カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

ふたつの金剛山 藤野里山

2023-11-26 | ヤマのこと

2023.11.24(金) 半日ハイキングシリーズ、今週は神奈川県・相模湖周辺の里山へ



(鶴島金剛山から上野原駅を見下ろす・向こうの尾根は生藤山~笹尾根かな)



昨年に引き続き家のプチリフォーム第二段を10月から始めていて、片付けやら何やらでバタバタな日々ですが
大工さんの工事が23日で完了したのでヤッタ~、と後片付けは放置で近くの里山ハイキングへ

JR藤野駅から富士急バスに乗って”シュタイナー学園BS”で下車
このバスは藤野駅からの巡回バスで、どっち廻りとか?初めて乗るので全然わからなかったのですが、
駅から芸術の道という狭い車道を走っていたみたい、登山口には”向原バス停”の方が近かった。



葛原神社の先に道標があり、先へ進むと日当たりの良い畑が広がっていて



その先にとりつきがありました。
ヒル注意って書いてある、このエリアにもいるのーー?(この日はいませんでした)



低山あるあるでいきなり急坂から始まり



平坦になったと思ったら分岐、ここから右へ



行き止まりの山頂までは片道15分となっている
進んでみるとほぼやせ尾根、ゆるくアップダウンして



お助けロープが無いとちょっと辛い急斜面を登ると、



そこが”鶴島金剛山”でした



狭いピークは眺めが良い
眼下に相模湖、左の町は上野原、駅ビルがはっきり見える
右手は相模湖駅方面、陣馬山はどれかな~?



反対側は丹沢方面、大室山辺りが見えているのかな?



山頂から上野原駅方面の道標があったけど、私の地図にもYAMAPにもルートがないので
眺めを楽しんだ後は元のルートに戻ります



分岐まで戻ってひと登りで



”名倉金剛山” 藤野十五名山のひとつ
この十五名山もなんだかんだ登って(通過?)いて、残るは石砂山と峰山の二座だけかも・・・





そこからはまた登った分だけぐんぐん降りる
こちらから登ってきた単独女性2人とすれ違い、車道に出た、さてどうしましょう?

このまま車道を駅まで戻るにはあまりに短すぎるので、高倉山へ登り返すことにする



急な階段を登ると



高倉見晴らし・・・山頂?ではなさそうな、ぽつんと石碑
見晴らしという割には何も見えない・・・

山頂はどこかな?と先へ進んでも山頂は見つけられなかったけど
そこから先の紅葉が今日一番の見どころでした




わぁ



この桜貝色は・・・



メグスリノキだ♪


この独特な色の紅葉に包まれると、思わず笑顔になってしまうよね、なんて可愛らしい♡



この一帯、谷の方まで優しい色に包まれていました
そこそこ標高の高い場所でしか見れないと思っていたから、こんな低山で出会えるなんて。
やっぱり歩いてみないと解らないことってあるよね、車道をそのまま帰らなくて良かった~



ですが、古い私の持っている地図とYAMAPには載っているこの登山道、今はかなりリスキーな道になっているので
メグスリノキの紅葉を楽しんだら、登り返して戻った方が良いでしょう。
通行止め区間有・今後修復されることは無さそう・・・



藤野は芸術の町、とうたっているだけあり、町のあちこちに不思議なオブジェが。



車道をてくてく歩いて弁天橋を渡り駅まで戻り、電車でひと駅乗って上野原駅へ

---------------------------------------------------------

なぜまた下り電車に乗ったかというと、


今日の目的が”一福食堂”でご飯を食べることだから。

バス停がまだ北口にあった頃から気になっていましたが上野原に降りてくることはほぼないので
入店は初めて。美味しいと評判の食堂(できればリニュアルされる前の昭和な状態の時に来たかったけど)



先日、山友が行って美味しかった、と言っていたので急に思い出して来てみました。
ランチタイムだったのでバジルカツライスと生姜焼き定食 瓶ビールもね
評判通りの美味しさでした♡
メニューがたくさんあってどれも食べてみたくなる~またここ目当てに山行計画しなくちゃ・笑






【行程】新宿6:29ー高尾ー藤野7:46 富士急山梨バス8:00ーシュタイナー学園BS8:10 ※バスは平日と土曜日のみ運行

【歩行】葛原神社8:15⇒とりつき8:25⇒分岐8:45⇒鶴島金剛9:00~9:10⇒分岐9:21⇒名倉金剛山9:25⇒
高倉見晴らし9:55⇒メグスリノキポイント10:15⇒車道・弁天橋10:55⇒藤野駅11:18/11:22⇒上野原駅11:25

 ☆累積標高差 登り556m 下り632m 距離9.8km


にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へにほんブログ村







ススキ道 湯坂道

2023-11-24 | ヤマのこと
2023.11.16(木) 箱根の湯坂道・浅間山へ



11月中に箱根に行かなければな用事があるけど、このところ忙しくてゆっくり山を歩く時間がない
そんな時、半日だけ歩ける場所と言えば思いつくのは湯坂道



早朝なので閑散とした箱根湯本駅から、車がビュンビュン走る道をとりつきまで歩く



中に入ってしまえば安心
時折朝陽がさす道を息を切らせ登っていく





湯坂城跡までくると道は緩やかになる
ふと、足元の石に埋め込まれたマークに目が行った
これは私には〒に見えるんだけど、こんな山の中で?ほかにどんな意味があるのかしら?



以前ここのもみじの紅葉がキレイだったのでちょっと期待してきたのだけど、今年は遅いのかまだ緑色



うひゃー
観光地だからと油断して熊鈴持ってこなかったけど、そいうえば足柄山の金太郎は熊にまたがっていたのよね・・・



さすがに早い時間だから会う人も少なく、静かな湯坂道



紅葉は残念だったなぁ、と思ったけど







箱根と言えばススキ
いつの間にかススキに囲まれた道を歩くようになりました





ススキが途切れたら、一帯が菊畑のようになっている場所が急に出てきたり



更に進むと



今日のピーク、浅間山到着



ポカポカ陽射しが暑いくらい
日なたのベンチで休憩し、今日はこの先へは進まず、宮ノ下へ降りていきます



日が当たらなくなると一気に冷える
薄暗い登山道を降りていくと、富士見台



お~
なるほど良く見えます、富士山と金時山

そこからさらにジグザグ降りていくと、



箱根登山鉄道の線路に出ました
警報も付いてなく、渡り終えてから割とすぐ電車がやってきたので、
耳を澄ませていないとちょっと焦るかも(;'∀')



線路沿いを進むと宮ノ下駅に到着
ここから登山鉄道に乗って目的地へ
平日だというのに紅葉シーズンの為か?すれ違う強羅方面の電車はほぼ満員!
(今日も7割はインバウンドかな)



箱根湯本駅まで戻り、いつものお買い物を済ませ、徒歩にて小田原漁港へ
いつもの店で地の魚とお寿司ランチを食べて今日の山歩きはおしまい、あー美味しかった。


ーーーーーーーーーーーーーー

話は変わりますが、この前日の水曜日、ユーミン50周年のライブに行って大興奮
素晴らしいショーとユーミンの凄さに元気をもらいました! さすがレジェント♪









【歩行】箱根湯本駅7:30⇒浅間山9:45⇒宮ノ下駅10:55

 ☆累積標高差 登り743m 下り412m 距離7.8km


にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へにほんブログ村







秀麗富嶽十二景 岩殿山

2023-11-16 | ヤマのこと

2023.11.11(土) 大月市にある岩殿山へ


ずっと暖かかった11月、今日から急に寒くなるとか?でお天気イマイチの週末でしたが、
久しぶりに山仲間たちと一緒に歩きます



大月駅で集合した時は北風強く雲行きも怪しげ
駅からてくてく車道を40分ほど歩いて”畑倉登山口”へ



登山口からすぐのところにあった”鬼の岩屋”
なかなか大きな岩屋でした



岩屋を見学したらここから登り開始
岩殿山だから・・・と油断してたらあれれ?案外急坂ではないですか?



スタートで寒かったのはどこへやら?
汗びっしょりで一つ目のピークへ



小さくアップダウンして東屋が見えたら



岩殿山 山頂(かな?)
ここは来たことある、よく覚えてるけど残念ながら富士山は拝めず先へ進みましょう



時々青空も覗き、山頂からはしばらく穏やかな稜線歩きかと思いきや



またまた小さくアップダウン



するとさっきまで誰にも会わなかったのに人が増えた・・・と思ったら鎖場渋滞
ストックをしまって登るような鎖場は久しぶり!
足の置き場間違えると次の一歩が出なくなるヤツ、左足を支点に力入れるの痛くて辛いんだけど
そんなこと言ってられない・・無事通過(;'∀')



次は横ばいだけど、数年前から通行禁止との事
前はここを通ったよね、と帰宅してから調べたらなんと2009年(*_*; そりゃ~道も変わるわ



次は滑りやすく窪んだ急斜面を下降
岩殿山ってちっちゃいけど案外険しい山だったのね~全然忘れてた





難所?は終わり、またアップダウンして開けたところから振り返ると西の物見台が見えた
なんだかんだ結構歩いてきたみたい



私にとっての難所はまだ続く・笑
いよいよ”稚児落とし”が見えてきた!岩の上に立ってる人!遠くから見ているだけでも怖い!



稚児落としの岩の上に乗る皆さん
私は端には行けないので後ろの方の木に摑まって休憩



下山開始
こっちもなかなかの急坂でまた渋滞発生
コンパクトなお山だけど侮れない、低山だからと油断してストック持っていかなくてすみません~

大月駅の電車の時間に間に合うように、とかなり急ぎ目に歩き浅利登山口へ降りてきましたが、
最後の車道も含め、無事予定の電車に余裕で間に合うように戻ってこれて一同、ホッ・笑

焦っていた理由は・・・



今日のメイン、笹一酒造の新酒祭り
電車は一時間に一本だし、山に時間をとられてしまうとゆっくり味わう時間が無くなるからなのでした



新酒祭りの存在は知っていたけど私は初参加
寒さ対策にしっかり着込み、新酒祭りスタート☆
おつまみは持ち込み可とのことで、



この素晴らしいおつまみセットは料理プロ級・矢車草さん作
ローストポークにはりんごをおろして作った手作りソース付き! 松葉銀杏なんてお正月しか見ない私
手の込んだお料理、品数が10品目以上もあるうえに、これを12名分も作ってきてくれるとは!
そして中身の素晴らしさとセンスの良さはもう、デパ地下のお惣菜とかの比じゃありません
いつも美味しいご馳走をありがとう♪



他の皆さんの手料理もぜんぶ美味しくて♪
これだけ充実したおつまみが並べば、お酒も進むってもので・・・ ここでしか飲めないもろみワインが気に入った♪



じゃんけん大会等のイベントでは残念ながら誰も勝てなかったけど



日が暮れるまで飲んで食べて笑って笑って・・・
最高に楽しい山歩きと美味しい一日、ありがとう!





【歩行】大月駅8:30⇒畑倉登山口9:05⇒山頂9:50⇒稚児落とし11:15⇒浅利登山口⇒大月駅12:20



にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へにほんブログ村






初 キイジョウロウホトトギス

2023-11-12 | オデカケ

2023.11.3(金・祝)開花情報を待っていました。



夏に行った時にたまたまここに咲くことを知った文京区にある”小石川植物園”へ
(正式名称:東京大学大学院理学系研究科附属植物園)



今日はやけに人が多いな・・・と思ったら祝日、小石川植物祭の開催中との事。
本館前ではOpen Air Talk Koisikawa という様々なテーマの講演が行われていて、
時間があれば聞いてみたいのもいくつかありました。

この建物、関係者以外は中に入れませんが、窓から透けて見える中もとても良い雰囲気
安田講堂など設計した建築家・内田祥三の作品だそう。



時間もないので目的地へまっしぐら



夏に葉だけしか確認できなかったのに、こんなにたくさんの花が。



開花スタンバイ中の蕾もつやつやでかわいいですね




花をつけたらどんなかな?と想像していた通りの大きさで、



思いがけずこんなに鮮やかな花が崖から垂れ下がっているのを目にしたら、きっと驚くだろうなぁ~
無事に開花時期に見に来れて良かった。

---今更ですが自分メモ---
(トサ)ジョウロウホトトギスは1885年、牧野博士が23歳のときに日本で初めて横倉山で発見した。
四国、九州に分布する多年草で湿った崖に垂れ下がる。
和名は上品で美しい花を宮中の貴婦人・上臈(ジョウロウ)に例えて博士が名づけた。
ジョウロウホトトギスは、牧野富太郎著『日本植物志図篇』第1巻・第1集の巻頭に掲載された植物。
---------------------
植物に疎い私が言うのもなんですが、小石川植物園のこの花はキイジョウロウホトトギス
似たものとしては他に神奈川県丹沢のサガミジョウロウホトトギス、
この種の変種スルガジョウロウホトトギス が静岡県にあるそうです。違ってたらごめんなさい



”柴田記念館”内も混雑していましたが、前回静かすぎてシャッターを切れなかったので
今回はちょっとだけカメラに収めてきました。(撮影OK部分のみ)



ヤマトグサ、一度見てみたいなぁ
佐渡にあるらしいとの事で5月に行った時にも気にして見てはいたのですが、
あんな広大な森の中、短時間で見つけられるはずがなかった 甘い!



冷温室では小笠原の固有種シマザクラ



牧野博士が命名した植物には、こんな表示もされています(多分期間限定)



コゴメマンネングサ、小さい~



園内にある平瀬作五郎発見の「精子発見のイチョウ」
樹齢は約300歳と推定され、幹回り4.9mの大木


一日かけて周らないと見きれないほど広く、日本でもっとも古い植物園。
国の史跡および名勝に指定されているそうです。







☆文京区コミュニティバス「Bーぐる」を使うと駅から延々歩かずに済むと解りました 今ごろ・・・
往路=茗荷谷駅前⇒目白台・小日向ルート(乗車時間5,6分)⇒29番共同印刷BS下車 徒歩3分
復路=共同印刷BS⇒目白台・小日向ルート(乗車時間5,6分)⇒文京シビックセンター下車⇒春日駅・後楽園駅 接続


にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へにほんブログ村










秋うらら 牛ノ寝通り

2023-11-05 | ヤマのこと
2023.11.2(木)小菅村にある牛ノ寝通りへ



(大好きブナイエロー)
今年は紅葉が遅いのかな、どうかな・・・と思いながら去年と同時期に歩きに行きました



平日でも混んでいるだろうと思って出かけると、甲斐大和駅からのバスは立ち入れて1台
30分前に行ったけど一台しか出ないとの事で定刻の発車がちょっとだけ残念 増発便が出ると出発が早くなるから

いつもと同じ小屋平BSで下車 ここまでの道の途中にもこのブルーの大きなリボンがあちこちでユラユラ
”甲州アルプス”と書いてある、今キャンペーン中なのかな?



石丸峠目指してぐんぐん登る
途中、木々の間から見下ろすカラマツ紅葉がしっとりと良い感じに色付いてる





カラマツの紅葉見ると奥秩父を思い出す



富士山ビューポイントから、小金沢山と富士山と南アルプス
この週末は季節外れの暑さになるとの事、青空だけど霞んでいたのはそのせいかしら





カラマツの紅葉、良いよね~



と、カラマツにほれぼれしながら石丸峠到着
今日の山登りはここでおしまい、ここからは山下り



熊沢山への稜線や富士山はここで見納め
こんな天気だと稜線歩きをしたくなるけど、ここからはずっと森の中を歩いていきます





スタートからしばらくはぐんぐん下る



去年も思ったけど、しばらくは枯れた木ばかりで一瞬時期間違えた?と不安になるけど



標高を下げると徐々に山が色づいていく



丹波方面の山肌も良い色になってますね



ですがだんだんと足元が落ち葉で埋まるくらいな場所も増えてくる
紅葉に見とれて上ばかり見て歩いていると、落ち葉の下に隠された石に何度も乗り上げてグキッとなる
これからのシーズン、ストックは必需品ね



赤も増えてくると



いよいよ美しい紅葉トンネルが始まる







大きなブナの木の紅葉は見ごたえたっぷり
思わずうわー、っと声が出るほどに美しい





気持ちよくてニッコニコな気分で榧ノ尾山(かやのお)に着くとだ~れもいない。
そういえば今日はこっちのルートでまだ一人しか会ってない
暑いくらいの陽射しの中昼食にしましたが、人がいなさ過ぎて熊が怖い・・・笑



その先もまた紅葉は続く









牛ノ寝通りの良さは、紅葉のトンネルの中をずっと歩けること。
大菩薩方面から歩くとほぼ緩やかな下りなので、息切れすることもなくゆったりと楽しみながら歩けること。



ただひとつ残念なのが、エスケープルートがないので少ないバスの時間までに降りなければならないこと。
大マテイ山から巨樹のコースを降りたかったけど、今日も時間が無くなってここから下山、急げ!



標高1200mあたりはまだ緑色が優勢でした



伐採作業中?の杉林をぐんぐん降りて、ずっと下りなのでいい加減足が痛くなった頃”小菅の湯”到着
バスには間に合うけど、お風呂に入る時間は無いのが残念なんですよね・・・健脚の人なら間に合うでしょうけど



バス待ちの間にシャインマスカットソフトクリームみっけ♪
ソフトクリームというよりはジェラートでしたが、とても美味しかった~ さすが山梨県

牛ノ寝通りの紅葉はやっぱり期待を裏切らない美しさでした。





☆累積標高差:登り=544m 下り1393m 距離12.8km

【行程】往路=新宿ー八王子6:30/6:35ー甲斐大和駅7:38 バス8:10ー小屋平8:50 復路=小菅の湯BS14:41ー猿橋駅15:32/15:48ー高尾16:30ー新宿
  
【歩行】小屋平BS9:00⇒石丸峠10:00⇒榧ノ尾山11:17~11:46⇒大ダワ小菅分岐12:42⇒小菅の湯14:10

☆平日の最終バスは15:00発 奥多摩駅行き 
☆牛ノ寝通りの名前の由来を調べていたら、興味深いサイトを見つけたので勝手にこちらにリンクさせていただきました。
私の知らない時代の山々、記録を公開してくださりありがとう。

☆カメラのレンズが一ヶ所汚れてたのに気づかず後日画像見てガッカリ( ;∀;) 


にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へにほんブログ村