カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

太陽のロビー

2013-12-26 | ヒビのこと

私の住む家は築30年以上の古い家。
相続の関係で建替や改築が出来ず、あちこちガタがきていますがそのまま実母と一緒に住んでいます。

1日の大半は会社で過ごす私たち。月曜から金曜まで朝、家を出れば日が暮れるまで帰れませんし、
山歩きが趣味になってからは休日も出かけるので、家にいる時間が少なくなりました。
どのみちあと数年しか住めないだろうから老朽化は我慢と諦めたうえに、毎日の忙しさにかまけて何もせず、
ただただ「寝る場所」と割り切って家のメンテナンスも模様替えもせず数年が過ぎていきました。


ところが、きっかけとは突然にやってくるもの。


10月に初めて訪れた「穂高岳山荘
悪天候で何も見えなかったけど、あのロビーで過ごした時間は夢のように心地よかった。
自分の好きなものに囲まれて、ゆっくりと時間が流れていく・・・そんな場所があるってシアワセよね・・・

あ、そっか。我が家にもあるじゃない、陽差しが燦々と降り注ぐ出窓の部屋が。
不要なものを片付ければ、あのスペースを有効利用できるんじゃないかな?
あと数年しか住めないなら、家に感謝の意味も込めて諦めじゃなく今を楽しめる部屋にしたほうがいいじゃない、
と目が覚めた。


それから約2ヶ月かけて、たった畳二畳分の狭いスペースを、ソファに腰掛け、
ゆっくりと山や大好きなことだけ考えられる我が家の”太陽のロビー”にしようと一人奮闘。
スペースを作るためには他の部屋も模様替えする必要があり、日々断捨離を続けました。
捨てたもの:PCデスク&袖机、オーディオラック、ダイニングテーブル、電化製品、服、押入れの中etc・・・
捨てた捨てた~いっぱい捨てた。 30kgくらいは家が軽くなったのでは(笑)





そしてめでたく我が家の狭い部屋の窓辺に、自己満足の”太陽のロビー(イメージ)”が完成しました。
以前から写真や山に対する熱い思いが大好きでフォロワーにもなっているhachiroさんのDVD
途中で投げ出すような気もしてたから、やり遂げたら絶対買おうと思ってたので完成に合わせて購入♪

ベランダから見える景色は電線と家々の屋根と壁ばかりで青い空さえ少ししか見えないけど、
穂高の素晴らしい映像を見ながら山に思いを巡らせワインを飲む、小さな幸せが手に入りました。

来年からはこのスペースで以前のようにちょこっと”手づくり”の時間もとれたらいいなと思ってみたり。
頑張った分、ちょっと愛着が湧いた我が家。家で過ごす時間も楽しみになるかも?しれませんね。




年末は短い期間ですがお義母さんのお墓参りに岩手に行ってきます。

2013年も”カラダよろこぶろぐ”にお付き合い頂きありがとうございました。
皆さまも良い新年をお迎えくださいませ。


ちゅちゅ





2013年☆クリスマス

2013-12-24 | ゆるキャン

三連休は初日が出勤&忘年会だった為、山には行かず、近場でゆるっと友人とクリスマスキャンプ。


 
お昼過ぎに奥多摩駅に着くなんてめったにないので、駅前の静けさになんとなく地元の人になった気分・笑
山に登らないのがもったいないくらいの良い天気でしたが、どこを縦走するの?
と思うほどのデカザックで目指すは駅から徒歩7分の”氷川キャンプ場”


 
最初はテントの予定でしたが、前日までの雪と寒さに弱気になり直前にバンガローへ変更。
ところが日、月ともに凍える寒さはなく風も穏やか。テント日和となっていました・笑


 
河原で焚き火、チキンの丸焼きしてみたり。



まあ、クリスマス会と言いながらも結局は集まって飲みたいだけでして。


 
暗くなる前に焚き火は落とし、バンガローへ移動してわいわいクリスマス会は続いたのでした。



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話は変わって。


今年も豊作だった我が家の柚子。
だんだん大きくなり木もしなってしまい、近所迷惑になるので少し伐採。
収穫した柚子がダンボール一杯、でも調理する腕がないので、欲しい方に差し上げようと山友に強引に送りました。


すると・・・



我が家の柚子は美味しいジャムに変身!そしてこんな素敵なX'masプレゼントまで頂いてしまったのでした。
海老鯛で申し訳ないくらいですが、ジャム、こんな美味しく作れるなんて感動。さすが。送ってよかった・笑
本当に美味しかったです!ありがとうございました~。



Merry Christmas




〆は鍋焼きうどん

2013-12-17 | ヤマのこと

2013.12.14(土)丹沢の鍋割山へ。


今年たぶん最後の山歩き。どこにしようか?やっぱり「鍋焼きうどんが食べたい!」と丹沢へ。


 
このところ仕事が忙しくてお疲れモード、山に行きたいけど早起き出来ない。
例の林道歩きをカットすればその分寝れるよね・・・とズルイ閃きが舞い降りた☆
スタートから楽しちゃって渋沢駅からみくるべ先のゲートまでタクシー利用、約¥2,300なり。
あっという間に水ボッカポイントに到着。今日はダンナ8リットル、私は自分のうどん分の2リットルボッカです。



 
空気が冷たい朝でしたが、歩けばすぐに暑くなります。青空の尾根に向かって頑張りましょ~。




後沢乗越から先はいつも?冷たい風が吹き上げてくるのでついつい足早になって後で失敗します^_^;
ひなたは風がないと暖かくて良い気持ち♪




それにしても今日は空が青い!冬ですね!




振り返れば相模湾に太陽の光が燦々と降り注ぎ、眩しくて目を細めるほどでした。




山ボーイ&ガール達と抜きつ抜かれつして進むと、白い富士山もしっかり見えてきました。



 
向こうに見えている花立山荘が目の高さになると、そろそろ鍋割山到着。
小屋前のタンクに水を移していたら、千葉から来たという少年はなんと2リットル14本もボッカしてきたとのこと!
細い身体で偉かったねぇ、と誉めてあげました・笑




お待ちかねの「鍋焼きうどん」
寒い時期に頂くうどんはまた格別!あっつあつで身体に染み渡る、感激の美味しさでした



この後も続々登山者がやってきて、賑やかな鍋割山頂。うどんは30分以上待ちとなりました。(私は20分くらいでした)
混んできたので富士山を目に焼き付けて帰りましょうか。



冬枯れの尾根歩き。
木々の隙間から蛭ヶ岳の稜線や、キラキラ光る相模湾を眺めながらのこの道は本当に気持ち良い。




振り返ればもう小さくなった鍋割山荘、歩いてきた尾根と富士山見ながら大きく深呼吸。



 
ブナの楽しい尾根歩きも金冷シまで来ればもう終わり。なんだか帰るのがもったいないような良い天気でした。




風もなくこんな穏やかな日に丹沢に来れるのはめったにない私。
振り返ると塔の岳への道を登山者が歩いているのまでよーくみえました。



表尾根もクッキリと浮かび、大山から烏尾山荘、三の塔の休憩舎まで良く見えて、江ノ島が遠くにぼんやり~♪



 
まだ14時台だというのに、堀山まで来るともう陽が傾き始めたような雰囲気で・・・




 
気持ちも焦り気味になるけれど、こんな日はちょっとお茶でもしてのんびりしたくなるもの。





夕方になっても空気は澄んだまま。こんな日に1日歩けただけで、身体の中身もキレイになった気がする。





師走。いつも賑やかな大倉尾根もどことなく静かな夕暮れ。
今年も一年、いろいろ合ったけど元気に歩けたことに感謝した一日でした。



・・・


唯一残念だったのが・・・


朝からずっと買う事を楽しみにしていた牛乳プリンの”観音茶屋”が、
この日に限って臨時休業で閉まっていた事でした。


大ショック・・・


おしまい。



【行程】ゲート9:00→水ボッカポイント9:45→鍋割山頂11:15~12:15→
    金冷シ13:10→堀山14:00→大倉バス停15:35








忘年女子会inデン笠

2013-12-10 | ヤマのこと

2013.12.7(土)女子だけの忘年山行。


 
場所は昨年のリベンジ、金比羅山~デン笠。
上野原駅から無生野行きのバスに乗り、一古沢バス停下車。
向こうに見えるとんがりのお山が金ピラ山だそうです、まずはあそこ目指してGO


 
静かな里山にはひっそりとリンドウや、私には見つけられない植物(追記:フユノハナワラビ)がちらほら。
諸先輩方の豊富な知識で今回もお勉強させて頂きました♪(既に名前が浮かんでこないですけど・汗)



予報より天気が良くなってラッキー。冬枯れの山歩きも良いですね。


 
他愛のないおしゃべりをしながら、のんびりゆっくり日差しを受けての尾根歩き。


のはず・・・・



でしたが・・・・



 
桜井峠から登り返す金網の張られた登山道で事件発生
まさかそんなヤツが列をなして待ち受けていようとは・・・

時間にしたら5分くらいの区間、ヤツがいたのは認識できたし、これはまずいなぁ、と思ったけど、
道幅は狭く、よけて歩けるような道ではなかったので進むしかないのですよ。

ウールのタイツを履いた私を「待ってたわ~♪」と言わんばかりにべったり貼り付く憎きトゲトゲのヤツ!


痛~い!痛~~~い!と言いながら早くその場を抜けたくて必死に歩く私の足はいつしか・・・


(photo by アイさん)
いがぐり状態



 
(左 photo by アイさん)
このトゲトゲのちくちく具合はかなりなもので、一歩歩く度に痛いの何のって しばし無言にナリマシタ・・・

今日に限ってレッグウオーマーは履いてなくて、サポート&ウールタイツの二枚重ねだったので、
これ以上どこにひっつく場所があるの?というくらいびっしり付いてしまい取るのが大変!
皆さんにお世話かけてスイマセンでした。金ピラ山頂ではお互いのトゲトゲとりっこ。

ちなみに山頂には金比羅大明神を祭ったらしきブリキ屋根の祠跡がありました。


 
ちくちくを処理してようやく落ち着いて歩けるようになりました
金ピラ山頂もでしたが、デン笠手前も結構な急斜面で、落ち葉でズルズルすべりながら登ると・・・


 
”デン笠”到着。 ピークは展望もなく狭いので一旦降りてランチのできる場所を探します。

ちなみにデン笠という珍しい名前の意味は、
”出る笠→デン笠になまった。山が空に突き出る様。
”殿笠・・・殿(デン)が大きな・しっかりしたという意味。
”で~んとかまえるのデン”堂々とした山の様子を表したとか、諸説あるようでしたが本当のところは解りません。




自然林の中、陽の当たる良い場所を見つけましたよ


 
(左 photo by sanpoさん)
特に申し合わせてきたわけではないのですが、みんな色々持ち寄って賑やかなランチとなりました。
皆さんの手料理はとっても美味しくて、今回もゴチソウサマでした!


 
食後は”高柄山”まで行く気はやっぱり(笑)なくなり、”大丸”山頂から眺めて終了。


 
尾根と植林を交互に繰り返すように進みます。
初冬の暖かな日差しは樹林帯の中も時折照らしてくれ、ほっとします。


 
(右 photo by sanpoさん)
”御座敷の松”のベンチはちょうど陽があたる絶好の休憩場所。
ここでティータイム。アイさん、palletさんの手作りケーキはふんわり優しい味でした、美味しかった




結局誰にも会わず、鳥の声と私たちの笑い声だけが聞こえた、12月の静かな山歩き。



帰りは四方津駅まで。
sanpoさん、皆さん、楽しい1日をありがとうございました。



アメリカセンダングサの威力は思ったより大きく、2枚重ねに履いていたサポートタイツまで付きぬけ、
家に帰ってタイツを脱ぐまでちくちく攻撃は続いたのでした。


おしまい。



今回ご一緒した皆さん
sanpoさん
はなねこさん
palletさん
アイさん