カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

ミツマタの海へ

2022-03-29 | ヤマのこと

2022.3.27(日)ミツマタを見に北関東へ。


ミツマタ 三椏 ジンチョウゲ科 ミツマタ属

この時期になるとあちこちでミツマタ開花の知らせが届く。
山の花は大好きだけど、春、自分の好きなのは節分草とか雪割草とかで、
ミツマタは正直あんまり・・・

だったのですが、昨年、とあるミツマタの群生の写真を見た時、これは・・・と思った。

だけどその群生は車でしか行けない場所。
最寄り駅もないのでタクシーも使えない、私には無理かぁ。。。

と諦めかけていたところ、私の願いを叶えてくれる天使が舞い降りた。



優しい天使に導かれ、まずは”妖精の森”と呼ばれている焼森山の麓へ。





ちょうど満開のミツマタ、良い香りがするんですね。
今まで少しのミツマタしか見たことなかったから香りには気づかなかった、発見。





林床にびっしりと咲くミツマタ
光が差すとそこだけ輝いて
本当に妖精が舞い降りてきそうな美しさでした。

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そのあと、一番の目的地へ移動。
その群生地はポツンと一軒家に向かうような狭い林道を走った先にある。


車を停め、歩き出すと林道脇から見上げる斜面のあちらこちらが黄色く輝いてる。
この山自体がミツマタの森なのかな。



進んでいくと前方に明るい斜面が見えて・・・ここが?



ミツマタって薄暗く湿った場所に育つのかと思ってた。
森の中が突然明るくなったら、



あたり一面のミツマタに囲まれた。








焼森山が満開だから、こっちは一週間先かな?
とツアーリーダーの予想通りまだ五分咲きぐらいだったけど、
これから開花しようとする赤ちゃんや、



日の光を浴びてキラキラ輝く大人ミツマタ



ころん、とまあるい幾千万もの淡色の花が
やわらかな起伏を作り、



大海原の波のように見えて
思わず飛び込んでみたくなる。



むせかえるような、こんなにたくさんのミツマタを見たのは初めて。
私たち、どこか違う世界に迷い込んだ?





夢見てるみたいだね。






やっぱりこの凄さは写真だけではわからなかった。来れてよかった。
この場に立ち、五感で感じられたことがとても嬉しい。

いつも仲良しのシマシマ天使さん、
下見までしてここに連れてきてくれて本当にありがとう。





※焼森山群生地・・・車の乗り入れは禁止 有料シャトルバスでの送迎 @¥1000
☆天使さんの ブログ
  

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春の榛名山

2022-03-26 | ヤマのこと

2022.3.24(木)群馬県の榛名山に初めて行ってきました。


我が家からは片道4時間ほどかかる割には・・・なのでなかなか行けなかったエリア。
青春18きっぷの時くらいしか行けないので、と、晴れの日を待って出かけました。



高崎駅からバスに1時間半ほど揺られ、榛名湖畔に到着。

湖を囲むようにいくつかピークがあり、全ピーク縦走するのがこのエリアの歩き方らしいのですが、
一番早いバスで歩き始めが10時なので無理、今回は2つのピークを登ることにしました。
榛名湖では釣りを楽しむ人たちが・・・下半身寒そう、と思うのは釣りを知らないからかな。



一つ目のピークの取り付きはピンクテープのみ。火曜日に降った雪のせいか?NOトレース
まあ、今はYAMAPのおかげで困らないですけど、GPSがない頃だったら通り過ぎてケンカしてましたね・・・



ゆるゆるっと登ると縦走路の尾根に乗り、



真っ赤な鳥居と狐様の間を登っていきます。



うーん、後半は湖畔から見た山のかたち通りの急坂
幸い、木の柵とトレースがあったのでどこを登ったらよいのか解りやすかったですが。



私はチェーンスパイクを付けて最後の急坂を登り詰めると・・・



笹の道になり”烏帽子岳1363m”山頂到着

ここは行き止まりで、湖のほうに展望所があるだけ。
私は高度恐怖症なので断崖絶壁の際までは行きませんでしたが、そこからの眺めはいい感じ。



烏帽子岳の方が標高低いのに、榛名山(1390m)を見下ろすように見える不思議。



ひとしきり楽しんだ後は尾根まで来た道を戻り、分岐を先ほどとは違う方へ進むと、



あっという間に湖畔に到着、ここが正規ルートだったんですね。
ここで簡単にエネルギー補給をし、次の榛名富士へ。



陽だまりサラサラ輝く雪 誰もいない静かな雪野原
春が近いのを思わせてくれるこの感じ、しみじみいいなーって思う。



ゆうすげ元湯からの道は、こちらも似たような傾斜で雪道をジグザグ登っていく。



途中から見えた真っ白な山はたぶん浅間山



休み休みで45分、榛名山神社到着。
息切れしている私はリフトで来ている若者たちに変な目で見られるあるある。



山頂からの眺め



こちら側は一番近くに赤城山、左に目をやると日光白根山、武尊山、谷川岳
伸びた木がちょっと邪魔でしたが、なかなかな眺めでした。



さて、降りますか。



この神社から降りていく雰囲気、電波塔とリフト駅・・・どこかで見たような・・・箱根神山?
あ、階段を下りていくこの感じは・・・「弥彦だ!」




弥彦山もそろそろ花たちが咲くころかなぁ、と日本海に想いを馳せる。



山頂に神社のあるお山は、どことなく似たようなところありますよね。
リフト脇に雪の榛名山が作られていました。



表参道側から下山。
リフト脇を降りていくとこちら側は雪はなく、日当たりのよさで溶けて泥んこ。
湖に向かって下山するこの感じは、赤城山に似てるな~と思いながら、



あっという間に到着。
湖畔から見上げる榛名山は本当にきれいな円錐型
榛名富士、納得。



湖畔をバス停まで戻る。榛名湖を一周歩いたことになるのね。
今日登ったお山、左が烏帽子岳、右が榛名富士。
榛名山は上毛三山のひとつ(妙義山・赤城山)とのことで、今回で三つ登ったことになりました。


またバスに揺られてきた道を戻る。
高崎駅は群馬県方面の山の時に何度も利用した駅。
久しぶりに訪れることができ、懐かしさと嬉しさで幸せ気分で帰りました。





【行程】新宿6:16⇒高崎8:16 高崎BS8:30⇒榛名山BS9:55
    榛名湖BS⇒烏帽子岳取りつき⇒烏帽子岳⇒烏帽子岳登山口⇒榛名富士登山口⇒榛名湖BS
    榛名湖BS15:30⇒高崎駅16:55 湘南新宿ライン17:13⇒新宿19:07

    歩行距離8.0km
    

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高水山と雷電山

2022-03-14 | ヤマのこと

2022.3.12(土) 青梅市の青梅丘陵ハイキングコースへ


まだ行ったことのなかったこの尾根。
雷電山だけだとちょっと歩き足りないかな?と思い、高水山を経由して行こうと青梅駅へ。




青梅駅から本数の少ない都営バスに乗り、終点の上成木下車、
そこから常福院への参道を1時間ほど登り、高水山へ。




この日は朝から暑くて、常福院に着いた時にはすでに大汗
いつもなら4月に歩くこのエリア、さすがに早すぎてスミレの一つも見つけられませんでした。



高水山からはいつも登りにとっている平溝への道を下る。
まだ登ってくる時間帯、どんどん来るのですれ違いに気を使いながら降りてきました。
沢沿いに花を探しながら行きますが、やはり見つけられず。
分岐から車道を登り返して”青梅丘陵ハイキングコース”の登山口へ入ると、



いきなりの急坂!
この階段がいくつもいくつも現れて「ハイキングには違いないかもだけど・・・ゼーゼー」
おまけに近々トレラン大会があるらしく、練習の人たちが細い尾根をビューンっと大勢走り抜けていく。
歩きにくさ増増・・・



やっと雷電山に到着(と言っても登り30分弱・笑)
狭い山頂でランチ休憩
今日は朝から暑いし体調悪いし、もう途中でエスケープしよう、と思いながら先へ進みました。



山容が変わり先ほどまでの急な登りはなくなり、ハイキングコースらしい穏やかな雰囲気になり、



奥多摩辺りでよく見る風景を眺め、



小さなこぶのようなピークをいくつか超えていく。
なだらかな尾根になったら気分も楽になり、先へ先へと歩いたら、



矢倉台に着きました。
櫓では大勢の人たちがぐるっと囲むように座っていたので写真は撮らず。



矢倉台からは青梅の市街地がすぐそこに見えます。
ここから宮ノ平駅まで降りることもできますが、青梅駅まで1時間くらいみたいだから行っちゃおうか。



そこからはさらに緩やかな公園のような道になりラクラク。
斜面には桜の木がたくさんあったので、あと3週間もしたらここはピンク色に染まるのかな?



なんだかんだ結局ラストまで歩き通して、今まで降りたことのなかったスタートの青梅駅に戻りました。
暑いし体調悪いし、全然ゆっくりできなかったから最初の高水山はいらなかったよね、
とダンナ様にまたダメ出しされましたが、高水山に行かなければ経験できなかった事も・・・

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朝、青梅駅から上成木行きのバス、乗客は私たちと他一人の3人だけ。
のんびりな車窓から途中の停留所で乗ってこようとした人たちを見た瞬間、え???
なんとテレ東のバス旅ロケで、太川陽介さんと松嶋尚美さんと(あと一人)が乗ってきたではないですか!
終点までなぜかロケ隊に挟まれて一緒に40分ほど揺られて行きました。

バス旅の番組は好きで良く見ていたので少しお話もさせて頂き、なかなか出来ないオモシロ体験となりました。
乗っている間はカメラまわっていなかったのですが、太川さん達が乗ってきた時の映像が使われれば、
もしかしたら松嶋さんの真後ろの席に座ってたダンナ様がフレームインしてるかも・笑

4月6日の放送予定との事なので、気になった方は是非~(^^♪

水バラ・ローカル路線バス乗継対決






【行程】青梅駅BS7:39⇒上成木BS8:8:19
    登山口8:30⇒常福院9:30⇒高水山9:45⇒永山ハイキングコース入口11:14⇒雷電山11:40~12:15
    物見山⇒矢倉台⇒金毘羅神社⇒青梅駅15:00
    青梅駅⇒河辺・梅の湯 久しぶりにツルスベのお湯に癒された♪

    累積標高差 登り:1191m 下り:1291m 距離13.7km
    

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