カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

天目山deシロヤシオ

2021-05-30 | ヤマのこと

2021.5.22(土) 奥多摩の天目山(三ツドッケ)へ


金曜日のお昼のニュースでは「明日土曜日は待望の晴れ、洗濯日和です!」
というので、じゃあ山行ける~♪
本当は檜洞丸へ行きたいけど混んでるだろうし
都内で花が見れる場所は・・・と始発で出かけたら
電車の窓に雨が叩きつけているではないですか!



まあ、奥多摩エリアなら登る山を変更してもいいしね、とそのまま奥多摩駅到着 雨は止んでいた
天気が悪いせいか?人も少なく、東日原行のバスも全員着席で空いててラッキー

久しぶりすぎて?登山口を行き過ぎて戻るインシデント後
人工林の九十九折れをぐいぐいと登っていく



薄暗い森の中、途中の”もののけ苔”のあたりはとてもキレイ



急登が緩み 明かりがさす場所で一休み
足元は藤の花のじゅうたんになっていて



花のない暗い登山道に、ほんの少しの色どりをくれました




梅雨を先取り 煙る森



何かが出そうな森の中 白いオバケたちが待ち伏せていました

ここヨコスズ尾根を歩くのは11年ぶり、またいろいろ忘れてた
登山口から急登、その後は緩やかに人工林をだらだら&ずっと登り
滝入ノ峰を巻くようなトラバース道 景色や起伏の変化のない状態が長くて長くて(飽)
約二時間、我慢の登りを経て横篶山あたりでようやく・・・



前方に白いものが見えた



う~ん、昨日の雨でもしかして散ってしまったかも?
と思いながら登ってきたけどやっぱり?



でもまだ元気に咲いてるからきっと大丈夫



と進むとシロヤシオ・ミツバツツジ・ヤマツツジ(ほんの少し)と続き



懐かしい一杯水避難小屋に到着
ここに泊まったよね~とダンナに言ってもピンと来ていないらしい

中に入ると相変わらずきれいに整頓されていた
ザックデポして山頂へ 向かう尾根へと足を踏み入れると



煙る森は幻想的で、どこか違う世界に迷い込んだよう



山頂手前までの道がピンクとシロの競演で






満開
やはりこちらも花付きが良くて、これでもかっ、ってくらいのシロヤシオ咲き乱れ
間に合って良かった~




青空の下で見るシロヤシオはもちろんきれいだけれど、
白く煙る森の中のシロヤシオは、静かななかにも自然の力強さを感じさせてくれるような
この時期にしか出会えない白い世界を こっそりとのぞかせてもらったような
特別な瞬間を魅せてもらい、なぜか清らかな気持ちになれたのでした



天目山頂(1576m)もごらんの通りの白い世界





斜面には幾重にもかさなる白と緑のグラデーション
埼玉県側はここよりもっとすごい群生になっていることでしょう

このままずっとシロヤシオに包まれていたい気持ちになりますが
避難小屋でお昼を食べてピストンで下山します

登りの途中で何度も振動音?がしていたので遠くで雷が鳴っているのかと思い、
気温は13度で案外寒いしザーザー降りになる前に下山しよう、となりました
臨時休業の多い今、びしょ濡れでは電車派には帰りがつらいから
(下山後SNSで富士総合火力演習があったらしいことを知りましたが、奥多摩まで響くのかは謎)



馬酔木とシロヤシオのトンネルを抜け



また煙る森を降りていく
名残惜しいですがまた尋ねに来ますね、見せてくれてありがとう~

 (下山途中、私の足元を横切る小さなネズミのような生き物
体長は6センチくらい?ころころもたもたと歩いて行った。
ネズミは苦手なので特に写真も撮らなかったが、もしかしてあれがニホンヤマネという生き物だったら
撮っておけばよかったなぁ・・・)


ずっと登りだったということは下りはずっと下り
同じ動作で足がそれなりに痛くなり、登りで急だった九十九折れではすでに腿痛い(-_-;)
最近本当に筋力落ちたとぼやきながら降りて
ふと時計を見ると案外早いペース?
最初14:50のバスのつもりだったけど、13:30のバスに間に合うんじゃない?
まさか~~そんなの無理・笑
と話しながら来たら、眼下に民家が見え、時計を見ると13:21!

ここは走るしかない!とダッシュしたら13:29、発車一分前にバスに乗り込んだ・笑
やればできる!(確か11年前もダッシュしたよね)



予定より1時間20分も早いバスに乗れたので、南二丁目BSで下車しダメもとで三河屋さんに行く
日帰り入浴可能ということで、ひさーーしぶりに温泉で手足を伸ばす
しかも誰もいないので貸し切り♪

以前は山の帰りに温泉で汗流してビール、が普通で、ささやかな休日のお楽しみだった
それが当り前じゃなくなった今、以前の数倍幸せ感じる~
花と温泉に元気と癒しをもらったシロヤシオ山行でした。






【行程】
新宿5:16⇒立川⇒青梅6:35⇒奥多摩7:18/7:27⇒東日原BS7:56

登山口8:13⇒滝入ノ峰あたり9:55⇒ヨコスズ山10:10⇒一杯水避難小屋10:50⇒天目山11:10~11:20⇒避難小屋11:30(昼食)
11:50⇒通行注意標識12:20⇒東日原BS13:28/13:30⇒南2丁目BS~入浴~奥多摩駅(ホリ快)15:20⇒新宿


累積標高差登り1,164m(山頂まで3時間)下り1,445m(避難小屋から1時間40分) 距離17.3km

☆ヒカステは5/31まで臨時休業


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北高尾ひとり歩き

2021-05-23 | ヤマのこと

2021.5.15(土)
朝の用事を済ませてからひとり、高尾の歩いていないルートへ



登山口となる”心源院”はりっぱなお寺 

このルートには地元の山の会作、カワイイ手書き道標があるとの事
短時間で歩けそうだし、空いてそうだし、この時期の高尾には目的の花もないので
花の代わりに道標を愛でながら歩いてみようと思いつき



早速、手書き道標に導かれ歩き始めます



竹製の階段脇にはほぼ凹凸の消えた、見過ごしてしまいそうな小さなお地蔵様?
かなり古いもののようですね  登り始めてすぐ、秋葉神社到着



お昼から歩き始めたので、すでに日差しが暑くてマズいかな・・・
と思ったのですが、杉林の中は風が通り抜けてヨカッタ
”春之台” 自然木のカーブを生かした道標、ここは確かにこんな緩やかな登り道ですね



”向山砦”で開け、先へ進む
裏山的な感じのルートですが、開けた場所はなかなか気持ち良い



この自然木の道標の通り、町を見下ろしながら尾根から下る感じのルート
気持ち良いけど結構下るなぁ~
どんどん下ると前方が林道っぽい、ここから八王子城址への登りになるのかな

なーーんて思いながら進むと、一人の男性と遭遇

「こんにちは~」
「おや、どこから歩いてきたんだい?」
「心源院から来ました」
「ということはぐるっと一周してきたんだね」
「・・・一周?えっと、八王子城址へはこっちじゃないんですか?」
「八王子城址は向山砦分岐から行くんだよ。ここは心源院ですよ、ほらそこに寺あるでしょ・笑
自分が解らなくならないようにしっかり道標立てておいたのに、わかんなかったかなぁ?」

ひゃぁーーー!
汗かいて歩いてきたらスタートに戻ってるって?自分、どんだけー!笑



女坂入り口(私にとっては出口)に設置されている道標でおじさまに説明してもらった
鳥居から登り、時計回りに女坂を降りてきただけだったんですね・・・
八王子城址は方向全然違うやん・・なんてこった・・

「ではもう一度やり直しで行ってきます!」
「あっちから上がったほうが分岐近いからね、よく見ていってらっしゃい」




さっき元気よくスタートした登山口から再スタート
竹階段の途中から見下ろす心源院・・・ついさっき同じ光景みたよ、疲れるわぁ・・・
まあ、でも悪いことばかりじゃない、道標の作者にお会いできたんだからラッキーね☆うん!



再スタート15分で例の分岐”向山砦”に到着 道標をよく見れば・・・
間違えようがない!こんなわかりやすいのにゴメンナサイ!



あ、そっか。
この”休憩場見晴10~15分”というのを勝手にピストンするだけだと思って、
そこに寄ってる暇はない、とくるっと向きを変えて進んだのが間違いだったのね・・・




よーし!と気合を入れ歩き直し、いったん下り、導かれながら見晴休憩場へ




”大六天315m”
前方が気持ちよく開けて眺めの良いポイント、手作りベンチでようやくほっと一息



手前が刈寄山~今熊山らしい
奥には大岳山が見えました (゚∀゚)



戻って小さくアップダウンしながら三叉峠を過ぎ、独標、つつじ台を越え、



迷わず八王子城址の手前までこれましたよ!ありがとう、作者さま!

ここまでたくさんの手書き道標がありましたが、次に歩く人の楽しみがなくなるのでヒミツ
手書き道標と言えば、記憶に残るのがサンショウバラの不老山  
今はどうなっているかしら?(もう11年も前のことだった(-_-;))



シャガをかき分けすすむと見覚えのある石碑

ここまで出会った人はゼロ やっぱり人がいなくてイイね、北高尾
そこからひと登りで八王子城山展望台到着



ダイエットの為昼抜きで歩いてきて、さすがにお腹が空いたので行動食を食べながらちょっと休憩

時間も押しているので、前回同様ここから下山します
次は駒木野まで繋げたいな~



冬には筑波山まで見えたポイントで深呼吸



登山道脇にはコアジサイにガクウツギ
今年は梅雨が早そうですね、6月は山の花が美しい季節
貴重なお休みの日には雨降らないでください、と勝手なお願いをして帰りました。






【行程】
高尾駅北口BS(宝生寺方面行)⇒川原宿大橋BS下車徒歩5分

心源院登山口11:45⇒ぐるっと戻り再スタート12:25⇒向山砦12:40⇒大六天12:45⇒三叉峠13:00⇒八王子城址分岐13:25⇒
八王子城山13:40⇒八王子城址鳥居(登山口)14:05⇒霊園前BS14:25⇒高尾駅北口14:40





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5月の高尾

2021-05-16 | ヤマのこと

2021.5.4(水・祝) 56回目の高尾へ


朝一番の小仏行バスは比較的空いていた 日影で降りて北東尾根を行く



前回初めて通ってすっかりお気に入りになった道
予想通り人もまだほとんど通らないので、新緑の森を気持ちよ~く進んでいく



ベンチで一休み
十二単が花盛り



フタリシズカや



ニョイスミレ



今年初のニオイタチツボスミレ
スンスン♪ すっごく良い香り!

緑を見る行動は自律神経にも免疫系にも良い影響があるとのこと
わたしも緑の中を歩くと嫌な事とか何もかもどうでもよくなります~笑



歩き足りないうちに”城山”到着
まだ9時なのでそのまま南高尾へ



ハナイカダ


ホウチャクソウ


チコちゃん(最近は百合と呼びたくないのでチコちゃんと呼んでいる)


ヒメハギ


ハンショウヅル


イカリソウ


イカリソウ 白花


スポットライトで浮かび上がるエビちゃん






オカタツナミソウ




この日はまだ咲き初めで、中を見せてくれたのは少しだけでした


たくさんのお花たちに夢中になって歩いていたら、時間的になのか?
どんどんすれ違う人が増えてきたので尾根歩きはやめて下山

ほとんど人は歩かない車道を歩いて駅まで戻り、一目散に電車に乗って帰宅"(-""-)"
人気のお山は朝は早いに限りますね




新緑の気持ちよい季節もあっという間に過ぎそう・・
でもまたこんな緑の森に吸い込まれに行きたいなぁ


(お花の写真は見た順ではありません)





【行程】
高尾駅北口BS7:10⇒日影BS7:25

北東尾根登山口7:35⇒城山⇒大垂水峠⇒大洞山⇒中沢山⇒梅の木平⇒高尾山口駅13:30





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奥多摩deシロヤシオ

2021-05-10 | ヤマのこと

2021.5.2(日)奥多摩へ


4月にアカヤシオを見に行った時、今年は花付きがよかったので
シロヤシオも良いのではないかしら?と気になっていた
自分の行ける範囲で一番早く見れそうな御岳エリアへ



今回は上養沢からサルギ尾根経由上高岩山を目指します
雨上がり、いきなりの急登、滑らないように!



熊鈴忘れた・・・杉林を黙々と登ると自然林が出てきて明るくなりました



炭焼き窯跡通過(炭治郎ーーー!)



サルギ尾根は6年ぶりで やっぱり記憶がほぼ消えていましたが
岩ありやせ尾根ありの 変化があってなかなか楽しい道



ぐいっと登りきったところ、懐かしのベンチで一休み
イワウチワは当然ながらもう終わってて、シロヤシオの木が数本あるけど花はもう落ちていた



チチブドウダンの花が小さくてピントが・・・やっぱりいつものカメラにするべきだった




高岩山(920m)とミツバツツジ

高岩山から上高岩山まで0.6kmって書いてあるけど騙されてはいけません
前方、木々の間から上高岩山の赤い展望台がずーっと遠く&高い位置に見えているからね




すごく新緑がきれいなルートなんですけどね、
ここから「なんでこんなに下るの!」ってくらいぐぐぐーーーっと下って(約90m)
ギュイーンって登り返し(約175m)に息切れ、こんなだっけ?やっぱり忘れてた・笑



ふくらはぎが突っ張る先に赤いものが見えたら



展望台到着 シロヤシオと大岳山
(伊之助ーー!)



シロヤシオと日の出山 (悲鳴嶼さーん!)
ここの展望台にはいろんな思い出が 懐かしいなぁ

と、ひとしきり楽しんだ後は上高岩山へ



上高岩山(1012m)
ふふっ♬目の高さに



びっしり



しかも咲きたてフレッシュ カワイイ・・・( ;∀;)





想像以上の花付きの良さに感激
ここ数年、これほどたくさんの花をつけた状態を見たことなかった
木の本数は少ないけど、見ごたえのある量で大満足
さて、次のポイントへ移動しましょう



サルギ尾根では誰ひとり会わず、展望台で2組会っただけで静かでしたが
芥場峠手前から大岳山へ向かう人の波に遭遇
足早に通り過ぎて鍋割山への尾根に入るとまた静かになった



山桜の花びらが風に乗って落ちてくる
新緑がきれいで御岳山って観光の山だと思いがちだけど、ルートを選べばなかなかですよね



鍋割山ってこんなだったっけ?
通過点な感じで



奥の院へ向かうと前方にシロヤシオの木が見えた
真っ白じゃないの~(^^♪





すごーーい(*^。^*)
ここは過去にも来ていますが、こんなにびっしり付いてるのに会ったことなかった



奥の院峰(1077m) すっかりシアワセ気分
下に降りてしまうと混んでいそうなので、ここでランチとしました





来てよかったな





下りの途中に出会った、フイリフモトスミレの群生



続々と登ってくる人をかわし、天狗の腰掛まで戻ってきました

ここから御岳神社や宿坊のあたりは予想通りの人の多さ
ここも足早にスルーし



途中、保護された貴婦人発見
まだ開いてなくて、明日には開くかな?数年ぶりにお目にかかって嬉しかった



帰りは丹三郎尾根へ
このレトロな道標、結構お気に入り



こちらも新緑がきれいで気持ち良いったらない
途中、黒い雲が来たりしたけど降られることなく誰にも会わず下山



ぐんぐん降りて古里駅へ向かう途中、山の斜面に藤の花・・・
作者、絶対この時期このエリアに来てると思うな(まだ言う・笑)
あちこちで藤の花の紫が目立っていました



怖い高さの橋の上から見下ろす御岳渓谷は今日も美しかった
まれにみる花付きの良さに感激の奥多摩シロヤシオでした







【行程】
武蔵五日市駅BS7:01⇒上養沢7:30(仮設トイレあり)
養沢神社鳥居7:40⇒炭焼き窯跡8:50⇒高岩山9:30⇒上高岩山10:10~10:30⇒芥場峠10:45⇒奥の院峰11:15~12:00
⇒大塚山分岐13:15⇒登山口14:30⇒古里駅14:45


累積標高差 登り:1247m 下り:1309m 距離12.2km



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