2009年、山歩きにいったいどのくらいの交通費がかかったのか?
今年は意識的に調べてみました!(詳細は見るの大変なので飛ばし読み可)
<<全て新宿基点・1人単価>>
丹沢・鍋割山:¥1,700
道志・高柄山:¥1,860
奥多摩・三頭山:¥3,010(バス片道¥920)
御坂・足和田山:¥3,400
北八ヶ岳:茶臼山他¥12,400(ロープウエイ¥1800含)
道志・岩殿山:¥2,200
高尾山:¥740
奥秩父縦走:¥8,990
奥多摩・大岳山:¥2,670
大菩薩・小金沢連嶺:¥6,780
南八ヶ岳・硫黄山¥13,440
尾瀬・アヤメ平:¥10,870
道志・百蔵山:¥740
奥多摩・六ッ石山:¥2,560
奥多摩・捧ノ嶺-御岳:¥2,000
乗鞍高原(濃霧の為バス運休乗鞍岳未踏)¥13,230
富士山:¥9,700
南八ヶ岳・編笠山:¥10,900(内タクシー¥6,400)
南アルプス・仙丈ケ岳:¥12,900
高尾・景信山:¥1,200
裏岩手縦走:¥30,900
某南アルプスリタイア:¥10,185
群馬・赤城山:¥14,860
小菅大菩薩:¥5,,100
箱根:明神ヶ岳:¥1700
道志・高川山:¥1,660
道志・藤野鷹取山:¥1,160
奥多摩・雲取山:¥3,060
年間27山行 一人当たり約189,915円
車の場合は人数で割れますが、公共交通機関の場合はかける2、になるので、
2009年度の山交通経費、cyu2家は¥379,830かかりました!
一ヶ月当たり約¥31,000 約2.2回行ったことになります。
これを高いと見るか?妥当と見るか?
今年は高速料金¥1,000のおかげで、以前便利に使っていた高速バスでの移動が
全く出来なかったのが痛く、余分な出費となりました。
行きにあんな渋滞にはまったら、登山口からそのままUターンなんてこともありうるし・・・
帰りも何時になるか解らないのは体力的にもツライです。
個人的にはお願いだからもう止めてほすぃ~~~
大体パターンとして我が家から長野県や群馬県辺りまで行くと、
交通費だけで¥10,000を超えますね。
で、こうして並べてみると、意外にも交通費がかからなかったのが・・・
「富士山¥9,700」
これなら何度でも行けそうではないですか
関西や東北からこなければならない方と比べたら、ありがたいものです。
今年の最大経費はやはり遠征の「岩手~秋田縦走¥30,900」新幹線移動。
でも金額以上に、得るものは大きかった。
自分の人生で記憶に残る素晴らしい山歩きが出来たこと、忘れられません。
(三ツ石山から大深山へ向かう縦走路)
お金と時間、そして健康も限りあるもの。
有効に使って来年もいい旅したいですネ
今年購入した某ランタン、最初はすごく気に入っていたのですが、
2回、3回と使ううちにイマイチ明るさに納得できず・・・
どうしよう?と思案していたところ、bigdipperさんから良い情報を頂いたので即購入。
GENTOS(ジェントス) エクスプローラー タッチランタン EX-547SR
小さい&軽い&安価でGOOD
して、問題の明るさは、
このくらい。
じわじわ明るくなっていくのと、暖色系が優しくていいですね~。
ただひとつ!最初から気にはなっていたのですが、カチッと押すだけで点く、
という便利さゆえ、ザックの中で押されて点いてしまうのでは?
と思いながら持ち運び、テントを設営してザックから出してみたら・・・
・・・やっぱりスイッチが入ってつきっぱなしで登場。
ザックの雨蓋部分に入れてはいたけれど、何度か点いたり消えたりしたのかな?
電池残量が減っていたみたい・・・。
電池は抜いたまま持ち運び、テント場についたらセットしましょう。
それさえ気をつければ今のところ99%満足の一品です
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もうひとつ。
軽い&中身が透けるからどこに何を入れたかいちいち開けないで済む。
色がかわいい&滑りが良いのでパッキングしやすい&軽い&防水&保管時場所をとらない。
といいとこづくめの「グラナイトギア・パッキングシステム」のエアブロック&エアスペース。
使い勝手の良さから最近は旅行等にもコレばかり使っていましたが、
新しいアイテムも試してみました。
「エアブロックソリッドコンプレッサー」
私は腕の力がなく、手首も痛いのでシュラフをしまうのが超苦手
苦手どころか、一度出したら元の袋にはしまえないのでいつもダンナに任せきりか、
一回り大きいスタッフバックに(防水の意味もあって)入れていました。
これではいかん!と、ザックの中で大きく場所をとっていた冬用シュラフをどうにか小さくしたい一心で・・・
買ってみました、コレ。
で早速入れてみると・・・あれま~!ただ、ぼざっ、と入れただけのシュラフ、
4箇所の紐を引っ張るだけでたいして力もいれず、小さくなってくれるではないですか
これで大体2/3くらいの大きさまで小さくなりました。もっと頑張ればもっと小さくなりそう。
確かに機能性から言えば従来のもので十分、いやそっちのほうが高性能かもしれない。
でも、でもね。
やっぱり持ち物だってある程度こだわりたいではないですか!女の子だもん(えっ?)
以前からこういうアイテムはあったと思うのですが、
色やデザインがいかにも×××・・・で
これは色のカワイサと他のアイテムの使い勝手がよかった信頼性で、
買い、の気分になりました。
冬場の荷物が増える時期は活躍しそうです♪着替えも何でも詰めて小さくしちゃうぞ!
それにしても・・・過去、買って試して使えなくて、部屋の隅に追いやられたアイテムは数知れず。
ああ、買い物は楽しくツライ・・・
12/12(土)13(日)・雲取山へ行ってきました。
【往路】奥多摩駅7:50→峰谷バス停8:35
鷹ノ巣登山口→浅間神社→浅間尾根→鷹ノ巣避難小屋→七ツ石山→奥多摩小屋テント場
【復路】奥多摩小屋テント場→雲取山ピストン→鴨沢バス停→奥多摩駅
もう年内に連休はないので、12月中にどうしても行きたかった奥多摩小屋テント場へ。
今回は初めてのコースで行ってみることにしました。
終点の「峰谷バス停」で下車(トイレ・自販機有り)民家の間の車道を歩いていきます。
バスには5組ほどいましたが、同じルートは3組だけ。
民家から「めえぇぇーーー」と言う鳴き声が。カラダが黒い羊が2匹いました!
奥集落を抜けるとやっと「鷹ノ巣登山口」バス停からかれこれ1時間ほどかかりました。
そこから15分程度歩くと、「浅間神社」の鳥居がありました。
明るく広い尾根は、ふかふかじゅうたんの快適な登山道。
途中からちょっと九十九折にきつくなりますが、あとは大体が緩く歩きやすい。
すごく気持ちの良い尾根で、気に入りました♪
1100m越えたあたりから、左前方の尾根にはっきりと雪がついているのが確認できました。
そして気持ちの良い尾根をぐんぐん進み、日陰に雪がついてきたなと思ったら・・・
11:50、着きました~、鷹ノ巣避難小屋(トイレ有)。あたり一面雪景色で嬉しい!
登山口から約2時間かかりました。標高差は多分600mくらいだったと思います。
でも歩きやすくて全然苦にならない!こんなステキなルート早く知っていればなぁ。
腹ペコなのでそそくさと避難小屋の中に入り、昼食。
中は気温5度、外は8度で外のほうが暖かかったです。
避難小屋周辺も陽だまりで広く、気持ちよいところでした。テントが2張りありました。
充電したところで、ここからは楽しい尾根歩き。今日は巻き巻きルートで行くのでラクチンです♪
誰も踏んでいない雪道を楽しむのもつかの間、南側は雪が解けていました。
日陰名栗峰を巻いたところ、次は高丸山?巻き道の日陰はところどころ雪でした。
左手にどっちを登ってこようか悩んだ赤指尾根や、仏舎利塔を見たりしながら進むと・・・
千本ツツジの分岐に到着です。
目指すテント場まではあと100分くらい?ちょっと休憩し、
ぐんぐん進むと、見覚えのある「七ツ石小屋」の赤い屋根が左手に見えてきました。
そして七ツ石山の分岐に。
ここまで2ピーク巻いたので今度は巻かずに登ります。
ひと登りで「七ツ石山」到着。ここからの雲取山への尾根の眺めが大好きです
残念ながら富士山は雲の中ですが、それでも気持ちの良い山頂です。
七ツ石山頂からの下りには、ずいぶん雪が積もっていました。
滑り降りたいくらい!スキー板を履いたあの日を思い出しました。
そして七ツ石山頂から40分ほどで、15:00奥多摩小屋到着。
混んでると思い、一生懸命歩いてきましたがまだ2張りしかありませんでした。
今日のテント場は空いている様だったので、小屋に近い位置を今夜の宿としました。
小屋にも10~20人くらいは泊まっていたようです。
テント場も翌朝には15張りくらいに増えていました。
水場への道はもうすっかり雪で、階段のない場所は滑りそう!
水はこの時期でもしっかりと出ていました。枯れないでいてくれるのはありがたい。
ダンナがテント設営している間、私の仕事は小屋への手続きとビールの準備。
こんなに雪が積もっているなんて思っていなかったから、
嬉しくて雪だるまも作っちゃいました
おうちが出来たら・・・思いがけずラッキーなSNOWCAMPにカンパ~イ
美しい夕景を眺めながら・・・
次々流れる雲、一瞬として同じ風景はないんだよね・・・
今日も日が沈んでいく・・・
そしてあたり一面、碧くて澄んだ空に姿を変えた。
夕暮れの山の情景は最高のご馳走です。
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夜中は満天の星空でしたが、やはり技術のない私には今回も星空の写真は撮れませんでした。
朝はマイナス4度の予報でしたが、それほど寒くもなく、時折風が吹く程度の穏やかな夜でした。
6:05、雲取山へ出発。
5:45に出る予定が支度が遅くなりモタモタしているうちに、朝日が昇りそうに空を赤く染めてきました。
急げ急げ~~~でも急ぎ足で歩けない私(~_~;)雲取山頂方面も赤くなってきた~!
歩みも遅いけど、景色に見とれて進めないんだよねぇ。
南アルプスも赤く染まってきました・・・
昨日から何度も抜きつ抜かれつしていたお父さんは、もう雲取から降りてきた。
「おはよう!今日も穏やかな天気でよかったね~」と挨拶を交わします。
ひっそりどっしり、静かに佇む富士山。何度お目にかかってもいつも凛々しい。
朝日が昇ります。
みんな、笑顔の山の朝。
私たちも記念に撮ってもらいました。
今年も一年、無事に山を歩かせてもらいました、ありがとう。
結局、雲が邪魔をしてモルゲンロートは見れなかったけど十分満足です。
テント場に戻り、撤収して今日は鴨沢を目指して帰るだけ。
11:03のバスを目標に(11時台を逃すと次は14:30!)がしがし降りていきます。
ちょうど一年前、この道を登って初めての雲取山へ来たんだったよね。
テント装備でまともに歩いたのがはじめてだったので、歩き通せるのか?不安だったあの日・・・
少しはまともになったかな?
奥多摩湖が見えてきたら、もうバス停。下りは2時間45分かかり、10:45到着でした。
バス停に着くと次々人が降りてきて、あっという間に20人ほどの列が出来ました。
バスに揺られ、いつもの「麻葉の湯」で汗を流し、ヒカステでがっつりお昼を食べて帰りました。
今年の締めくくりにふさわしい、楽しくて充実した山歩きができました。
(一度も転ばなかったし)
さ!また来年はどこへ行きましょうか
おしまい。
(2009.12.13早朝 雲取山~小雲取間)
金曜日に降ったらしい雪が積もり、深いところでは30cmくらい?ありました。
ふっかふっかでただただ白い雪 が嬉しくて楽しくて
東京都の雲取山はまるで雪山のようでした。
レポは又後日。
12/6(日)天気予報は快晴なのに、ダンナは出勤。
もったいないので久しぶりの単独山歩きをしてきました。
藤野駅に行かねばならない用事があったのだけど、陣馬山は混んでいるだろうな~、
いつも同じようなコースばかりではつまらないし・・・夕方までには帰らなきゃならないし。
と、以前から気になっていた下山を藤野駅にできるショートコースを調査。
ここは1/50000の地図には載っていないルートなので、道迷いの得意な私が一人で行けるのか?
でも藤野観光協会のパンフには載っているので、大丈夫かな?と、
鷹取山~小渕山~岩戸山(神奈川県)の尾根歩きにトライしてみました。
8:28JR上野原駅を出る「井戸行き」バスに乗り(1日2本だけ)「沢井入口」下車。
(ちなみに松姫峠行きのバスは満席みたいでした)
バスの中には10人ほどいたのに、予想通り降りたのは私だけ!びくびく。
バス停の先のコンビニ系SHOPに、近所のおじさんが3人ほどいらしたので道を聞いてみる。
すると、イノシシがでるから気をつけろ!と。
今日は犬を放してあるから気をつけろ!と。アドバイス頂きました。
取り付きはしっかり道案内があったので大丈夫。
そこから案外急な斜面を登っていくと、祠がありました。そこからまた案外急な有刺鉄線の脇を登ると・・・
登山口から約30分で「鷹取山」到着。のろし台・・・その昔何かが合った場所らしい(省略)
標高472mだけど、結構眺めが良いのだ。富士山も頭だけ見えていた。
(左:山頂から二本のトレースが。 右:間違えたらしい目の前の急坂)
ここで地図確認。が、次へと続く道が読めない。
同じような道が左右に対象にあるではないですか。一つは道標有、ひとつはナシ。
ちょっと考え、勘で道標ナシの方に進んでみたものの、ものの1分ほどで
シリセードしたら止まらない?と思えるほどの直滑降ルートが目の前に。
これは違うだろ!と思い、すぐ山頂へと戻る。今日は一人なので超慎重
私の勘は相当鈍いらしい。
結局この道標の方へ降りてみることに。
上の画像で○が正解、×のほうはどこへ続いているのだろう?
この先、小さなアップダウンの繰り返しとなりますが、歩くのが気持ちの良い平坦な尾根もありました。
右手にずっと富士山を眺めながら(アタマだけだけど)歩けるのは嬉しい。
(左:青テープも出てきた 右:ふじの山岳会お手製の道標)
「鷹取山」から次の道標が出てくるまでが、一番不安だったかもしれない。
自分の進んでいる道が合っているのかどうか?イマイチつかめない。
でも超低山なのでふもとの町も見えているし、もし行き詰ったら戻ろう、と常に思いながら歩いていた。
「ふじの山岳会」さんの作った青い道標が見えたときは嬉しかったー!!
ちょっと景色を見る余裕も出来たりして。
左手には陣馬方面でしょうか?気持ちの良い眺めの中、歩けました。
でも、登山口から嫌な予感はしていたけれど、低山だから、と舐めてストックも持たず、
ローカットシューズで来た私に、バチが当たり始める。
前日の雨で湿った土の上に乗った、たっぷりの枯葉達。
あまり(誰も)人も歩いていないので踏み後もなく、滑るのなんのって!
登りでも一歩進んで2歩下がる場所もあったのに、下りなんてツルツル(~_~;)
しかも結構な下り坂が次々出てくるんですよね・・・
悲しいかな、4回もすってんころりん。
恥ずかしながら今年は足腰が弱ってきたのか、転んでばかりで悲しくなります!
なんとかせねばといつも思っているんだけれど・・・一向に良くならず。
バランス感覚が鈍ってきたのかなぁ・・・
(左:ちょっとわかりずらかった尾根 右:こっちは巻き道?それとも?)
そうなれば原点に戻り、ストックになりそうな枯れ木を拾い、両手に持って歩き始める。
そうそう、ストックをまだ持っていなかった頃はこうしたんだったよね。
小さな分岐が次々現れるが、全ての分岐に道標を設置してくれているので、
よく見れば間違うこともない(と思う)が、巻き道も結構あったりするので緊張しながら歩いています。
出来るだけ迷わぬ様直進を選んできたが、ここでたまたま巻き道に入ってしまった?
なんだか薄暗いほうへ進んでいる気がする・・・
戻ろうか?と思った瞬間、右上の木々が、
「がさがさっ」
でた~~!か
・・・と思って構えたものの、何も突進してくる気配はない。
人?今まで誰にもあってないけど?でも人もある意味怖いよね・・・
と一瞬怖い思いをしたが、おかげで右上の土手っぽいところにピンクテープが張ってあるのに気づいた!
そうか!あっちが尾根だったのか!こんな簡単なことに気づかなきゃダメじゃん、私。
でも分岐に戻るのをおっくうがって、木々の根を掴みながら土手を這い上がり・・・
めでたく尾根に戻りましたわ~緊張した
ついでに先ほどの音の怖さを紛らすため、歌を歌いながら歩くことにします。
このエリアだけやけにしっかりピンクテープが張り巡らされていました。
(でも作業用のかもしれない・・・)
ここの三又は光の差すほうへ直進!!
なんだかんだすべる登山道と、未知の道を歩く怖さと戦いながらも、
「鷹取山」から約1時間、次のピーク「小渕山」に着きました!
ここまでくればなんとかラストまで行けそう!と少し気持ちが落ち着き、
今日初めての休憩。嬉しさのあまりセルフ撮りなんかもしてみたり・・・
失敗して後ろ向きだけど^_^;
「小渕山」のピークは展望はなかったけど、空へとすーっと伸びている、気持ちの良い木がありました。
気をよくして進むが、小さく登ったその先が・・・崖?あれ?行き止まり?
祠の屋根の部分だけ(に見える)が石の上においてある場所に着いた。
冷静に辺りを見回してみても、やはりここしか道はない。
祠の先を覗いて見ると、眼下に登山道らしきしっかりした道が見えた。
な~~~んだ、あってたと岩を降りた(写真右:降りて振り返ったところ)
さっき落ち着いたばかりなのにもうビクビクもんです!やっぱりビビリーです!
送電線の鉄塔が現れたので、ここもあってるっぽいぞ!と進むと、笹に囲まれた。
すると向こうから今日初めての人が・・・
あまりに嬉しくて、つい、笑顔になって「こんにちはっ」と挨拶した。
単独の男性で、どこから来ましたか?と聞いてくれたが、私があまりに不安そうな顔をしていたのか?
手に持った木の杖が痛々しかったのか?転んでばかりいたのがバレたのか?
すれ違いざまに「どうぞお気をつけて・・・・」と言われてしまった(笑)
その後はまた薄暗い樹林帯に入る。
最後のピークであろう前方から、6人の団体さんが降りてきた。
短い急登だが、日が当たらずどろどろに湿っているので滑る滑る!
団体さんたちもみな即席木の杖を持っている。
「一人でこんな(どんな?)ところ歩くなんてすごいね!さすが地元の人だね!」
・・・違うんですけど・・まいっか。
この短い登りを終え、左に進むとパーっと明るくなった。
ここが3つ目のピーク「岩戸山」小渕山から30分程度でした。
正面にほんのわずか富士山の頭が見えて、広くて明るい山頂。
もうここからは30分も下れば駅に着くはずなので一人昼食タイムとする。
あー、道に迷わずここまで来れたんだな~と一人しみじみ。
さ、あとは駅を目指してGOだ!と自分の影に気合を入れる。
それなのにもう終わり、で気が緩んだのか?薄暗い坂に差し掛かったところで、
予想していなかった最後の転倒右のオシリを強打
いったい何回転べば気が済むんだよぉ~~!!自分に腹が立つが仕方ない。
痛いオシリをさすりながら進むと、とても眺めの良い場所に出た。
右手に道志の山々がよく見え、眼下には中央高速。
前方には見なれた藤野の町、相模川が見えた。そしてあのシンボルも・・・
そう、「緑のラブレター」高いところから見ても目立つんですね!なるほど。
ベンチが見えてきたら終わりは近い。
藤野神社で単独ハイキングの無事を感謝して終了。(・・・オシリは痛いけど)
コースの最後にはこんな「小渕ふれあいの森」の案内板と、
その下に今回のハイキングコースの略図があった。
天気が良い日で良かったなー。比較的明るい尾根歩きのコースだったので、
心細さもお日様に助けられた感じでした。
1/25000の地図も持ってはいたのですが、やはり道標がなければ地図読みだけでこのコース、
私には歩けなかったと思いました。
人が多いのは嫌だから、と静かな尾根歩きをしてみたけれど、
全く人に会わないのも不安・・・という私の我がままハイキングは、
距離や時間は短いけれど、精神的には陣場山よりハードだったかな?
運動量は少ないけど緊張で痩せれそうでした(笑)
でもこの程度の冒険なら、五感を働かせて歩くから、
いつもの甘えた気持ちがピリリ、として時々は必要なのかもしれない。
終わってみればワクワクドキドキ感も悪くなかったなぁ・・・なんて。
・・・駅を見たら安心したのか、急に睡魔が襲ってきたのでした(笑)
駅前のいつもの踏み切りを渡り駅へ。
直進は陣場登山口、駅から来る場合は踏み切りを渡ったら即右折です。
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駅には観光案内所兼SHOPができていて(3月に出来たらしい)ここで目的のポン酢を購入し、
そしていつもの店で取れたて新鮮野菜や大根GET。
ほぼ空だったザックをパンパンにし、電車に揺られ小さな冒険&買い物単独ツアーは無事終わったのでした。
今回歩いたコースはこちら。(青い矢印から矢印まで)
所要時間約3時間。
ちょっと歩きたい時や、冬の陽だまりハイキングには良い場所だと思いました。
ストックは忘れずに
おしまい。
2009.11.20(金)のお話です。
初めて宮島へ行く私たち、
「弥山に登らずして宮島を論ずる勿れ」
と言われたら、山好きの端くれとして登らないわけには行きません。
朝一6:50羽田発の飛行機に乗り、広島駅へ。
JRと船を乗り継ぎ、宮島へ到着したのが10:30。
うーん、やっぱり飛行機は早い。家から群馬の赤城山登山口へ行くのと変わらないではないですか(笑)
2009年は超雨女の私。天気が悪くなる前に、どうしても弥山に登っておきたかったので、
「宮島」に到着後、観光協会で資料をもらい、わき目も振らず登山口へ。
平日でも観光客は一杯。団体客を掻き分け風情ある「滝小路」を抜けると・・・
「大聖院」に着きました。
3本ある登山ルートの中から、特に決めてはこなかったのですが、
見所が多そうな「大聖院ルート」を行くことに。ここからスタート。
このコースは階段が多いらしい・・・。「大聖院」の脇を上がって行きます。
のっけから結構崩れている山肌。痛々しいです、そして大丈夫なのかしら・・・
と理由は後で解ったのですが。
弥山は標高535m、でもほぼ海抜0メートルから登るので、甘く見てはいけません。
既に汗だくになっていますが、振り返ると「大鳥居」が見えていい感じです。
ほらね。もう半袖です(笑)気温も高いし、風もないし、人もいないし・・・
残念ながら紅葉する木はちらほらしかありませんでした。
途中「白糸の滝」や「賽の河原」のお地蔵様を見ながら、ひたすら階段を登ります。
「古くから参詣道として整備され、弥山道とも呼ばれます。石段の数は山頂まで2160段!
コース沿いには滝宮神社や白糸の滝があり、町(丁)石や石仏も多くみられます」
というコースだそうです。(後から知りました(~_~;)
登山口から50分ほどで、従来の道が崩れてなくなっている場所へ。
あ、そうか、あの時の・・・
厳島神社も被害に合ったあの台風の爪痕だったんですね。
第1堰堤到着。
その後に整備されたのか?ここから上はとても整った登山道でした。
でもここまでずっと階段、ずっと登り、で、やっと分岐(尾根)に到着。
ここまで3組ほどしかいなかった登山道。
この辺りからロープウエイで来た人たちか?人が増えてきました。
仁王門跡を抜けて・・・
大きな岩をくぐったりしながらとりあえず山頂を目指します。
お地蔵様に描かれた文字、一丁が109m、山頂までは二十四丁(約2.6km)あるそうです。
でも何丁まであるか調べないで来た私たちは、何丁がゴールなのか?賭けました。
さてこの辺りから「弥山七不思議」が見られるようになります。
これは「干満岩(かんまんいわ)」満潮時は溢れ、干潮時は乾く不思議な穴で、しかも塩分を含んだ水だそうで。
なんでこんな山頂近くに不思議~~~
花崗岩の風化作用で生まれた巨大な岩々が見えてきたら・・・
弥山山頂到着です~!観光客で一杯です。
ここにも鹿が一杯いるんですねー!ビックリ。
登山口から約1時間15分かかったので12:00過ぎ。朝5:00過ぎに朝食だったのでもうハラペコで・・・
何はともあれ、ランチタイム!鹿サンに悪いので、展望台の2階に避難。
展望台2階にはベンチがあったのでここで昼食。
これだけは絶対はずせない、と決めていた「あなごめし うえの」のあなごめし弁当¥1470。
船で宮島に渡る前に調達しておきました。
これが期待以上のお味!とにかくウマイ!
あなごが硬めですが香ばしく焼いてあって、酢飯に合うのなんのって!
へぎの折り箱に入った昔ながらの弁当、へぎの香りと相まって、
今まで食べたことのない味で大感動でした!もう一個食べたいほど。
山登りの後のご飯は最高でしたあっという間に平らげて、展望台の最上階に。
ちょっと雲はかかっていますが、ほぼ360度の眺望。
晴れていれば四国連山「石鎚山」も見えるそうだけど・・・(実はどれかが解らない)
でも初めて見る瀬戸内海の島々の美しさにうっとりでした。
やっぱり山頂の風は冷たく、冷えてしまったので山頂を後に本堂へ向かいます。
本堂の前の「霊火堂」には1200年絶えず燃え続ける「消えずの火」がありました。
大同元年(806年)、大聖院を開いた弘法大師(空海)が修行の際に焚かれてから、
今日まで途絶えることなく燃え続ける霊火。この火で沸かした霊水は万病に効くと云われているそうです。
元火でろうそくをつけ、「消えずの火」で沸かした白湯を頂きました。
御利益ありそう
右は「錫杖の梅(しゃくじょうのうめ)」(七不思議のひとつ)
八重の紅梅で、弘法大師が立てかけた錫杖が根をはり、ついには梅の木になったという不思議な話。
毎年美しい花を咲かせるが、山内に不吉な兆しがあると咲かないと云われているそうです
左は「くぐり岩」
時間がたっぷりあるので、「御山神社」へ行ったり、周辺を散策します。
奥の院はちょっと遠そうだったので行きませんでした。
登山道の分岐に戻り、弥山山頂から見えていた、気になるピークへ行ってみることに。
分岐から約10分で「駒ヶ林」へ。厳島合戦の舞台となったところらしいです。
長さ200m、高さ80mという大岩の上に登ってみると、素晴らしい景色が広がっていました。
正面に見える弥山山頂からにぎやかな声がここまで聞こえてきますが、ここは静かそのもの。
岩の陰に隠れていた鹿一頭と、私たちしかいません。
遠くにぽっかりと浮かぶ、瀬戸の島々の眺めと、ぽかぽか暖かい日差し。
いつまでもここで眺めていたいくらい気持ちの良い場所でした。
しばらくまったりし、大元コースで下山します。
付近一帯は弥山原始林と言われているそうで、風化が進んだ白い岩と、
ツガの緑がまるで高山のような景観を見せていました。
うっそうと茂る広葉樹の林の中を大元公園に向かって下っていきます。
途中岩屋大師などがありますが、あまり変化ない道なので
早起きのツケが今頃出てきて、眠かったです・・・が、なかなか急な坂道が続いていました。
緩やかになると、閑静な大元公園につきました。
平日のためか?とても静かでただただたくさんの鹿たちがくつろいでいました。
15:30、御手洗川に沿って、静かな車道歩き。
しばらくすると、潮が引き始めた「厳島神社」が見えてきました。
降りてみますが、まだ鳥居の下までは水が来ていて歩けません。
この日の干潮時刻は17:50頃。
一旦宿にチェックインしてから、また出直すことにしました。
弥山はこの地域の方たちには大変人気のある山のようで、
翌日の土曜日にもたくさんのハイカーたちが、ザックにストックをつけて登って行かれました。
ロープウエイで行けるので・・・・山?と思いがちですが、
昔は山岳宗教の対象の霊山としての山、
現在は東京で言えば「高尾山」や「大山」のような感じで、
登りは高尾山よりちょっとキツイけど、みんなの憩いの山、という印象でした。
宮島も神社周辺だけではやっぱり解らない。
弥山には昔から信仰の対象であったことを伺わせる史跡もあり、
島全体がとても大きくて奥深い。
「島自体が神と呼ばれる神秘の島」
と言われる意味が少しだけ理解できた気がしました。
やっぱり登ってよかった~
続きは旅行記で。(現在作成中・・・)
※弥山登山=今日のコース、ゆっくり散策して所要時間約4時間30分でした。
ミョーに暖かいので全然12月という気分にもならないし、
なんだか街も静かですし・・・寂しい感じではありますが・・・
でも今年もあっという間に12月になってしまいました
一年の締めくくりらしく、今年は真面目に取り組み(何に?)新しい年を迎えたいと思います。
充実した1ヶ月でありますように。
(画像と本文はなんの関係もありません)