カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

高尾花歩き・6月

2013-06-24 | ヤマのこと

2013.6.22(土)高尾にお花を探しに行ってきました。



今週はダンナ様が出勤の為、ひとり高尾で花の修行でもしようかと予定していたら、
朝、友人から「私も高尾行く!」とあり、急遽強力な助っ人と一緒に歩くことになりました。


 
前日の新人歓迎会のお酒が残っているワタシとオールナイト明けの友人とのへっぽこペア。
とりあえず城山目指して歩きます。一丁平付近に満開のヤマボウシの木がありました。



カマキリと藪紫(ヤブムラサキ)



船頭さん一人のイカダ(花筏)とか・・・


 
・・・・・・・・・・・・・・                        んはーっ  苦しかった!
って言ってるみたいな蛍袋(ホタルブクロ)とか。


ちょうどお花の端境期ですが、いつ来てもそれなりに楽しい高尾です。



城山到着。天気のせいか人は少なくのどかな感じ。曇っていてもスカイツリーは見えていました。


 
気温は高くないけれど高尾山口から休憩もせず来たから、汗かいて喉もカラカラ。
城山といえば「カキ氷」でしょう!頂いちゃいましょう!
美味しかったけどカラダが冷えすぎてなめこ汁で暖めなおし(笑)


 
富士山は雲の中でしたが、薄っすら日差しが心地よい東海歩道寄りの斜面には、



アザミと苦菜(ニガナ)のお花畑が出来ていました。



 
さて。
特に珍しい花も見つけられないまま高尾山方面に戻ると、今日最大のお宝花を見つけましたよ
いつもお世話になっているはなねこさんではないですか!わーい

バッタリのおかげで初見のお花に出会うことが出来ました(ヤッタネ)



雲切草(クモキリソウ・ラン科)はなねこさんにバッタリしなかったら気づかなかった。
遠くて望遠レンズのない私にはこれが精一杯でした。(詳細画像ははなねこさんのところでどうぞ)


その後は今日の目的のお花探しに行きます。
はなねこさんたちは既に見てきたとのことで案内して頂き、花もわずかに見られたのだけど、
この頃から雲行きが怪しくなり雷ゴロゴロ。上向きな花は遠くて届かず撮れない。
近いのは暗くてちゃんと撮ることができず残念。見られただけよしとしましょう


 
一薬草(イチヤクソウ)と梅笠草(ウメガサソウ・イチヤクソウ科)思ったより小さかった。 

はなねこさんとnonnちゃんさんとはここでお別れ。
短時間でしたが楽しいひとときありがとうございました


別れたとたんとうとう雨が降り出して、合羽を着込み先を急ぎます。
雨が強くなってきたけれど、これだけは見ずに帰れない!このために来たのだから!


 
ただでさえ暗い林床に真っ暗な空。目を凝らして探してようやく咲き残りの無葉蘭(ムヨウラン)を発見。
どろんこになりながら必死に何枚も撮ったけど・・・ピントが合わずこれが精一杯。

でも、初めて会えたーJちゃん雨の中付き合ってくれてありがとうね。


 
最後には予定していなかった青鈴蘭(アオスズラン)(エゾスズラン・ラン科カキラン属)
にも会えてラッキー



蘭の写真撮ってるときはざーざー降りで、ケーブル駅に着いたら雨が止んで晴れてくるとは・・・



まぁ、いっか。
通り雨でびしょびしょになっちゃったけど、心は十分満たされた楽しい高尾歩きでした。


おしまい。








ゆるゆるキャンプin富士西湖

2013-06-19 | ゆるキャン

2013.6.15(土)~6.16(日)

台風で一旦中止としたこの週末のキャンプ予定。
ところが前日の天気予報が意外にも好転したため、急遽もとの予定を呼び戻す。
土曜の夜は不安定な天気で雨が降るのは確実、とのことでテント泊はやめ、
大急ぎでコテージを予約。梅雨の時期のせいでしょうか、前日でも空きがあってよかった。

でもここ数ヶ月、本当に仕事が忙しくてテント泊の準備もままならなくて金曜日の夜になって・・・
メンバーも全員忙しくて食材の準備など出来ない・・・

そんな時の強い味方、以前から企画していた案を利用しようと着替えと、
最低限の調理グッズだけザックに放り込み、中央高速バスに乗りました。



薄っすら青空も覗く中、渋滞していなかったので予定より早く現地に到着。バスの時間を待って登山口へ。
疲れているんだから何もしなければいいのに、じっとしていられないのがビンボー症です(^^;;
見たいお花があるのでそれを探してからコテージへ行く予定で出発~。



あっちにもこっちにも・・・ササバギンラン祭り。



舞鶴草と姫無葉蘭。ヒメムヨウランは初めて見ました。
Jちゃんに教えてもらわなかったら気づかないほど・・・こんなに小さくても蘭。



結構好きな更紗灯台躑躅(サラサドウダンツツジ)


それなりに色んなお花が見れたけど、探しているのは他のランちゃん。
昨年咲いていたという場所に、お目当ての蘭は見つけられずがっかり。


ところが・・・・・・偶然は突然に。




たまたま歩いていた先に・・・
個人で楽しむだけ、という約束で写真を撮らせて頂いた希少価値の花。
お目当ての花には会えなったけど、予想しなかった初めて見るその姿に大興奮な私たち!


霧雨の中、やっぱり来てよかった~




カメムシ付き甘野老(アマドコロ・かな?)


 
他にも夏ほどではないけど、ちらほらとお花が見られました。



初めて見ました、車葉衡羽根草(クルマバツクバネソウ)とても面白い形をしていますね。


 
土栗(ツチグリ)・銀竜草(ギンリョウソウ)・・・


 
苦菜(ニガナ)・山苧環(ヤマオダマキ)


 
草橘(クサタチバナ)・二人静(フタリシズカ)などなど。



短時間で充実したハイキングでした。


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さてここから電車キャンパーはバスを乗り継いでの行動です。
以前”河口湖冬花火”で泊まりにきたときに目をつけておいた「OGINO」
お酒からバーベキューセットまでなんでも揃う、バスで来れる大型スーパー。
ここに寄れば手ぶらでもOKだと前回気づいたので、ここを利用します。

食材を仕入れ、河口湖駅のコインロッカーに預けておいた荷物を取り、
またレトロバスに乗って目指すは「PICA西湖」



オートキャンパーにはお馴染みのPICAグループですが、
ここ西湖と山中湖はアクセスが良いので電車キャンパーにも利用できます。
河口湖と違い静かな西湖。場内にお風呂もあるしアクティビティも多数。
ファミリーや友人達とのんびりするには良いところですね。なによりやっぱり施設がキレイなのが嬉しい♪


 
私たちのお家は”キャンピングパオ”
モンゴルのパオを基に設計された、アメリカ製の「ヤーツ」という建物だそうです。
デッキにバーベキューグリルもありますが、今回は使用しません(前回雨でやったら大変だったから・笑)




オサレな料理は何も出来ませんが、今日のメインは”岩手スペシャル(どんなだ~w)”
お酒とお料理があればどこだって楽しいパオで輪になってのおしゃべりは夜がふけるまで続きました。

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涼しい西湖のほとりを朝のお散歩。夜中どしゃぶりだった雨は午前中に上がりました。



こういう場所にくると周りに何もない、バスが来ないと帰れない、この多少の不便さが良いんですよね。
久しぶりにゆっくりとした時間が流れ、緑と美味しい空気で日ごろの疲れを癒せたキャンプでした。




おしまい。



【行程】新宿中央高速バスターミナル6:00→河口湖駅7:40~☆~☆~乳ヶ崎バス停→西湖民宿(レトロバス利用)→(徒歩3分)PICA西湖→往路を戻る






あの子に会いたくて日向山

2013-06-12 | ヤマのこと

2013.6.8(土)山梨県の日向山へ。

登山口までの足がないので電車バス派には行きにくい日向山。
いつか行きたい行きたい、と思いつつ、日向山だけにタクシー代1万円かけるのはなかなか厳しい。
そうだ、この時期なら「あの子」に会えるかも?それなら惜しくない!と奮発して出かけました。


 
長坂駅からタクシー約30分で矢立石登山口。既にたくさんの車が止まっていました。
ゲートを越えて錦滝方面へ、黒戸尾根を眺めながら歩きます。
いつかあの尾根歩いてみたいようなみたくないような。。。



 
登山口から40分ほどで錦滝に到着。ザックを下ろし滝に向かいます。


 
滝の裏側に咲くユキワリソウを目当てにやって来たけれど、時既に遅し(^^;;
わずかにしがみついていた花、望遠レンズを持っていったけどその姿を撮る事は出来ず・・・
肉眼で見れたのは足元のたった一輪の咲き残り・・・残念。
色んな方の記事で見たカーテンのような滝の姿も見れず・・・今年は雨が降らないから水も少ないのかな。


 
気持ちを切り替え、うわさの急登を登ります。



南アルプスの山々からすれば確かにハイキングコースだけれども・・・。
どこがハイキングコースやねん、とついつい言いたくなります(^^;;


 
錦滝から50分ほど汗かいて分岐到着。
目指す場所はまだまだです。地味~に登っていくと背後に日向山がみえました。


 
さらに進んでいくと、近寄れない崖の斜面にたくさんの岩鏡。
薄いピンクで少し大ぶりで・・・なんとなく初見な気がする。赤花姫岩鏡というらしい。



鬱蒼とした森。奥秩父か八ヶ岳か。緑がぎゅっと凝縮されたようなこんな森は大好き。


 
甲斐駒さんが近くに見えるようになりましたが・・・やはり時間切れで今日はここまで。
家を始発で出てきてもスタートが9時、早朝に出れるか健脚ならこの先のピークを往復するのは可能だけれど、
私の足だと下山が日没になってしまいそうだから諦めて昼食です。



----------------でも、目的は果たせたからいいんです



会いたかったのは・・・この子達。


 
初めて会った○△□×サクラ(絶滅危惧II類(VU))  なんてかわいい・・・




まだ咲き残っていてくれた。間に合ってよかった・・・



気品のある薄紫の・・・



触れたら傷つけてしまいそうなくらい、薄くて・・・儚げな花。


 
岩にしがみつき咲く健気なその姿・・・。



いつまでもひっそりとその姿を見せてくれることを願ってやみません。


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来た道を戻ります。キバナノコマノツメも久しぶりのご対面でした。



時折甲斐駒さんがどーんと!迫力ありますね!



木々の間からはオベリスクも見えました。




晴れたり曇ったりの森の中。さっきあんなにしんどかったのに、下りはひんやり空気が気持ちよい。


 
分岐に戻り、日向山目指します。細い尾根を迷いながら抜けると白砂が広がっていました。
ここが雁ヶ原かな?最後のざらざらの登りは予想より傾斜が緩く歩きやすかったです。



色んな山容を味わいながら、最後に真っ白な花崗岩が待っている楽しいルート。
ここはプチ鳳凰三山みたいでなかなかダイナミックな風景なんですね。


 
山頂はすぐそこ。
途中の森の中でハルゼミが大合唱してたと思ったら、ダンナめがけてぶつかってきました



今歩いてきた尾根を振り返ります。ここは本当に気持ち良いですね!



晴れたり曇ったり・・・砂浜の向こうには八ヶ岳。こんな時間だから人も少なくて。
あまりに気持ちよいので砂浜に腰掛けてまったり。お昼寝したい気分♪



矢立石からだったら短時間でこんな高山気分を味わえるのだから、人気のある理由が良く解りました。
甲斐駒さんを目に焼き付けて帰ります。



帰る頃になったらぐんぐん晴れてきて・・・15:30、名残惜しいですが下山です。


 
こちら側は本当のハイキングコースらしく緩やかな道。
ヤマツツジがちらほら、見送ってくれました。



矢立石登山口に着いたのが16:20。やっぱりあっちのピークまでは無理でしたね。

帰りもタクシーに迎えに来てもらい、下山と同時に車に乗り込みます。
いつもなら下山してから更に歩かなくちゃいけないのに、こんなに楽していいのかしら?
とセレブ気分でブーンと長坂駅まで戻りました。



おしまい。



【行程】中央本線・長坂駅8:20着→タクシー(約¥5,000)→矢立石登山口9:00
    矢立石登山口9:10→錦滝9:45~10:00→分岐10:50→○昼食○→
    雁ヶ原・山頂14:50~15:30→矢立石登山口16:20→タクシー(約¥5,000)→長坂駅16:50








檜洞丸ブナ三昧

2013-06-06 | ヤマのこと

2013.6.1(土)丹沢・檜洞丸へ。


(photo:山頂のカエデ)
5月の最後の週末は私が仕事、6月第1週末はダンナが仕事。
せっかく花の良い時期だけど二人で山に行けるのは2週通してこの土曜日だけ。
雨が降らない予報になったので花はもう終盤と解っていたが、初心貫徹で檜洞丸へ行くことにした。



昨年、sanpoさんに初めて案内していただいた石棚山稜から山頂を目指します。
あまりに素晴らしいブナの森だったので、ダンナにも是非見せたい、と思って来たものの、
やっぱり最初の2時間は辛くて苦しくて、急登を喘ぎながら登った。
去年と同じコースを苦しく感じる自分、確実に1年1歳ずつ年をとっている。




それでも石棚山の尾根に乗ると、ふわっと身体がギアチェンジ。



身体が急に軽くなり、気持ちよーく足が前に出る。ブナパワー?さっきまであんなに苦しかったのにね。



じぇじぇ!山の中で雲丹?



まだまだかと思っていたら、いつしか一番好きなエリアに入ってた。



新緑の新しいエネルギーがあふれる中、美味しい空気を胸いっぱい吸い込む。



そっと影から覗いてたら・・・実は動いているんじゃないかなぁ・・・この大木。



ひとしきり楽しんだらまたね、とさよならして、階段を登る。



目に優しい緑が右も左もいっぱい。行き交う人も少なく気持ちいい尾根歩き。


 
つつじ新道との合流地点からは、曇り空ながらもしっかりと富士山が見え、
登山者たちも気持ちよさそうに深呼吸していた。その気持ち、すごくわかる。


そうそう、肝心なシロヤシオはもうほとんど散ってしまっていて・・・



花付きの良い木もありましたが・・・



定点観測の木にも花が少しだけ。今年も少なかったのかな?やっぱり咲き始めが早かったのかな。



 
12:15山頂到着。多分先週末がピークだから空いているかと思ってたのにすごい人だった。
ベンチに腰掛け、ランチタイム。いっぱい汗かいたからオールフリーがおいしかった。



食後に犬越路への道を眺めに行くと、



昨年同時期は蕾だったミツバツツジがいっぱい。目にも鮮やかで見事でした。



さてバスの時間もあることですし、そろそろ帰りましょうか。



この木道を歩くと”檜洞丸”へ来た、って感じがする。



ブナの森ももちろん大好きだけど、



いつか見たあの時のように、来年こそはシロヤシオのトンネルが出来るといいなぁ。





そんなことを思いながら、つつじ新道を西丹沢自然教室まで帰りました。




【行程】新宿5:31→新松田6:50 バス→箒沢公園橋8:15→石棚分岐10:45→檜洞丸12:15~12:50
    →西丹沢自然教室バス停15:20*15:40→16:40山北駅~さくらの湯~山北駅18:04
    →18:11松田駅18:23→あしがら号→新宿19:29


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