カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

晩秋の景信ランチ

2013-11-28 | ヤマのこと
2013.11.23(土・祝)

この日は15時には家に帰らなければならない日だったけど、
このところの天気の良さに、タイミング逃していた紅葉を見に行こうと高尾へ。

2週連続の電車遅延の影響を受けつつも、なんとか高尾山口7:30スタートできた。
祝日だから混んでいるだろうな・・・と案の定、高尾山口は早朝にもかかわらず凄い人。

 
出来るだけ人の少なそうな”稲荷山コース”を行くと、ほどほどの人数で道幅が広いから歩きやすくて◎。
朝日を受けた葉たちがキラキラ輝いて気持ち良い。やっぱり眠くても来てよかった。



この日は本当に天気が良かったようで、スカイツリーや遠くに筑波山もはっきり見えました。



大混雑であろう高尾山頂は巻いて、紅葉台へ進むと茶屋の周辺がそれはそれは鮮やか色の紅葉でして。







オレンジ



黄色



もう行ってしまったかと思っていたけれど・・・



キラキラ輝く秋にまだ間に合ったようでした。



こんなクッキリはっきりの富士山に会えたのは久しぶり。
手前の丹沢の山々がスッキリ見えていて眺めているだけでも楽しい気分になる。


 
一丁平~城山と青空の尾根歩きを経て、


 
マユミや咲き残りのアザミを見ながら、伐採され見通しが良くなった景信山に到着です。




景信山は私の Most favorite 低山♪
もう何度も来ているけど、春も秋も冬も、それぞれに楽しめるありがた~いお山。





そして景信山の青木茶屋といえばワンちゃんに会うのも楽しみの一つ。

でもリーちゃんはいるけどもしかして・・・と青木のじいさまに伺ったら、やっぱり亡くなってしまったとの事。
まだ山歩き始めたばかりの頃、疲れてここに着いた時、とても人懐っこく接してくれたげんちゃんに癒された。
それからこの山に来る時は必ず顔を見ないと気がすまなくなっていた。
前回会ったときも大分弱っていたから仕方ないけど、もう会えないのはとても寂しい・・・。
けど、新しい子たちと又、新しい思い出を作っていきましょう。





景信茶屋の周辺は人で一杯!もちつきや宴会で賑やか。私たちもここでお目当てのランチを頂きます。



秋の山菜天ぷらは紅葉入りでした(^^♪



さあ、お腹も一杯になったので帰りましょうか。



小仏バス停への道は結構きれいな紅葉が見れるので好きなコースです。




ゆるゆると降りていくと、キラキラレモンイエローのシャワー☆




短い時間でしたが、もう今年は無理かなぁと思っていた紅葉に間に合って良かったです。



【行程】高尾山口7:45→紅葉台9:05→城山10:00→景信山10:30~11:40→小仏バス停12:30


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おまけ

この日早く帰らなければならなかった理由は、夜から小学校時代の同窓会があったから。
我々の担任(男)は学校卒業して、初めて受け持った生徒が問題児の多かった私達4年2組だった。
先生は23歳と若かったし、夢もやる気も正義感も人一倍。
それはそれはもう熱~く全身全霊を傾けて私たちを指導してくださり、親たちも先生を心から信頼してました。
おかげで同じ3年間という月日を笑いあり涙ありで熱く過ごしたクラスメイトは今でも先生が大好き!
先生夫妻を囲んでみんな子供に戻り、楽しい時間を過ごしました。

3年ぶり4回目の開催でしたが、今回一番驚いたのが、同級生のご主人が岩手県久慈市出身で、
お姉さんが二つ隣の我がダンナ様の村に嫁いでいたという事実!世の中って案外狭い!


先生は「お前らの還暦祝い、俺がやってやる!絶対それまで頑張る!」と言って帰って行きました(笑)





おしまい。






牛乳プリン

2013-11-21 | ヤマのこと

丹沢・大倉尾根「観音茶屋」の”牛乳プリン”¥150



イマドキのプリンを想像すれば違う食べ物。どちらかといえば”牛乳かん”

パインと桃とキウイが一切れづつ入っただけのシンプルなプリン。
だけど不思議とまた食べたくなる、とっても懐かしいお母さんの味がするプリン。
5月に初めて食べて美味しかったので、今回はお持ち帰りしてお家でゆっくり頂きました。
やっぱりとっても美味しかった。これは何度でも食べたいなぁ。




久しぶりに青空の山を歩いた日の、帰りのお楽しみでした。







秋の遠足in箱根

2013-11-13 | ゆるキャン


2013.11.9(土)~11.10(日)友人4人と箱根へ。

恒例秋のゆるゆるキャンプ。今回はみんなの日程がうまく合わずギリギリの決定でしたが、
運よく以前から行きたかったケビンが取れたので、いつもの富士五湖ではなく箱根への旅となりました。

金時山はよく行くのに、箱根の最高峰”神山”には登ったことがない事に気づく私。
今回は箱根フリーパスを購入したので無駄なく利用しようと、まずは桃源台からロープウエイに乗ります。



ロープウエイなんて何年ぶり?!すっかり童心に帰り観光気分を満喫します。
大涌谷、昔はロープウエイから下を覗くと「わー!すごい!怖い!」なんて思っていたはずなのに、
今日はふーーーん・・・な感じになっていた。笑
山歩き始めたらこの程度では感動しなくなってしまったんですかね、ああ、人ってなんて欲深い・・・
観光客の間を抜けて、いざ、登山道へ。




登山口からしばらくきつい硫黄臭の中を抜け、窪んでしまったいかにも箱根らしい道を登っていきます。が。

おかしいなぁ?今日は晴れの予報だったはず?またしてもすっかりガスにまかれて真っ白ケッケ。
富士山は行きのバスからは見えていたけど、大涌谷まで来たらもう周りの景色も何も見えなかった。
それでも人気があるのか?神山山頂は座るところがないほどの大混雑でした。
学生さんの登山大会?もあったようで、老若男女ぞろぞろ団体さんが多いのには驚いた。

神山からは駒ヶ岳へと進みます。
伸びずぎの笹を掻き分け進むと、山頂のあちこちにお地蔵さん。
「賽の河原っぽいね~
と思いっきり叫んだら、地蔵ではなくホンモノの人だった!あまりの視界の悪さで勘違いした私。
石の上に座りみんなどこを見つめていたのだろう?結構シュールな画だった・・。

駒ケ岳からはまたロープウエイで箱根園へ降り、バスがないので箱根港まで歩きます。
そこからは初めて乗る”海賊船”で遠足気分。こんな天気でも大混雑の遊覧船でした。
船は桃源台に到着。朝預けた荷物を取って宿へと向かいます。




さて、今宵の宿は桃源台から徒歩5分のところにある”芦ノ湖キャンプ村”のケビン。
以前キャンプ場を利用したときに見て、いつかここに泊まってみたい♪と思っていた場所です。
人気がある為、土日はなかなか取りにくいらしいのですが、運良く空きがでました。
行ってみると思った以上に素晴らしい♪ 2ベットルーム・お風呂・天井が高いリビングキッチン、
鍋・食器・まな板包丁・炊飯器・温水暖房完備・バーベキューテラスetc・・食材さえ持参すれば何もいりません。
いつも外にトイレのあるようなコテージやキャンプ場しか使わなかった私には夢のような贅沢設備
これで1泊¥21,000(6人まで利用可)とはコスパが良すぎで大満足☆




チューリズムプランには今夜もシェフが付いてます。

我がダンナ様がテントも持たないのに、食材だけでパンパンに重くなったザックを背負ってきていたので、
何がでるのかな~と楽しみにしていたら、バーベキュー~ローストビーフ~シチュー~デザートまで。
腕を振るってくれまして・・・久々に家事をしないで人の作ったものを戴ける幸せを味わう私

その上このケビンの凄い所は建物の造りがシッカリしている為か、隙間風一つなく音も漏れない。
4人で思う存分大はしゃぎしてもビクともしません。周りの音も聞こえません。
最後はキッチンカウンターが”D'S Bar”となり、楽しい夜は暮れて行きました。




翌朝は荒れ模様。
天気はまたしても残念だったけど、「こんな森の中のお家に住みたい」と思うほど静かで快適なケビンに泊まり、
気のおけない仲間と他愛のないおしゃべりできた二日間で、日ごろのストレスも解消リフレッシュ。

「また来ようね」

都心から2時間で来れる箱根・芦ノ湖。
日帰りももちろんいいけれど、山も温泉も宿も色んな楽しみ方が出来る箱根はやっぱり大好き。



おしまい。



【行程】新宿駅:小田急箱根高速バス→桃源台(ロープウエイ)→大涌谷→神山→駒ケ岳
    (ロープウエイ)→箱根園→(遊覧船)桃源台→芦ノ湖キャンプ村
    桃源台→箱根湯本→風祭・鈴廣→某鮨屋→小田原駅→(ロマンスカー)新宿駅







初冬の蝶ヶ岳へ

2013-11-07 | ヤマのこと
2013.11.2(土)~3(日)北アルプスの”蝶ヶ岳”へ。

実はこの山に行こうと試みたのはこれで5回目。
毎年交通の手配をしては雨予報で中止、仕事が入って中止、と通算4回も流れた因縁の山、蝶ヶ岳。
穂高展望の山、と言われているのでどうしても晴れの日に行きたかった。
来年でも良かったんだけど、なぜか今、もう一度穂高が見たくて・・・

さて、今回は念願の景色を見ることができるのでしょうか・・・←既に怪しい(^^;;



いつも混んでて取れなかったさわしんグリーンカー、時期外れのおかげで今回初めて取れての上高地入り。
身支度を整え、6:10バスターミナルスタート。
河童橋からは朝日を受けて赤く輝く穂高の神々しい姿が拝めました。幸先よいかも?


 
この三連休の天気予報、松本地区は土曜日だけ晴、日~月は傘マークがついていた。
出発前に悩んだけど、土曜日は高気圧にすっぽり覆われる晴れの天気図だったので決行しました。
陽が昇ると空は真っ青に晴れ渡り、キーンと冷たい朝の空気の中、徳沢目指して歩きます。



1ヶ月前の喧騒が嘘のように静かな上高地。
徳沢に着くと木々が白い・・・霧氷のような霜がキラキラと輝く様のなんて美しいこと。



 
徳沢園の脇から長塀尾根で蝶ヶ岳を目指します。
評判通りの長い樹林帯の尾根、時折木々の間から見える山々を励みに登りますが・・・
まだかな、まだかな・・・と飽きた頃、やっと”長塀山”到着しました。


 
お腹ペコペコでようやくランチタイム。まったりしてたら・・・あれあれ??
さっきまで真っ青だった空に飛騨方面から雲が流れてくる・・・嫌な予感。
こんな感じの、前もあったよね・・・慌てて再出発するけれど、急げるはずもなく足が進みません。
いくつか池?のようなものを見ましたが、どれが妖精の池なのかわからぬまま黙々と進むと・・・



ようやく稜線が見えた!雲はどこまで来た?穂高は?槍は?見えるの?見えないの?急げっ!!


稜線に出て振り返るとそこには!!










・・・・・・・・チーーーーーーーーーン。






穂高連峰が見える位置にたどり着いたら・・・見たかった稜線は雲の中に・・・。



ハイ、終了。さっきまでの快晴はどこへ・・・なんの為にあの樹林帯を黙々と登ってきたの・・・




かろうじて常念岳~大天井岳の稜線や、遠くに水晶岳方面は見えていたけれど、みるみるうちに雲に消されていった。


 
やはり今回も・・・ここから歩いた稜線を眺めたかったという願いは叶わなかった。
4回も流れて、ようやくこれたと思ったらやっぱりダメ。自分の雨オンナぶりにもう笑うしかないこの状況。
山頂写真だけ撮ってさっさと小屋へ入りました。ものすごく寒くてじっとしていられなかったのです。



 
小屋に入るとストーブが着いていて温かくて嬉しかった。続々テント泊の手続きの人も来る。
こんな強風の寒い日にテント泊って、みなさんすごいですね。今の私には無理です(^^;;

苦手な夜行バスの疲れで登りの途中襲われた睡魔、眠くて眠くて・・・部屋に通され早速お昼寝。
カーテンで仕切られた2人部屋なので快適ですぐに眠ってしまいました。(すごく寒かったけど)



 
蝶ヶ岳ヒュッテはこの連休で小屋閉めの為、限られたスペースにはなりますが宿泊者も少ないのでゆったり。
昼寝から起き、天気も悪く寒いから外にも出ずもう夕食まで何もすることはないのでいつものように飲みます。
山でビールは絶対欠かせませんから♪


山小屋ライフを楽しみのんびり飲んでいると、ざわざわと賑やかになって・・え?もしかして??







慌てて外に出るとかすかに夕日が。




なんと諦めていた穂高の山々が姿を見せてくれました。やった♪




ほんの数分だったけど、蝶ヶ岳から穂高を眺める、という目的は果たすことが出来ました。
この時間帯、稜線は風が強くてじっと立っていられないほど寒く、ゆっくりと山々を眺めることは出来ませんでしたが、
山の神様、さすがに可哀相に思ったのか?一瞬でも、と見せてくれたようです。



 
17:30からは夕食の時間。から揚げやほうれん草の胡麻和えがとても美味しかった。
食後はまたロビーに戻り、宿泊者集まって日本シリーズ観戦 山の上で野球が見れるなんて!楽しかった。


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翌朝。天気予報が外れてくれることを願ったけどダメでした。安曇野の町のほうはまだ天気が良いのだけど・・・


 
前常念もどんより、稜線は小雨。諦めて下山するとします。




お天気だったらとても気持ち良さそうな稜線を、蝶槍まで行きました。



風は強かったけど雨は止み、遠くに乗鞍岳や先日行った御嶽山が静かに並んでた。



風を避ける為に岩陰に座り込み、山座同定。
どんより雲の下に見えている山々に、今まで歩いてきたいくつかの思い出を繋げてみる。




今日もまた天気に恵まれなかった。

晴れ予報じゃなければ行かない、という選択肢もあるけれど、
微妙な天気予報なら行って見なければ解らない、と思ってしまう。
休日の限られた時間にしか山に来れないし、車じゃないから直前に行き先変更が出来ず仕方ないと解っていても、
やっぱりいつも山に来る日は晴れて欲しいと思う・・・うまくいかないね。

まあ、毎日生きていても自分の思い通りになる事のほうが少ないし、
雨があるから木々は潤い、山も満ちる。雨の山にいたからこそまた、晴れの山に来たくなる。
今日ここに来て得られた事もたくさんあったはず、そう自分に言い聞かせて帰りましょう。




横尾に向かって降りていくと”なんちゃって槍見台”誰がつけたかお茶目な名前(*^_^*)



 
(左画像:今回    右画像:10/12)
登りはあんなに苦労したのに、あっという間に降りてきました。
あれからたった1ヶ月しか経っていないのに、やっぱり確実に山の表情が変っていた。




 
徳沢園まで戻って、おととしのリベンジ”野沢菜チャーハン”
何度もふられてやっと頂くことができました。優しい味に癒されました。





黄金色に染まるカラマツと白い梓川。この時期の上高地は初めて来たけど、こんな風景も悪くない。




希望に満ちた表情で先を急ぐ登山者たちの姿はなく、左岸を歩く人は登山者から観光客に変わっていました。
もうまもなく真っ白な雪に閉ざされる上高地、また来年、元気にここに戻ってきたい。
そんな想いを抱きながら、静かな上高地をあとにしました。



おしまい。



【行程】11/1(金)新宿22:30→上高地バスターミナル5:20 
    11/2(土)バスターミナル6:10→徳沢(登山口)8:20→長塀山11:40~12:30→蝶ヶ岳山頂13:00
   11/3(日)横尾分岐8:10→横尾10:00→徳沢11:00
   
    ☆上高地アルペンホテルで入浴¥500 登山者用のザックスペースがあり便利で◎でした。