カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

北アの貴婦人 薬師岳

2023-09-29 | ヤマのこと
2023.9.22(金)~24(日)北アルプス 薬師岳へ


雷鳥さん(゚∀゚)

2ヶ月ほど前にSWの混雑をはずしての縦走予定で山小屋予約をしていたけど、
木曜日~日曜日の4日間縦走予定のうち、木曜・金曜の雨マークがどうにも取れない。
雨と強い風の中の稜線歩きなど軟弱な私には無理ですよ・・・
翌週に延ばそうかとも考えたけど、翌週が晴れなかったらもう今年はいけないかも!
と思い直し、一座でもよいから大好きなエリアの山に登ろうと決め、新幹線に乗った。



出発の金曜日は午前中雨予報。
初日は太郎平小屋までなので雨でもいいや、と予約していたタクシーに乗り折立から歩き始める。
こんな遅い時間(10:10)出発でも、登山口には3組いた (この時間はみんな東京組かな?)
幸い雨は止んでいたので雨具を着る必要もなく、陽も出ていないので涼しく(蒸し暑いけど)登れた。
”アラレ平”まで快調に歩き、三角点も過ぎ、その先のベンチで昼食とする。



縦走ではないので氷ポットも炭酸水も持ってこなかったので、今日のザックは7kgと軽かったのが良かった。
今回のエナジーはこの夏のお気に入り”自家製・赤紫蘇クエン酸ジュース”
暑い最中、一生懸命煮だした甲斐があったのか、酸っぱい刺激に結構助けられた。



イワショウブ



ヤマハハコ



ネバリノギランの紅葉を見ると、ああ、また黒部に来れたよ、と嬉しくなる。



整備された階段を登り、振り返ると有峰湖
今年は水量が少ないとの事で、ダムの淵、赤い土がくっきり見えていた。



五光岩ベンチまでくると、薬師岳が見えた。
明日の晴れ予報は晴れだから・・・ね!



どんより空の下太郎平小屋が見えた、あと少し。



この天気じゃ太郎兵衛平からは何も見えないだろうな~と登ってきたけど、
あれ?案外しっかり見えているではないですか、嬉しい♪ 
この広々とした場所で山々の連なりを眺めるのが大好き。



14:15、曇っていても全身汗でびっしょりで登ってきたので駆け付け生ビール!を楽しみにしていたのに、
今年はもう売切れですって・・・なので普通のビール。 いよいよモルツじゃなくなったんですね



お昼寝して夕飯後、赤く染まる夕景は見れなかったけど、日本海側に沈む夕日が雲の隙間に色をくれた。
明日は晴れますように。


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9月23日(土曜日・秋分の日)、三日前までは晴れ予報だったのが曇りに変わった・・・オイオイ



薬師岳だけピストンなので急ぐこともなく、朝食を頂いて6:30、朝霧の中を登っていく。



テント場を過ぎるといきなり沢の脇の大きな岩を登り、沢を離れても岩ゴロゴロな道を進む。



確か前回はこの先が疲れててしんどかったような・・・




尾根に乗ると薬師岳山荘までは15分
山荘脇のベンチで一息入れ、山頂へと向かいます。



ピークと間違えていた避難小屋を過ぎると




クウクウという声が。
雷鳥さん!今年最初で最後かもしれない雷鳥さんに会えて嬉しい!
一羽しか姿が見えなかったけど、きっと近くにもっといるよね。



途中で雲行きが怪しかったけど、なんとか青空の下山頂へ



9:20 初めて来た時は全くの白い世界で何も見えなかったから嬉しいね。



新しくなった祠



中には薬師如来像様が



山頂の岩に腰掛け待ってみる。
雲の流れはあるのだけど、なかなか切れない。



今度こそ!と思っていた山頂からの眺めは、残念ながらしばらく待っても見ることが出来なかった。
晴れていれば北薬師岳まで行く予定だったけど、意外と日本海側からの風が強くて寒い稜線。
おまけに怪しげな雲に見え隠れする稜線の細さが、高度恐怖症の私の苦手スイッチをオンにする・・・



ダンナだけ行ってきて良いよ、と言ったけど、やっぱりこの真っ白な状態では意気消沈
念願の金作谷カールのS字をかろうじて見ることが出来たから良しとしましょうか。

北アの貴婦人は登りの途中から、雲ノ平から、大日岳から等遠くからはいつも美しい姿を見ているけど、
いざ山頂に立ってみると周りの山々はなかなか見せてもらえない 嫌われてる?
山頂からの立山とか、五郎さんとか、水晶岳とか、見たかったな・・・



さすがに30分もじっとしてたら寒くなったので戻りましょう。
あらら?あたり一面まっしろけ~




ウラシマツツジの紅葉久しぶり、稜線にいるって感じがやっぱり良いね。




薬師沢を挟んで雲ノ平  眼下に薬師平



溶岩台地の向こうに見えるワリモ岳、鷲羽岳、祖父岳、雲ノ平、三股蓮華岳・・・
眺めるだけでも幸せになれる、いちばん好きなこの山域、何度来ても飽きないのが不思議






薬師平で昼食にして戻る途中、ほんのちょっぴりの紅葉



テント場に戻ってくると、今日登ってきた人たちで朝よりテントが増えていた。
この後急激にガスって霧雨が。



太郎平小屋まで戻ったけど時間も早すぎて・・・でも今から行けるところもないのですぐそばの太郎山へ
そこから北ノ俣方面へ少し足を延ばしてみるけど、先ほどからの霧雨が止む気配なし。



小屋に戻ってまったりしましょうか。
帰り道、大好きな水晶岳が立派な姿を見せてくれた。



今年の夏は縦走できなかったな・・・ま、そんなときもあるさ。
一ヶ月前はまだ体調が戻りきれていなかったから、元気に歩けただけでも感謝ですね。


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9月24日(日)

車の人は一泊で帰れるけど、唯一の公共交通機関、折立からのバスは8:20と12:30のみなので、
太郎平からピストンしてから折立に降りて公共交通機関で帰るのは無理なので連泊します。
急いで暑い下界に降りる必要もないし、何より出来るだけ大好きな山の中に居たいし。



今回チェックインしたら連泊だったせいか?個室に通してもらったので、荷物も置いたまま薬師岳行けた。
やっぱりプライベート空間があると良いですね。
食事内容は特に連泊仕様ではなく一般客と同じでしたが、おかずが若干違っていました。



いつもは長野県へ降りるので、折立に降りるのは初めて。
バスの時間に絶対間に合うようにと、4:45小屋出発
霧で湿って滑る木道をヘッデンでそろそろり・・・
街の明かりがぼんやり見えた。



あのシルエットは・・・稜線から見たかった剱岳
下山の今日は良い天気になりそうね



有峰湖は雲海の下



この日は早朝からたくさんの人が登ってきます。
日帰りピストンのトレラン風な人が多いかな?今日から四日間は晴れ予報、羨ましい~
だいぶ明るくなってきて、積雪計測のポールの向こうに見えたのはたぶん白山。



この時期花はほとんどなかった、ママコナかな



三角点あたりからすれ違いが多くなる
ああ、この森とももうお別れか~と寂しくなる。



7:45、ぴったり3時間で下山完了。
ちょっとお腹が空いたけど、折立では食べ物を食べてはならない(匂いで熊に気づかれるかも)との事で我慢。
ちなみに折立キャンプ場は熊関係で閉鎖中でした。

今日が今年度最終日という地鉄バス、到着したらほぼ満席でぞろぞろ降りてきた。
最近は平日休日関係なく人の流れが多いなぁと感じる。
明日は月曜日、今日から山に入る皆さんを羨ましく見送りながら、



6人程度の乗車で(12:30は混むので予約しないと乗れないらしい)有峰口駅へ
なんと!あの風情のある駅舎がきれいになってる~



でもホームの待合室は昔のままで良い感じでした。



各駅停車で富山駅へ向かう車窓からは、剱岳から笠ヶ岳までズラリ名山。
天気が良ければどこからでも拝める、富山県ってホントに素敵ね♪



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~~ここからはおまけ~~

富山駅方面へ降りると公共機関で寄れるお風呂が無いのがネックでしたが、自力で行けそうなところ見つけました。


いなり鉱泉” 午前中からやっている銭湯です。

富山地鉄の”稲荷町駅”から徒歩8分、宿泊もできる格安ビジホ
でもとても清潔感のある施設で建物も中も綺麗、銭湯も広くて快適でした(シャンプーやせっけん関係は置いてない)
開店の11時を待つように地元の方がわらわら来て驚いた、朝風呂習慣があるんですかね?



銭湯からはひと駅先の富山駅まで徒歩約20分
大好き富山に来たからにはお寿司を食べなきゃ帰れない、ので今回は昼食時の為予約のできる”とやま鮨・炙庵”へ

回転のとやま鮨より落ち着いてゆっくり食べれるのが良かった。
一座でもいいや、という今回の山旅の目的には、富山できときとなお寿司を食べたい、というのもあり。



新幹線の時間まで昨年新しくできたマルートをのぞいたりして、ゆるゆるな富山の山旅を終えました。






【行程】9/22東京6:16ー(かがやき501)ー富山8:23 富山駅(大和タクシー)8:40ー折立登山口9:55 
    (タクシー料金¥18,000+有峰有料道路¥2,000=¥20,000)
    ※有峰口駅から乗車の場合は¥14,000+有峰有料道路¥2,000+富山地鉄特急含運賃¥2,500(2人分)=¥18,500
    9/24 折立登山口バス8:30⇒有峰口9:20 9:38⇒稲荷町10:35 富山駅15:23⇒大宮17:09⇒新宿

【歩行】9/22 折立登山口10:10⇒アラレ平10:59⇒三角点11:40⇒五光岩ベンチ13:10⇒太郎兵衛平14:05
    9/23 太郎平小屋6:30⇒薬師岳山荘8:15⇒薬師岳山頂9:18~9:48⇒太郎平小屋12:30 
    9/24 太郎平小屋4:45⇒折立登山口7:45


   累積標高差 折立~太郎兵衛平間 約1034m 太郎兵衛平~薬師岳間 約823m



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御前山もくもく歩き

2023-09-17 | ヤマのこと

2023.9.14(木)奥多摩の御前山へ


ゆる山ハイキングばかりしていては歩けなくなる~と今週はトレーニングのつもりで奥多摩へ



我が家からほぼ始発でギリギリ奥多摩駅7:40発のバスに乗る。
駅に着いた時は涼しいな~と思ったけど、奥多摩湖から歩き始めると日差しがジリジリ
気温20℃くらいなら、と思ってきたけど、大丈夫??



登山口からいきなりの急坂から始まるこのルート



ところどころ両手両足歩行で既に汗が滴り落ちる



サス沢山で一息入れる頃にはもう手ぬぐい絞り2回目



そこからはちょっと一息付けるけど、いわいわの登山道になると九十九折れの急坂を登り、



惣岳山到着、ここで手ぬぐい絞り3回目
ここから御前山までは一旦下り、階段上って約20分



このエリア、どんぐりがたくさん
熊も怖いけど、今年?この時期?蜂が多いみたいで奥多摩湖でも付きまとわれたので要注意
(先週の高尾も蜂いっぱいいた)



御前山到着
この山はカタクリの山だから、この時期歩く人はほとんどいないでしょうね~



山頂から鷹ノ巣山方面、雲が多くてイマイチな眺め
じっとしていれば空気がヒンヤリしているので暑くはないのが9月って感じかな



日帰り山で最近のお気に入りは”ビアリー”
普通のノンアルよりちょっとお高いけど、あの独特なノンアルの味がしないのが良いのです。



昼食を終え、先へ進むと御前山の登りもこの階段だったけど、
高尾の稲荷山みたいな立派な階段が出来ていました、わりと新しそう。



体験の森へ降りていくのが一番早いけど、今日はトレーニングで来ているので久しぶりに鋸尾根行きます。
御前山までの登りで足が上がらないなぁ・・・と思ってたけど大丈夫かな?
相変わらず足の付け根の痛みは治らないし
このルートに入るともう下山するまで約3時間、エスケープルートは無いのだ。



こっちはどんぐりではなく誰かが食べた栗の殻



計ったかのように等間隔



この時期、花はキバナノアキギリ・ホトトギス程度しかなくキノコ類ばかり



御前山からは割とゆるゆる歩いて一旦林道が見える・・崩落の為通行止め。
そこから・・・ここは巻けないんだっけ?
また急斜面の登り返し、何度か歩いているのになぜ忘れてしまうのでしょう?



鋸山からしばらくは細い尾根を行き、またしばらくすると植生が変わり植林の緩やかな下り道になる。
まっすぐ伸びた木々の中で一本だけ目立つ木、何かを訴えているような・・・

こちら側は風が抜けないのでなかなか暑い。下っているのにまた手ぬぐい絞り。
花も展望もない地味なアップダウンにそろそろ疲れて、あと1時間ちょっとかなぁ、もうこのまま下れるよね?



と思ったら、また痩せた尾根になって。
ああ、そうだった、こんな道だった。



もう登りたくないよぉ~と思いつつも気が抜けない岩々の連続



天狗様が見えたら、今度こそこのアップダウンも終わり・・・だよね?



まだまだ遠いけど眼下に町が見えてきたからもうちょっとだね、
ようやく愛宕神社の車道に着いて、そのまま降りようかと思ったらここから車道だとまだ一時間くらいかかるみたい。
お腹もすいたし一刻も早く温泉で汗流して終わりたい、という気持ちから最短コースを行くことにしたけど、
あら?例の階段まで一旦登るんだった?これがホントの最後の登り?



ほとんどヨレヨレで登り返してまた下って、やっと愛宕神社の階段まできた。
この転げ落ちそうな階段、手すりがなかったら怖すぎて降りれない~



階段降りきって振り返る。
しかし昔の人は凄いな、足のサイズ小さかったのかな。
こんな幅の狭い急階段登って神社まで行くなんて・・・



暑さと腹ペコと全身びっしょりの汗でゾンビになって下山、終わった。うぇ~疲れた(;´Д`)

いつもの麻葉の湯に行こうと時計を見ると15:55、きわどい時刻。
もう歩くのもいやなところ、行って断られたらショックだからと電話してみたら
やっぱり今日はもう日帰りは出来ませんとのこと。(玉翠荘も同じ)

もうここまできたらちょっと遠いけど”もえぎの湯”しかない。
氷川キャンプ場を眺める橋を渡り階段昇り、やっと、やっと温泉!



混んでる印象しかなかったけどやっぱり平日でも混んでいた”もえぎの湯”
おまけに食堂は16時30分で終了、との事でう~ん、と思ったけどまずは汗を流さないと何もできない。

お風呂上りに休憩所として使用可能とのことで食堂へ行ってキョロキョロ、小さなビールの自販機があった!
助かった・・・ここでビールがなかったら生き返れなかった・・・
キンキンに冷えた缶ビールでようやく人間に戻れた・・・


電車の時間に間に合うように奥多摩駅へ向かうが、どの店も17時で閉店?らしく閑散としていた。
その中で唯一、昔からあるみすず堂さんが開いてて冷蔵庫にビールと酎ハイが置いてあった!
ありがたや~~(でもすぐ食べれる物はなかった)



電車の待ち時間に持っていた少しのおせんべいと酎ハイでお腹を満たす。
冷房の効いた電車はこの時期本当にありがたい、電車に揺られ爆睡で帰りました。

それにしても暑く、きつい一日だった。何リットル汗かいた?飲んでも飲んでも乾きが癒えなかった。
いくらトレーニングと決めてきたとはいえ、花も展望も何もない山歩きはホントに我慢そのもの。
もう9月も半ば、あと3ヶ月で今年も終わると言うのにいつまで暑いんでしょうね。






【行程】奥多摩湖8:20⇒指沢山9:35~9:50⇒惣岳山11:00~11:15⇒御前山11:30~12:10⇒クロノ尾山12:42⇒鋸山13:45⇒愛宕山15:30⇒登山口15:55⇒もえぎの湯16:15 

累積標高差 登り1308m 下り1503m 距離12.3km



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初めましての花・9月

2023-09-10 | ヤマのこと

2023.9.7(木) いつもの高尾へ


(ナガバノコウヤボウキ)
会いたいお花があるので早く行きたい~、と休日を待ち望み高尾へ
この日の気温は28℃くらい、日差しがないのでもわっとする暑さはないけど湿気はなかなか。



登り始めると季節の移ろいを感じさせてくれる、いろんな種類のキノコたち登場



全長5センチくらい、人参みたい、なんだろ~コレ



お馴染みヤマホトトギス



ツルリンドウ



モミジガサ



今日はちゃんとすべてのお花の写真を撮るぞ~
と意気込んで家を出たものの、予想外に虫が多くて登り始めからしまった、と思う。
立ち止まったらズボンにアブが止まっているではないですか!えー!天敵アブ!アブは許さん!
ゆっくり見るどころではなくなり急ぎ足
登山道でもヤブっぽいほど伸びた草の間を何度か通っていく



標高を上げると虫の攻撃がなくなって、ようやくほっ。

会いたいと言いながらも、どこに咲いているのかは知らない。見つけられるかもわからない。
なんとなく目星をつけていた場所にはいなかった。
う~ん、あと私が思いつく場所は・・・

あ、みーっけ。



初めまして、ナツエビネさん



なんて美しい横顔



白と紫、涼しげな感じもしますが薄紫色が妖艶な印象も・・・
紫色のフリルが素敵、春のエビネよりこちらのほうが好み♪



蕾もあるけど既に終わって落ちている花もあったので、ギリギリだったかも?
たった一株、会えて良かった、初めてお目にかかりましたが美しい姿に魅了されてしまいました
また来年も会えますように。



茶屋のかき氷、今年最初で最後になるかも、と期待していたけどお休みでした( ;∀;)
平日だから仕方ないけど残念



キンミズヒキ咲く登山道を行く



センニンソウ



カワイイ花、なんでしょう?



ゲンノショウコ 地味だけど可愛いくて好き



シラヤマギク・アキノタムラソウ・ツリガネニンジン・クズ・オクモミジハグマ
(名前は違っているかもしれません)



ノササゲ



フジカンゾウ などなど
虫がいなくてもやっぱり全部は撮りきれないや。



もみじ台からの富士山



ナンバンキセルはおちょぼ口でした



初めて見るお花その2、これは”スズムシバナ・鈴虫花” (キツネノマゴ科イセハナビ属)
鈴虫が鳴く頃に咲くのでこの名が付いたらしい。
スズムシバナはかつてスズムシソウと呼ばれていたけど、ラン科に同じ名前の植物があることから、
混同を避けるためにスズムシバナに改められたようです。




調べてみると近畿以西に自生する花で関東にはあまりないみたいですが、高尾山の野草園では見ることが出来ます。
が、この花を見たのは野草園からはずいぶん離れた場所、ひっそりと咲いていました。
一日草で朝開いて夕方には散ってしまうそうなので、今まであまり目にすることが無かったのかな。



初めて見るお花その3、”カリガネソウ・雁金草” (シソ科カリガネソウ属)
和名は花の形状が雁に似ていることに由来するらしいです。



この花も高尾では自生しない花だそうですが、野草園(では咲いている)から種が飛んで咲いたとか。

スズムシバナもカリガネソウも本来咲いていないであろう場所に咲いていた事実
人間の決めたことなんて自然界から見ればたいしてあてにならないわ、ということですかね・笑




野草園ではキレンゲショウマが見れるとボードにありましたが、聞いてみたら3輪ほどだとか?
正直な受付の方の表情から察して今回はパス、入園料が必要なのでまたの機会に。

先へ進もうと道路わきに目が行くと、あれれ?こんな人通りの多いところでも咲くのね。
ここで見れたらお得な感じ~来年は忘れずに寄りましょう。




今日はもっとちゃんと歩こうと思ってきたけど、やっぱり暑くて汗は滴るしいくら飲んでも喉が渇く。
今年は特に根性なしの私は”頑張る”という言葉を忘れたようで、そそくさ降りて高尾山温泉へ
平日昼間の温泉はゆっくり出来るし、お湯はすべすべだし、冷房キンキンだし、これは癖になる~(^^♪






【行程】高尾駅北口BS8:12⇒日影BS⇒北東尾根⇒城山⇒高尾山頂⇒3号路⇒琵琶滝⇒清滝駅⇒高尾山温泉⇒高尾山口駅



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曙草と松虫草

2023-09-03 | ヤマのこと

2023.9.1(金)この時期のお花に会いたくて入笠山へ


今年も会えて良かった、アケボノソウ

7月に一にちだけ最高気温30℃を下回った日があったけど、8月は31日間連続気温30℃以上の東京
9月になっても35℃とか、これから夏が始まるの?というくらいの暑さですね。
この暑さでは日帰りで私が行ける山はあまりない。



手元にあった割引券の期日は9月1日
うん、結局いつもの入笠山。行こう、涼みながら花を愛でよう。



ゴンドラでしゅーっと上がり、いつもの道を湿原へと降りていく
吹く風はさすがに冷たいけど、陽射しが強い、強すぎる・・・



マツムシソウにも会いたくて来たけど、予想通りもう終盤
終盤でもこの美しい姿を見れただけ幸せだけどね~



リンドウやワレモコウ咲く入笠湿原 花は確かに秋へと移ってきたけれど
暑いので足早に通り過ぎ、日陰を求め森の中を登っていく



先ほどから元気な声が聞こえてはいたけど、山頂に着いてビックリ。



あの広い山頂の半分以上、小学生で埋まってた・笑
9月1日が2学期の始まりだと勝手に思っていたけど、地域によって違うんですね。


山頂は日影がないのでササっとお昼を済ませましょう
幸い、冷たい風が吹いていたのでさほど暑さは感じずいられたけど。



乗鞍岳~槍ヶ岳  先週はあっちの稜線にいたね



中央アルプス、空木岳~木曽駒ケ岳



富士山と甲斐駒ヶ岳
甲斐駒がここからこんなはっきり見えたのは初めて?ド快晴!登る山、間違えたか(笑)



正面の八ヶ岳、赤岳が今日はTHE赤岳、というほどしっかり赤く見えてます
(一番お気に入りの雲Tはザックを背負っているとただのグレーのTシャツ)



今日はちょっと急ぎ足の入笠山、子供たちの下山の合間をぬって御花畑に降りてみると、
いつもこの時期見れる花がほとんど終わってた。
このふわふわはヤナギラン、ここまで綿毛になった状態を見れるのは自分にとっては珍しい



胡麻菜の海



陽射しの強さが眩しすぎて、ファインダー覗いても目が痛い



ここも雨が少ないのでしょう、湿原もだったけどとにかく何もかもがカサカサで。
この日差し&少雨では植物たちも暑くてたまらないだろうなぁ・・・



それでも入笠山のアケボノソウはみな元気で、背の高いのばかりだった。
ここではコソコソせずにゆっくり見れるのが嬉しい。



山野草園でもほとんどの花は終盤&カリカリに乾燥してた



この夏は人にとっても草花にとっても厳しかったですね。

念願のルバーブソフト食べるぞ!と思って歩いてきたところ、ダンナが「急いで!」と。
指さす方に目をやると、前方のゴンドラ乗り場脇で小学生たちが乗車待ちを始めているではないですか。
あの列に並んだら何時に降りれるか?わからないので慌てて小走りでゴンドラ乗車口へ。
私たちのすぐ後ろに小学生たちが並んだ、セーフ(笑)
どうやら200人以上はいるようで、焦った~



なぜ焦ったかと言えば、どうしても温泉に入りたいダンナ様の要望に応えるべく、
朝歩き出す前に電車の時間に合わせてタクシーを予約していたから。
富士見駅のタクシーは2台しかいなく、予約も難しいと運転手さんやフジパラの人に何度も言われたので。
遅れて予約キャンセルなんて絶対言えないし、もちろん時間変更なんて絶対断られる雰囲気だったし・・・

水神の湯の露天風呂では、冷たいお風呂(25度くらい)があり、露天で気持ち良いので久々30分以上入っちゃいました。
さっき食べそこなったソフトクリームは、温泉の食堂にあったのでまあ良しとしましょう。

あまりの天気の良さに、登る山間違えたかな?と一瞬思ったけど、
入笠山の30分だけでも滝汗かく私には、この焼かれるような日差しの下はやっぱり無理だわ・・
はーやくこいこい、秋。






【行程】往路:新宿6:05ー6:50高尾7:06-8:38甲府8:51ー富士見9:51 10:00無料シャトルバスにてフジパラ
    復路:富士見15:29ー甲府16:17 甲府16:31ーあずさー新宿18:07

※ゴンドラ下駅から水神の湯までは徒歩約25分 水神の湯から富士見駅までは徒歩だと多分50分くらい(タクシー10分 ¥1440)
※ゴンドラ乗車券購入時にもらう富士見町周遊割引券300円が入浴料金に使えて@¥650でした



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