カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

初夏の森吉山

2023-06-30 | ヤマのこと
2023.6.23(金)
秋田駒ケ岳の翌日は森吉山へ


2022年の秋からおよそ半年の間に3回も森吉山に行くなんて、どんだけ好きなの・笑
って感じですが、秋、冬と行ったら、夏にはどんな花がどんなふうに咲くんだろう?と思ったら確かめずにはいられず。



角館から朝一番の秋田内陸縦貫鉄道に乗り、阿仁合駅からスキー場へ
ゴンドラの始発が8:45 天気予報は曇&雨だけど5組ほど上がっていきました。
稚児平と山人平のチングルマが見頃って書いてある



20分ほどでびゅーんとゴンドラ上に着くと早くも小雨
まあ想定内なので歩き始めますが、濡れた木道は恐怖でしかないのでゆっくり進みます。



ミツバオウレン
らんまんの世界ですね~ タキさんには泣かされてばかりでした



オオバキスミレ



秋田駒では少なかったアカモノがこちらではたくさん見られました。



暗い空模様にあかりを灯してくれているようなニッコウキスゲ
もう咲き始めているんですね!焦る~



ゴゼンタチバナもりもり



低い位置で咲くタニウツギ



あたり一面真っ白な世界を行くと、



イワイチョウ



このあたり、一面にイワイチョウが咲いててとても素敵
幻想的な感じが良いですね (ガスガスで残念とも言う)



ガクウラジロヨウラク



ウラジロヨウラク



少しピンクっぽいハクサンチドリ



濡れたカエル石は乾いている時よりカエルっぽくてヨシ(^^)



もくもくと歩いていたら避難小屋に着いたので、いったん休憩して雨雲レーダーを確認しましょう、
電波状況はイマイチでしたが、なんとか繋がったら・・・なんと雨雲が真上に(先週と同じ?)これから降るの?
とか言ってたら、ザーーーっと急に大粒の雨が!避難小屋の中に居てセーフ!

雨音と同時に続々と後から逃げ込んできて、小屋は満員。
まだ合羽ズボンもはいていない人が多くて皆さん着替えタイムとなりました。

今日は雨が降るとはわかっていても、あえてずぶ濡れになるのもなぁ・・・
ここは既に稜線なので木々に守られることはないから、無理せず小降りになるまで30分ほど雨宿り。
いちばん最初に小屋に入って、一番最後まで居た・笑



小降りになったので再スタート。
他のグループは「稚児平でチングルマ見たら引き返しましょうか」とか話してた。



ところが、稚児平に着いたけどお目当てのチングルマが咲いていないではないですか。
ゴンドラ乗り場に見頃、って書いてあったのにもう終わってますよ?



と言ってみたところで仕方ない。
なんだかなぁ、な気分ですが私の目的はまだ先なので進みます。
まあ、昨日ムーミン谷でたくさん見ちゃったから少ないと思うだけかも知れませんが・・・



森吉山山頂到着
さすがに山頂は風が強くて雨も痛いし、写真を撮っただけで終了。



この雨でどうしようか・・・と一瞬迷ったけど、
昨日の秋田駒のように寒くはないし、時間もあるので行けるとこまで行ってみますか。



急な階段を下りていくと、道が途切れて目の前に雪渓現る
あたり一面真っ白け~で行く先が見えないからGPSで確認しながら進む。
最初、この雪渓を横切るのかと思ったけどそうではなくて、雪渓脇を下降するのでした。



ぐんぐん降りて平坦になったと思ったら、湿原に到着。
一面ヒナザクラちゃんでしたが、雨なのでみんなうつむいてた。



水芭蕉もいた。

この辺りが山人平?なのでしょうか?まだ先にチングルマがあるのかも(さっきなかったから期待薄)ですが、
この天気だし、他の種類の花もなさそうなのでここで満足して引き返すことに。



登山道はぐっしゃぐしゃ・・



どこあるいてるのか?さっぱりわからぬまま



あれ?これはミツバオウレンに似ているけど、ミツバノバイカオウレン?(コシジオウレン?)



スミレも咲いてた・・・何スミレだろ?ニョイさん?



稜線まで戻ってきました。念願だった山人平のあたりまで行けたから今日の目的は達成という事で。

山頂直下の風をよけれる場所でおにぎり一個だけ食べて下山開始。



稚児平はチングルマよりイワカガミが見頃でしたね



さっきから怪しいと思っていたけど、いよいよカメラのレンズが湿気で曇ってしまいました・・・
ピントが合わせられないのでこの先の撮影は諦め(精密機器なのにカメラケースも持たず扱いが雑なんですよ)



ほぼ雨も上がったので池塘を廻り神社経由で戻ることにします。



途中、シロバナヘビイチゴのような何か違うような・・・と思ったら、
調べてみるとノウゴウイチゴという名前らしい。
シロバナヘビは花弁が5枚ですが、ノウゴウは7~8枚、小葉が灰緑色だとのこと。



神社の鳥居をくぐります。
こんなのあったっけ?と思ったら前回来た時はここは雪に埋もれてたということなんですね。



避難小屋の内部はとても綺麗です。
雪の時、2階の窓から覗いた小屋の1階



冠岩の絶妙バランスを眺め



石森経由でゴンドラ駅へ着いて終了



結局、二日間とも雨とガスの山歩きとなりましたが、梅雨時期ですからこんなもんでしょう~
たいした雨量じゃないと思ってたけど、ゴンドラ降りて合羽を脱いだら中まで濡れてて、
着替えてもザックもじっとり濡れてるから、背負う度に身体が濡れてキモチワルイ感じでそのまま新幹線(笑)
久しぶりにいろいろ雨対策を考え直すきっかけとなりました。






【行程】往路:角館駅6:33ー阿仁合7:48 タクシー8:20ー阿仁合スキー場8:40
    復路:阿仁合スキー場タクシー14:40ー阿仁合駅15:05 阿仁合15:26(急行)⇒角館16:35 16:58ー盛岡17:48/18:50ー東京21:04
    

【歩行】ゴンドラ上9:10⇒避難小屋10:00~10:30雨宿り⇒森吉山山頂10:57⇒山人平あたり11:20⇒森吉山山頂11:45⇒森吉神社12:45⇒石森13:00
    ⇒ゴンドラ上13:30

    

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秋田駒ヶ岳・ムーミン谷

2023-06-25 | ヤマのこと

2023.6.22(木)秋田駒ケ岳へ


(大好きなヒナザクラちゃん群生)

ムーミン谷はだいたい6月最終週が見頃なのだけど、今年は花が早いから、と一週間早めて計画したものの、
前日までの月~水曜日の三日間は晴れだったのに、今日から天気は下り坂 なんでやねん
でも翌週は予定あるし、天気予報はこの先ずっと同じように晴れマークなしだから行きましょう。

夜行バスから電車、バスと乗り継いで8合目で下車した時は帽子が飛ばされそうな強風
秋田駒は4回目だけど、今までで一番天気悪し(;´Д`)



時々小雨が降る状況なので避難小屋で合羽フル装備

地元の方にこの強風では大焼砂は歩けないし、ガスって熊遭遇率が高いから一番人が多いルートが良いよ、
とアドバイス受けて片倉岳方面から目指すことにした。
とはいえ、この時間のバスで来た登山者は私たち含め4組6名 静かです。



登山道脇にはイワカガミ・ゴゼンタチバナ・ズダヤクシュ・マイヅルソウ・ツマトリソウ・コミヤマハンショウヅル



アカモノ・ミヤマスミレ・ハタザオ・ヒメイワカガミ



手の届かない斜面にサンカヨウ



真っ白&真っ赤な片倉岳通過



キバナノコマノツメ



イワウメ



ミネズオウ



アドバイスの通り、こちら側は風の影響が少なく歩きやすい
途中、ガスが切れて一瞬周囲の山々が・・・あれは明日行くお山かな?



田沢湖チラ見せ

阿弥陀池への木道にのり、男岳・横岳分岐へ進むと



雨に打たれてもすっと立ってる、健気なヒナザクラちゃんがたくさん咲いていた
もうこれだけでも幸せよ、ホントに。



今日はこの急坂をムーミン谷へ降りていきます



この斜面にはたくさんシラネアオイが咲いていた
一昨年、来た時はほぼ終わっていたのに・・・という事はちょっと来るのが早かった?
う~ん、咲いているのか不安・・・



と思いながら降りていったら、いた。



いたいた



コレコレ



これですよ



これが見たくて来たんだから~雨でも強風でも~( ;∀;)



しばらくチングルマの群生に癒されながら歩き、駒池まで来たけれど相変わらずの小雨&ガス
ここからしばらくはチングルマがない、大焼砂の花たちも見たかったけど引き返すことにしましょう



今回はムーミン谷にもヒナザクラがたくさん咲いていた



アオノツガザクラも私にはめったに会えない好きな花



ミヤマキンバイ

お花の記憶も登った山の記憶とともに刻み込まれていて、このキンバイを見ると北岳を思い出し、
アオノツガザクラを見ると爺ヶ岳を思い出す。
今歩きながら見ている花の向こうに過去の山の記憶が重なりあい、何倍も楽しい気分になれる。
ふと流れてきた音楽を聴くとその当時にタイムスリップする、そんな感じもプラスされ(^^♪



どこかでチングルマを見るとココを一番に思い出すのでしょうね



今回もありがとう、次こそ晴れの日に・笑
(晴れの日のムーミン谷はこちら



時々ガスが切れるけど、これ以上晴れることはありませんでした
さて、お花を見ながら登り返しましょう



オオバキスミレ



ムシトリスミレ



分岐まで来るとまた強風
男岳山頂までの稜線は踏ん張らないと飛ばされそうな勢いで



そそくさと降りて、避難小屋へ向かう。
避難小屋で昼食を取り、寒いのでもうどこにも寄らず下山。



ロープの向こうにミヤマウスユキソウ



オノエランの蕾かしら?



時折ガスが切れるけど、稜線の強風ですっかり冷えてしまい、
下りの風が寒くて途中でもう一枚羽織ってしまった、お日様が出ないとホント寒い~



ミネザクラ



ミヤマダイコンソウ



ベニバナイチゴ



ハクサンチドリの白花などを見ながら下山完了。
こんな天気でも団体さんとか、結構登ってきていました。


予定より早く降りたので田沢湖畔をちょこっと観光



実は初めて降りた、田沢湖


翌日へ





【行程】バスタ新宿MEX三沢21:40ー盛岡駅西口5:00(定刻は5:05) 盛岡5:18ー田沢湖線ー田沢湖6:07 8合目行き直通バス6:33ー駒ケ岳8合目BS7:32
    駒ケ岳8合目BS12:55ーアルパコマクサ13:20乗り換え13:49ー田沢湖畔BS14:00・・・田沢湖駅15:37ー角館16:03
    かくのだて温泉泊

【歩行】8合目避難小屋7:54⇒片倉岳8:25⇒分岐9:05⇒ムーミン谷9:35~10:05⇒男岳山頂10:55⇒阿弥陀池避難小屋11:20~11:45
    ⇒片倉岳12:20⇒8合目避難小屋12:45 

    ※夜行バス盛岡駅到着時刻が遅れたら田沢湖線5:18発に乗れないのでちょっと賭けでしたがうまく行きました♪(5:18を逃すと次は7:58までない)
    ☆同じ日、mikkoさんがいらしてたと知りビックリ。2年前もここで偶然バッタリしたのに。今回はすれ違ってたみたいです、残念。


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Lani Head Trailで日の出山

2023-06-18 | ヤマのこと

2023.6.16(金)奥多摩の日の出山へ


梅雨らしい空模様が続く日々、久々の晴れ予報に初めてルートを歩いてみることにした。
この”ラニヘッドトレイル”とは、御岳健康大使でもある福島和可菜さんが中心となり、
ほぼ廃道だった道を整備した新設ルートのこと。



JR御嶽駅のホームからいつも眺めていた急斜面の脇?(矢印あたり)を登るのかな?
紙の地図には載っていないが、YAMAP上ではルートが表示されているので大丈夫、行ってみよう~



御嶽渓谷に掛かる橋を渡り、突き当りの御岳橋交差点先の民家の脇が登山口
イノシシ避けのドアを開閉して、



人が一人通れるぐらいの幅の登山道をジグザグに登っていく。
登り始めはそこそこの急登 (ザリクボからの景信山のほうが急かな? 個人の感想です)
滑りやすい土と前日までの雨で湿った地面からもわもわ立ち上がる暑さで汗が噴き出す。

  

開けたところで立ち止まり振り返ると、さっきいた御嶽駅前が見えた。
バスに乗らずに直接尾根へ行ける最短コースかも?



更に上ると植林と自然林のハーフな道になり、



更に進むと558m地点に有名な道標
裏にはこのルートを整備した方々の名前が記されていました



ここで一息入れ、この先は少し緩やかかな?と思ったのもつかの間、
登り始めはジグザグに登ったからそんなに急さを感じなかったけど、今度は杉林をひたすら直登な感じで進む



ぜーはーしながら無言のまま登っていくと、前方が開けてきた
あそこが一般道との合流地点かな?



はい、正解。
登りきったところが755m地点の”高峰山”
ひと休みしよ~もつかの間、登りの最中に雷の音が聞こえてきていたのだけど、
ここに着いてようやく空を見上げられるようになったら真っ黒な雲が周囲を囲んでいるではないですか。
電波状況もイマイチだけど、スマホで雨雲レーダー見るとまさに今、自分のいるところがまっかっ赤!
これはマズイ、と急いで合羽を着こみ、さてどうしよう?このまま来た道を戻る?
とも考えたけど、雨の中ここを下りにとるとやばそう・・・と最短で一番安全な御岳山方面へ進むことにした。



カリカリカリ・・・と雷鳴ひびく中歩き始めたら土砂降りの雨!
この先、機器類は全部しまったので画像はありませんが、久々の雷雨の中の山歩き(汗)
木々に遮られているから落ちる心配は無さそうだけど、合羽に大粒の雨が叩きつけ痛いほど。
確かに昨夜の天気予報では午前中不安定とは言ってたけど、朝てんくら見たら傘マーク無くなってたし、
だいたい、朝の9時台から雷雨ってなによー。
昔の夏は普通午後から雷雨に注意じゃなかったっけ?
と心の中でぶつぶつ言いながら、川のようになった登山道を黙々と進む。

この先あと30分も土砂降りだったら、全身ずぶ濡れで完全に電車に乗って帰れない状態になるな・・・
御岳の宿坊街でどこか入浴させてくれるところがあったような気がするけど入れてくれるのかな・・・

などといろんなことが頭に浮かぶ中、ひたすら巻道を選び黙々と進む
あれ?雷の音が遠くなった?
と思ったら、土砂降り雨が小雨になり、気づけば日の出山直下の階段まで来ていた。



階段上ったら日の出山山頂
雨が上がって青空も見えてるじゃないですか!



雨宿りできるかな?と思ってこの東屋を目指してきたけど、着いたら晴れ。
ほっとして濡れた手ぬぐいを絞ってたら、他に3人の登山者もやってきて「いや~降られましたね」
居合わせた5人、わずかな電波で雨雲レーダーを確認しあう。



合羽の上だけ脱いだら雨と汗で全身びっしょりだったけど、こんな時のお日様はほんとにありがたい。
この先まだ降られるかもしれないから、ちょっとだけ用心しながら御岳山方面へ



日の出山~御岳山区間を歩くのは何年ぶりでしょう?
途中、今年落ちた大岩が登山道の半分くらいふさいでいました、あんな大きいの、落ちるんだ・・



雨上がりのコアジサイ
そういえばここまで花には出会ってなかった。



宿坊街まで来たら濡れてない爽やかな登山者とすれ違うようになり、なんか私らが場違い・・・
ふと、宿坊の門にじゃじゃ丸ポップコーンを発見、こんな場所で生きてたの♪ 実は自宅近くにも一台健在なのがいるのです



本当は日の出山から金毘羅尾根を瀬音の湯まで歩こうと思ってきたけれど、
もしまた途中で降られたらいい加減イヤになるよね、ともう今日は諦めて富士峰園地のベンチまで来て、
日なたのベンチで濡れた合羽やら手ぬぐいやら帽子やらを乾かしながらのおにぎりタイム。



さっきまでいた日の出山
なんとなく、もう降らないような感じだけど・・・



筑波山まで見えてるじゃないか( ;∀;) ったく。



まあ、そんな頑張って歩かなくても何度も来ている山だもの。
今日はここから丹三郎尾根で帰りましょう、いつものレトロ道標まだあった。



この尾根道は途中まではきれいな森なので好きな道



植林区間に入るとなーんにも面白くないのだけど、
色のない登山道の足元にレインボーカラーっぽい葉が一枚落ちていた、何の木だろう?
雨上がり、空には虹はなかったけど、足元に虹か・・・。
”ラニヘッド”は、ハワイの”ココヘッドトレイル”をリスペクトした名前らしいからこれは(゚∀゚)←こじつけ



いつもの登山口のお寺の赤い屋根が見えて今日は終了
ここの登山口は超きれいなトイレと、靴洗いの水道まであるのでありがたい。



時計を見たらあと15分で電車が来る、それを逃すと40分待ち!
急いで歩いて古里駅へ。まだ濡れている身体を河辺の”梅の湯”でさっぱりして帰る途中、



ビルの間から見えた雲、凄いモクモク。
まるで夏の空のようでした。さすがにハワイのよう、とは言えない・笑






【行程】御嶽駅8:07⇒登山口8:19⇒558m地点8:56⇒高峰山9:40~9:50⇒日の出山10:25~10:50⇒ケーブル上駅11:40~12:15
    ⇒大塚山12:25⇒登山口13:30⇒古里駅13:56
    
    ※累積標高差 登り1072m 下り1021m 距離11.5km
    ※梅の湯は2023.6.1より値上げしてました 平日¥950 休日¥1100
    


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カモメに会いに行こう

2023-06-10 | ヤマのこと

2023.6.8(木) 山梨県の三ツ峠山へ


今週はひとり山歩きなのでどこへ行こうか?旬な花が見たいから三ツ峠にしようかな。
でもひとりだとちょっと寂しいかも・・・
もしかしてお休みで都合が合えばご一緒できるかな?と聞いてみたら「喜んで!」と嬉しいお返事を頂き、



女子三人で行くことに決定、河口湖からバスに乗り登山口へ
お二人はカモメをまだ見たことがない、とのことなので今日は私が案内人となり進みます。案内できるか不安



こっちのルートは林道ばかりで面白くはないけれど、ヒメムヨウランが咲いてるはず、
と登っていくといつものあたりに咲いていました。
たまたま同じペースで進んでいた女性たちとかわるがわるカメラを向けるも、
小さいし、地面と同化してしまうのでピントが合わなくてカメラに収めるのが大変でわいわい。
気が付けばなんだかんだと時間を取ってしまったので、ここから先は寄り道せずに行きますよ~←エラそう



というのも、この日の天気予報は17時頃から雨予報。でも山だから早まるかも?
できるだけ雨が降り出す前に下山しましょう、と登って三ツ峠山荘前に到着。
電車の中から頭だけ見えていた富士山はやっぱり隠れてしまいました。



木無山を通過、四季楽園を通り過ぎ、



目的地までサクサク進む。
檻の中の草は数株元気に咲いていましたが、初見のお二人にはもっと近くで見せてあげたかったなぁ・・・



不思議なニョキニョキ。
調べてみたけど確信持てず・・・アミガサダケの一種かしら?



ツルシロカネソウはあちこち咲いているけど、肝心なカモメちゃんがなかなか姿を見せず・・・



しばらく進んでようやく発見



やっぱりカワイイ~




シロバナカモメ




カモメも檻の中の子が多かったけど、自然に咲いている子も少しだけいた。
キレイな森なんだから、やっぱり檻がない方が良いよね・・・



ひとしきりカモメを観賞して山頂へ
シロバナフウリンツツジがあちこちで鈴なり



しかもすごく花付きが良い木ばかり。
今年はほんとうにツツジが見事ですね。



山頂到着



せっかくドカーン、の富士山が見れる場所ですが曇り空だから仕方ない



でも山頂に着いたらまた頭だけ見せてくれたから、これはラッキー☆
さすが晴れ女が一緒だと違う(゚∀゚)

いつもなら混雑する狭い山頂も、平日もあってかこの時間帯はたまたま貸し切り
お腹が空いたのも忘れ夢中でカモメ探ししていたので、ここでやっとランチタイム



なんとこの日は料理の腕も詰め方も抜群のセンスの持ち主”矢グルメ亭”の手作り弁当!
(名前が書いてあるのはキュウリが食べれない私への配慮・スゴイ♪)



しかも三人分背負って来てくれて感謝感謝。
こんなに美味しくて美しいお弁当を作って頂けるなんて、ありがたき幸せ♪
kayoさんもデザートありがとう! あー美味しかった!



お腹も満たされ目的の花も見れたので下山開始。途中、檻の中にキバナさん一輪咲きはじめていた。
初見のお二人にゆっくり見てほしかったけどなぜかこのタイミングで団体さんが登ってきてゆっくり見れず・笑



達磨石方面へ下山開始 サラサドウダンツツジも鈴なり



(矢グルメ亭カメラ)
ロッククライミングの岩壁を見上げながら歩く。
足元、登山道に大きな石がいっぱいあるのだけど、よく見るとリングボルトが付いた岩。
これ、上から落ちてきた岩だよね?クライミング最中に落石とかしたら怖~~い



薄暗い登山道で鮮やかなヤマツツジは嬉しいもの



”股のぞき”ってこの木のこと?富士山の山頂だけまた見えた♪



八十八大師を通過し



達磨石まで降りてもまだ先があります、車道を歩いて”三ツ峠グリーンセンター”へ
なんとなく長く感じる道も、女子三人でおしゃべりしながらだとそんなに苦にならなかった。



広いお風呂で汗を流す。
お疲れさまでした、無事ミッション達成おめでとう、かんぱーい♪



去年も利用した”登山パック”でお風呂&ビール&おつまみ&駅まで送迎で締めくくりました。100円値上がりしてた

結局帰宅まで雨にも降られず、花にも間に合って、女子同士いっぱいお喋りして。
笑顔の絶えない楽しいお花見山行でした。





【行程】高尾駅7:25ー直通ー河口湖駅9:14 河口湖BS9:50ー三ツ峠登山口10:10
    三ツ峠登山口10:18~三ツ峠山頂12:35~13:00~達磨石14:50~三ツ峠グリーンセンター15:20
    三ツ峠駅16:43ー大月17:15/17:29ー高尾18:12
    


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たぬきケーキ

2023-06-06 | タビのこと

松本駅に着いてから王ヶ頭ホテルの送迎時間まで2時間ほどあるので、どこをプラプラしよう?と考えたけど、
この日は台風からの前線で雨だったため、駅から近いところに絞ることにした。

松本城は行ったことあるし、ココも私は行ったことがあるけどダンナ様が行ったことなかった、

松本駅から徒歩12,3分の”繩手通り”

女鳥羽川の土手から始まった通りで、「縄のように長い土手」から「縄手」と呼ばれるようになったとのこと。
川沿いに個性的なお店が並びます。
が、雨のせいか?平日のせいか?ほとんどが閉まっていました。画像はここのシンボル”かえる”



駅への戻りは蔵のある街”中町通り”を歩きます。
さすが松本、オシャレなお店がたくさんありましたがここはゆっくり見るところですね。
時間もないし雨が結構降っているので、軽く店を覗くわけにもいかず、
信毎メディアガーデンをちょこっと見学して終了。


松本駅周辺で探していた時に、たまたま知ったのがたぬきケーキを食べれるお店が駅近にあるということ。
たぬきケーキと言えば、昭和に大流行した洋菓子。
子供の頃はケーキなんてクリスマスかお誕生日くらいしか買ってもらえなかったから、
たぬきケーキを頂けるのも年に一回あるかないか?の貴重品でした(゚∀゚)

時代の流れとともにバタークリームのケーキは生クリームに変わり、
洋菓子店とかケーキ屋さんとか、言わなくなって何十年経ったか・・・
でも最近また注目されている”たぬきケーキ”、いまだに作っているお店があることは知っていたけど、
それが松本駅にもあるとは。
これはチャンス、懐かしくて食べたくて頭の中がたぬき一色になって・・・



やってきました「翁堂」駅前店 松本駅から徒歩3分



ワクワクしながら店に入るとショーケースの中にたぬきがいない・・・
この日はたぬきケーキは作っておらず、大人のたぬきケーキならあるよ、のことで、
2階の喫茶店に運んでもらい、頂くことが出来ました。



大人のたぬきケーキ、プチケーキ
黒いたぬきが洋酒を使ったもの(洋酒が入っているのが大人)
白いたぬきはあんず(だったかな?) ちっちゃいけどたぬき。



赤い帽子をかぶったたぬきの可愛らしいこと!
よーくみると目鼻がしっかり昭和のたぬき顔ですよ! 職人技が光ってますね。
お店の雰囲気も相まって、ひととき昭和にタイムスリップ
あ~おいしかった♪

・・・このお店、たぬきケーキのことしか頭になかったのでそれしか食べませんでしたが、
いわゆる喫茶店ですが学生さんからサラリーマンまでとても賑わっていて、
周りを見渡すとほとんどの皆さんが食べていたのは・・・スパゲティ、しかもかなりなボリューム。



(写真は学生さんが帰った後の店内)
ナポリタンの香りがとても良くて食べてみたい!と思ったのですが、先にケーキ食べちゃったし、
ホテルの食事が控えているので我慢しました。
もっとちゃんと調べてくればよかったな(行きのバスの中でググっただけだったので)



こんな駅近に良い店があったとは。松本駅で蕎麦ばかり食べてて知らなかったの損してた気分。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

翁堂ではたぬきケーキで満足するはずでしたが、どうしてもあのナポリタンの香りが忘れられない。
ホテルで朝食を完食したら12時にはお腹が空かないのはわかっていたけど、頭の中がナポリタン一色になって・・・



翌日、東京に帰る前に再訪問しちゃいました。
こちら”スパゲティナポリタン・小” サラダ付き¥800



こちらは塩ナポリタン、これも懐かしい!

小でも確実に量が多いから残してしまうかも・・・と思っていましたが、あと引く美味しさで完食。
麺は今流行りのナポリタン用太麺ではなく、昔ながらの細麺。
タバスコと粉チーズをかけて食べるアレですよ、パスタじゃないんですよ、もう、懐かしくて泣ける。

ちなみに普通サイズが¥950ですが見た目1.5倍くらいありそう、大盛は+¥400ですが、
近くにいた学生さんの会話によると、大盛食べたら夜まで動けないよ、とのこと・笑
他にも喫茶店のピザとか、ミックスサンドとか重たそうなパフェとか。全部美味しそう。
こんなお店が近くに欲しい・・・
店を出るときは10人ほど並んでました、お子さん連れとかもいてかなりな人気店、納得。



帰りに1階の店舗に寄ったら、この日はたぬきケーキがあった、けど東京まで持ち帰るのは難しいので、
ミミーサブレをお土産にして帰りました、レトロな柄と懐かしいサクッとした程よい甘さで美味しかった。



松本駅から見えたあの山が美ヶ原高原かな?
食べてばかりの二日間だったけど、美味しいものは別腹でした。





”株式会社 翁堂”
”翁堂 駅前店”



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美ヶ原高原・王ヶ頭へ

2023-06-05 | ヤマのこと

2023.6.2(金)~6.3(土) 長野県の美ヶ原高原へ


美ヶ原は今回で3度目
過去二回は雪の時期に来ていて、そういえば雪のない時に来たことなかったなぁ・・・
一度雪のない時期に来てみたいと、たまたま空いていた日を予約したのが今年の冬のこと。



そうしたらまだ5月末だというのに台風発生
天気予報見ながらヤキモキしてたけど、ホテルからの最終案内電話でも特に注意もないし大丈夫そう。
前回同様、松本駅からの送迎バスで”王ヶ頭ホテル”に到着



金曜日はまあまあな降りっぷりでしたが、ホテルに入ってしまえば風の音すら聞こえない。
しっかりした造りのホテルはこういう時に違いがよく解る。



今回の部屋は東館(一番お安いトコね)  
ベッドにリニュアルされたとのことで雰囲気は良いですが若干狭さを感じるかな。




雨でも館内はゆっくりできるスペースがたくさんあるので退屈などしない。
早速お風呂に入ってのびのび~ 貸切露天風呂もこの時期は窓が解放されてて気持ち良い
(天気が良ければ真っ白な部分に美しの塔方面が見える)

お風呂に入ってちょっとゆっくしりたらもう食事の時間



私の王ヶ頭ホテルでの楽しみは食事。
美味しいものを頂くのが目的のこの旅ですから(全然歩いてないけど(^^)



季節が違えばお料理ももちろん違う
野菜はシャキシャキ、どのメニューもひとつひとつが丁寧で眼にも美味しいお料理たちにお酒が進みます。
岩魚の塩焼きはこうして温かいまま運ばれてくる。



どのお料理も全部美味しいんだけど、今回いちばん美味しく感じたのが
”信州サーモンのタルタルと焼霜マグロ”の冷菜
うっとりする美味しさでした♪ (他のお料理はこちら



夜、またしても天候に恵まれず、で満天の星空は拝めず。
館内、色んなタイプの椅子があるのでそれぞれ座ってみたり星空スライド見たりして夜はふけて・・・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



夜中に目が覚めた時、松本市内の夜景が見えていたからもしかして天気回復が早いかも?
と思いながら朝、部屋のカーテンを開けると・・・んんん?
鉄塔の間から山が見えているよ?



急いで外に出てみると雨は止んで、うっすらと山々が見えた。



歩いても20分ほどですが、宿の方のガイドが聞きたいので朝食前のホテルイベントに参加
バスで王ヶ鼻手前まで行き、先へ進むと、




おおー



見えましたよ、北アルプス。
起きた時よりもさらに雲が切れて穂高も槍ヶ岳もくっきりと。
過去2回とも全く見えなかったのに、こんな雨の時に見えるなんて。



王ヶ鼻からは百名山のうち40座くらいは見えるらしいですよ。
そんなド快晴の日にあたる運は・・・そもそも持ってない。



宿の方に見下ろす松本市内の位置などを案内していただいたのが面白かった。
岩の先端は断崖絶壁



富士山方面は雲の中、かろうじて八ヶ岳が見える程度でしたが、
まさか北アルプスが拝めるほどに晴れるとは思ってもいなかったので、とても嬉しい朝。



雨上がりに開き始めたズミを見ながら




ホテルに戻って朝食




朝食は前回と同じでしたが、全部美味しいから全部頂いて・・・お腹が苦しすぎ~




出発の時間まで美ヶ原を歩きに行きましょう、
もう雨は降らない予報になりました。




水とカメラだけ持ってGO



そういえば、この辺りには花が全然なかった。
シロバナヘビイチゴしか咲いてない・・・夏に来ないと高山植物には会えないみたいで残念。



穏やかな朝





牛さんたちものびのびしてます



てくてく40分くらい歩いて”牛伏山”まで



雲ったり晴れたりで、残念ながら山頂に着いた時は真っ白



時間もないのでさっと眺めて終了
”ふる里館”が開いているのが初めてだったので、店内を見学して、



以前泊った”山本小屋”の脇を通り”塩くれ場”へ
ちょうど牛さんたちが塩をなめているところを見ることが出来ました。

牛肉、大好きなんだけどこうして生きている牛さんを見ると人間ってひどいことしてるよね・・・
命を頂くことに感謝しなければ、と改めて思いました。



美ヶ原高原で、ちょっぴり早い夏山気分を味わった一泊二日の旅でした。


たぬきケーキ編に続く。





【行程】バスタ新宿ー松本バスターミナル(復路も同じ)
    ホテル送迎松本駅13:45ー王ヶ頭ホテル15:30 王ヶ頭ホテル11:15ー松本駅12:30
    


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