2012.2.26(日)
土曜日はまたしても夕方まで仕事。
少しの時間でもいいから山を歩きたいと、日曜日、半日予定で湯河原へ出かけました。
湯河原といえば”温泉”そして ”梅林”
まだハイキングを始めた頃に行ったきりの「幕山」と梅を絡めようという今回の計画。
前日も、出かける朝の天気予報も晴れ&曇でした。
まだ真っ暗な中5時台の電車に乗り爆睡、目が覚めたのが新松田駅。
もうとっくに夜があけているはずなのになんだか周りが薄暗い・・・
窓の外に目をやると・・・え?雨??( ̄△ ̄;)?
アリエナーイ
だーれも雨だなんて一言も言ってないでしょ?でしょ?携帯の天気だって晴れマークになってるし
7時過ぎ、湯河原駅についた時は雨は止んでいた。
地面はすっかり濡れていたけど、まあ、携帯の予報もこれから晴れになってるから行ってみよう、
と鍛冶屋行きのバスに乗りました。
が!五郎神社に着くと又雨が降り出してるではないですか!
んーーー、でもここまで来てしまったから行ってみますか。(無理して成功したためしが無いのに・・・)
民家の横、海沿いの町にありがちの急坂を登って行きます。
途中、ミカン畑の向こうに海が見えます。そう、この景色が海沿いの山歩きの良さよね~
なんて気分はすぐに打ち消されます。
雨は小降りのまま、なかなか止みそうで止んでくれません・・・なんだか嫌な予感
舗装された道を終えたら、今度はドロドロ道。
雨は止むどころか・・・段々とあられになり・・・朝よりも気温が下がってきたのが解ります。
バス停から約1時間登って分岐に到着。
右手は「南郷山」左は「幕山」
とりあえず「南郷山」には行ったことがないので、行っとく?
と先へ進みましたが、ドロドロ道は続き・・・気分は最悪
20分ほどで山頂に着きましたが、この天気です、なんの嬉しさもありません。
それどころかもう、ビショビショ&足元ドロドロでどうにもこうにも。
地図を出してみると、この先「幕山」経由で「梅林」までまだ1時間ちょっとかかりそう。
・・・まずい、です。寒いんです、冷たいんです。
そうなんです、大きな声では言えないのですが・・・
合羽も傘も着替えも何も持たずに着てしまったんです。午前中でさくっと帰るつもりだったので・・・ダンナはかろうじて傘だけは持っていたのですが。
ワタクシ、傘もささず濡れネズミでここまで来ました。
ここまで来たこと自体が過ちですよね・・・そろそろ寒さの限界・・・なので、
幕山、敗退
と決定いたしました。
最短は来た道を戻ること。
だけども容赦なく降り続く雨。
登りはまだ汗ばむ程度でよかったのですが、あたりまえですが下りは寒い。
小さなザックに入っていたもので使えそうなものを考えながら・・・あ、あった
最近常に持ち歩いている「帰宅困難時対策セット」に入れてあった「サバイバルシート」の出番です!
ガサガサと耳障りな音を立て、頭からすっぽりソレをかぶり来た道を戻りますが、
先ほどまで2,3人しかいなかったはずのこのルート、みんな何を目指しているの?
という程大勢の人が登ってくるではありませんか
最初は15人の団体、その後は20人、その後さらに10人、まだまだカップルとか4,5人グループとか次々と・・・
登り優先で待つ怪しい輝きを放つ物体。
ビカビカ光る銀色のシートに包まった私を見た皆さんは、
「あ!」
とか、
「ええ?」
とか、
「あらぁ・・・」
とか。
「こんにちは」
ではなく、何かいけないものを見てしまったような感じですれ違うハイカー達
小中学生でもあるまいし。
傘も合羽も持たずに来ちゃったんですぅ・・なんて言えやしない
恥ずかしいから早く降りたいーーー
この日すれ違った皆様、別に怪しいものではなかったのです、こんなワケでした、スイマセン。
そうそう
何のイベントだったのかは解りませんが、そんなこんなで軽く見積もってもこの雨の中、
50人以上この山に吸い込まれていったのでした・・・
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なんとか泥道も転ばずにバス停まで戻りましたが、このまま帰るのは悔しいので梅林までは行くことにしました。
雨は一向に止みませんけど
30分ほど歩いて湯河原梅林到着。
梅ちゃんたちも雨に濡れて寒々しい・・・ワタシも頭からびしょびしょなんですけどね
まだまだ一分咲き、といったところでしょうか。
あっちから降りて来るはずだった幕山、ま、あのまま行かなくて正解だったと思いましたけど。あ~あ。
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梅林からはバスに揺られ、湯河原駅まで戻ってきました。
今日はいつもの鮨屋ではなく、湯河原ではタヌキ伝説にあやかった「坦坦やきそば」というのがあるらしいので、
それを食べて帰ることに。
かなりな大盛のピリ辛坦坦やきそばを頂き・・・
駅に戻ったら薄日が差していました
でもこの寒さの中、雨に濡れた身体はすっかり冷え切ってしまったようで、
家に帰っても寒さは収まらず、すっかり風邪ひきさん状態に・・・無理をしたツケが
一体ワタシは何回、同じことを繰り返せば覚えるんでしょうか?(確か去年も奥多摩で・・・^_^;)
濡れた身体のままの状態が大変危険だという事、本では何度も読んでいたけれど、
これほどまでに冷え切ってしまうのか、と体を張って覚えた日でした
あはは・・・。