カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

紅葉はじめ 三頭山

2023-10-27 | ヤマのこと

2023.10.26(木)都民の森から三頭山へ



早いもので標高の高いお山の紅葉は終わり、低山の季節へ



いつもなら鶴峠側から黄葉を楽しみに登るのですが、この日はソロ活
鶴峠行のバスは土日しか走ってないし、ビビリな私は熊とスズメバチが怖いので
人がいるであろう都民の森から周回することにした。
ウッドチップの足に優しい道を三頭大滝方面へ進むと、名残のトリカブト



夏が暑すぎた2023年、紅葉はあちこちで遅れているらしいけどどうかな?



三頭大滝
滝を見るつもりが、こちら側はまだ陽が差さないので滝の部分は真っ暗でよく見えない
しまった、時間帯失敗。いつも帰りに見てるからウッカリした~ 



でもこの沢沿いの道が好きだからいいや、進みましょ



それにしても人に会わない・・・
熊鈴じゃらんじゃらん鳴らしながら登り、三頭山三大巨樹のうちのひとり、シオジを見上げる



途中登山道整備の方に会い、木々に遮られ陽がささない道をひとり黙々





ようやく明るくなってきて





おお~ 高巻の登山道から谷を見ると良い感じに色付いてますね
鶴峠からの紅葉を目指してくると、ここはもう終わっているので久しぶりに見た気がする



赤く染まる葉がひときわ鮮やかだけど、今日みたいのはそれではないーー



ムシカリ峠到着
ここから連続階段





見たかったものがそこにあった



そう、ここ三頭山は奥多摩随一のブナの山
近くで簡単にこれだけのブナを見ることが出来る、ありがたいお山



ブナって緑の葉の時も黄色の葉の時も、いつもそれぞれに美しくて感動を呼ぶ
ブナに会うとなぜか心が穏やかになる、癒しの木



山頂直下の個性派ブナ まだ健在だった、ガンバレ~



三頭山(西峰)到着





気になる鶴峠側の斜面をちょこっと見に行く 色づいていたら途中まで見に行こうと思ったけど、
やっぱりまだ緑が多いかな~?ちょっと早かったかな



それでも三頭山山頂は良い感じの色に染まってて



平日ならではのガラガラなベンチに腰掛けると 目の前には富士山 嬉しいね



時計を見るとまだ11時
熊が怖いのとひとりだったのとで 黙々と登ってきたから?予定より早い
鶴峠方面を歩くのやめたし、山頂はじっとしていると寒いので先へ進むことにした



帰りは鞘口峠方面へ
今日の天気予報は朝は快晴、12時から曇り、16時から雨だったので急いでいたというのもあるけど
あれあれ?今回も天気予報通り?どんどん曇ってきて



こちらのルートの紅葉も確かきれいだったと思うのだけど、陽がささないと一気に寂しい感じになりますね
紅葉には太陽と青空は必須かな?  滅多に晴れない私が言う・笑

今日の紅葉は標高1500mあたりはまあ見頃、1300mではまだほとんど緑色という感じでした



鞘口峠ルートを歩くの何年ぶり?全然忘れていたけど結構九十九折のぐるぐるルート



こちら側を登る人が多いんですね、すれ違う人が増えてきて熊の心配はなくなり一気にスタートに戻る




結局食べそこなって、売店前のベンチでおにぎりタイム
陽がささないとここでももう寒い さすが檜原村



駐車場のいつも真っ赤な紅葉を見ながら、一本早いバスに間に合ったのでそのまま帰ります
往復6時間、滞在時間3時間の紅葉下見ソロ活でしたが、通いなれた奥多摩は一人でもそんなに遠く感じない
これからのシーズンまたお世話になりますのでよろしくね~



☆今週末見にいかれる方もいらっしゃるかと?大急ぎでUPしたので誤字等ありましたらゴメンナサイ





☆累積標高差:登り=630m 下り625m 距離5.5km

【行程】往路=新宿ー武蔵五日市BS8:22ー都民の森(直通)9:30 復路=都民の森BS13:05ー数馬乗換13:21-武蔵五日市14:21ー新宿
  
【歩行】森林館9:35⇒三頭大滝9:50⇒ムシカリ峠10:45⇒三頭山(西峰)11:00~11:15⇒見晴小屋11:36⇒鞘口峠12:05⇒森林館12:17

  


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穂高眺めに 蝶ヶ岳

2023-10-22 | ヤマのこと

2023.10.19(木)~10.20(金)
今年最後の北アルプスは蝶ヶ岳


天気予報は晴れ&強風
木曜日のてんくらはA 風12m 金曜日はC 風22m 午後は風28m 夕方からみぞれ
予約の変更は難しいから、登る日が大丈夫なら行きましょう

水曜日の夜、満席の4列さわやか信州号に乗り上高地へ
いつものようにまだ暗いバスターミナルで朝食をとり、河童橋に着くと雪の付いた吊尾根がくっきり



手袋とダウンを着てさあ、スタート
小梨平のカラマツ林を抜けて進む



陽のあたらない左岸の登山道はまだ寒く



今シーズン初霜体験



てくてく進むうちにだんだんと陽が登り、明神岳が鮮やかに
今日は良い天気で行けそうな予感







稜線に早朝から荷揚げのヘリが飛ぶ中



徳澤へ到着
いつもの風景にほっとする



一息入れて横尾方面へ
SNS情報で知ってはいたけど、徳澤園の脇の清流が見事に涸れていた
これほどまでにカラカラとは・・・今年の雨不足はこの先の心配の種



徳澤からすぐに新村橋工事の為通行止め、の表示で立ち止まる
ここが工事中とは調べていなかった、梓川を右岸に渡り大きく遠回りすることになる



普段こちら側を歩くことはないから、この角度で蝶ヶ岳への尾根を見上げることはない
新鮮と言えばまあそうかもしれないけど、
案外遠回りでただでさえ長く感じる道、まだかなぁ・・・



と ちょっと飽きたところで横尾到着
殆どの人が橋を渡って向こう側へ行くところ



私たちはこちらへ
仕方のないことだけど、登山口までのこの3時間が1時間だったら 
一日でもっと遠くまで行けるのにな、といつも思う



さ、稜線目指して頑張りましょう



登り始めてすぐ、槍見台



ピカピカの槍様
そうなのよね、河童橋から穂高は見えるけど槍様はここまでこないと見れないのよね



次はなんちゃって槍見台だったな、この辺だったかな・・・
と周りを見渡してもその表記は見つけられなかった



振り返れば穂高、北穂、槍のスリーピーク
紅葉とのコントラストがいい感じなんだけど、手前の大きな木が・・・惜しい。





登山道は急坂とゆる坂を繰り返す感じで登っていく
撮ってね、と言わんばかりのグラデーションカラーのナナカマドや真っ赤な実



歩く人もなく熊鈴の音だけが響く、静かな静かなお気に入りのこのルート
第三ベンチ辺りからは睡魔と戦いながらで身体もきつくなるけど、



見上げる先が緑の森から空に変わり



あと一息で稜線、というところで待ちきれず振り返れば



森を抜けた瞬間のこの絶景、この爽快感
ため息の出る美しさ



稜線に出たとたん、強い風に吹かれて汗かいた身体が一気に冷える
でも歩けないほどではなさそうだから、お気に入りの蝶槍まで行きますか



このゆったりと伸びやかな稜線歩きが大好き



蝶槍と常念岳
常念岳さん、お久しぶりです





蝶槍からのパノラマ銀座方面と白い裏銀座


そして目の前には穂高の峰々


拡大


拡大


拡大

何度見ても見飽きることない、この美しきThe Japan Alps



確か以前もここで写真を撮ったっけ
ウラシマツツジと背の低いカラマツ、この厳しい稜線で生きている同じ子に会えたのがとても嬉しい



風がない日だったらずっと見ていたいけどそろそろ蝶ヶ岳方面へ
ふと気づけば遠くに富士山



気持ちの良い稜線を小屋方面へ
蝶ヶ岳山頂では先に着いた団体さんに混ざって写真を撮って頂き、ヒュッテへ



宿泊は久しぶりの蝶ヶ岳ヒュッテ
今日の宿泊者は20人程度だけどロビーと食堂と談話室と、3ヶ所もストーブを点けてくれる親切さ
安曇野方面にある部屋は以前は気づかなかったけど、隣との壁に素敵なステンドグラスがあった
相変わらず美味しい食事と快適な小屋で、寒い外に出るのがもう嫌になっちゃったけど



なんだか外が明るいって慌てて外へ
17時30分過ぎ、乗鞍岳方面に陽が沈んでいきました


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天気予報通り、夜中はヒュッテに叩きつける強い風
思っていたよりは寒く無く眠れたけど、朝起きても風は強いまま、予定通り降りましょう


6時出発、安曇野方面から陽が登る



ヒュッテを出たとたん、予想通り暴風に煽られる
踏ん張りながらたった5分ほど先のハイマツ帯へ急ぐ



ちょっとの差で風の強さが半減するハイマツ帯から振り返る
常念岳の向こう、大天荘の灯りが見える
大天井岳の奥に白く光る山はたぶん立山

穂高連峰に朝日があたり、うっすらピンク色から赤へ



神々しく輝く穂高

雲がすごい速さで流れていく
指先がかじかむほどの寒さも忘れ、この美しい一日の始まりを見届けた (拡大



厳しい雪と氷の世界になる前の北アルプス穂高連峰
自分が直接見れる景色はここまで 今日は見せてくれてありがとう
名残惜しいけど、ここにきて四季の美しさを感じることが出来て嬉しかった
清々しい気持ちで長塀尾根を降りていきます



いつも地味な妖精の池を見て



ゆるゆる降りて長塀山を過ぎると



木々の間から陽が差すようになりほんのり暖かくなった







長い道のりもようやく半分
時々こんな広い尾根にでるんだったっけ、このルートの記録をあまりとらないので忘れてた



徳澤まであと1kmの表記あたりからは傾斜がきつくなり、



ぐんんぐん降りて徳澤到着
戻ってきたよ



ずっと薄暗い尾根を降りてきたから、この明るさが眩しい



稜線はあんなに寒かったけど、歩いているうちにあったかくなってちょうど良かった
徳澤園でソフトクリームとコーヒーで休憩
今年はタイミングはずして予約取れなかったから、来年はまた泊りに来たいな



今日はめずらしく下山後も晴れてるな、と思いながら河童橋へ来たら



どんより空に変わってて吊尾根は見えなくなってた
強い風に揺れる木々 今夜から寒波がくるって、天気予報は当たりかな

たった一日の北アルプスだったけど、素晴らしい景観の中気持ちよく歩けてとても幸せ
早くも来年はあっちとこっちとあの山を、なんて考えながら上高地をあとにしました。



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今回新たに試したプランは、帰りの温泉
上高地から帰る時、公共交通機関派に気軽に寄れるお風呂が時間帯など難しいので色々考え・・・
(上高地アルペンホテルは入浴時間:9:30~12:00 上高地温泉ホテルは 7:00~9:30/12:30~15:30 小梨の湯は14:00~ ルミエスタホテルは¥2220)


上高地から帰るバスの車窓から、いつも気になっていたさわんど温泉”梓湖畔の湯
途中下車して行けるかな?と組んでみたら出来ました~
カランは4つのこじんまりとした温泉ですが、湯舟は内湯と露天があり、
露天風呂は見頃の紅葉の山肌を見上げながら入れて気分◎
シーズン中は混むのかな?この日はほぼ貸し切りで、湯の花浮かぶ源泉かけ流し温泉で締めくくり
受付の方もとても親切で癒されました。






☆累積標高差:10/19 登り=1403m 下り254m 距離15.4km 10/20 登り137m 下り1291m 距離11.8km

【行程】
往路=バスタ新宿22:25ー上高地BT5:20 (この時期の平日でさわやか信州号2台満席で驚いたが、4列シートの6割はインバウンドで大正池で下車)
復路=上高地BT11:45(沢渡BT行き)ーさわんど大橋BS12:20 (温泉入浴)さわんど大橋BS13:48ー新島々BT14:25
松本電鉄新島々14:45ー松本15:15 松本15:50(あずさ44号)ー新宿18:45 ※平日なのにこの日も満席
  
【歩行】
10/19=上高地BT5:55⇒明神6:45⇒徳澤7:40⇒横尾8:35~8:55蝶ヶ岳登山口⇒槍見台9:25⇒第三ベンチ手前で昼食12:00⇒横尾分岐12:35
⇒蝶槍12:55~蝶ヶ岳山頂~蝶ヶ岳ヒュッテ14:05
10/20=蝶ヶ岳ヒュッテ6:00⇒長塀山6:35⇒徳澤園8:50~9:20⇒小梨平10:50⇒上高地BT11:10 (途中ビジターセンターなど寄り道多)

【温泉情報】
・不定休の為事前確認必要・リンスインシャンプー、ボディソープ有・館内はビール、ジュース、お菓子のみ 持ち込み不可・温泉のすぐ前に食事がとれる店有
・さわんど大橋から新島々行のバス停は道路を挟んですぐ前・上高地から来るバスに途中乗車の際の予約は不可で満席の場合は補助席対応との事
  


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紅葉の谷川岳

2023-10-15 | ヤマのこと

2023.10.12(木) 群馬県の谷川岳へ


先週天候不良で諦めた群馬方面、今週は快晴の予報が出たので木曜登山部出動、今回は女子二人。



星野リゾートの運営に変わった谷川岳ロープウエイからびゅーっと天神平へ 特に何も変化なかった
この辺りの紅葉はまだぜんぜんでした



支度を整え出発
濡れた木道を気を付けながら進み、リフトとの合流点を過ぎたら人が増えた



朝は雲が多かったけどだんだん晴れてきて、目指す山頂方面が見えた、山肌も良い感じの色でテンションアップ!



ところが、熊穴沢避難小屋を過ぎたら動かないほどの渋滞が発生。
何ヶ所かある鎖場の手前が全て渋滞
今日は平日だよね??平日でこんなだと土日はどうなっちゃうの?



鎖場過ぎても渋滞は続く
三歩進んでは止まり、行けるかな?と思えばまた止まり・・・
立ったままおやつが食べれるほどの、まるで小仏トンネル渋滞、いつになったら解消されるやら?



見上げる先の登山道も人の列・・・
立ち止まる時間が長いと汗冷えしてしまうのですが、幸いこの日は風がなく陽の温かさがあって良かったけど。

どうやら駐車場に止まっていた大きな観光バス4~5台が葛飾区の中学校の遠足?
あとはベテラン世代の団体さん?
この人の多さと山慣れない方々の渋滞だったようですが・・・
谷川岳は過去4,5回土日に来ていますが、こんな渋滞経験は初めてで驚きました。



ザンゲ岩の手前でもうお腹がすいちゃったので、岩に腰掛けでエネルギー補給
列が繋がっちゃうとザック下す場所もないのがちょっとね。



ザンゲ岩から肩の小屋まではもうすぐですが、この最後の階段で毎回息切れ。
それに、山頂が近づいているというのにさっきの青空はどこへ?前方の白い空は何?←やっぱり私?




いつもなら肩の小屋脇で休憩ですが、さっきザンゲ岩で補給しておいたのでそのままトマノ耳へ向かいます。
途中から見下ろす西黒尾根は、毎度思うけどこの高度感、怖くて近寄れない・笑 



毎度同じアングルの縦走路
紅葉の色づきはイマイチ



トマノ耳山頂は撮影の列で大混雑、ささっと



写真を撮ったらすぐ降りて、オキノ耳へ向かいます



山頂は何度も来ているので、初・谷川で足の速いkayoさんには先に好きなところまで行ってもらいました。
私は紅葉を楽しみたくてゆっくり進みますが、快晴予報は・・・どうしたの?



以前綺麗だったトマとオキの間の紅葉を楽しみに来たのだけれど、色づきがいまいちなのか?
天気のせいなのか?う~ん



ガスが切れる瞬間を待ってもなかなか陽の光までは注がず断念
おっかしいなぁ・・・またこのコンビで来てガス?笑
kayoさんが見たかった一ノ倉岳方面の稜線もガスって何も見えないので、山頂踏んで降りてきたところで合流し、
陽も陰り風も出てきて寒いので戻ります。



紅葉のピークはまだもう少し先なのか?
今年はこの程度で終わりなのか?はわかりません。



登ってきた時よりも白い世界が広がってきた~



夏の名残りのドライフラワー



肩の小屋の裏手、平標への縦走路には強い風に乗ったガスがすごい速さで流れていく。
てんくらA 風は5mとの予報でしたが、風は強いし寒いし・・・
この縦走路、無風で天気の良い日を当てるのは難しそうですね。 私は特に



肩の小屋脇の広場で昼食をとり、来た道を下山



こちら側は陽があたって



青空に映えるナナカマドの赤い実もかわいらしく



あんなに汗かいて登った道も、下りは早い



振り返る、この絨毯みたいなもこもこが好き



もしかして下山したら山頂晴れてる?と振り返ってみたけどまだ雲の中で ほっ・笑



やっぱり青空がいいよね~
なぜ山頂だけ青空じゃなかったんだろうね~ ごめんよ~



向こうに見える、あのにゃんこ耳は尾瀬の燧ケ岳だと思う
左の円錐型の山は景鶴山かなー?

下りは割と快調に降りてきて、時計を見たら一本早いバスに乗れるかも?
となり、途中から足早に降りてきたら・・・最後の木道辺りでまた渋滞(;´Д`)
残り時間あと45分、間に合いそうだから諦めたくはない、けど詰まってる・・・



途中で何組か道を譲ってくれたので、詰まっていた流れが一気に歩きだし、
その流れに乗って私たちもロープウエイ乗り場までダッシュ!

乗り場では7,8分ほどの待ち時間で乗れて、下には15時到着、あと10分!
コインロッカーに入れておいた要冷蔵のモノなどをパパっと引き取り、バス停まで小走り。
15時10分発のバスに間に合った、乗れた~良かった~
(行きのバスで乗り切れない場合は次のバスを待ってくださいと脅されていたので)



水上温泉バス停で降りて、以前行ったことのある”ふれあい交流館”の温泉へ。

そこからまたバスに揺られ上毛高原駅へ
なんと平日なのに新幹線指定席が満席で取れなかったので、何十年ぶり?に自由席に並ぶ。
幸い空席が多くあったので並んで座れて反省会しながら帰りましたが、
高崎駅からはたくさんのサラリーマンが乗車してきて、6車両もあった自由席がいっぱいで通路に立つ人多数。
こんな風景みるの、新幹線全席指定以前のお盆時期以来です。

平日なのに山も電車も温泉も混雑だらけだったけど、平日登山の弱点もだんだん解ってきたし、
忙しい日々の気分転換にもなる、やっぱり山歩きはどんな状況でも”楽しい”のでした。





【行程】往路=東京6:36ー上毛高原7:50 バス8:05ー谷川ロープウェイ8:50
    復路=谷川ロープウエイBS15:10ー水上温泉BS15:39 水上温泉16:43ー上毛高原17:05 新幹線とき17:28ー東京18:40
  
【歩行】天神平9:15⇒天狗のたまり場10:50⇒ザンゲ岩11:20⇒肩の小屋11:35⇒トマノ耳~オキノ耳
    ⇒肩の小屋(昼食)13:15⇒天神平14:40⇒谷川ロープウエイ下15:00

 ☆翌日はホントの快晴で、登山道も空いていたらしい(;´Д`)
  

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富士を見ながら杓子山

2023-10-08 | ヤマのこと
2023.10.5(木)山梨県にある杓子山へ


☆富士山初冠雪☆

今週は群馬あたりの紅葉の山に行きたかったけど、ずっと風が強く天気が悪い予報なので諦め、
標高の低い山を歩くことにした。
始発のまだ真っ暗な中うとうと電車に揺られ、富士山駅に降りたら目の前の富士山に雪が!
偶然初冠雪が見れて嬉しい~
昨日の雨かな?つい一週間前まであんなに暑くて冬ホントに来るのかしら?と思うほどだったのに。



夏は混雑していた富士五湖界隈も、夏が終わればインバウンドもほとんどいなくて閑散としていた。
バスもほぼ定時運行で到着、役場前BSから車道を40分ほど歩いて鳥居地峠へ



登山道を覆うススキをかき分けて進む



朝は雲が多かったけど、だんだんと晴れてヤクシソウも開いてきた



滑りやすくて窪んだ急坂を



ぐいぐい登り、



立ち止まって振り返るとこの眺め 写真曲がってる・・・
富士山の麓に来ると裾野まで見えるのがやっぱり良いね



咲き残りのマツムシソウ



更に斜度のキツイ斜面を登り切ると”高座山(たかざすやま)”山頂



そこから先、杓子山までは初めて歩く道
急斜面を降りていくと岩の多い尾根道となり、ロープ場もあったり小さくアップダウンを繰り返し



大権首峠(おおざすとうげ)まで来ると見覚えのある景色



ここから杓子山を登ったのは2015年
ハングライダー離陸台



この辺りはトリカブトと



野菊が山頂近くまでずっと咲いていた



空が見えたと思ったら



杓子山山頂でした
やっぱりすごい、良い眺め



眼下に山中湖



奥多摩方面と鹿留山



南アルプスは雲の中

暑くも寒くもなく、気持ち良い山頂のベンチでランチをして下山です



パノラマコース?はよく解らないのでまた大権首峠へ降りて、



らくちんな林道歩きで目指すは”不動湯”
以前不動湯から杓子山に登った時から気になっていた鉱泉
皮膚病に聞くと名高い霊泉で、水を汲みに来る人も多いとか。
この日は平日でしたが、駐車場は10台位停まっていて日帰りできるかな?と玄関で聞いてみるとOK



ここから駅までのアクセスはないので、タクシーを呼べるか聞いてみると
とても親切な宿の方がタクシーの手配までして下さり、安心してお風呂へ。

カランが3つ、湯舟は10人も入ればいっぱいになる小ささですが陽の光がさんさんと注いで明るいお風呂。
地元の方が6人入っていらして、よそ者の私を賑やかに迎えてくれました。
大月~河口湖あたりから来ている皆さんとお喋りに花が咲き、
底抜けに明るい皆さんにいじられ(愛あるいじり)、笑いっぱなし。
こんな楽しいお風呂は初めて・笑  面白過ぎてもっとおしゃべりしていたかったぁ~


さて今日会ったお花たちは・・・



セキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁字)



野菊(判定できない)・リンドウ・サラシナショウマ・トモエシオガマ



違いが全く分からないヒゴタイ系



ヤマハッカ(かな)・ヤマラッキョウ・マツヨイグサ・カワラナデシコ



4種のお花とコシオガマ?

そしてお目当ての美人さんたち







今年も会えて良かった♪
コンパクトで展望も良い山と、思いがけず地元の方とのふれあいが楽しい一日でした。





【行程】往路=新宿5:16ー高尾6:10/6:15ー大月6:51/7:03ー富士山駅7:50 バス富士山駅7:53ー村役場前8:20
    復路=不動湯ータクシー(約¥2600)ー富士山駅ー大月(富士回遊)ー立川ー新宿
    
【歩行】役場前8:28⇒鳥居地峠9:05⇒高座山10:10⇒杓子山11:35~12:20⇒不動湯13:40

   

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にゅうとあげパン

2023-10-01 | ヤマのこと


2023.9.28(木)北八ヶ岳へ


この日は一人でどこの山へ行こうか?
見たい花のある山はまだお花が咲いていないし、でもこの夏は針葉樹の香りを楽しみ足りない、
もうちょっと高山の香りを楽しみたいから北ヤツにしようかな?でも一人は寂しいかな・・・
思いついて同じ電車バス派のkayoさんに聞いてみたら、行ってみたい!とお返事いただき久々の女子旅へ。



高尾駅6:43発の電車内で待ち合わせの予定でいつもの通り京王線で出かけ、高尾駅で乗り換えようと下車したら
「電車が遅れて申し訳ありません」のアナウンスが耳に入った。
え?と思って時計を見たら6:41 あと2分しかないって!うそっ!
走りにくい固い登山靴で猛ダッシュ、改札を抜け階段を登り、階段下り、ホームにいた松本行に飛び乗る!

・・・背中でドアが閉まった、間に合った・・・( ;∀;)ゼーゼー 駆け込み乗車はおやめください


JRで乗ってきたkayoさんと無事に合流し、その後はのんびり各駅停車で茅野駅へ
茅野駅に降りたら平日だというのに麦草峠行のバスはほぼ満席、ヨカッタ、座れて。

10:40 白駒池の駐車場に着くと、強風とガス、そして意外と寒い。
今日のてんくら、風速12mのCだったけど12時から晴れマークだから稜線に着くころには晴れるかな~
なんて期待しながらスタート。
スタートでつまづくとその日はあまりうまくいかないジンクス持ち


10:45 しっとり濡れた苔の道をまずは”高見石小屋”を目指す。
最初の計画では白駒池~にゅう~中山~高見石小屋でまったり~麦草峠 でしたが、
前日の夜に念のためHP再確認したら喫茶タイムは14時までと気づいた 
にゅう経由では間に合わないので電車内で作戦会議、先に高見石小屋に行くことにした。



登りは足の速いkayoさんにペース作ってもらわないと、私の鈍足では時間が危ういので先に歩いてもらう。
11:20 あっという間に高見石小屋に到着、営業しているかな・・・?開いてるよ、ヤッタネ♪



ガスっていて風もありテラスは寒そう・・・中で食べて良いとの事で入らせていただく。
ここ、山歩き初期の頃泊ったことあるんです、懐かしい。



揚げパンが人気になってから一度も食べたことが無かったので(タイミング悪く開いてなかったり)初揚げパン。
2個選んで400円 ふわっふわさっくりで美味しかった。
揚げパンの写真が室内のテーブルで撮ると映えないね~笑 女子っぽくないけどまいっか、と笑いあう。

まだこれから山頂を目指すのでちゃちゃっと食べて再スタート。
kayoさんは高見石に登ったけど、やっぱり何も見えなかったそうで。ゴメンね、ガス女パワー全開で



小屋を出て中山方面へ進む予定だったけど、相変わらずの強風と時折雨粒。
そのルートがどんなだったか?思い出せない私、森の中か?稜線か?
でも進んで稜線だったらこの強風と寒さはまずい、途中で引き返したらにゅうに行ってる時間は無くなる。
うん、安全策を取り、一旦白駒池へ降り、森の中をにゅうに登り返すルートにしよう!変更!

登山二年生のkayoさんはこのエリアを初めて歩くので、どうしてもにゅうだけは行かせてあげたかったのだ。



転ぶと大変そうな木道を降りて分岐へ



池の淵を歩きそこからしばらく行くと”白駒湿原”



にゅうの森に入る



このエリアはどこもかしこも苔だらけだけど、ホントにキレイ



時々ナウシカのオームも居たり ホントに居たら怖いって



山頂へ向けての登りに入ると、木の根っこ、大岩、滑るし歩きにくい



稜線の光が見えているのでもうすぐ?と思えば急に平坦になったりと、山頂思わせぶりを何回か繰り返し、



今度こそ?



ぽん、と森を抜けたら にゅう到着
青空だ!



と思ったのもつかの間、山頂は爆風 つかまってないと飛ばされそう
ここは稜線を来なくて正解だったような気がして、ちょっとほっとした ガス女、責任感じてます



岩から少し下がった場所は風をよけられたので、そこで簡単に遅いランチ
この”乳”道標は初めて見た(というか手書き)



時々、ほんの一瞬雲が流れて周囲が見える、こっちは中山方面



こっちは町が見えるけど、どこかな?



ここ絶壁なので腰ひけながら写真を撮る私・笑



時折青空がのぞくけど・・・ダメでした。白駒池方面は真っ白のまま。
はじめてのにゅうからの景色も何も見せてあげられなくてゴメンナサイね やっぱり朝の電車遅延事件か



来た道を戻りますが、木の根っこや大岩は下りの方が大変、めずらしく膝が痛かった。
白駒池まで戻って時計を見ると15:07
あと1時間20分あるから大丈夫ね、とここからはゆっくりモードに切り替え。



白駒池の駐車場には平日でも車がいっぱいだったし、観光バスもいた。
今年はまだ紅葉には早いよね?と思いながら来たけど・・・やっぱり早い、ひとつも色づいてなかった。



白駒荘でトイレを借りる、100円で中のトイレに入れます。
私はこの間の12月に泊まったばかりだったのですが、kayoさんは初めてなのでお風呂&キレイさに驚いてた。

周囲は観光客や短パンスニーカーのカップル。
そうでした、夏は駐車場から10分程度で来れるのでした、観光客からしたらこのきれいさは普通の事よね、きっと。



高見石小屋、白駒荘、麦草ヒュッテ、と小屋オリジナルのグッズなど見ながら歩いて終了。
女子旅はこういうちょっとしたところで興味が同じで楽しいのよね~



茅野駅へ戻るバスは15:20が最終、最初から間に合わないと解っていたのでタクシーを予約していました。
が、待ち合わせ場所をお互い勘違いしてて、なおかつ携帯の電波が届かない場所なので焦った。
なんとか無事タクシーに出会えて、予約していたあずさにも間に合った。

天気予報外れてガスガス強風、なんだかんだと久々の珍道中でしたがそれでもやっぱり女子旅は楽しい。
私の思い付きにお付き合いいただきアリガトウ、懲りずにまた一緒に遊んでね(^^♪ 





【行程】往路=新宿5:47ー高尾6:38(のはずだった)JR高尾6:43ー茅野9:23 バス茅野駅9:35ー白駒池BS10:41(バス値上り¥2000)
    復路=麦草峠16:45~茅野駅17:30(アルピコタクシー¥12,600)茅野5:52ーあずさー新宿20:08
    
【歩行】白駒池10:40⇒高見石小屋11:20~12:00⇒白駒池分岐12:36⇒にゅう13:48~14:15⇒白駒池分岐15:07⇒麦草ヒュッテ16:05

   

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