カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

富士を見ながら 達磨山~金冠山

2024-01-26 | ヤマのこと

2024.1.25(木)伊豆の達磨山へ


稜線から戸田湾を見下ろす
今シーズン最強寒波到来の日、当初他の山を予定していたけど気温マイナス9℃風速12mの予報では無理
と、少しでも暖かそうな伊豆山稜線歩道をハイキングすることにした



いつか歩いてみたいと思っていた達磨山の縦走路
普通電車だと始発でも目的地へのバスに間に合わないので、新幹線を利用して修善寺駅へ
土肥行きのバスに乗り”大曲茶屋BS”下車 (営業している気配はナシ)



そこから延々車道歩きで登山口まで約50分かぁ、と歩き始めたところ、
バス道路から右へ入る手前にバス停がある? 帰宅後調べたら2023年に新設されたらしい
なんだ~ここで下車したら15分ほど車道歩きが短縮できたのにぃ・・・調査不足



その後も車道を登り、家を出てから4時間、ようやく登山口の”船原峠”へ



さあ、やっと土の道を歩けるぞ~と意気込んだのもつかの間



すぐに車道(西伊豆スカイライン)にぶつかり、そのまま伽藍山まで約一時間はアスファルト歩き
東屋の立っている土肥駐車場を過ぎると今度こそ土の道?



待望の富士山が見える場所までやってきた!
右手に黒く写っているのが達磨山らしい
この日の達磨山の天気予報は快晴・最高気温3℃・風速6mだったのですが、
登り始めからなぜか自分の歩く道のお陽様は雲に遮られ、風も強く寒いのなんのって・・・
ここまでのほぼ車道歩き約1時間45分は寒すぎて楽しめず、無口でした まあ普段から喋らないけども



南アルプスらしき山が遠くに見えている気がするなぁ



と進むと”古稀山”



この辺りは気持ちの良い稜線歩きで



また伊豆スカイラインを横切るけど気にならないくらいでした



熊笹に覆われた道と階段を登り



達磨山山頂
標高981mもあるんだ、海からきたらそこそこ登りますね



山頂から来た道を振り返る この背後から迫る雲がお陽様を隠すのよ( ;∀;)
あのどこかに天城山があるのかな



山頂からはまたぐぐっと降りていく



最高に気持ちの良い区間だけど風が強くて最高に寒い( ;∀;)
何度も「寒い寒い」言っちゃうけど本当に寒くてじっとしていられないので達磨山山頂もほぼ通過のみ。
海からの風は侮れないですね、冬は風速1mくらい風のない日じゃないとダメだったかも?
でもこの日テン泊装備の人やソロの人、10組以上歩いていたので寒くても皆さん来るんですね。

お腹がすいているんだけど、風をよけられる場所がなかなか無くて・・・
車道とぶつかり小達磨山への登り返し地点へ降りたら風の影響が少ない、
今がチャンス、と15分間のカップラーメンタイム。
雲ったり晴れたりの空模様、雲が切れ、陽が差すととたんに暖かい。お陽様のありがたさよ~



昼食後は登り返し
小達磨山はピークというより通過点みたいな感じ



で、またぐぐっと下る。



この辺りから霜でじゃりじゃり区間と、霜が溶けてヌタヌタ区間が出てきた





馬酔木のトンネルも増えてきて、伊豆っぽい(箱根っぽい)



小達磨山からこっち側は緩やかな散歩道のような雰囲気に変わりました



さらに下っていくと車が見えた、ここが戸田峠。ここからバスに乗ることも出来るみたいですが
バスの時間までまだまだあるので先へ進みます





戸田峠から先は公園のような感じで、10分ほど登ると”金冠山”



ここに来たら今日初めて風がこない、日差しのぬくもりを感じられて肩の力が抜けた



やっとゆっくりできる山頂で、沼津や新富士の街、正面の箱根神山、眼下の沼津アルプスなど眺めて楽しみました



それにしても”宝永山”の火口は凄いな。
静岡側から富士山を眺めることは滅多にないので、見慣れた富士山とはちょっと違う



しばらく楽しんで下山路”だるま山高原レストハウス・バス停”へ
木々の間から達磨山と小達磨山見納め



だるま山高原レストハウスまでの道はゴルフ場かと思うような芝が多い道
陽当たりが良く気持ちよい反面、途中はかなりぬかるんでいて注意



だるま山高原レストハウスに着いた時は靴の底が泥だらけで重たい・・・
下山口をこちらに決めたのは、レストハウスならバス待ちの間に寒さをしのげると思ったからですが、閉まってた。
尚、ここまでの区間トイレは(修善寺駅から)だるま山高原レストハウスまでありません

駐車場脇のベンチで靴底の泥を落としたりしてバスを待ちます。
これを逃すと次は17時台なので気がかりでしたが、時間はたっぷり余ってホッとした~



ここからもしっかり富士山が見えます。
それにしても今日一日中、富士山は隠れなかったなぁ~ 寒い中歩いてきたご褒美だった、ということにしよう。
バス待ちの間、インバウンド観光客を乗せたバスからわらわら降りてきたり。
山に登らなくとも車でぴゅーっと、富士山を眺めるだけなら十分楽しめる場所です。

修善寺駅行きのバスに乗ると、既に5組ほどの登山者が乗車していました。
私たちは修善寺温泉BSで下車し、



初めて来た修善寺温泉 温泉街を歩いて



5分とかからず目的の日帰り温泉”筥湯(はこゆ)”に到着
入浴料は銭湯より安い¥350 シャンプーリンスなどは置いていませんが入口で購入可
ドライヤー(無料!)もありました。

天井が高く天窓で自然光が入る造り、大きな檜のお風呂はとても綺麗で気持ち良い
お湯は無色透明弱酸性、すべすべ~♡
冷え切った身体が溶けていく・・・こんな良い日帰り温泉が近くにあったらいいのになぁ・・・
地元の方が結構いらしてました。 ですよね



良いお湯に巡り合えて幸せ気分でまたバスで修善寺駅へ

修善寺からはまた三島に戻って帰ります。
お腹もすいたしどうしよう・・・でも三島で呑んだら絶対新幹線に乗りたくなるよね・・・

と考えた結果、いつもの行きつけの店、小田原漁港へ



ここに来ないとなかなか食べれない”カワハギの肝刺”と地魚フルコースで〆
富士山・温泉・地魚、と好きなものを詰め込んだワンデイハイキングでした。







【行程】東京6:30⇒三島7:20/7:34⇒修善寺8:09 東海バス修善寺BS8:20⇒大曲茶屋BS8:48 だるま山高原レストハウスBS14:40⇒修善寺温泉BS15:00⇒筥湯にて入浴
    修善寺温泉BS16:10⇒修善寺駅BS/修善寺16:20⇒三島16:56/17:06⇒熱海17:20/17:30⇒早川17:49 早川⇒小田原⇒ロマンスカーにて新宿

【歩行】大曲茶屋BS8:50⇒舩原峠9:35⇒伽藍山10:35⇒古稀山11:00⇒達磨山11:27~11:35⇒あせびヶ原?(昼食)12:00~12:15⇒小達磨山12:25⇒戸田峠12:45⇒金冠山13:00~13:25⇒だるま山高原レストハウス14:00


☆累積標高差=登り890m 下り663m 距離13.0km



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蝋梅を愛でに・鐘ヶ岳~白山

2024-01-19 | ヤマのこと

2024.1.18(木) 厚木市の鐘ヶ岳~白山へ


今年は蝋梅の咲くのが早そうかな?と一番近くで見れる東丹沢へ行ってみることに。



風邪がようやく治ったダンナ様も一ヶ月以上登っていないので、ゆるハイクにしようと選んだ鐘ヶ岳
通勤渋滞で遅れたバスを降り、民家の脇を登山口へと進む
あそこに見えているのが鐘ヶ岳かな?山頂辺りちょっとぐいっとなってる?



登山口には鳥居があり、階段を登ってスタート



杉林を進んでいきますが、この日は先週と違って気温が高いので寒くなくて助かる~



脇にはいくつもの石像が鎮座し、古道な雰囲気



そんな中を進むと、いよいよ?な感じの十九丁目
さて、何丁目まであるのかな?大山は二十七だったような・・



その先はところどころふくらはぎが突っ張る登りとなり、開けた場所に出た
”覗きの松 二代目” 



ここまでは緩さと急傾斜とが交互に現れる感じの道で、なかなかいい感じのルートだね~
なんて呑気に歩いていたら急に現れた連続階段
何も調べてこなかったから、壁のように立ちはだかる階段・・・このところの鈍った身体にはキツイ!
遠くから山頂あたりが急そう?と思っていたのはこれだったのかぁ
(暗くて解らなかったけど写真が曲がってましたね)


こちらも大山と同じく、斜めになった石とか、靴幅が入りきれない幅の狭い石とか、
手すりは無く、ロープ。
転げ落ちたらマズイなぁ・・・な階段をひーひー言いながら登り(帰宅後調べたら342段らしい)
大汗かいてやっと浅間神社



そこからさらに登って鐘ヶ岳



おっ!
道の真ん中に怖い顔の石仏が二体



後ろに廻ってみると、明治十五年に再建立と書いてありました



この日は風が無かったのでよかったのですが、夏ですか?というくらい大汗かいちゃった~
最初はピストンの予定でしたが、あの急階段を降りるのイヤだな・・・と周回することに予定変更。



反対側は最初はゆるくて気持ちの良い尾根道



分岐まで降りてきました
ここから大山に繋がっているの?(地図には載っていなかった)
私たちは広沢寺温泉方面へ



その先は滑りそうな急斜面
ところどころ鎖があったので良かったですが右は谷、よそ見禁止なルートをぐんぐん降りると



車道に出ました。
あ、ここ・・昨年不動尻から降りてきた途中で通った場所でした。

ここの車道歩き、長いんだよね(苦笑)



と40分ほど車道を歩いてスタートに戻り、ここからは順礼峠を経て白山へ



こちら側は小さくアップダウン
ゆるくてラクチン~のつもりだったのですが、



甘かった・・・急な階段をまたひーひー言いながら登り



物見峠~むじな坂峠、なかなかなアップダウン

去年見た展望台はどこだったんだろう?



今度こそ!と登り切ったところが”白山展望台”でした



ん?去年はこんなのなかったような?と近づいてみたら、令和6年1月建立・・・って最近じゃない
チーム厚木だそうです ごめんなさい、どちら様か全然知りませんデス



展望台から横浜方面



先週歩いた大山



三角点に手書きのお地蔵さん

今日の天気予報は曇りだったけど、なんとかお日様が持ってくれてよかった、さあ急ごう~



男坂をぐんぐん降りて



登山口の長谷寺を経て



ロウバイの丘へ






もっと咲いてるかと思ったけど、まだ半分くらい蕾でした。
あと1週間先ぐらいが見頃なのかな?ということは去年と一緒かな。
甘い香りに癒されて今日の山歩きはおしまい。



良く行く丹沢の中で一度も登ったことのなかった”鐘ヶ岳”
鐘ヶ岳だけだと物足りないし、白山だけだと更に物足りないし・・・ふたつ繋げること出来るかな?
と計画したプラン、ほぼ予定どおりの時間でクリアできてよかった♪ とバスに乗り最終目的地へ

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今日最大の目的は”本厚木ホルモンセンター”で食べること。
本厚木は何度も来ているのに全然知らなくて、山友が行ってたことで知り来てみたかった店。
いつも凄く混んでいるとの事なので平日開店時間目標で行って無事に入れました。
ホルモンはほとんど食べることのない我が家でしたが、噂通りとても美味しかった!
また来よう~♪







【行程】新宿7:02⇒本厚木駅7:58 厚木バスセンター8:30⇒広沢寺温泉入口BS9:05  飯山観音前BS14:46⇒本厚木駅15:08 本厚木17:26ー(座りたいのでロマンスカー)新宿18:08
【歩行】鐘ヶ岳登山口9:14⇒鐘ヶ岳10:30~10:38⇒車道ゲート11:10⇒広沢寺温泉BS11:37⇒順礼峠12:05~12:20⇒物見峠⇒むじな坂峠13:15⇒白山展望台13:26~13:47⇒ろーばいの丘14:05~14:15⇒飯山観音BS14:30

☆累積標高差=登り826m 下り865m 距離12.4km
☆白山順礼峠コース案内 飯山⇒七沢の方が急登が無いので楽に歩けると思います
☆大山フリーパス使用


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酷寒・丹沢大山

2024-01-12 | ヤマのこと
2024.1.11(木) 丹沢の大山へ・単独



このところ年始一座目はなぜか丹沢大山に足が向く
でもこんなに天気が悪くて寒い日に行く人いるのかなぁ・・・と思ってたけどそこはさすが大山。



今日は一人なので蓑毛から歩かずヤビツ峠までバスで入ります。
狙い通り?バスはガラガラ、5組の登山者のみ。登山届を出して出発。



スタートから強い風に吹かれながらいかにも寒々しい中を登っていく



鎖場を過ぎればいったん平坦に。
でもここも風の通り道、とにかく寒すぎて立ち止まれない



寒くても汗はかく私なので帽子はかぶらずに歩いてきたけど、
風の冷たさに耳が痛すぎて、たまらず風をよけられる場所でニット帽を被った
・・・能登の人々の寒さは耐え難いでしょう・日本は何度も同じ災害を経験しているのにどうして対応が遅いんだろう



丹沢らしい木の階段エリアへ





いつものビューポイントから江の島、北側には三峰



合流地点手前の崩落場所からは
こんな天気でも富士山がしっかり見えていた





いつものように鳥居を左へ
山頂裏側の絶景ポイントから眺める風景が好き



今日の山頂気温はマイナス4℃



いつもは賑やかなベンチもだーれもいない そりゃそーだ。
(トイレは凍結なしで使用可能でした)



こちら側は少し風が遮られるのでよかったけど、立ち止まったら凍る~
なので、お腹は空いたけど奥社で拝んだら即下山。 奥社も売店も閉まっていました
見晴台へのコースが好きだけど、この天気なので最短の表参道を降りていきます。



こちら側は予想通り風の影響が少なくてちょっと肩の力が緩む





でもこっちは段差の大きい岩と階段の連続で気が抜けない
いつも思うけど、大山って表参道は案外険しいよね
見るものも特にないのでぼたん岩でも・・・



黙々と下り、階段の石が斜めってたりする下社への急階段を経て



拝殿へ



御神水の中にも入って手を合わせてきました



授与所でそれぞれふくろうと鹿のモチーフが入っているお守りを発見、どんな意味があるのかな
尋ねてみると、大山にいる生き物がモチーフだそうなので縁起の良さそうな?白いフクロウのお守りを購入
私がうつした風邪が治らず寝ているダンナ様へのお土産にしました(;'∀')



お詣りも済ませ気持ちも落ち着いたので帰りましょう
強風で旗が揺れている~~さすがにこの天気で茶屋も閉まっていました



階段はまだまだ続く・・・・大山寺・女坂を降りて、



準備中のミツマタを見ながら歩いてきたらふと感じる何かの気配・・・



わっ!驚かせないで!鹿ですか!
誰もいない登山道ひとりで歩いていたので、思わず声が出てしまいました。
大山で鹿にあったのは初めてだなぁ・・・熊じゃなくてよかったわ





今年は蝋梅が豊作?な雰囲気
我が家の近くの公園でも、鈴なりで咲いていたので今年は良いかも?



こま参道のお店もほとんど閉まっていた静かな大山
年末からの風邪からようやく立ち直り、2024年の初山歩きが出来たことに感謝しながら帰りました。







【行程】秦野駅BS8:25⇒ヤビツ峠BS9:00 ヤビツ峠9:17⇒大山10:27~10:37⇒下社11:35~11:55⇒大山寺12:15⇒大山ケーブルBS12:41⇒伊勢原駅

☆累積標高差=登り500m 下り957m 距離5.7km


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2024年 はじまり

2024-01-04 | ヒビのこと



あけましておめでとうございます。
2024年もよろしくお願いいたします。


わたくし、
2023年の大晦日の午後から突然38度の発熱&咳で寝込み、
2024年の1月3日の昼まで身体が言う事をきかず
ご馳走もビールも喉を通らず一歩も外に出ることもなく、
2024年の1月4日からお仕事スタートの、まさに寝正月でした。

結局2023年は2回も風邪ひいた~ここ何年も風邪ひいたことなかったのに。
”いい歳なんだから調子に乗らず注意しなきゃだめでしょ”と年始に言われた気がするので、
2024年、あたりまえの毎日に感謝し、自然に大きく逆らうことなく生きて行けたらよいな、と思います。

そんなわけで、初山歩きはいつになるやら・・・と思っていたら
山歩き?なんて吹っ飛ぶような年始からの出来事に胸が痛みますが
我が家の猫姉妹の呑気な寝顔でも眺めて心、落ち着けよう。






 

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