2018.6.30(土) 初めての会津駒ヶ岳
思っていたよりもずっと優しい印象の山でした。
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2018.6.29(金) 仕事を終えて浅草へ
尾瀬夜行23:55の東武線に乗る
会津高原尾瀬口駅に着いたのが4時ちょっと前
寒いくらいの駅に降り立つと、山の向こうに朝焼けが
今日は良い天気になりそうな予感
ここから沼山峠行きのバスに乗り換えます
バス3台で約一時間、うとうとしながら駒ヶ岳登山口に着いたのが5:20頃
下車すると登山口らしきところになにやら列が・・・
はて?
なんとこの日は会津駒ヶ岳の山開き!
全く予備知識もなく来てしまったので驚きましたが、先着順にバッチが配られるよ、
と教えてくださったので、こんな機会は初めてなので列に並びます
並んでいるうちに自分たちの後ろには、車道までの長い列が出来てた~
6時からバッチとお神酒、お赤飯がふるまわれました
ありがたく頂いてから登山開始
開山祭だからでしょうか、ものすごい人の数
静かな山を想像して来ていたので列を作って登るのは想定外でした(^_^;)
ま、これも何かの縁でしょう
・・・なんて思ってはいても、登り始めの傾斜の強いところでは
前にも後ろにも人が詰まっているので、写真を撮る事も休むことも出来ず
ただただひたすら眠さと暑さに耐えながら登る・・・苦行そのもの(笑)
水場の休憩場所は人だかり もうここまでで何リットルの汗をかいたでしょう
いつもに増して歩みののろい私はダンナにさっさとおいてかれてきましたが、
水場から先は程よく人がばらけて自分のペースで歩くことが出来
やっと山を楽しむ余裕も出てきました
木々の間からひょっこりは・・・
水場を過ぎると緩やかな登山道になって一息
キレイなブナの森、木陰はまだ空気がヒンヤリしているので休み休み登ると
わーい、稜線に出た~
なんてたおやかな山容なのでしょう
小屋が見えたら元気になるあるある
木道の周辺にハクサンコザクラが揺れている
池塘の向こうに燧ケ岳と至仏山
咲き始めのチングルマとイワカガミ
振り返ると山しか見えない、はー、気持ち良い
奥地ならではの眺めですね
小屋の周りにはまだ雪が残っていたので、ようやくここでクールダウン
ひとやすみしてから山頂へと向かいます
会津駒ヶ岳の明神様
そういえば朝、駒の大池のところで10:30から開山祭を行うって言ってたっけ
木道をぐいぐい登って行くと
山頂~
見渡す限り空と山
富士山も見えていたそうですが、この時間は雲の中
あのトンガリは尾瀬の景鶴山かな、あっちは武尊山かな?
爽やかな風と針葉樹の香り
派手な眺めはないけれどなぜか心が落ち着く、そんな山頂でした
山頂からは中門岳方面へ木道をくだり
そのたおやかで伸びやかな稜線を目に焼きつけて帰ります
中門岳をピストンすると、私の足ではバスがなくて今日のうちには帰れないので
またいつか機会があったら
途中の木道からは越後駒ヶ岳方面と奥只見湖?
毎年行きたいと思いつつ、まだ未踏 今年こそは行きたいなぁ
ここからの眺めで何より惹かれたのが
燧ケ岳とまだ雪の残る駒の大池の景色
近いけど尾瀬とはまた少し違う、静かで美しいにっぽんの山の風景に心奪われました
駒の小屋でジュースを買って昼食を取り、来た道を戻ります
振る舞い酒をまた頂いてしまいましたが、頂いた濁り酒がとっても美味しかった
お取り寄せしなければ(memo:花泉酒造・純米にごり酒)
一升瓶を6本も担いでこられていました、ご馳走様でした
(写真では見えないですがこの斜面にハクサンコザクラがたくさん咲いています)
帰りもまた、燧ケ岳に見送られ
途中からは風の抜けない暑い暑~い登山道を降りて行きました。
今年の開山祭記念バッチはこのイワイチョウのデザインでした
この日は400個の記念バッチを用意していたそうですが、全部配りきってしまったそうです。
聴こえてくる登山者の会話がほとんど地元の方言
みなさんこの日をとても楽しみにしていて、毎年登られる方も多く、
会津駒ヶ岳が地元の方々に愛されていること、
その思いが伝わってきた初めての会津駒ヶ岳でした。
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この前日6月29日に梅雨明けしてしまった関東地方
さて、今年の夏はどんな天気になるのでしょうか・・・
【山歩き】
駒ヶ岳登山口6:15→水場8:10→駒の大池10:10~駒ヶ岳山頂~駒の小屋11:50→滝沢登山口14:05→アルザ尾瀬の里14:45
アルザ尾瀬の里で入浴&食堂で食事(蕎麦売切れでした)
【アクセス行程】
往路>浅草23:55→会津高原尾瀬口駅3:25/会津バス4:20→駒ヶ岳登山口BS5:20
復路>アルザ尾瀬の里BS16:35(最終)→会津高原尾瀬口17:50/18:11→特急リバティ→浅草21:15