カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

グミ尾根とセリバオウレン

2021-02-28 | ヤマのこと

近場で歩いたことのないルートシリーズ・第三弾
武蔵五日市、秋川の臼杵山からグミ尾根へ


(戸倉城山からの眺め)
2021.2.21(日)
そろそろ好きな春の花の時期が近づいてきましたが、さすがにまだ開花はしていない様子なので
いま見れる、旬のセリバオウレンを見に行くことする
花だけなら駅からバスで10分も乗れば見れるけど、それでは肩こりすら解消されない
ひと山超えて行きましょう



武蔵五日市駅から25分ほどバスに揺られ”元郷BS”下車
登山口の真ん前にBSがあるので、そこからすぐ取り付きます
ここは以前”戸倉三山”で歩いたことがあるので登りが急なのは覚えていますよ
薄暗い杉林をぐいぐい登り、尾根に乗る



陽が射して明るくなった尾根からは、笹尾根越しに富士山が見えた



あ~そうそう、この愛嬌のある登山者イラストの道標!
あれから9年(!)も経っているのに健在で嬉しかった



電波塔のあたりからは開放的な眺めが得られますが



それ以外は露岩の登りや小さなアップダウン



うん、まあ、こんな地味なコースだったよね
ひとっこ一人出会わずに”臼杵神社”到着、ここから右に行けば臼杵山頂ですが
以前行ったことあるし、まだ今日の行程の1/4も来てないから先へ急ぎます



ここから”グミ尾根”へと進みます
登った分、一気に滑り落ちるように降りていく
ここで今日初めて3名の方とすれ違う
皆さん、荷田子あたりから登ってくるのかしら?こっち登るのも結構大変そう



しばらく進むと伐採された明るい尾根に出て




松の木が多いエリアにでました
なかなか良い眺め~、ですが、この日は異常に気温が高く
ひなたはもう半袖になりたいくらい暑い



その後はすれ違いが出来ないくらい細いトラバース道を何度か越えて
戸倉山茱萸御前(とくらやまぐみごぜん)石碑を通過しましたが、
どうやらこの辺りに”グミの木山(茱萸ノ木山)”と呼ばれるピークがあったみたい
カワイイ名前だから見たかったのにどこだったんでしょ??



荷田子分岐から降りることもできますが、まだ足が大丈夫そうなので(2週間前から足底不調)
次の目的地を目指し進みます
細い尾根、小さな祠、上ったり下ったり



疲れてきた身体に小さなコブっぽいアップダウンが案外辛い
「城山」という道標が現れては登らされ、また「城山」道標が出ても山頂は現れず・・・
中でもこの”盆堀山(ぼんぼりやま)”への急登が一番きつかった!
そしてまた「城山」?詐欺じゃーー( ゚Д゚)

・・・十里木分岐まで降りてきて、もうおなかペコペコだけど、ここ登れば今度こそ城山?
じゃ我慢、と登り返すも、やっぱり何度も出てくる城山道標詐欺にあい・・・



やっと着いたよぉ~”戸倉城山”

ここで昼食にしますが、暑くて日陰に逃げ込みランチ
まだ2月なのに?500mlペットボトル2本飲み干す勢いです、やれやれ



この先山頂から光厳寺に降りる近道のようですが、先客の方が急斜面で登りは良いけど下りは・・・
とおっしゃっていたので、殆ど時間的に変わらなそうなので安全な西戸倉を回ることにしました
(山頂直下になぜか見た目立派なトイレがありました)



登山口に下り、民家脇をぐるぐる回るように車道を行きます
いったん車道に出てしまうともう登り返すのが嫌になりますが、
ここでバスに乗っても目的地には着かないので頑張って歩きます
秋川丘陵コース”かたらいの路”を通って最終目的地の”小峰公園”へ



緩い登りですが、もう変化ない景色に飽きたし歩くのも飽きたのでかたらいなどありません
花に会いたい一心で無言で約50分ほど登り、小峰公園最高地点へ
ここまでくれば後は下るだけ♩(桜尾根方面ではなくビジターセンター方面へ)



転がりそうな丸太階段を下りて、見覚えのある花の咲く場所へ



お久しぶりです、セリバオウレンさん



雄花と両性花が並んでます



うっすらピンクの子もいたのですが、午後なので陽が当たらず撮ってみたけど?



ということできれいな写真は撮れませんでしたが、会えたからまあいいでしょう
早春の花に癒されました



二度目だからさすがに覚えてたけど、忘れないように記録しておこう



園内の梅がほんわか春の雰囲気です

気温が高くて疲れたし、目的達成してもう十分歩いたからバスで駅まで行こうと思いきや
スパルタなだんな様がバスの時間待ってるより歩いたほうが早い!
というので結局駅まで歩かされ・・・



のどは乾いたしおなかは空いたし、手も顔も洗いたいのに
駅に着いたら電車の発車まであと4分、ってことでドリンク一本ダッシュで買って、
そのまま電車に飛び乗り帰宅しました。




【行程】武蔵五日市駅BS7:10⇒臼杵登山口BS7:30⇒電波塔9:10⇒臼杵神社9:25⇒石碑(グミの木山)10:15⇒
盆堀山11:15⇒戸倉城山11:45~12:20⇒かたらいの路取付き12:50⇒小峰公園最高地点13:45⇒武蔵五日市駅14:56

☆歩行距離13.6km 上り1,114m 下り1,193m 消費カロリー2,676kcal






にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へにほんブログ村







麻生山と日の出山

2021-02-23 | ヤマのこと
2021.2.11(木)奥多摩の日の出山へ


近場で歩いたことのないルートシリーズ・第二弾
空いてて短時間で行けるところ、と白岩の滝から日の出山を目指してみることにした



武蔵五日市駅からつるつる温泉行のバス、今回は読み通り空いていた
白岩滝BSで下車したのは乗客6組のうち3組



小さな滝、名前の由来はわからないけど・・・
滝の脇から登山道になるみたいでしたが



どうやら滝脇のルートは崩壊で通れないらしく、高巻きに細い尾根をよじ登る
少しの間ですがちょっと崩れそうで足場がよろしくない感じでした
バス停で一緒になった家族連れはお子さんがまだ小さかったから諦めたのかな・・・
その後は尾根までずっと私たち以外歩く人なし



杉林の暗い登山道を上り詰めると ぱーっと目の前が開けた
そこが”麻生平”
正面左のピークがたぶん日の出山っぽい


そこからは明るい尾根ですが、2週間前の雪?部分的に凍ってました



進んでいくと道標が現れた
この上が麻生山っぽいので行ってみましょう





途中の小ピーク程度にしか思っていなかったから、行ってみてびっくり
とーーっても眺めの良いピークでした
しかもベンチがあり、混雑とは無縁
ここでランチしたらゆっくり楽しめそう~(でも風の通り道で寒かった)


ピークを後にすると、金毘羅尾根との合流点
ここで今日初めて人に会う やはりトレランの人たち多し
あとは目の前の日の出山ピークを目指すだけですが



階段、階段、また階段



ピーク直下の最後の階段が筋力の落ちた足にきっつ!
休み休みでようやく山頂到着



ハイ、小学校の遠足で来た懐かしの”日の出山”到着
眺めがよくて好きなんですが、やっぱり混んでました



山頂からは白い富士山の頭がほんのちょーーっぴりだけ見えた

人が多い場所は避けたいし、まだお腹もすかないので先へ進む
歩いているうちになんとなく思い出した、ほぼ平坦な道をだらだらと行く感じ



そろそろ飽きて眠くなったころ、分岐
5分ほど登って”三室山”のピークについた
眺めのないピークだけど、ここで昼食とします
驚いたことに、こんななにもない通過点のようなピーク
巻くこともできるのに、あとからあとから人が来る
みんな、平坦に飽きて登りたくなるのかな?笑



その後はようやく下り道になり、招き猫が入った”琴平神社”を拝み、林道到着
そこから道なりに進むと・・・



やってきました”梅の公園” 青梅といえば”吉野梅郷”

「ここはかつては2万5千本もの梅が咲き誇った、関東地方有数の梅の名所でした。
しかし2009年4月、ウメ輪紋ウイルスという植物ウイルスに感染していることが確認され、
青梅市内では多くの梅樹の伐採を余儀なくされました。
吉野梅郷のシンボルである梅の公園内の梅も例外ではなく、
ウイルスを直す薬がないことから、2014年4月、残念ながら全ての梅樹が伐採されました。」

このニュースは驚きました・・・

あたり一面梅の花と香りで埋め尽くされていた場所は今、どうなったのか?
気になっていたことを確かめたい気持ちもあり、今日はここを目的に歩いたのでした。


訪れたのが13年も前だったので記憶もあいまいですが
あの一番高い位置にある東屋まで登って梅を見下ろした記憶
大勢の観光客で賑わっていたあの日が思い出されます



伐採3年後、かつての梅の里再生に向けて新たに梅を植樹したそうですが、
今日は梅の花もまだほとんど咲いていないし、梅の木もぽつんぽつん
あと何年たったら、あの頃のような風景が見れるのかな



今日は訪れる人もなく寂しい園内でしたが、
福寿草の黄色が眩しく輝いていた



駅へ向かう途中、あちこちの家の軒先には"つるし梅かざり"が
吉野梅郷が再び梅の花であふれますように、という願いが込められているようです
日向和田駅も梅の水引デザインで、新しく、かわいらしくなっていた

いろんなことが再生して明るい未来へ続いていきますように。



【行程】新宿⇒ホリ快⇒武蔵五日市駅⇒白岩滝BS8:25⇒麻生平9:35⇒麻生山10:10⇒日の出山11:00
⇒三室山⇒梅の公園13:35⇒日向和田駅


☆写真はほとんどありませんが13年前のレポはこちら





にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へにほんブログ村










北高尾山稜

2021-02-18 | ヤマのこと

2021.1.30(土)北高尾へ


(都内のビルがずらり並ぶ)
近場で歩いたことのないルートシリーズ・第一弾

高尾エリアはもう50回以上歩いているのに、なんとまだ歩いていなかった尾根があった
いつか、そのうち、なんて思っていたけど
「そのうち」の事を急に思い出し、あ、今かも?と出かけることにした



こんな時期だから空いているだだろう、が甘かった
朝一番のバスに長蛇の列、増発は出ないので乗り切れない人多数
それでも一部の人を除いては無言なので混雑もさほど問題なく終点へ到着

乗客のほとんどは右へ
私たちは左へ 左へ行く人は私たちだけだった


ここは本当に東京都?と思うほどの静けさ
陽が射さない林道を吹き抜ける風が冷たすぎて耳が痛い
30分ほど歩いて登山口についた


そこからぐいっと登ったら、伐採されているせいなのか急に明るくなった



標高を上げると2日前に降った雪が残っていた
23区は全く降らなかったので油断してた~
でも、今シーズン初の雪踏みは嬉しいかも



40分ほどで”底沢峠” 尾根を歩いて”堂所山”へ
前回、堂所山へ初めて来たときに、ここから北尾根に分かれると気づいたのでした



そこからは初めてのルートへ
堂所山からは急坂を続けて3回くらい降りたかな?
雪がついていたり、落ち葉の下が凍っていたりしたので
チェーンスパイクを持っていたほうが良かったかもしれない(久しぶりすぎて装備忘れ)

木々の間からは奥多摩方面、大岳山などをみながら



植林の薄暗い細い尾根と明るく広い尾根が交互に来る感じで下降していく



途中、奥多摩の白い尾根が良く見えた
雲取山までは見えていなかったかな?けどやっぱり冬の白い山はいいな。
メインルートに比べたら人気がないらしいけど、なかなか良いじゃないですか(^^



湯の花山あたりまでは下りメインでしたが、途中からうわさのアップダウンが始まる



確かに人が少なくて、ここは高尾?と思うくらい
自分が今まで歩いてきた高尾とはちょっと違う

トレランの人に多くすれ違いました
トレーニングのためには登りになる高尾駅方面から登るのが〇ですね
エスケープルートがないので(2021年1月現在、小下沢林道は通行止め)
それなりの準備は必要ですが、静かな尾根歩きが楽しめました



黒ドッケ
いくつかの小ピークを上ったり下ったり



途中、日の当たる場所でお昼にして ようやく”富士見台”へ



それまで木の隙間からしか拝めなかった富士山がバッチリみえた
2ヶ月くらいまともに雨が降らなかったので、ここにきてやっと冬富士らしくなりました





富士見台からは観光客っぽい人が急に増えた
崩れやすそうなトラバースなどを経て、ついたところが”八王子城跡”
なるほど、眺めが良い



その周囲には八王子神社跡などがありました

下山後に知ったのですが、
”ここは戦国の山城としての状態を良く残していることなどから、
平成18年4月に日本城郭協会より「日本100名城」に選定された”
そうです。
(八王子住みの会社の子に心霊スポットと聞いていたので今まで足が向かなかった怖がり・笑)

ここまでくればもう観光地
駐車場に降りる途中で


今日一番の眺望ポイントがあり、久しぶりにすっきりと筑波山まで見えました



いつもの高尾なのに、新しい体験ができてまるで別のエリアに来たみたい
黙々と歩きたいときにいいルートだね、また来よう



程よい疲労感が気持ちよい
バス停に向かう途中の蝋梅が眩しい、冬の一日でした


【行程】陣馬登山口7:40⇒底沢峠8:45⇒堂所山9:15⇒三本松10:05⇒湯の花山10:40⇒狐塚峠11:20
⇒富士見台12:40⇒八王子城跡13:20⇒八王子城跡公園入口13:50⇒霊園前BS14:30⇒高尾駅

☆歩行距離13.5km 上り926m 下り1,062m 消費カロリー2,457kcal






にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へにほんブログ村