カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

8月最後は雨

2008-08-31 | ヒビのこと

何ヶ月ぶり?週末の2日間、どこにも出かけなかった。

いつもの週末ジョギングコースも久しぶり。
どこにも出かけないときはいつも、平日の運動不足解消の為2時間のウォーク&ジョギングです。

ちょうど「24時間テレビ」でエドさんが走って、無事に完走したようで。
このマラソンに関してはやらせ、という意見が多いようですが、
確かにそういうTV的な部分も多々感じますが、やはり同じようにジョギング(マラソン)をしている身としては、
この湿気の多い東京の夏、走るだけでも正直言えば心地よさより苦痛を感じるところなのに、
24時間走り続けた、という事実はすごいよ、
と毎年思うのです(やつれてないのが又スゴイ!)。
30分走っただけで前に足を出すのが辛くなる私にはとても真似できないです。
どんな思いで走っているのでしょう。

出来るだけどこかで誰かの役に立つ人でありたい、
それが自分の仕事であれば最高!と思うのですが。
募金でしか役に立てないのもなんだかな~と思いながら、今年も募金だけ


しかし!毎日雨ばかりでいよいよあちこちカビっぽいゾ・・・
二日間、家庭のメンテナンスにも精を出さざるを得なかった。
東京の雨雲、早目浦ダムに行け~~~





ビビリ代表

2008-08-29 | ネコ

只今雷様が大荒れの東京です・・・

光ったと同時に稲妻が走ります。
窓ガラスが振動するほどの雷です。
あ!川の警戒水位を越えたサイレンが鳴り始めました!(これはまずい・・・)

家の中でも稲妻のごとき走り回っている生き物がいます。
ものすごい低い姿勢で走り回って、1階2階を右往左往。

どこへ隠れたのかと探してみたら・・・押入れの中。


コ、コワイ・・・


うぇ!ひ、光った?!


うへぇ~~~~~コワイよ~~~


・・・抱き上げてもガクガク震えているくせにすぐに逃げ出し、
なぜか落ち着かず家の中を走り回っているちゅー、でした。


以前からそうなんですが、恥ずかしながら相当なビビリでございます。


(23:30 ブログ書いてる場合じゃないので電源切ります。ではっ!)

ご当地醤油

2008-08-28 | タベルこと

しか~しホントに雨ばかりで嫌になります、東京近郊・・・。カビそうです・・・
お盆明けからスッキリとした青空を見ていない気がする・・・
急に涼しくなっちゃて、夏も短すぎると寂しいものだなぁ・・・
と相変わらず勝手なことを考えています。

8月最後の今週末は高いところにオデカケの予定でしたが、
あまりに毎日降り続く雨で(山の上はどうかイマイチ解らないけど)地盤も緩んでいるはす。
土曜も雨の予報、不安を抱えたまま山に入って行動できるほど力も知識もない。
雨の中行っても楽しくないし、公共機関利用派は天気次第で即出発・即撤退、
と言うわけには行かないのでキャンセルしてしまいました、残念。
(キャンセルして天気予報外れると悔しいんだよなー

9月の秋晴れに期待しましょう


今週はホントに仕事が忙しくて、肩こりパンパン、目の下クマだらけ。
ブログの更新も出来なくてあっという間に金曜デス・・・


・・・とぼやきはさておき。

どこかへオデカケすると何かおみやげが欲しくなる私。
最近のお気に入りは「ご当地醤油」や「ご当地調味料」
普段醤油はスーパーの「キッコー○ン」とお取り寄せ「鎌田醤油」を使い分けていますが、
あちこちで買ってきたものも使います。

最新版はこちら。


東京都・あきる野市の醤油です、先日の温泉で購入。(名前はキッコーゴ・笑)


パッケージもステキでしょ?このラベルは五日市に古くから伝わる「軍道和紙」だそうです。

ついでに器まで買ってしまった・・・最近は手仕事の温かさが残る器が好きです。


重たいのが難点ですけど。買い物は楽し





霧の蓮華升麻

2008-08-24 | ヤマのこと

念願のお花に会いに行ってきました。

【8/23(土)新宿5:18⇒立川5:55 6:04⇒青梅6:34 6:35⇒御岳6:56 ケーブル7:30】

土曜日は午後から雨の予報だったので、今年も諦めだな~と思っていたら、
ダンナが珍しく「雨でも行く!」というので、早起きしていってきました。

天気なら行きそびれていた「大岳山」まで行こうと始発の予定を立てていたのですが、
予報がはずれて?御嶽駅についた段階でもう雨。
出発時点で雨では行きたくない、という軟弱な私の希望通り、
お花見だけと言う事になりました。

朝一番のバスは雨でも8人ほどの乗車でした。
霧雨に煙る御岳山はいつもに増して厳格な雰囲気。

毎年時期を逃して見れなかった「レンゲショウマ」
すでに花びらが茶色がかっていたので見頃は過ぎた感じでしたが、
初めて見たその淡い紫の清楚な姿、キレイでした~!


きれいな写真は他のサイトで。たまにはこんな姿も。


後姿なんかもドウゾ・・・

霧に煙る中、そこだけ淡く光が当たっているかのように
しっとりと濡れて光るレンゲショウマ。
心に残る花でした。

その後、ロックガーデンを廻り温泉目指して上養沢へ下山。


どうやら5月頃土砂崩れがあったようで、できるだけ通行は控えてください、
との張り紙がありました。

でも・・・ここを降りなきゃいけないんだよねぇ・・・
と降りてきましたが、確かに3箇所ほど土砂崩れで・・・


通れなくはないですが、その瞬間に居合わせたらコワイですね。

バスの時間を調べていなかったのですが、上養沢11:24のバスに間に合ったので乗りました。
雨の中なので楽しちゃいました。

------------------------------------------

今日の2つ目の目的!去年から一度行きたかった【秋川温泉 瀬音の湯】
すごーーーくステキなところでした。

建物が新しいうえ、施設自体がとても洗練されたデザインで、
随所にこだわりが感じられ、外の河原のバーベキューの喧騒とは裏腹、
ここだけ別世界のようでした。


(壁面はギャラリーに)
光をふんだんに取り入れた長いスロープや、


開放感溢れる中庭、デッキチェアでは自由にくつろげます。


お湯はつるつる温泉と同じ?ぬるぬるしたお湯でした。
湯船自体はそんなに大きくはないですが、まあまあ広い。

どなたがプロデュースされたのでしょうか?
「癒しの空間」としては本当に素晴らしく、新しい形の「日帰り入浴施設」だと感じました。
(誉めすぎ?)
ただ、この日は雨で私たちはお昼頃に入館したので空いていましたが、
通常の土日は入場制限があるほどの盛況ぶりだそうです。

バスの本数が多い、駅からさほど遠くない、というのがポイント高いです。
山帰りとしてはいまひとつ使いにくいのが残念ですが(笑)

でも一度癒されに行く価値はあると思いました。
温泉は雨でもゆったり楽しめるのがイイですね、最近雨ばかりですが・・・。

>>瀬音の湯

-----------------------------------

いつも押して下さってありがとうございます。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ



至福の一湯

2008-08-20 | イワテケン

【岩手県北バス:八幡平頂上⇒藤七温泉(季節運行・自然散策バス)15:13⇒盛岡駅17:05】

さてつづきです。

土砂降りの雨の中、一人の仏のような運転手さんに運んでもらい無事温泉に到着。


(玄関・雨の為中から外を写す)
ここは宿なのだが、旅館と言うよりは山小屋に近い感じ。
飾り立てるものはなにも、ない。

入口でバスの時間までいてもいいか?と確認したところ、
休憩所利用なら15:00までOKとのことで¥1155を支払う。
(日帰り入浴&休憩所代)


宿の人に案内してもらうと、廊下の先にテレビや椅子があるロビーのような所に到着。
その横引き戸の向こうに、20畳ほどの休憩所があった。
テーブルと座布団と無料のポットにお茶。
どこでも自由に休んでくださいとのこと。(写真撮り忘れました)
地元の方々が3組ほどいました。


窓の外を見ると、先ほどよりもっと雨が強く、風も吹いてきた。
トタン屋根(?)に叩きつける雨の音、薄暗い部屋に東北弁のBGM。
ロビー(らしき)のストーブに火が入ってなかったのは残念だが、
この雨から逃れて、家の中にいられるだけでありがたい。
早速温泉へ行ってみることにした。



廊下の突き当りが男女別内湯&露天風呂。
ちなみにここはもう一つ温泉があって、
先ほどの玄関を右に行くと、混浴の露天風呂に行ける。
駐車場から見えていたあの、煙が上がっているところらしい。


ほ~。風呂からご来光か・・・いいなぁ~~・・・
2階が部屋らしく偵察に行こうかと思ったが、浴衣の人が降りてきたので自粛。


脱衣所には無造作にカゴがあるだけ。
内湯の扉を開けると・・・

うぉーーーーーーーっ!硫黄の香りと共に、湯気の切れ間からいい感じのお湯がお目見え!
全てが木で出来た内湯。なんの飾りもない。まさに秘湯って風情ですよ!


静かに湯船に身を沈めると・・・ほぇ~~っと思わずうなってしまう。
色は茶がかった白濁、硫黄臭は思ったほど強くない。
カラダにまったりと吸い付くようなお湯の質感。

つるつるではなく、まったり、だ。
こんなの初めてだった。ものすごく感動。
なんかすごい力強さを感じるんですよ、お湯の。湯力?

雨は降っているが、ここまできたらそんなの関係ねー。
一旦脱衣所に戻り、露天風呂にチャレンジ。

もう一つの扉を開けると・・・
そこは火山への入口だった・・・


というのは大げさですが、ガレ場の山中にできた野湯のようだった(って経験ないけど)
お湯が沸いているところまで、屋根なんてあるはずもない廊下を人間が歩いて行くのだ。
お湯を人間の都合のいい所に運ぶのではなく、あくまでお湯が主役。
「入りたきゃここまでおいで。」
そんな大地のメッセージを受け取った気がした。



廊下に簡単なよしずを張っただけ。
その先には木で出来た湯船が二つ。
この日はもちろん何も見えなかったが、晴れていれば絶景らしい。
でも見えなくてもお湯の気持ちよさはピカ1★
ぬるめなので何時間でも入っていられそう。
周りを見渡せば地面から無造作にお湯がゴボゴボ噴出している。

電球が1個、ペットボトルのリサイクルでカバーされているだけの灯り。
まさに野趣溢れる山の秘湯だった。
湯船に身を任すと、ザブザブと流れ入る源泉に大地の恵み、自然の偉大さを感じ、
感動で泣きそうになった。

最初は4,5人入っていたが雨が強くなりみんな戻って行った。
私はひとり頭に手拭いを乗せ、ザーザーと降る雨の中、
あまりに気持ちの良いお湯に、嬉しくてヘラヘラ笑いながら入っていた。
サイコーにシアワセだー (セルフ撮影したかったなー)


--------------------------------


温まったらお腹が空いた。こういう時に限って何の食料も持っていない私たち。
売店ではお菓子などを売っていたのでそれで我慢するか・・・
でもここで何も食べずに夜21:00までは辛いな~(乗換え二回・接続時間それぞれ4分の為何かを買う時間もなし)
と思って聞いてみると、昼食バイキングというものやってるとのこと。
¥1500?


ここが玄関からすぐのところに合る食堂兼売店。
奥に畳敷きの広間があったので、多分宿泊客はそこで夕食なのだろう。


バイキングの内容は、山らしい野菜が中心のメニュー。
タラの芽、みょうが、筍などのてんぷら、やまうどのキンピラなど。
他に野菜カレーもあった。どれも手作り感一杯で美味しい★
ビールが進むぅ~



お腹も一杯になったところで、夜行バス移動の疲れが出てきたので、
座布団を掛け布団にし、お昼寝。1時間ほど爆睡しただろうか?寒くなって目が覚めた。
目覚めに又、温泉に入り温泉三昧。湯治客のようなゆっくりとした時間を過ごせた。

結局5時間近くもここでゆっくりさせてもらった。
バス停は「藤七温泉」の目の前だが、まだ雨と風が強く、
バスを待つ5分の間に突風にあい、傘のホネが折れた(モンベル・泣)
今年の天気はなんだかなー?


バスはありがたく私たちを運んでくれる。結局帰りも私たち二人だけの貸切。
下界近くなると虹が出て、青空も見えてきた。
悔しいけれど嵐のおかげで、温泉の良さをじっくり味わうことが出来たみたい。

ああ、ここにこれて良かった~。
八幡平の近くには有名な「玉川温泉」もあるが、
ここにも「ふけ(蒸)の湯」や「後生掛温泉」など山の恵みたっぷりで静かな温泉がある。
バスで来る途中、たくさんの湯煙を見た。
あっちもこっちも入ってみたいなぁ。

山は歩けなかったけど満足した気分で、ダンナの実家まで6時間かけて帰った、
大きな寄り道と収穫の夏休みであった。
(ちなみに新幹線で東京まで帰ったほうが早い


藤七温泉 彩雲荘

-----------------------------------

いつも押して下さってありがとうございます。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ





嵐の八幡平

2008-08-18 | イワテケン

東北には行きたい温泉も山も一杯あるのですが、お盆休みは毎年ダンナの実家・岩手県三陸海岸へ帰省。
帰省を無視してまで山に行くのも親不孝な気がして(と今は言っておこう・・・)、
途中で寄れるところを無理やり探して今年も行ってきました。

【利用交通機関】秋北バス:ジュピター号(夜行)池袋22:00⇒鹿角花輪駅6:10
鹿角花輪駅8:00⇒八幡平頂上9:18(4/19~11/7一日一往復)

今回はその日のうちにダンナの実家まで移動するので、簡単な着替えと傘程度の荷物で家を出た。

東北道は空いていて、予定より早く到着。
バスの時間まで2時間近くもあいているので花輪駅周辺を散策。


(「花輪ばやし」という有名な祭りがあるらしい通り)

・・・と言っても何があるわけではなく・・・
駅ソバが7時にOPENしたので朝食を頂いていると早くも雨が。

う~ん午後から下り坂じゃなかったのか・・・

一応協議の結果、ま、八幡平は観光地だから雨でもいいか、とバスに乗った。


(段々雨が強くなる)

乗客は3名。地元の方は途中で降りた。その後貸切。

1時間ちょっとかけて「八幡平頂上」へ到着。

バスを降りると・・・さ、寒い・・・しかも風も結構吹いている。

「八幡平は観光地だから雨でもいいか・・・」
と舐めたバチがあたったのか、山用カッパを持参していなかったので仕方なく
ビジターセンターで「ポケットレインコート」購入。情けないな~。

悔しいので傘をさして山頂までは行ってみることにした。
早足でたったの20分だ。


(沼なのか何なのか・・・)


やったー!山頂!

って、何も見えない。
雨は降るし。
風は強いし。


(心の目で見ても何も見えない・・・)



お花も咲いているが、写真撮るのもおっくうな感じに・・・

段々雨が強くなり、膝から下のズボンがびしょぬれになった、マズイ。
慌ててビジターセンターに戻る。(観光客はゼロ)
雨足が強くなって、もう外に出るのも勇気がいる感じになっていた。

帰りたくても一番早い次のバスは12:40。
まだ10:00・・・

実は今回八幡平の他にも目的があった。
それはこの近くの日本秘湯を守る会「藤七温泉」への入浴。
予定では八幡平の黒谷地湿原など廻って日帰り入浴で帰るはずだった。

山頂から歩いて30分だったので、余裕で行ける距離。
そこから盛岡までバスが出ているので、帰りはそれに乗って行く予定だった。

が、近いはずなのに雨が強すぎて外に出れない。
ガスで道路がどっちに繋がっているのかすらわからない。(コンパス不携帯)
山用のカッパならなんとか行けたが「ポケッタブルコート」では、
「泳いできたの?」
と思われる位ずぶぬれになるに違いない。
大体、そんな人いくらなんでも受け入れてもらえないだろう。
私はズボンの替えも持っていたが、ダンナは持ってなくてしかも着ているのはGパン。
だから言ったのに~
とここでケンカしても始まらないので、温泉も諦めて盛岡へ帰ろう、
と思って居場所探しに辺りを見渡すと・・・

館内の隅のほうに係員らしいネクタイ姿のオジサマがいた。


「ここ、タクシーなんていないですよねぇ?呼べるんですかね?」
「そりゃームリだって。呼んでも下から上がってくるから1時間以上かかるよ」
「そうですかー。じゃ仕方ないなぁ」
「どうしたの?」
「実は・ナンダカンダ・・で藤七温泉に行きたかったんですが、この雨じゃ歩いてはムリだし」
「そうか・・・温泉までだったら乗せて行こうか?」
「えーーーーーーなんでー


係りの人だと思ったらナントタクシーの運転手さんだった。
下から貸切で上がってきて、ちょうどお客さんが山頂まで行って戻ってくるのを待っていたそうで。

「乗せてってもいいけど、それしかできネんだよ。そこから先は帰れるの?」
「ええ、バスが15:13に出ているはずなんで」
「じゃ、温泉でゆっくり温まって、バスを待つしかないねー」

と話は決まり、温泉までタクシーで5分(早っ)乗せてもらい・・・
お金を払おうとすると、
「金はイラないよ、絶対バスに乗り遅れないようにね!!」

よっぽどビンボーそうに?可哀想に見えたのだろうか・・・
いい人に出会えてよかった、さすが東北人温かい感謝感謝です!

こうして無事に「藤七温泉」に辿り着くことができました。


(矢印のところからお湯が噴出している・画像右上が山頂方面)

そこは・・・


つづく


-----------------------------------

いつも押して下さってありがとうございます。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ






北八ヶ岳:天狗岳 その2

2008-08-13 | ヤマのこと

【8/10(日)】黒百合テント場⇒東天狗⇒中山峠⇒黒百合平⇒渋の湯
⇒諏訪バス渋の湯14:51⇒茅野駅15:45 あずさ利用⇒新宿

4:00頃から歩き始めようと思ったが、まだかなり薄暗い。
岩場の登りなので、怖がりな私は足元がちゃんと見えるようになってから行くことにした。


やっと日が昇ってきた。最低限のものだけ持って【5:30】出発。


(これは帰りに取った画像です)
ヒュッテの前の岩場を登って行きます。目覚めの急のぼりで息切れ。


振り返ると登ってすぐにヒュッテの屋根が見えました。



天狗の奥庭と言われるだけあって、広くて箱庭のような眺め。
底には「スリバチ池」があるのだが、涸れていて水はなかった。


【5:47】
だんだん日も昇ってきた。両天狗がすぐそばのように見えるが、
実際は右へ左へ巻いて行くのでなかなか近づかない。


茅野市内だろうか・・・こちら側は日の陰に隠れているのでまだうっすらしか見えない。
蓼科山や車山レーダーはしっかり見えていた。


大きな岩ゴロゴロの登り。○印をたどって進んでいく。
ところどころ手をかけて登る岩もあり、私は身軽だからいいけど、
テント装備で登っていく方はやっぱりすごいな~、と後ろから見ていた。

段々と急斜面になり、鎖もあったりしたが高度感がなかったので私でもダイジョウブだった。
でもカメラが自分の前でブラブラして壊しそうなので、ザックにしまって歩いた(写真ナシ)

がんばれがんばれ、もうちょっと!と言いながら・・・


【7:10】着いた、東天狗岳、快晴。


ふぅわ~~360度空と山・・・


(西天狗を望む)
なんて清々しい空気・・・この気持ちよさはやっぱりここまで来ないと味わえないんだね。


(山座同定中のダンナ)
南には素晴らしい稜線が広がっていた。


爆裂火口壁が目の前、「硫黄岳」の上にもたくさんの人がいるのが見えた。


そのもっと向こうに目をやると、「赤岳」「中岳」「阿弥陀岳」
「赤岳頂上小屋」がしっかりと見える。
あんなところに小屋が・・・・
高所恐怖症の私にはクラクラする景色・・・一生無理だろうな・・・


(空が近い)
ずっとずっとこのまま眺めていたい風景だけど、降りなきゃね。


【7:45】下山開始。ヒュッテがあんな下に見えた。


帰りは中山峠方面に下りていきます。
「稲子岳」の切れた東壁が見えました。


【8:15】あっという間に奥庭あたりまで降りてきた。
振り返ると天狗が優しく見守ってくれていた。快晴のところを登らせてくれてありがとう。

--------------


(良く見ると軒先の彫り物は黒百合?)


【9:40】
テント場へ戻り撤収し下山します。この時間でもう雲が上がってきた。
また降られないでよかった。
お世話になりました。



渋の湯方面へは岩岩岩、鉄の橋、石石石、そして苔苔苔の下り。
濡れているので滑りやすい。焦る旅ではないのでゆっくり下ります。




途中「ベニテングダケ?」やユーモアたっぷりの苔男に出会ったりと。
楽しみながら降りると、硫黄匂いがしてきました・・・


【12:05】「渋の湯」到着~!お疲れ様でした。
昨日の雨でどうなることかと思ったけれど、何とか無事に終えることが出来ほっとしました。
5月ぶりにテント装備で登ったから肩が痛い~ヤレヤレ情けない。



ささ、温泉温泉

「渋御殿湯」で入浴休憩するつもりが、
「入浴は出来ますが、いっぱいなので休憩は出来ません」と断られてしまいました。
バスの時間が14:51ですから、こんな何もないところで入浴後居場所もないのは・・・

ということであっさり諦め、隣の「渋の湯ホテル」へ。
こちらは気マジメそうなおじさんが、
「どうぞどうぞ、食堂をバスの時間まで開放してるから、好きなところを陣とってくださいな」
「食事はありますか?」
「何もないんです・・・」
「ビールは?」
「ビールはありますよ、お湯から出たら声かけてね」

ビールが飲めるならそれだけでOKです。

館内は・・・・床の底が抜けそうなくらいきしんでいるレトロを通り越した造り。
お風呂のドアも傾いて開けるのやっと。
中は湯船が二つ。冷泉(27度位)と温泉があって、温泉が熱いので冷泉をバケツで汲んで、
冷ましながら入るといった感じでした。

先日、片倉館に行ったとき地元のおじさんに、
「渋の湯はいった?あそこは冷泉があるから夏はいいよ~それにすごく効くんだ」
と言われたことを思い出し、一人貸しきりになったところで、
「冷・温・冷・温・冷・温・・・・
と交互に入ると・・・
ま~なんて気持ちがいいんでしょうか!!こんなの初めてでした。
それに・・・ホントに効くような気がするんです、じわじわと。

小学生の頃、林間学校で行った合宿所の様な・・・
古びた田舎のおじいちゃんちの様な・・・
食堂の時計が止まったままだったけど、ホントに時が止まったような温泉で、
なんだかほっこりしてしまいました。
楽しかった~~気に入ってしまいました。
こんな宿、なかなかお目にかかれないのでは・・・
翌日の筋肉痛もナシ。肩の痛みも早く取れた気がしました・・・
(でも古びた施設が苦手な人はご注意を)


2008、夏。北八ヶ岳に良い思い出ができました。

-----------------------------------

いつも押して下さってありがとうございます。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ





北八ヶ岳:天狗岳 その1

2008-08-12 | ヤマのこと

【8/9(土)】新宿(あずさ利用)⇒茅野駅 諏訪バス茅野駅10:25⇒麦草峠11:35
麦草峠⇒高見石⇒中山⇒黒百合平(テント泊)

あずさ回数券が使えるギリギリ日程で、天狗岳めざしてこの夏も北八ヶ岳へ。

この時期麦草峠までのバスが出ているので、それを利用します。
朝東京を出ると、一番早くてもこの時間。
出発が遅いのだけが難点です・・・

この日茅野駅からは20人ほどの乗車でした。


途中までは天気も良く、先日霧ケ峰の時行けなかった「車山レーダー」も良く見えています。


が、段々雲行きが怪しくなり、麦草峠に着くころには、


空は真っ暗。雷がゴロゴロ言い出しました。
登山客はみなここで「どうしよう・・・」と悩み中。テンション下がります。


【12:15】これから向かう方面に黒い雲。麦草ヒュッテの前でしばし悩みます。
ちょうどお昼時間なので、軽くお昼を食べて考えますが、
なにしろバスでここまで来て、ここに泊まったのでは何の為に来たのか・・(笑)
カッパを着込み、覚悟を決めて出発します。


おー、屋久島のような苔、苔、苔の森。
コメツガの香り?が気持ちの良い登山道です。



丸山。まだ雨もそんなに降ってないので笑顔。



(森のスタバみたい)
【13:30】
霧雨程度で「高見石小屋」へ到着しました。テラスが素敵です。
ここで一息入れていると、この日の行程をもう終わり?これから下山?
15,6人ほどの人で小屋の中は賑わっていました。


裏手の高見岩にダンナだけ偵察に登ります。

「見える~?」
「見えるよ~」


つられて登ってみると、
これだけ天気が悪くても、そこだけ霧が晴れて「白駒池」が見えました。
う~ん、良い眺めです。気分が盛り上がってきました!

ここまできて天候が悪化していたら諦めてここに泊まろう、
と思って歩いてきたのですが、なんとなくうっすら明るいので目的地まで行くことに決めます。



ここから「中山山頂」までも緩やかな苔の森の登りが続きます。

【14:50】
そろそろ「展望台」あたりかな?と思ったところで急に空が暗くなりました。
あ、まずいかも、と慌ててカメラを防水バックに入れてザックにしまうと、
5分と経たないうちに土砂降りの雨に。

やや傾斜が強くなった狭い登山道、脇によけてしゃがみこみます。
低い木の葉っぱの陰に隠れ、雨宿りのつもりが頭からバケツの水かぶったみたいになり、

ピカッカリカリカリカリ・・・

光ったと同時にどこかに落ちました。ヒョエ~近いってこと?
雷神様、どうか私の上は素通りしてください
と、雷神様に見つからないように手を合わせながら隠れます(なぜか見られてる気がして・・)

「アイタタタ・・・」そのうち直径5ミリ程の雹がばらんばらん降ってきて・・・
カラダに小石を投げられているようです。
もう、ひたすら耐えるしかありません。笑うしかありません(?)

それでも20分ほどだったでしょうか?少し小止みになってきて、
「よし、進むぞ!」
川になった登山道を先へ歩き始めました。

たいした稜線ではないのですが、展望台あたりに来るとさすがに隠れるところは少ないので、
なぜかしら「見つかる~見つかる~!」と言いながら超足早に進む私でした(笑)。


【15:25】
展望台に着いたら幸いにも少し日が差してきて、雷の音もしなくなった。


それでもコワイので展望を楽しむ余裕なく先へ急ぎます。雲が流れていく・・・
少しだけほっとして、右手を見ると「天狗岳」と「硫黄岳」の姿が。
なんだか妙に嬉しかった。

が、あまりに足早に下ばかり見て歩いたのも悪かったのか?
「2496中山のピーク」を見逃し下ってしまい、土砂降りの中地図も出さずに来てしまったので、
自分の居場所がわからなくなったワタシ。

岩ゴロを下ったので自分がもう「中山峠」をとっくに越してきたものと勘違いし、
「ゴメン、分岐見逃した!」と言いあと5分程度で「中山峠」と言う所でくるっと振り返り、来た道を戻ってしまったのです。

・・・結局ピークまで登り返して「あ、ピークだ・・・」
と確認して・・・同じ道2往復・・40分ほどロスしました。
普通道迷いするところじゃない所で迷うあたりが・・・情けなさすぎです。
これっぽっちの雷で動揺してしまう・・・
「地図読み講習会」も私には全く生かされなかった事がわかった瞬間でした。


【16:40】やっとこさ「黒百合平」到着。
テント場はほぼ一杯、もう皆さんすっかり食事も終わってまったりしていました。
結局この日、同じコースでここに来たのは他に1組だけだったようです。

ヒュッテで手続きしますが、夕食の準備中で大忙しでなかなか手続きできません。
結構な人数がいたようでした。

雨と汗で合羽を着ていても髪の毛から全身びしょびしょな私。
ストーブの周りで乾かせる小屋泊まりの方がウラヤマシイ。

でも家を出る時から不安定な天気、と聞いていたので、もしかして・・・
と思い、余分に着替えを持ってきていたので良かった。
濡れたままだったら相当寒かった。

ダッシュで設営し、やっとでほっとできました。
夕飯を食べてしばらくするとまた小雨・・・
でも夜中にテントの外に出てみたら、満天の星空。
流れ星を見ながら明日の天気を夢見るのでした。


つづく。

--------------------------------------

【黒百合平テント場】



一人一泊¥1000 とてもキレイな水洗トイレ・飲料水は分けてもらえる(テント・小屋泊まりの人は無料)
ビール500ml¥650 ジュース¥400 生ビール(17:30頃まで)¥700
すのこを自由に使えるので夜中の雨に備えてすのこの上にテントを張った。
とても静かなテント場でした。docomoのアンテナがありました。



-----------------------------------

いつも押して下さってありがとうございます。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ