが、今夜は吹けない、との事でほんの一瞬しか聞くことができませんでした。
赤沼オーナーは今日、大天井から燕山荘まで移動中、冷たい風を頬にまともに受けながら来たために、
ホルンの音を出すことが出来なくなったとのことでした。
それほど人間の身体というのは敏感なものだ、ということをリアルに知ることが出来ました。



翌日へ




■行程■

10/5 新宿21:00→松本24:10(前泊)
10/6 穂高駅バス8:00→中房温泉8:55 9:15→合戦小屋11:50→燕山荘13:05


 
  

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